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第83話 大変なこと?
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「ほら、ウエモン。僕の言った通りだろ?」
「う、うん。アチラ様。そうだね。私は勘違いしてたかもしれない。だって見た目がアレだったもん」
なんの話だろ? まあいいや。
「それじゃあ、ウエモン。ダマク・ラカスを持ってキッチンにいでででででで。ミヨシ!! 耳、耳、耳がちぎれるぅぅ」
「ユウ、室内でアレはもう禁止! 外でやりなさい」
「いででで。今日のところは外側の皮を剥くだけだからいいだろ!」
「……あ、そうか。それならいいわね。じゃあ、ウエモン。私が剥き方教えてあげるから、とりあえずここにあるやつ、全部剥いちゃいましょう」
「はーい」
「ミノウ。剥き終わったら、例の魔法を伝授してやってくれ。時間を進めるやつ」
「分かったヨ。それでなにをするのだヨ?」
「これを全部、時間を進めて発酵させるんだ。そのままだと発酵熱が逃げるし乾燥してしまうので、ムシロでもかぶせるか。その上からでも時間統制魔法は使用可能か?」
「別に問題はないヨ。ムシロも一緒に時間を進めることになるが、それは良いのであろう?」
「ああ、かまわない。最初は試しだ。剥き終わった実を、3日分くらい進めてもらおうか」
発酵によってどうなるか。それはまったく分からない。そもそも発酵させてなんの意味があるのかもまったく分からない。ただの思いつきである。ダメでもともとである、わはははは。
「自分ではやらないものだから、適当なこと言ってるノだ」
「なにをいまさら。いつものことじゃないか」
「開き直ってるヨ、この男」
「剥き終わったよー。次はなにするの?」
「よし、それじゃムシロを敷いてここに並べよう。ちょっとムシロが小さいから全部が隠れるようにピラミッド型に積んでと。そしたら上からもう1枚ムシロをかぶせる。そうそう。それでいい」
かどうかは知らんけど。
「じゃあ、ミノウ。よろしく」
「了解なのだヨ。ウエモンとアチラ。我がこれからすることを、よく見ておくのだ。ただし、我が魔法をかけるのはこの1枚分だけなのだ。よく覚えて次からはお主らでやるが良いヨ」
「「はい!!」」
この子たちに魔法を使わせようとするご配慮、感謝するよミノウたん。
「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ」
でもそれはオウミのときと同じなのね。
「ぐぬ。3日経ったヨ」
俺はカバーになっているムシロをとって実に触ってみた。ほのかに暖かいし色は茶色に変わった。これは発酵が終わったのか、それとも始まったばかりなのか分からない。
「おい、ウエモン、これをちょっと切ってくれ。断面を見たい」
「うん。さくさく。あら、なんか茶色くなってるね……あれ? なんか匂うよ」
え? マジでか! まさかあれか!? 逃げるぞーー。
「なんかいい匂いがする、くんくん。香ばしい感じ?」
逃げる……の止めたぞーー。君子豹変すだ。香ばしいだと?!
