107 / 336
第107話 必要なのは強力粉
しおりを挟む
「ユウ、これからステンレスを作り始めるけどよいノか」
「ああ、いいよ。作ってくれ」
「ほい、なノだ」
「ユウ。これからニホン刀を打つけどいいだろ?」
「ああ、いいよ。ヤッサン。やってくれ」
「ユウ。これからニッケルめっきするけど」
「もう分かったから! 勝手にやっていいから」
「ユウ、これから魚釣りに行くけど」
「勝手に行けばいいだろうが!!」
「ユウ、これからご飯」
「勝手にやれって言ってるだろ!! あ、あれ? ごごごごご飯?」
「むかっ。どうして私が怒鳴られないといけないのよ! もう知らない! ユウなんかしばらくご飯抜きだからね!!」
「あぁん、すみませんすみませんすみませんほんとすみません。ミヨシさぁぁぁん。間違えたんですって。ごめんなさいすみませんかんにんしてや申し訳ないすみません。だって、みんながよってたかって聞きに来るんだもん、おちおち寝ていられなくて」
「ふふふ、分かってるわよ。いまのはほんの冗談よ。はい、マグロの刺身と味噌汁にウナギのひつまぶしね。それにお新香と刺身醤油ね。お櫃で置いておくから好きなだけ自分でよそって食べてね」
「いつもすみませんデス」
「そう思うのなら出てきたら?」
「それはちょっと……」
「そうか。じゃ、食べ終わったら呼んでね」
ミヨシの優しさが身に染みるこの頃です。ああ、ひつまぶしがうまい。
ちなみに、櫃(ひつ)まぶしである。うなぎを細かく刻んで、お櫃に混ぜ込んだ昔のまかない食である。
ウナギにタレをつけた後に炙ってからご飯に混ぜ込むので、うな丼よりもタレがくどくなく食べやすい。うなぎの最もうまい食べ方である(個人の感想です)。
暇つぶしではないのでご注意を。
「ばくばくばくばく。ああ、うまい。仕事してなくてもご飯が食べられる幸せ。もう、俺はこれだけで一生終わろうかな。それで別に不満はないし。でもな……」
実はちょっと退屈してきているのだ。帰ってきた最初の日に熱を出して寝込み、それから3日ほどは熱が下がらず、身体がだるくて寝込んだ。
ばくばくばくもぐもぐばく。
そのうちに、イズナの言っていたエチ国の技術者って人が来たらしいが、俺はまだ会ってもいない。会いたくもないから放っている。
もともと知らない人にほいほい会える人間ではないのだ。年期の入った人見知りをなめるな。それがやる気をなくしているのだからなおさらである。
人と会わずに生きていけるのなら、悪魔に魂を1時間くらいならレンタルしてやってもいいぐらいである。
「それはあまりに安いトレードなノだ?」
しかし熱も下がって3日目。ここにはインターネットもなければテレビもない。書籍はあるけど雑誌はない。グラビアなんかとんでもない。ナツメはあってもケーキはない。あるわけねぇ。おらが村には技術がねぇ。
ないないづくしでニートにはとても厳しい世界である。
……暇つぶしに外に出ようっと。
俺は食べ尽くした(食欲だけは落ちない不思議)食器を乗せたトレーを持って食堂に向かう。トレーは流しに置いておけば後はミヨシが片付けてくれ。
「こらっ!!」
おおっ、びっくりした。なんだいまのは、誰の声だ?
「こらっ!! 自分が食べた分くらは自分で洗う……って誰?」
「お前こそ誰?」
「いやいや、私が聞いているのだ。お前は誰だ?!」
「いやいやいや。聞いているのは俺のほうだ。お前こそ誰だよ?!」
「いやいやいやいや。お前言うな。年下の分際でその口の利き方はなんだ!」
いやの数だだんだん増えて行く定期。
なんだか面倒なのにつかまってしまった。年下って俺は……12才でした。だけど、いままでその年齢扱いはされたことがない。収入以外はなこんちくしお。
「メガネっ娘。長髪お前はもしかして、エチ国から派遣されたやつか?」
「誰がメガネっ娘だ。それからお前って呼ぶなと……あれ、なんで私を知っている?」
「知らないよ。想像しただけだ。おーい、誰かいないかー。ミヨシーー。ハルミーー?」
「はーい。あら、やっと出てきたのね、ユウ。あら、モナカさんはもうお代わりはいりませんか」
「ああ、どうも、ご馳走さまでした。おいしかったです。それで、この小僧さんはいったい?」
誰が小僧だよ。
小僧だけどな!
