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第1話「路地裏の酒場と黄金色の奇跡」
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王都アステリア。その喧騒から一本外れた石畳の路地裏に、その店はひっそりと息づいていた。
「ここが、俺の新しい人生のスタート地点か」
俺、リョウは、古びた木の扉を見上げてひとつ息をついた。前世、日本の居酒屋で働き詰めの毎日を送ったあげく、あっけなく命を落とした俺は、記憶を持ったままこの剣と魔法の世界に転生した。特別な力は何もない。あるのは、叩き込まれた料理の知識と、今度こそ穏やかに生きたいというささやかな願いだけだ。
『陽だまりの酒場』と掠れた文字で書かれた看板が、西日に照らされて寂しげに揺れている。噂では、もう何年も客足が遠のいている潰れかけの店らしい。だが、なぜか俺はこの店に強く惹かれていた。
意を決して扉を押すと、カラン、と乾いた鐘の音が鳴った。中は薄暗く、埃と古い酒の匂いが混じり合った空気が鼻をつく。客は誰もいない。カウンターの奥で、白髪の老人が一人、無言でグラスを磨いていた。
「……客か? うちはもう、まともなモンは出せんぞ」
老人はこちらを一瞥すると、そう言って再び手元の作業に戻ってしまった。彼がこの店の主、マードックだろう。その隣では、栗色の髪をした十歳くらいの少女が、不安そうな顔で俺を見つめている。
「あの、何か飲み物を」
「水でよければな」
取りつく島もない。だが、俺は引き下がる気にはなれなかった。カウンターの隅に腰を下ろし、店内を見渡す。確かに古びてはいるが、丁寧に手入れされてきたことがうかがえる。この店には、主人の愛情が染みついているのだ。
「何か、食べるものはありますか?」
俺の言葉に、マードックの眉がピクリと動いた。
「……干し肉と硬いパンだけだ。それでもよければな」
少女が申し訳なさそうにうつむく。彼女はきっと、この店の現状を誰よりも悲しんでいるのだろう。
ここで諦めたら、前世と同じだ。ただ流されて終わる。
俺は静かに立ち上がった。
「主さん。もしよかったら、ここの厨房を少しだけ貸してもらえませんか」
「……何?」
マードックが怪訝な顔で俺を見る。無理もない。いきなり現れた若造が、店の心臓部である厨房を貸せと言い出したのだから。
「俺、少しだけ料理ができるんです。ここにある食材で、何か温かいものを作りますよ。もちろん代金はいりません。俺の自己満足ですから」
真っ直ぐに彼の目を見て言うと、マードックはしばらく値踏みするように俺の顔を見つめていたが、やがてふっと息を吐いた。
「……好きにしろ。ただし、火の始末だけはしっかりやれ」
許可は出た。俺は少女ににっこり笑いかけると、カウンターの内側へ回り込み、厨房へと足を踏み入れた。
厨房は店の外観と同じく年季が入っていたが、調理器具はどれも綺麗に磨かれている。食材庫を覗くと、幸いにも基本的なものは揃っていた。干し肉、黒パン、それに芋や玉ねぎ、そして鶏肉と、少し古びた黒い豆。それに、見たこともないハーブ類。
よし、これなら作れる。
俺が選んだのは、前世の居酒屋で一番人気のメニューだった。まず、鶏肉を一口大に切り分け、塩と独特の香りを持つハーブ、それから安物のエール酒に漬け込む。次に、芋を茹でて皮を剥き、手頃な大きさに切っておく。
そして、この世界の黒い豆。これはおそらく、枝豆の仲間だろう。鞘ごと塩茹でにする。
準備は整った。鍋に獣の油をたっぷりと注ぎ、火にかける。油が温まるのを待つ間、漬け込んでおいた鶏肉に小麦粉を丁寧にまぶしていく。
油の温度がちょうどよくなった頃合いを見計らい、粉をまとった鶏肉を一つずつ、そっと鍋の中へ滑り込ませた。
ジュワッ!