「いつも都合のいい君子なノだ」
「ちょっとそれ貸してみろ」
と実を受け取る。最初にあったネバネバもほとんどなくなった茶色い実だ。断面の匂いをかいでみると確かに香ばしい匂いがする。これ、どこかでかいだことのある匂いだ。
どこだっけ? 割とよくお世話になったような記憶があるのだが、思い出せん。
「悪臭ではないな。発酵でできたアルコールに酸味もすこしあってそこに形容しがたい芳香が混じっている。ミヨシもかいでみろよ」
「うん。くんくんくんか。あ、ほんとだ。いい匂いがする。これなら焙煎しても前みたいにはならないかな」
「それはやってみないと分からん。念のために、そういうことは外でやろう」
いずれにしても、この色といい匂いといい、発酵は終わっていると判断して良さそうだ。
「よし、ここまではうまく行ったようだ。じゃあ、ウエモンは、練習を兼ねて残りの実に時間統制魔法をかけろ。アチラはどうする?」
「あ、僕はめっき作業に戻らないといけないので、それを片付けたらまたこちらに来ます」
「そうか。分かったそれでいい。ミヨシはこの実をもっと採取してきてくれ」
「分かった、ユウも手伝ってね」
「え?」
俺にできることってありますかね? 実のひとつふたつならなんとか持てますけど。
おっきなカカオを10個持ち。ミヨシがやっつに僕ふたつ、らららららーー。的な運搬方法にてわさわさと実を運んだ。それを何往復もさせられてひーひー言ったよ、俺が。
そして実の山を、ミヨシとウエモンが次々とさばいてゆく。ざっくりさくさくほーいのほいっと。
「「す、すごい」」
ふたりがお互いに感心しあっている。どうしてそんなに早いのよ、ということのようだ。
「オウミヨシがなかったら、私でもウエモンにはかなわないわ……。この子はすごい」
「おかしい。こんなに早く切っているのに、ミヨシと速度がぜんぜん変わらない。孤児院では誰も私のスピードについてこられなかったのに、なんか悔しい」
ってなわけであっという間に皮むきは終了した。
「ウエモン、すごいじゃないか。オウミヨシを持ったミヨシと対抗できるやつなんて、めったにいないぞ」
「はぁはぁ。でも、勝てなかった。ミヨシ、すごいね」
「な、なにを言ってるの。ウエモンこそすごいわよ」
「まあ、なれ合いはそのぐらいにして。じゃあ、できる範囲でいいから、ウエモンはこれに時間統制魔法をかけて発酵させてくれ」
「分かりました、ユウさん。今日中に全部やっちゃいます」
分かりました、って言ったかいま? それと、ユウさんとも言ったか??
なんだ、ウエモンにもだんだん俺の価値が分かってきたじゃないか、それで良いんだよ、かっかっか。
「つけあがったヨ」
「つけあがったノだ」
俺は生まれたときからつけあがってんだよ。
「ぐぬぬぬぬ」
「ぐぬぬぬぬ」
ミノウと違って一度に時間を進めることは難しいらしい。魔力の絶対量の差だ。だから分割しながら魔法をかけ続けている。必死で頑張るその姿を見ていると。
「けなげなノだ」
「美しいのだヨ」
便秘の少女がふんばっているみたいだ。
やかましいわっ!!!! ぶんっ。
包丁が飛んできて目の前の柱に突き刺さった。ビィィィィィン。あやうく命が死ぬところだった。口は災いの元であるなむなむなむ。
そこに、血相を変えてじじいが飛び込んできた。
「おい! ユウ。大変だ。ちょっとこっちに来てくれ!!」
「ふぁぁ?」
「寝ぼけている場合じゃない!! 早くこっちに」
「ふぁぁぁ」
ちょっとカカオに夢中になりすぎた。お休みなさい、みなさん。また会う日まで。
「おぉぉぉい。帰ってこぉぉい」
「社長、無理ですよ。こうなったらユウは殺しても起きません」
殺したら死んじゃうっての。
「こ、困ったことになったぞ」
「いったいどうしたんですか?」
「イズナ軍が攻めてくる」
「へぇぇ。そうですかぁ」
「気楽だな、おい」
「そりゃ、私たちには関係ないですもん。それとユウとなんの関係が?」
「ユウを貸せと言ってきた」
「貸す?」
「ああ、イズナ軍と戦うのに、力を貸せということのようだ」
「ニホン刀を量産しろと?」
「それならタケウチ工房でやれるが、そうでもないらしい」
「それならいったいどうしろと?」
「詳しいことは教えてくれんのだ。ともかくこのミノのためにユウを貸せ、その一点張りでな」
「そんなの断ればいいじゃないの。こっちには関係ないことだし」
「そうなんだが、そうも行かないんだよ。この工房にもしがらみってのがあってだな」
「私は反対よ! ユウをそんな危険なところに行かせるものですか!!」
そこにのっそりと姿を現した貴人がひとり。
「いえ、ユウさんを戦場に出すつもりはありませんよ、ミヨシ殿」
あ、あん、あんたは!?
