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3、臭いのか!?
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話せば話すほど人が良いとわかった、美形騎士さんことエグベアートは、俺も一緒に王都へ連れて行ってくれるそうだ。
さらに、新しい職場も紹介すると約束してくれた。親切なイケメンに大感謝だ。
菓子折りの残骸は、王城の神子様に異世界の物か確認してもらうそうだ。
まあ、菓子の産地がわかったところで、俺には繋がらないだろう。
馬でやって来たらしいエグベアートは、俺というお荷物が増えたせいで、外へ出て通信魔道具といったスマホみたいなやつで馬車の手配をしている。
近場の宿で、部下が待機しているのだとか。
その間に俺は荷造りをしておく。
風呂敷もどきの中には、スーツとかを隠すように他の物を適当に詰めてパンパンにする。枕が変わると眠れないんで~とか、言い訳を考えつつ。
中身をチェックしないところは、詰めが甘いというか……助かった。
荷物を抱えた状態で、エグベアートの馬に乗せてもらう。大きな軍馬で、俺や荷物が増えても平気みたいだ。
森を出てしばらく行くと、民家がチラホラ見えてきたが……。活気が無いのは、あの穢れた泉の影響を受けていたからだと教えてもらった。
手配された馬車が来る場所まで移動すると、そこまで待たずに馬車は到着した。
中から、エグベアートと同じ騎士服の男が降りて来たが……こちらもまた長身で、エグベアートとはタイプの違うイケメンだ。長い銀髪が高い位置でくくられて、リボンがヒラリと揺れる。
「団長、お待たせいたしました」
「いや、我々もさっき着いたばかりだ。フーマ、紹介しよう。我が第五騎士団副団長、カーティスだ」
「はじめまして、フーマです」
「はじめまして、観測者フーマ殿。まさかこんなに可憐な方だったとは!」
可憐て……男に言うことじゃないだろうが。
もしかして、この世界では言葉の意味がちょっとずつ違うのか?
それとも、異世界的な翻訳機能がそうなってしまうのだろうか。それならまあ、多少の誤差は気にしないに限る。
「……カーティス」
「え、あ、失礼しました! ただ、本当に……団長の愛馬に私が乗っても良いのですか?」
「構わない。私はフーマに、馬車の中で訊かなければならない事がまだあるからな」
「そうですか。では、遠慮なく」と、カーティスはエグベアートから手綱を受け取る。
そんな会話がされている間に、荷物は御者さんが中にしまってくれた。
「では行こうか、フーマ」
馬車に乗り込もうとすると、差し出される大きな手。もしやこれ、エスコートというやつだろうか。なぜ俺に?
「ありがとうございます?」と首を傾げつつも、軽く手を重ねてステップを上がった。
※※※
この距離感は何だろうか……。
いくらエグベアートが大柄だとはいえ、馬車は決して狭いわけじゃない。なんなら相向かいで座ればいいのだから。
「揺れは大丈夫か?」
俺の腰にはエグベアートの腕が回され、がっちりホールドされている。ピタリとくっつき、揺れよりもそっちの方が気になって仕方ない。
具合が悪くて記憶が曖昧とは、言い過ぎだったかもしれないと、今更ながら後悔してきた。
「……はい。大丈夫なんで、腕を離してもらっても」
「遠慮はいらない。まだまだ時間はかかる。寄りかかって少し眠るといい」
話はどうしたよ。その為に馬車に同乗したのではないのか……。
馬車に並走している副団長さんは、銀髪を靡かせ、めっちゃいい笑顔を窓の外から向けてくる。バチっと目が合ってしまい、気まずくなるが、エグベアートによってシャッ……とカーテンが閉められた。
もういいや。
諦めて座ったまま瞼を閉じると、腰にあった手が俺の頭に回され、エグベアートの肩を枕にするようそっと押された。
え、スパダリか?
エグベアートは可憐なオッサンに対して、スパダリスキルを全開放しているのか?