心地よい音が厨房に響き渡り、香ばしい匂いが立ち上る。一度揚げて取り出し、少し休ませてからもう一度揚げる。二度揚げ。これが、衣をカリッとさせ、中をジューシーに仕上げるコツだ。
黄金色に揚がったそれを皿に盛り付け、茹で上がった黒い豆には粗塩を振る。茹でた芋は潰さず、鶏肉を揚げた油で表面がカリッとするまで揚げ焼きにし、これも塩で軽く味を調えた。
「お待たせしました。『鶏の黄金揚げ』と『塩茹で黒豆』、それから『揚げ芋』です」
カウンターに三つの皿を並べると、マードックと少女――リナと名乗った――は、目を丸くして目の前の料理を見つめていた。今まで嗅いだことのない、食欲をそそる匂いが店内に満ちている。
「……これが、うちの食材で?」
マードックが信じられないといった様子でつぶやく。
「まあ、食べてみてください」
俺がうながすと、リナがおそるおそる鶏の黄金揚げに手を伸ばした。熱いそれをふーふーと冷ましてから、小さな口でパクリと頬張る。
その瞬間、リナの目が驚きに見開かれた。
「おいしい……!」
サクッとした衣の中から、熱い肉汁がじゅわっと溢れ出す。絶妙な塩加減とハーブの風味が、鶏肉の旨味を最大限に引き立てていた。
リナの歓声に釣られるように、マードックも一つ口に運ぶ。頑固そうな顔が、驚き、そして感動へと変わっていくのが手に取るようにわかった。
「……うまい」
絞り出すような一言。それが何よりの賛辞だった。
その時だった。店の古びた扉が、ギイ、と音を立てて開いたのは。
「まだ、やっているか」
凛として、それでいてどこか疲労をにじませた声。そこに立っていたのは、一人の女性騎士だった。磨き上げられた銀の鎧を身につけ、腰には長剣を携えている。夜空を溶かしたような紺色の髪を一つに束ね、その美貌はまるで氷の彫刻のように冷たく、そして儚げだった。
彼女は店内の匂いに気づき、わずかに眉をひそめる。
「これは……何の匂いだ?」
「お客さんかい。悪いが、もう……」
マードックがいつものように断りの言葉を口にしようとするのを、俺は手で制した。
「いらっしゃいませ。どうぞ、こちらへ」
俺が笑顔で迎えると、女性騎士は少し戸惑ったような顔をしながらも、カウンターの席に腰を下ろした。鎧が擦れる硬質な音が、静かな店内に響く。
「何か温かいものを。それと、水でいい」
彼女はそれだけ言うと、ふう、と深く息を吐いて目を閉じた。よほど疲れているのだろう。その白い頬には、うっすらと傷跡が見える。過酷な任務の帰りなのかもしれない。
俺は黙って、先ほど揚げたばかりの鶏肉と芋を小皿に盛り、彼女の前にそっと置いた。
「よろしければ、どうぞ。お代はいただきません」
彼女はゆっくりと目を開け、目の前の皿と俺の顔を交互に見た。警戒しているのがわかる。
「……毒見なら済んでいますよ。そこの二人が証人です」
俺が冗談めかして言うと、リナがこくこくと必死にうなずいた。
「すっごくおいしいんです、お姉さん!」
その言葉に、女性騎士の表情がほんの少しだけ和らぐ。彼女はフォークを手に取ると、ためらうように鶏の黄金揚げを一つ刺し、静かに口へと運んだ。
サクッ。
小さな咀嚼音。そして、彼女の動きがぴたりと止まった。見開かれた青い瞳が、驚きに揺れている。
どうだ?
固唾をのんで見守る俺たちの前で、彼女はもう一つ、また一つと、夢中になるように黄金揚げを口に運んでいく。その表情は、先ほどまでの氷のような冷たさが嘘のように、少しずつ、少しずつ溶けていくようだった。
食べ終えると、彼女は皿を静かに置き、俺を真っ直ぐに見つめた。
「……美味だ。こんな料理は、初めて食べた」
心の底から発せられたその言葉に、俺の胸は熱くなった。前世で、客の「美味い」の一言が聞きたくて、がむしゃらに働いていた日々を思い出す。
「お粗末様です」
「いや。見事だ。これは、お前の料理か?」
「はい。リョウ、と申します」
「私はアリア。アリア・クレスウェル」
彼女――アリアはそう名乗ると、懐から銀貨を数枚取り出し、カウンターに置いた。
「代金はいらないと申し上げたのですが」