「ちょっと病気を抉らせちゃって療養中だったので紹介が遅れたわね。ユウ、こちらはモナカさん。エチ国から派遣されてきた農業技術者よ。専門は微生物だって。それからモナカさん。こちらは研究所の所長のユウよ。仲良くしてあげてね」
「しょしょじょしょじょじぃ?」
だれが証城寺の狸だ。袋に詰めてポンと蹴ったろか。
「混ざってる混ざってるノだ」
「しょ、所長様であられましたかのでありますえうかえでふじこ」
落ち着け。あと、ふじこだけを後からとってつけるな。
「こっここ、これは失礼なことを言いました。私はモナカ。24才独身のピチピチ研究員です。このたびはお招きに預かり恐悦死語とにざんぞんです」
だから落ち着け。
「分かればよろしい。モナカか。まだ研究所が完成してないので、しばらくは……あれ? すでになにかやってるのか?」
「ええ、いまはイズナ様のお手伝いのためにウエモンさんのお手伝いをしながら裏の空き地に畑を作っておりますですはいですよ」
「ややこしいから普通にしゃべれ。畑ということは小麦用だな。それは専門なのか?」
「専門ではありませんが、毎年冬には実家のお手伝いでやっている仕事です。やり方は心得ております。こちらは雪が降らないので楽ですね」
「その小麦なんだが、俺の要望を言ってもいいか?」
「はい、なんなりとご命令ください」
なんか体育会系なやつだな。こういうの苦手なんだが。
「俺が必要としているのは、コシの強い小麦なんだだ。ぜひ、それを開発してもらいたい」
「コシの強い小麦ですか? それは強力粉という意味ではなくて?」
「そう、強力粉だと思えば良い。タンパク質の含有量の高い小麦を作ってくれ。薄力粉も別件で必要だが、とりあえず優先は強力粉だと思ってくれ」
「分かりました、それならちょうどいい品種があります。エチ国の研究所で20年前に開発された種で」
「待て待て待て。なんでそんな昔なんだよ」
「作ってはみたものの、使い道がなくて棚の隅でホコリをかぶっていた20年前の研究資料がありまして」
「そんなものを見たのか」
「ええ、その資料バインダーに挟まっていた走り書きのメモ用紙に書いてありました」
「資料じゃなくてメモ用紙かよ! なんでそんなものを読んだんだ?」
「研究室にある資料は片っ端から読んでしまって暇だったもので……」
あ、あらそ。それは、その。よくやった。
「お、おかげで強力粉が作れるわけだな」
「はい。それではその種籾を取り寄せて、栽培にかかりましょう」
「え? そんな古いものが保存してあるのか?
「はい、充分乾燥させておけば何年でも持ちますから。ただ、発芽率は落ちているので、最初は収量が落ちますけど」
「そうか。今年はまだテストを開始する年だから、とにかく収穫できれば良い。そのぐらいのつもりでやってくれ」
「おかのした」
誰だよ、おかしな言葉を流行らせたやつ!!