いつになく、風雲急を告げるヒキで次回に乞うご期待?
「う、うん。アチラ様。そうだね。私は勘違いしてたかもしれない。だって見た目がアレだったもん」
なんの話だろ? まあいいや。
「それじゃあ、ウエモン。ダマク・ラカスを持ってキッチンにいでででででで。ミヨシ!! 耳、耳、耳がちぎれるぅぅ」
「ユウ、室内でアレはもう禁止! 外でやりなさい」
「いででで。今日のところは外側の皮を剥くだけだからいいだろ!」
「……あ、そうか。それならいいわね。じゃあ、ウエモン。私が剥き方教えてあげるから、とりあえずここにあるやつ、全部剥いちゃいましょう」
「はーい」
「ミノウ。剥き終わったら、例の魔法を伝授してやってくれ。時間を進めるやつ」
「分かったヨ。それでなにをするのだヨ?」
「これを全部、時間を進めて発酵させるんだ。そのままだと発酵熱が逃げるし乾燥してしまうので、ムシロでもかぶせるか。その上からでも時間統制魔法は使用可能か?」
「別に問題はないヨ。ムシロも一緒に時間を進めることになるが、それは良いのであろう?」
「ああ、かまわない。最初は試しだ。剥き終わった実を、3日分くらい進めてもらおうか」
発酵によってどうなるか。それはまったく分からない。そもそも発酵させてなんの意味があるのかもまったく分からない。ただの思いつきである。ダメでもともとである、わはははは。
「自分ではやらないものだから、適当なこと言ってるノだ」
「なにをいまさら。いつものことじゃないか」
「開き直ってるヨ、この男」
「剥き終わったよー。次はなにするの?」
「よし、それじゃムシロを敷いてここに並べよう。ちょっとムシロが小さいから全部が隠れるようにピラミッド型に積んでと。そしたら上からもう1枚ムシロをかぶせる。そうそう。それでいい」
かどうかは知らんけど。
「じゃあ、ミノウ。よろしく」
「了解なのだヨ。ウエモンとアチラ。我がこれからすることを、よく見ておくのだ。ただし、我が魔法をかけるのはこの1枚分だけなのだ。よく覚えて次からはお主らでやるが良いヨ」
「「はい!!」」
この子たちに魔法を使わせようとするご配慮、感謝するよミノウたん。
「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ」
でもそれはオウミのときと同じなのね。
「ぐぬ。3日経ったヨ」
俺はカバーになっているムシロをとって実に触ってみた。ほのかに暖かいし色は茶色に変わった。これは発酵が終わったのか、それとも始まったばかりなのか分からない。
「おい、ウエモン、これをちょっと切ってくれ。断面を見たい」
「うん。さくさく。あら、なんか茶色くなってるね……あれ? なんか匂うよ」
え? マジでか! まさかあれか!? 逃げるぞーー。
「なんかいい匂いがする、くんくん。香ばしい感じ?」
逃げる……の止めたぞーー。君子豹変すだ。香ばしいだと?!