「これほどのものに、対価を払わぬのは騎士の流儀に反する。それに……」
アリアは立ち上がり、扉へ向かう。そして、振り返って静かに告げた。
「……また、来る」
その言葉を残して、彼女は去っていった。カラン、という鐘の音だけが、やけに大きく店内に響き渡る。
後に残されたのは、驚きを隠せないマードックとリナ、そして確かな手応えを感じている俺だった。
カウンターに置かれた銀貨が、まるで奇跡の始まりを告げるかのように、ランプの光を浴びてキラキラと輝いていた。この日、潰れかけの路地裏の酒場で、小さな、しかし確かな奇跡が産声を上げたのだ。
「ここが、俺の新しい人生のスタート地点か」
俺、リョウは、古びた木の扉を見上げてひとつ息をついた。前世、日本の居酒屋で働き詰めの毎日を送ったあげく、あっけなく命を落とした俺は、記憶を持ったままこの剣と魔法の世界に転生した。特別な力は何もない。あるのは、叩き込まれた料理の知識と、今度こそ穏やかに生きたいというささやかな願いだけだ。
『陽だまりの酒場』と掠れた文字で書かれた看板が、西日に照らされて寂しげに揺れている。噂では、もう何年も客足が遠のいている潰れかけの店らしい。だが、なぜか俺はこの店に強く惹かれていた。
意を決して扉を押すと、カラン、と乾いた鐘の音が鳴った。中は薄暗く、埃と古い酒の匂いが混じり合った空気が鼻をつく。客は誰もいない。カウンターの奥で、白髪の老人が一人、無言でグラスを磨いていた。
「……客か? うちはもう、まともなモンは出せんぞ」
老人はこちらを一瞥すると、そう言って再び手元の作業に戻ってしまった。彼がこの店の主、マードックだろう。その隣では、栗色の髪をした十歳くらいの少女が、不安そうな顔で俺を見つめている。
「あの、何か飲み物を」
「水でよければな」
取りつく島もない。だが、俺は引き下がる気にはなれなかった。カウンターの隅に腰を下ろし、店内を見渡す。確かに古びてはいるが、丁寧に手入れされてきたことがうかがえる。この店には、主人の愛情が染みついているのだ。
「何か、食べるものはありますか?」
俺の言葉に、マードックの眉がピクリと動いた。
「……干し肉と硬いパンだけだ。それでもよければな」
少女が申し訳なさそうにうつむく。彼女はきっと、この店の現状を誰よりも悲しんでいるのだろう。
ここで諦めたら、前世と同じだ。ただ流されて終わる。
俺は静かに立ち上がった。
「主さん。もしよかったら、ここの厨房を少しだけ貸してもらえませんか」
「……何?」
マードックが怪訝な顔で俺を見る。無理もない。いきなり現れた若造が、店の心臓部である厨房を貸せと言い出したのだから。
「俺、少しだけ料理ができるんです。ここにある食材で、何か温かいものを作りますよ。もちろん代金はいりません。俺の自己満足ですから」
真っ直ぐに彼の目を見て言うと、マードックはしばらく値踏みするように俺の顔を見つめていたが、やがてふっと息を吐いた。
「……好きにしろ。ただし、火の始末だけはしっかりやれ」
許可は出た。俺は少女ににっこり笑いかけると、カウンターの内側へ回り込み、厨房へと足を踏み入れた。
厨房は店の外観と同じく年季が入っていたが、調理器具はどれも綺麗に磨かれている。食材庫を覗くと、幸いにも基本的なものは揃っていた。干し肉、黒パン、それに芋や玉ねぎ、そして鶏肉と、少し古びた黒い豆。それに、見たこともないハーブ類。
よし、これなら作れる。
俺が選んだのは、前世の居酒屋で一番人気のメニューだった。まず、鶏肉を一口大に切り分け、塩と独特の香りを持つハーブ、それから安物のエール酒に漬け込む。次に、芋を茹でて皮を剥き、手頃な大きさに切っておく。
そして、この世界の黒い豆。これはおそらく、枝豆の仲間だろう。鞘ごと塩茹でにする。
準備は整った。鍋に獣の油をたっぷりと注ぎ、火にかける。油が温まるのを待つ間、漬け込んでおいた鶏肉に小麦粉を丁寧にまぶしていく。
油の温度がちょうどよくなった頃合いを見計らい、粉をまとった鶏肉を一つずつ、そっと鍋の中へ滑り込ませた。
ジュワッ!