(ふふふ。ユウったらやる気が出てきたじゃない。もう復活ね)
(こやつになにもするな、というほうが拷問なノだよ)
(面倒くさいやつゾヨ)
(我らはもう慣れてしまったヨ)
「ああ、いいよ。作ってくれ」
「ほい、なノだ」
「ユウ。これからニホン刀を打つけどいいだろ?」
「ああ、いいよ。ヤッサン。やってくれ」
「ユウ。これからニッケルめっきするけど」
「もう分かったから! 勝手にやっていいから」
「ユウ、これから魚釣りに行くけど」
「勝手に行けばいいだろうが!!」
「ユウ、これからご飯」
「勝手にやれって言ってるだろ!! あ、あれ? ごごごごご飯?」
「むかっ。どうして私が怒鳴られないといけないのよ! もう知らない! ユウなんかしばらくご飯抜きだからね!!」
「あぁん、すみませんすみませんすみませんほんとすみません。ミヨシさぁぁぁん。間違えたんですって。ごめんなさいすみませんかんにんしてや申し訳ないすみません。だって、みんながよってたかって聞きに来るんだもん、おちおち寝ていられなくて」
「ふふふ、分かってるわよ。いまのはほんの冗談よ。はい、マグロの刺身と味噌汁にウナギのひつまぶしね。それにお新香と刺身醤油ね。お櫃で置いておくから好きなだけ自分でよそって食べてね」
「いつもすみませんデス」
「そう思うのなら出てきたら?」
「それはちょっと……」
「そうか。じゃ、食べ終わったら呼んでね」
ミヨシの優しさが身に染みるこの頃です。ああ、ひつまぶしがうまい。
ちなみに、櫃(ひつ)まぶしである。うなぎを細かく刻んで、お櫃に混ぜ込んだ昔のまかない食である。
ウナギにタレをつけた後に炙ってからご飯に混ぜ込むので、うな丼よりもタレがくどくなく食べやすい。うなぎの最もうまい食べ方である(個人の感想です)。
暇つぶしではないのでご注意を。
「ばくばくばくばく。ああ、うまい。仕事してなくてもご飯が食べられる幸せ。もう、俺はこれだけで一生終わろうかな。それで別に不満はないし。でもな……」
実はちょっと退屈してきているのだ。帰ってきた最初の日に熱を出して寝込み、それから3日ほどは熱が下がらず、身体がだるくて寝込んだ。
ばくばくばくもぐもぐばく。
そのうちに、イズナの言っていたエチ国の技術者って人が来たらしいが、俺はまだ会ってもいない。会いたくもないから放っている。
もともと知らない人にほいほい会える人間ではないのだ。年期の入った人見知りをなめるな。それがやる気をなくしているのだからなおさらである。
人と会わずに生きていけるのなら、悪魔に魂を1時間くらいならレンタルしてやってもいいぐらいである。
「それはあまりに安いトレードなノだ?」
しかし熱も下がって3日目。ここにはインターネットもなければテレビもない。書籍はあるけど雑誌はない。グラビアなんかとんでもない。ナツメはあってもケーキはない。あるわけねぇ。おらが村には技術がねぇ。
ないないづくしでニートにはとても厳しい世界である。
……暇つぶしに外に出ようっと。
俺は食べ尽くした(食欲だけは落ちない不思議)食器を乗せたトレーを持って食堂に向かう。トレーは流しに置いておけば後はミヨシが片付けてくれ。
「こらっ!!」
おおっ、びっくりした。なんだいまのは、誰の声だ?
「こらっ!! 自分が食べた分くらは自分で洗う……って誰?」
「お前こそ誰?」
「いやいや、私が聞いているのだ。お前は誰だ?!」
「いやいやいや。聞いているのは俺のほうだ。お前こそ誰だよ?!」
「いやいやいやいや。お前言うな。年下の分際でその口の利き方はなんだ!」
いやの数だだんだん増えて行く定期。
なんだか面倒なのにつかまってしまった。年下って俺は……12才でした。だけど、いままでその年齢扱いはされたことがない。収入以外はなこんちくしお。
「メガネっ娘。長髪お前はもしかして、エチ国から派遣されたやつか?」
「誰がメガネっ娘だ。それからお前って呼ぶなと……あれ、なんで私を知っている?」
「知らないよ。想像しただけだ。おーい、誰かいないかー。ミヨシーー。ハルミーー?」
「はーい。あら、やっと出てきたのね、ユウ。あら、モナカさんはもうお代わりはいりませんか」
「ああ、どうも、ご馳走さまでした。おいしかったです。それで、この小僧さんはいったい?」
誰が小僧だよ。
小僧だけどな!