「いつも都合のいい君子なノだ」
「ちょっとそれ貸してみろ」
と実を受け取る。最初にあったネバネバもほとんどなくなった茶色い実だ。断面の匂いをかいでみると確かに香ばしい匂いがする。これ、どこかでかいだことのある匂いだ。
どこだっけ? 割とよくお世話になったような記憶があるのだが、思い出せん。
「悪臭ではないな。発酵でできたアルコールに酸味もすこしあってそこに形容しがたい芳香が混じっている。ミヨシもかいでみろよ」
「うん。くんくんくんか。あ、ほんとだ。いい匂いがする。これなら焙煎しても前みたいにはならないかな」
「それはやってみないと分からん。念のために、そういうことは外でやろう」
いずれにしても、この色といい匂いといい、発酵は終わっていると判断して良さそうだ。
「よし、ここまではうまく行ったようだ。じゃあ、ウエモンは、練習を兼ねて残りの実に時間統制魔法をかけろ。アチラはどうする?」
「あ、僕はめっき作業に戻らないといけないので、それを片付けたらまたこちらに来ます」
「そうか。分かったそれでいい。ミヨシはこの実をもっと採取してきてくれ」
「分かった、ユウも手伝ってね」
「え?」
俺にできることってありますかね? 実のひとつふたつならなんとか持てますけど。
おっきなカカオを10個持ち。ミヨシがやっつに僕ふたつ、らららららーー。的な運搬方法にてわさわさと実を運んだ。それを何往復もさせられてひーひー言ったよ、俺が。
そして実の山を、ミヨシとウエモンが次々とさばいてゆく。ざっくりさくさくほーいのほいっと。
「「す、すごい」」
ふたりがお互いに感心しあっている。どうしてそんなに早いのよ、ということのようだ。
「オウミヨシがなかったら、私でもウエモンにはかなわないわ……。この子はすごい」
「おかしい。こんなに早く切っているのに、ミヨシと速度がぜんぜん変わらない。孤児院では誰も私のスピードについてこられなかったのに、なんか悔しい」
ってなわけであっという間に皮むきは終了した。
「ウエモン、すごいじゃないか。オウミヨシを持ったミヨシと対抗できるやつなんて、めったにいないぞ」
「はぁはぁ。でも、勝てなかった。ミヨシ、すごいね」
「な、なにを言ってるの。ウエモンこそすごいわよ」
「まあ、なれ合いはそのぐらいにして。じゃあ、できる範囲でいいから、ウエモンはこれに時間統制魔法をかけて発酵させてくれ」
「分かりました、ユウさん。今日中に全部やっちゃいます」
分かりました、って言ったかいま? それと、ユウさんとも言ったか??
なんだ、ウエモンにもだんだん俺の価値が分かってきたじゃないか、それで良いんだよ、かっかっか。
「つけあがったヨ」
「つけあがったノだ」
俺は生まれたときからつけあがってんだよ。
「ぐぬぬぬぬ」
「ぐぬぬぬぬ」
ミノウと違って一度に時間を進めることは難しいらしい。魔力の絶対量の差だ。だから分割しながら魔法をかけ続けている。必死で頑張るその姿を見ていると。
「けなげなノだ」
「美しいのだヨ」
便秘の少女がふんばっているみたいだ。
やかましいわっ!!!! ぶんっ。
包丁が飛んできて目の前の柱に突き刺さった。ビィィィィィン。あやうく命が死ぬところだった。口は災いの元であるなむなむなむ。
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「おい! ユウ。大変だ。ちょっとこっちに来てくれ!!」
「ふぁぁ?」
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「ふぁぁぁ」
ちょっとカカオに夢中になりすぎた。お休みなさい、みなさん。また会う日まで。
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「社長、無理ですよ。こうなったらユウは殺しても起きません」
殺したら死んじゃうっての。
「こ、困ったことになったぞ」
「いったいどうしたんですか?」
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「へぇぇ。そうですかぁ」
「気楽だな、おい」
「そりゃ、私たちには関係ないですもん。それとユウとなんの関係が?」
「ユウを貸せと言ってきた」
「貸す?」
「ああ、イズナ軍と戦うのに、力を貸せということのようだ」
「ニホン刀を量産しろと?」
「それならタケウチ工房でやれるが、そうでもないらしい」
「それならいったいどうしろと?」
「詳しいことは教えてくれんのだ。ともかくこのミノのためにユウを貸せ、その一点張りでな」
「そんなの断ればいいじゃないの。こっちには関係ないことだし」
「そうなんだが、そうも行かないんだよ。この工房にもしがらみってのがあってだな」
「私は反対よ! ユウをそんな危険なところに行かせるものですか!!」
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