こうなったら本気で寝てやる――って、ちょっと待て。今、絶対、俺の頭の匂い嗅いだよな⁉︎
……クン。
も、もう一回だと⁉︎ く、臭いのか⁉︎
加齢臭……は、さすがにまだないよな。じゃあ、ミドル脂臭とか……? いや、昨日ちゃんと自分も浄化して寝たし!
怖すぎて目を開けられない。めっちゃ顔を顰められてたりして。心なしか、腰に戻された腕の力も強まっている気がする。
知らん!
自分で引き寄せたんだから、そっちも諦めて我慢してくれ。
必死で無心になっていたら本当に爆睡し、起こされた時には中間地点の宿屋に到着していた。
※※※
「今夜はここに泊まる予定だが、フーマもそれでいいだろうか?」
「あ、はい。でも俺、お金無いんで。出世払いでもいいですか?」
荷物を下ろしながら話していると、カーティスは先にチェックインに向かう。
「代金の心配はいらない。これも、私たちの任務の一環だからな。フーマは保護対象者だ。ただ、ふた部屋しか取っていないから、私と……同室になるが」
「全然大丈夫です! でも、団長さんベッド狭くなりません? 副団長さんの方と一緒に寝かせてもらった方が」
「団長ではなく、エグベアートと呼んでくれ。フーマは部下ではないからな」
なるほど。俺は騎士じゃないもんな。
「じゃあ、エグベアートさん」
「敬称もいらない」
「…… エグベアート?」
「ああ、それでいい」
「で、部屋ですが」
「フーマは、私と同室は嫌だろうか?」
なぜかシュンとするエグベアート。叱られた大型犬みたいで、胸がキュッとなる。
俺は犬猫に、とても弱い。切なげな表情されたら、「よーし、よしよし」と顔を撫でまくりたくなるくらいに。
「えっと、エグベアートが狭くても大丈夫なら」
「全く問題ない」
「なら、よろしくお願いします!」
で、俺はエグベアートと一緒の部屋に泊まることになった。
ちゃんと風呂付きの部屋で、湯船を堪能できることに歓喜する。しっかり髪を洗えば、絶対臭くないはず!
馬車の中で書類仕事をしていたエグベアートも、これで安心して眠れるだろう。
さらに、新しい職場も紹介すると約束してくれた。親切なイケメンに大感謝だ。
菓子折りの残骸は、王城の神子様に異世界の物か確認してもらうそうだ。
まあ、菓子の産地がわかったところで、俺には繋がらないだろう。
馬でやって来たらしいエグベアートは、俺というお荷物が増えたせいで、外へ出て通信魔道具といったスマホみたいなやつで馬車の手配をしている。
近場の宿で、部下が待機しているのだとか。
その間に俺は荷造りをしておく。
風呂敷もどきの中には、スーツとかを隠すように他の物を適当に詰めてパンパンにする。枕が変わると眠れないんで~とか、言い訳を考えつつ。
中身をチェックしないところは、詰めが甘いというか……助かった。
荷物を抱えた状態で、エグベアートの馬に乗せてもらう。大きな軍馬で、俺や荷物が増えても平気みたいだ。
森を出てしばらく行くと、民家がチラホラ見えてきたが……。活気が無いのは、あの穢れた泉の影響を受けていたからだと教えてもらった。
手配された馬車が来る場所まで移動すると、そこまで待たずに馬車は到着した。
中から、エグベアートと同じ騎士服の男が降りて来たが……こちらもまた長身で、エグベアートとはタイプの違うイケメンだ。長い銀髪が高い位置でくくられて、リボンがヒラリと揺れる。
「団長、お待たせいたしました」
「いや、我々もさっき着いたばかりだ。フーマ、紹介しよう。我が第五騎士団副団長、カーティスだ」
「はじめまして、フーマです」
「はじめまして、観測者フーマ殿。まさかこんなに可憐な方だったとは!」
可憐て……男に言うことじゃないだろうが。
もしかして、この世界では言葉の意味がちょっとずつ違うのか?
それとも、異世界的な翻訳機能がそうなってしまうのだろうか。それならまあ、多少の誤差は気にしないに限る。
「……カーティス」
「え、あ、失礼しました! ただ、本当に……団長の愛馬に私が乗っても良いのですか?」
「構わない。私はフーマに、馬車の中で訊かなければならない事がまだあるからな」
「そうですか。では、遠慮なく」と、カーティスはエグベアートから手綱を受け取る。
そんな会話がされている間に、荷物は御者さんが中にしまってくれた。
「では行こうか、フーマ」
馬車に乗り込もうとすると、差し出される大きな手。もしやこれ、エスコートというやつだろうか。なぜ俺に?
「ありがとうございます?」と首を傾げつつも、軽く手を重ねてステップを上がった。
※※※
この距離感は何だろうか……。
いくらエグベアートが大柄だとはいえ、馬車は決して狭いわけじゃない。なんなら相向かいで座ればいいのだから。
「揺れは大丈夫か?」
俺の腰にはエグベアートの腕が回され、がっちりホールドされている。ピタリとくっつき、揺れよりもそっちの方が気になって仕方ない。
具合が悪くて記憶が曖昧とは、言い過ぎだったかもしれないと、今更ながら後悔してきた。
「……はい。大丈夫なんで、腕を離してもらっても」
「遠慮はいらない。まだまだ時間はかかる。寄りかかって少し眠るといい」
話はどうしたよ。その為に馬車に同乗したのではないのか……。
馬車に並走している副団長さんは、銀髪を靡かせ、めっちゃいい笑顔を窓の外から向けてくる。バチっと目が合ってしまい、気まずくなるが、エグベアートによってシャッ……とカーテンが閉められた。
もういいや。
諦めて座ったまま瞼を閉じると、腰にあった手が俺の頭に回され、エグベアートの肩を枕にするようそっと押された。
え、スパダリか?
エグベアートは可憐なオッサンに対して、スパダリスキルを全開放しているのか?
こうなったら本気で寝てやる――って、ちょっと待て。今、絶対、俺の頭の匂い嗅いだよな⁉︎
……クン。
も、もう一回だと⁉︎ く、臭いのか⁉︎
加齢臭……は、さすがにまだないよな。じゃあ、ミドル脂臭とか……? いや、昨日ちゃんと自分も浄化して寝たし!
怖すぎて目を開けられない。めっちゃ顔を顰められてたりして。心なしか、腰に戻された腕の力も強まっている気がする。
知らん!
自分で引き寄せたんだから、そっちも諦めて我慢してくれ。
必死で無心になっていたら本当に爆睡し、起こされた時には中間地点の宿屋に到着していた。
※※※
「今夜はここに泊まる予定だが、フーマもそれでいいだろうか?」
「あ、はい。でも俺、お金無いんで。出世払いでもいいですか?」
荷物を下ろしながら話していると、カーティスは先にチェックインに向かう。
「代金の心配はいらない。これも、私たちの任務の一環だからな。フーマは保護対象者だ。ただ、ふた部屋しか取っていないから、私と……同室になるが」
「全然大丈夫です! でも、団長さんベッド狭くなりません? 副団長さんの方と一緒に寝かせてもらった方が」
「団長ではなく、エグベアートと呼んでくれ。フーマは部下ではないからな」
なるほど。俺は騎士じゃないもんな。
「じゃあ、エグベアートさん」
「敬称もいらない」
「…… エグベアート?」
「ああ、それでいい」
「で、部屋ですが」
「フーマは、私と同室は嫌だろうか?」
なぜかシュンとするエグベアート。叱られた大型犬みたいで、胸がキュッとなる。
俺は犬猫に、とても弱い。切なげな表情されたら、「よーし、よしよし」と顔を撫でまくりたくなるくらいに。
「えっと、エグベアートが狭くても大丈夫なら」
「全く問題ない」
「なら、よろしくお願いします!」
で、俺はエグベアートと一緒の部屋に泊まることになった。
ちゃんと風呂付きの部屋で、湯船を堪能できることに歓喜する。しっかり髪を洗えば、絶対臭くないはず!
馬車の中で書類仕事をしていたエグベアートも、これで安心して眠れるだろう。
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