「ちょっと病気を抉らせちゃって療養中だったので紹介が遅れたわね。ユウ、こちらはモナカさん。エチ国から派遣されてきた農業技術者よ。専門は微生物だって。それからモナカさん。こちらは研究所の所長のユウよ。仲良くしてあげてね」
「しょしょじょしょじょじぃ?」
だれが証城寺の狸だ。袋に詰めてポンと蹴ったろか。
「混ざってる混ざってるノだ」
「しょ、所長様であられましたかのでありますえうかえでふじこ」
落ち着け。あと、ふじこだけを後からとってつけるな。
「こっここ、これは失礼なことを言いました。私はモナカ。24才独身のピチピチ研究員です。このたびはお招きに預かり恐悦死語とにざんぞんです」
だから落ち着け。
「分かればよろしい。モナカか。まだ研究所が完成してないので、しばらくは……あれ? すでになにかやってるのか?」
「ええ、いまはイズナ様のお手伝いのためにウエモンさんのお手伝いをしながら裏の空き地に畑を作っておりますですはいですよ」
「ややこしいから普通にしゃべれ。畑ということは小麦用だな。それは専門なのか?」
「専門ではありませんが、毎年冬には実家のお手伝いでやっている仕事です。やり方は心得ております。こちらは雪が降らないので楽ですね」
「その小麦なんだが、俺の要望を言ってもいいか?」
「はい、なんなりとご命令ください」
なんか体育会系なやつだな。こういうの苦手なんだが。
「俺が必要としているのは、コシの強い小麦なんだだ。ぜひ、それを開発してもらいたい」
「コシの強い小麦ですか? それは強力粉という意味ではなくて?」
「そう、強力粉だと思えば良い。タンパク質の含有量の高い小麦を作ってくれ。薄力粉も別件で必要だが、とりあえず優先は強力粉だと思ってくれ」
「分かりました、それならちょうどいい品種があります。エチ国の研究所で20年前に開発された種で」
「待て待て待て。なんでそんな昔なんだよ」
「作ってはみたものの、使い道がなくて棚の隅でホコリをかぶっていた20年前の研究資料がありまして」
「そんなものを見たのか」
「ええ、その資料バインダーに挟まっていた走り書きのメモ用紙に書いてありました」
「資料じゃなくてメモ用紙かよ! なんでそんなものを読んだんだ?」
「研究室にある資料は片っ端から読んでしまって暇だったもので……」
あ、あらそ。それは、その。よくやった。
「お、おかげで強力粉が作れるわけだな」
「はい。それではその種籾を取り寄せて、栽培にかかりましょう」
「え? そんな古いものが保存してあるのか?
「はい、充分乾燥させておけば何年でも持ちますから。ただ、発芽率は落ちているので、最初は収量が落ちますけど」
「そうか。今年はまだテストを開始する年だから、とにかく収穫できれば良い。そのぐらいのつもりでやってくれ」
「おかのした」
誰だよ、おかしな言葉を流行らせたやつ!!
(ふふふ。ユウったらやる気が出てきたじゃない。もう復活ね)
(こやつになにもするな、というほうが拷問なノだよ)
(面倒くさいやつゾヨ)
(我らはもう慣れてしまったヨ)
1
あなたにおすすめの小説
武装法人二階堂商会 ―― 企業買収(M&A)で異世界を支配する!