心地よい音が厨房に響き渡り、香ばしい匂いが立ち上る。一度揚げて取り出し、少し休ませてからもう一度揚げる。二度揚げ。これが、衣をカリッとさせ、中をジューシーに仕上げるコツだ。
黄金色に揚がったそれを皿に盛り付け、茹で上がった黒い豆には粗塩を振る。茹でた芋は潰さず、鶏肉を揚げた油で表面がカリッとするまで揚げ焼きにし、これも塩で軽く味を調えた。
「お待たせしました。『鶏の黄金揚げ』と『塩茹で黒豆』、それから『揚げ芋』です」
カウンターに三つの皿を並べると、マードックと少女――リナと名乗った――は、目を丸くして目の前の料理を見つめていた。今まで嗅いだことのない、食欲をそそる匂いが店内に満ちている。
「……これが、うちの食材で?」
マードックが信じられないといった様子でつぶやく。
「まあ、食べてみてください」
俺がうながすと、リナがおそるおそる鶏の黄金揚げに手を伸ばした。熱いそれをふーふーと冷ましてから、小さな口でパクリと頬張る。
その瞬間、リナの目が驚きに見開かれた。
「おいしい……!」
サクッとした衣の中から、熱い肉汁がじゅわっと溢れ出す。絶妙な塩加減とハーブの風味が、鶏肉の旨味を最大限に引き立てていた。
リナの歓声に釣られるように、マードックも一つ口に運ぶ。頑固そうな顔が、驚き、そして感動へと変わっていくのが手に取るようにわかった。
「……うまい」
絞り出すような一言。それが何よりの賛辞だった。
その時だった。店の古びた扉が、ギイ、と音を立てて開いたのは。
「まだ、やっているか」
凛として、それでいてどこか疲労をにじませた声。そこに立っていたのは、一人の女性騎士だった。磨き上げられた銀の鎧を身につけ、腰には長剣を携えている。夜空を溶かしたような紺色の髪を一つに束ね、その美貌はまるで氷の彫刻のように冷たく、そして儚げだった。
彼女は店内の匂いに気づき、わずかに眉をひそめる。
「これは……何の匂いだ?」
「お客さんかい。悪いが、もう……」
マードックがいつものように断りの言葉を口にしようとするのを、俺は手で制した。
「いらっしゃいませ。どうぞ、こちらへ」
俺が笑顔で迎えると、女性騎士は少し戸惑ったような顔をしながらも、カウンターの席に腰を下ろした。鎧が擦れる硬質な音が、静かな店内に響く。
「何か温かいものを。それと、水でいい」
彼女はそれだけ言うと、ふう、と深く息を吐いて目を閉じた。よほど疲れているのだろう。その白い頬には、うっすらと傷跡が見える。過酷な任務の帰りなのかもしれない。
俺は黙って、先ほど揚げたばかりの鶏肉と芋を小皿に盛り、彼女の前にそっと置いた。
「よろしければ、どうぞ。お代はいただきません」
彼女はゆっくりと目を開け、目の前の皿と俺の顔を交互に見た。警戒しているのがわかる。
「……毒見なら済んでいますよ。そこの二人が証人です」
俺が冗談めかして言うと、リナがこくこくと必死にうなずいた。
「すっごくおいしいんです、お姉さん!」
その言葉に、女性騎士の表情がほんの少しだけ和らぐ。彼女はフォークを手に取ると、ためらうように鶏の黄金揚げを一つ刺し、静かに口へと運んだ。
サクッ。
小さな咀嚼音。そして、彼女の動きがぴたりと止まった。見開かれた青い瞳が、驚きに揺れている。
どうだ?
固唾をのんで見守る俺たちの前で、彼女はもう一つ、また一つと、夢中になるように黄金揚げを口に運んでいく。その表情は、先ほどまでの氷のような冷たさが嘘のように、少しずつ、少しずつ溶けていくようだった。
食べ終えると、彼女は皿を静かに置き、俺を真っ直ぐに見つめた。
「……美味だ。こんな料理は、初めて食べた」
心の底から発せられたその言葉に、俺の胸は熱くなった。前世で、客の「美味い」の一言が聞きたくて、がむしゃらに働いていた日々を思い出す。
「お粗末様です」
「いや。見事だ。これは、お前の料理か?」
「はい。リョウ、と申します」
「私はアリア。アリア・クレスウェル」
彼女――アリアはそう名乗ると、懐から銀貨を数枚取り出し、カウンターに置いた。
「代金はいらないと申し上げたのですが」
「これほどのものに、対価を払わぬのは騎士の流儀に反する。それに……」
アリアは立ち上がり、扉へ向かう。そして、振り返って静かに告げた。
「……また、来る」
その言葉を残して、彼女は去っていった。カラン、という鐘の音だけが、やけに大きく店内に響き渡る。
後に残されたのは、驚きを隠せないマードックとリナ、そして確かな手応えを感じている俺だった。
カウンターに置かれた銀貨が、まるで奇跡の始まりを告げるかのように、ランプの光を浴びてキラキラと輝いていた。この日、潰れかけの路地裏の酒場で、小さな、しかし確かな奇跡が産声を上げたのだ。
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