Innocentblue
ファンタジー
日本で企業買収の最前線を駆け抜けてきた敏腕社長・二階堂漣司。
裏切りにより命を落としたはずの彼が目を覚ましたのは、
剣と魔法が支配する異世界の戦場だった。
与えられたスキルは《企業買収(M&A)》。
兵士も村も土地も国家さえも、株式として評価・買収・支配できる異能の力。
「ならば、この世界そのものを買い叩く」
漣司は《武装法人二階堂商会》を設立。
冷徹な参謀にして最強の魔導士リュシア、獣人傭兵団、裏社会の戦力――
すべてを子会社として編成し、経済と武力を融合した前代未聞の経営戦争へと踏み出す。
弱小の村を救済し、都市と契約を結び、裏切り者を切り捨て、敵対勢力を力で買収する。
交渉は戦争、戦争は経営。
数字が命運を決め、契約が国境を塗り替える。
やがて商会は、都市国家・ギルド・貴族・宗教勢力すら巻き込み、
世界の価値そのものを再定義する巨大企業へと変貌していく。
これは、剣ではなく契約で世界を制圧する男の物語。
奪うのではない。支配するのでもない。
価値を見抜き、価値を操り、世界に値札を付ける――
救済か、支配か。正義か、合理か。
その境界線を踏み越えながら、蓮司は異世界そのものを経営していく。
異世界×経済×武力が激突する、知略と覇道の武装経営ファンタジー。
「この世界には、村があり、町があり、国家がある。
――全部まとめて、俺が買い叩く」
毒舌アイドルは毒の魔物に転生する。
馳 影輝
ファンタジー
毒舌を売りにして芸能界で活躍できる様になった。
元々はアイドルとしてデビューしたが、ヒラヒラの衣装や可愛い仕草も得意じゃ無かった。
バラエティーの仕事を貰って、毒舌でキャラを作ったらこれがハマり役で世間からのウケも良くとんとん拍子で有名人になれた。
だが、自宅に帰ると玄関に見知らぬ男性が立っていて私に近づくと静かにナイフで私を刺した。
アイドル時代のファンかも知れない。
突然の事で、怖くて動けない私は何度も刺されて意識を失った。
主人公の時田香澄は殺されてしまう。
気がつくとダンジョンの最下層にポイズンキラーとい魔物に転生する。
自分の現象を知りショックを受けるが、その部屋の主であるリトラの助言により地上を目指す。
ダンジョンの中で進化を繰り返して強くなり、人間の冒険者達が襲われている所に出くわす。
魔物でありながら、擬態を使って人間としても生きる姿や魔王種への進化を試みたり、数え切れないほどの激動の魔物人生が始まる。
鬼死回生~酒呑童子の異世界転生冒険記~
今田勝手
ファンタジー
平安時代の日本で魑魅魍魎を束ねた最強の鬼「酒呑童子」。
大江山で討伐されたその鬼は、死の間際「人に生まれ変わりたい」と願った。
目が覚めた彼が見たのは、平安京とは全く異なる世界で……。
これは、鬼が人間を目指す更生の物語である、のかもしれない。
※本作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ネオページ」でも同時連載中です。
異世界でリサイクルショップ!俺の高価買取り!
理太郎
ファンタジー
坂木 新はリサイクルショップの店員だ。
ある日、買い取りで査定に不満を持った客に恨みを持たれてしまう。
仕事帰りに襲われて、気が付くと見知らぬ世界のベッドの上だった。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
神様から転生スキルとして鑑定能力とリペア能力を授けられた理由
瀬乃一空
ファンタジー
普通の闇バイトだと思って気軽に応募したところ俺は某国の傭兵部隊に入れられた。しかし、ちょっとした俺のミスから呆気なく仲間7人とともに爆死。気が付くと目の前に神様が……。
神様は俺を異世界転生させる代わりに「罪業の柩」なるものを探すよう命じる。鑑定スキルや修復スキル、イケメン、その他を与えられることを条件に取りあえず承諾したものの、どうしたらよいか分からず、転生した途端、途方にくれるエルン。
私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~
Ss侍
ファンタジー
"私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。
動けない、何もできない、そもそも身体がない。
自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。
ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。
それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!
唯一無二のマスタースキルで攻略する異世界譚~17歳に若返った俺が辿るもう一つの人生~
専攻有理
ファンタジー
31歳の事務員、椿井翼はある日信号無視の車に轢かれ、目が覚めると17歳の頃の肉体に戻った状態で異世界にいた。
ただ、導いてくれる女神などは現れず、なぜ自分が異世界にいるのかその理由もわからぬまま椿井はツヴァイという名前で異世界で出会った少女達と共にモンスター退治を始めることになった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる