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第4話「行列のできる屋台と商売敵」
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キルシェの町の路地裏には、今日も暴力的なまでの食欲をそそる香りが充満していた。
太陽が中天に差し掛かる頃には、俺の屋台の前には長蛇の列ができていた。客の多くは冒険者や肉体労働者だが、中には噂を聞きつけた商人や、買い物かごを提げた主婦の姿も混じっている。
「おい坊主! スタミナ焼きを三人前だ! あとエールも頼む!」
「こっちは二人前だ! 持ち帰りで!」
「テオ、私の分はまだか? もう腹と背中がくっつきそうだぞ!」
客たちの怒号にも似た注文が飛び交う中、俺は鉄板と格闘していた。
即席のコンロとはいえ、火加減は完璧に制御している。炭の配置を微調整し、鉄板の場所によって温度差を作る。強火ゾーンで表面を一気に焼き固め、中火ゾーンでじっくりと脂を落としながら火を通す。
ジュウウウウウ!!
タレに漬け込んだホルモンが鉄板に触れた瞬間、甘く香ばしい白煙が爆発するように立ち上る。
この煙こそが最高の看板であり、最強の客引きだ。醤油に似た魚醤の焦げる匂い、ニンニクの刺激、そして魔物の脂が炭化する独特の燻製香。これらを嗅いで素通りできる人間など、この町にはいないだろう。
「はいよ、エレナさん。お待たせ、大盛りにしておいたよ」
俺は焼き上がったばかりの熱々のホルモンを木の皿に山盛りにし、一番前の席――といっても、空の木箱をひっくり返しただけの特等席――に陣取る赤毛の女剣士に差し出した。
エレナは俺の屋台の第一号客であり、今では自称「宣伝部長」として毎日入り浸っている常連だ。
「うおおお! これだこれ! この照り! この輝き!」
彼女は行儀悪く串で肉を突き刺し、大きく口を開けて頬張る。
クニュッ、プリッ、ジュワッ。
咀嚼する音が聞こえてきそうなほどの豪快な食べっぷりだ。彼女の表情が、恍惚と快楽に歪む。
「んん~っ! たまらん! この脂の甘みが疲れた体に染み渡るようだ! 噛めば噛むほど味が湧き出してくる! テオ、お前は天才か! いや、肉の神の使徒か!」
「大げさだよ。ただの下処理と火加減の問題さ」
俺は謙遜して見せるが、内心ではガッツポーズをしている。
この世界の食文化は、素材のポテンシャルを殺すことに全力を注いでいるかのような惨状だった。ただ煮るだけ、ただ焼くだけ。下味をつけるという発想もなければ、臭みを消すという概念も薄い。
そこに、前世の焼肉屋のノウハウを持ち込めばどうなるか。結果は火を見るよりも明らかだった。
俺が提供しているのは、ただの料理ではない。「食のエンターテインメント」だ。
「おい、次の焼き上がりはまだか!」
「匂いだけで酒が進みそうだ!」
行列の後ろから催促の声が飛ぶ。
俺はヘラをカチャカチャと鳴らし、リズミカルに肉をひっくり返す。
今日の売上は、昨日の倍になりそうだ。父のマルコも手伝いに来てくれており、慣れない手つきで客の整理や会計をしてくれている。妹のアリアも、家から持ってきた冷たい水を客に振る舞い、その愛想の良さで看板娘としての才能を開花させていた。
「すごいねお兄ちゃん! 銀貨がこんなにいっぱい!」
小休憩の合間、アリアが売上袋を覗き込んで目を輝かせる。
その中には、農家として働いていた頃には見たこともないような枚数の硬貨が詰まっていた。
「ああ。これならもっといい肉を仕入れられるし、店を構える資金もすぐに貯まる」
順風満帆に見えた。
だが、光があれば影も生まれるのが世の常だ。
「おい、そこをどきな!」
不意に、野太い声が行列を切り裂いた。
客たちが驚いて道を空けると、そこには太った中年の男と、柄の悪そうな男たちが数人立っていた。
太った男は、脂ぎった顔に不快な笑みを浮かべ、俺の屋台をねめつけるように見下ろしている。
「あんたは?」
俺はヘラを握ったまま、冷静に問いかける。
男は鼻を鳴らし、大げさに肩をすくめた。
「俺はこの通りの顔役で、向かいの『大衆食堂・満腹亭』の店主、ゴルドだ。ここ数日、ガキが妙な臭いを撒き散らして商売の邪魔をしてるって聞いてな。挨拶に来てやったんだよ」
なるほど、商売敵の嫌がらせか。
俺の屋台に行列ができているせいで、彼の店の客足が遠のいているのだろう。だが、それは俺のせいではない。あっちの料理が不味いのが悪いのだ。
「ご丁寧な挨拶、どうも。でも見ての通り忙しいんでね。用件だけ手短に頼むよ」
「はんっ、生意気な口をききやがる。いいか小僧、ここで商売をするには仁義ってもんが必要なんだ。俺の許可なく勝手な真似はさせねぇぞ」
ゴルドは後ろに控えていた男たちに顎をしゃくった。男たちが威圧的に前に出る。
客たちがざわめき、恐怖で後ずさりする。父のマルコが慌てて俺の前に立とうとするが、俺はそれを手で制した。
「許可? 大家には話を通してあるし、商業ギルドへの登録も済ませてある。あんたに許可を求める筋合いはないはずだが?」
「屁理屈をこねるんじゃねぇ! 俺が気に入らねぇって言ってんだよ! その変な臭いのするゴミ肉を今すぐ片付けな! さもなければ――」
男の一人が、鉄板を蹴り上げようと足を上げた。
「――さもなければ、なんだ?」
低い、地を這うような声が響いた。
蹴り上げようとした男の足が、空中で止まる。いや、止められたのだ。
その足首を掴んでいたのは、いつの間にか席を立っていたエレナだった。
「俺の至福の食事時間を邪魔する奴は、王様だろうが魔王だろうが許さんぞ」
エレナの瞳が、剣呑な光を帯びて光る。彼女の腕には、鋼のような筋肉が浮き上がっていた。
男は顔を真っ赤にして足を引き抜こうとするが、万力のように締め付けられてビクともしない。
「い、痛ぇ! 離せこのアマ!」
「誰がアマだ。私はAランク冒険者のエレナだ。文句があるならギルドを通せ」
Aランク、という言葉を聞いた瞬間、ゴルドたちの顔色が変わった。
この町でAランク冒険者といえば、雲の上の存在だ。下手な貴族よりも権力があり、実力は一騎当千。そんな人間が、こんな路地裏の屋台で飯を食っているなど想像もしなかったのだろう。
「え、エ、エレナ様……? まさか、そんな……」
ゴルドは脂汗を流しながら後ずさりする。
「ここの料理は最高だ。それを『ゴミ肉』呼ばわりするとは、私の舌を愚弄しているのか?」
「い、いえ! 滅相もございません! ただ、その……」
「失せろ。肉が冷める」
エレナが手を離すと、男はその場に尻餅をついた。
ゴルドたちは蜘蛛の子を散らすように逃げ出した。捨て台詞の一つも吐けないほどの完敗だった。
「……助かったよ、エレナさん」
俺は苦笑しながら礼を言った。
「気にするな。私は私の楽しみを守っただけだ。それよりテオ、肉だ。追加を頼む」
彼女は何事もなかったかのように席に戻り、空になった皿を突き出した。
周りの客たちからも、安堵の溜息と歓声が上がる。
「すげぇ、あのゴルドを追い返したぞ!」
「やっぱりここの肉は本物だ!」
トラブルはむしろ宣伝になったようだ。行列はさらに伸び、俺の屋台は「Aランク冒険者も認めた店」としての地位を確立することになった。
しかし、俺は楽観視していなかった。ゴルドのような手合いは、一度追い払ったくらいでは諦めないだろう。もっと陰湿な手を使ってくるかもしれない。
だが、受けて立つ。
料理人は味で勝負する生き物だ。どんな妨害があろうとも、圧倒的な「美味さ」の前には無力であることを証明してやる。
「よし、気合を入れ直すか。父さん、炭を追加してくれ! アリア、水のおかわりだ!」
俺は再びヘラを握りしめ、熱気渦巻く戦場へと身を投じた。
太陽が中天に差し掛かる頃には、俺の屋台の前には長蛇の列ができていた。客の多くは冒険者や肉体労働者だが、中には噂を聞きつけた商人や、買い物かごを提げた主婦の姿も混じっている。
「おい坊主! スタミナ焼きを三人前だ! あとエールも頼む!」
「こっちは二人前だ! 持ち帰りで!」
「テオ、私の分はまだか? もう腹と背中がくっつきそうだぞ!」
客たちの怒号にも似た注文が飛び交う中、俺は鉄板と格闘していた。
即席のコンロとはいえ、火加減は完璧に制御している。炭の配置を微調整し、鉄板の場所によって温度差を作る。強火ゾーンで表面を一気に焼き固め、中火ゾーンでじっくりと脂を落としながら火を通す。
ジュウウウウウ!!
タレに漬け込んだホルモンが鉄板に触れた瞬間、甘く香ばしい白煙が爆発するように立ち上る。
この煙こそが最高の看板であり、最強の客引きだ。醤油に似た魚醤の焦げる匂い、ニンニクの刺激、そして魔物の脂が炭化する独特の燻製香。これらを嗅いで素通りできる人間など、この町にはいないだろう。
「はいよ、エレナさん。お待たせ、大盛りにしておいたよ」
俺は焼き上がったばかりの熱々のホルモンを木の皿に山盛りにし、一番前の席――といっても、空の木箱をひっくり返しただけの特等席――に陣取る赤毛の女剣士に差し出した。
エレナは俺の屋台の第一号客であり、今では自称「宣伝部長」として毎日入り浸っている常連だ。
「うおおお! これだこれ! この照り! この輝き!」
彼女は行儀悪く串で肉を突き刺し、大きく口を開けて頬張る。
クニュッ、プリッ、ジュワッ。
咀嚼する音が聞こえてきそうなほどの豪快な食べっぷりだ。彼女の表情が、恍惚と快楽に歪む。
「んん~っ! たまらん! この脂の甘みが疲れた体に染み渡るようだ! 噛めば噛むほど味が湧き出してくる! テオ、お前は天才か! いや、肉の神の使徒か!」
「大げさだよ。ただの下処理と火加減の問題さ」
俺は謙遜して見せるが、内心ではガッツポーズをしている。
この世界の食文化は、素材のポテンシャルを殺すことに全力を注いでいるかのような惨状だった。ただ煮るだけ、ただ焼くだけ。下味をつけるという発想もなければ、臭みを消すという概念も薄い。
そこに、前世の焼肉屋のノウハウを持ち込めばどうなるか。結果は火を見るよりも明らかだった。
俺が提供しているのは、ただの料理ではない。「食のエンターテインメント」だ。
「おい、次の焼き上がりはまだか!」
「匂いだけで酒が進みそうだ!」
行列の後ろから催促の声が飛ぶ。
俺はヘラをカチャカチャと鳴らし、リズミカルに肉をひっくり返す。
今日の売上は、昨日の倍になりそうだ。父のマルコも手伝いに来てくれており、慣れない手つきで客の整理や会計をしてくれている。妹のアリアも、家から持ってきた冷たい水を客に振る舞い、その愛想の良さで看板娘としての才能を開花させていた。
「すごいねお兄ちゃん! 銀貨がこんなにいっぱい!」
小休憩の合間、アリアが売上袋を覗き込んで目を輝かせる。
その中には、農家として働いていた頃には見たこともないような枚数の硬貨が詰まっていた。
「ああ。これならもっといい肉を仕入れられるし、店を構える資金もすぐに貯まる」
順風満帆に見えた。
だが、光があれば影も生まれるのが世の常だ。
「おい、そこをどきな!」
不意に、野太い声が行列を切り裂いた。
客たちが驚いて道を空けると、そこには太った中年の男と、柄の悪そうな男たちが数人立っていた。
太った男は、脂ぎった顔に不快な笑みを浮かべ、俺の屋台をねめつけるように見下ろしている。
「あんたは?」
俺はヘラを握ったまま、冷静に問いかける。
男は鼻を鳴らし、大げさに肩をすくめた。
「俺はこの通りの顔役で、向かいの『大衆食堂・満腹亭』の店主、ゴルドだ。ここ数日、ガキが妙な臭いを撒き散らして商売の邪魔をしてるって聞いてな。挨拶に来てやったんだよ」
なるほど、商売敵の嫌がらせか。
俺の屋台に行列ができているせいで、彼の店の客足が遠のいているのだろう。だが、それは俺のせいではない。あっちの料理が不味いのが悪いのだ。
「ご丁寧な挨拶、どうも。でも見ての通り忙しいんでね。用件だけ手短に頼むよ」
「はんっ、生意気な口をききやがる。いいか小僧、ここで商売をするには仁義ってもんが必要なんだ。俺の許可なく勝手な真似はさせねぇぞ」
ゴルドは後ろに控えていた男たちに顎をしゃくった。男たちが威圧的に前に出る。
客たちがざわめき、恐怖で後ずさりする。父のマルコが慌てて俺の前に立とうとするが、俺はそれを手で制した。
「許可? 大家には話を通してあるし、商業ギルドへの登録も済ませてある。あんたに許可を求める筋合いはないはずだが?」
「屁理屈をこねるんじゃねぇ! 俺が気に入らねぇって言ってんだよ! その変な臭いのするゴミ肉を今すぐ片付けな! さもなければ――」
男の一人が、鉄板を蹴り上げようと足を上げた。
「――さもなければ、なんだ?」
低い、地を這うような声が響いた。
蹴り上げようとした男の足が、空中で止まる。いや、止められたのだ。
その足首を掴んでいたのは、いつの間にか席を立っていたエレナだった。
「俺の至福の食事時間を邪魔する奴は、王様だろうが魔王だろうが許さんぞ」
エレナの瞳が、剣呑な光を帯びて光る。彼女の腕には、鋼のような筋肉が浮き上がっていた。
男は顔を真っ赤にして足を引き抜こうとするが、万力のように締め付けられてビクともしない。
「い、痛ぇ! 離せこのアマ!」
「誰がアマだ。私はAランク冒険者のエレナだ。文句があるならギルドを通せ」
Aランク、という言葉を聞いた瞬間、ゴルドたちの顔色が変わった。
この町でAランク冒険者といえば、雲の上の存在だ。下手な貴族よりも権力があり、実力は一騎当千。そんな人間が、こんな路地裏の屋台で飯を食っているなど想像もしなかったのだろう。
「え、エ、エレナ様……? まさか、そんな……」
ゴルドは脂汗を流しながら後ずさりする。
「ここの料理は最高だ。それを『ゴミ肉』呼ばわりするとは、私の舌を愚弄しているのか?」
「い、いえ! 滅相もございません! ただ、その……」
「失せろ。肉が冷める」
エレナが手を離すと、男はその場に尻餅をついた。
ゴルドたちは蜘蛛の子を散らすように逃げ出した。捨て台詞の一つも吐けないほどの完敗だった。
「……助かったよ、エレナさん」
俺は苦笑しながら礼を言った。
「気にするな。私は私の楽しみを守っただけだ。それよりテオ、肉だ。追加を頼む」
彼女は何事もなかったかのように席に戻り、空になった皿を突き出した。
周りの客たちからも、安堵の溜息と歓声が上がる。
「すげぇ、あのゴルドを追い返したぞ!」
「やっぱりここの肉は本物だ!」
トラブルはむしろ宣伝になったようだ。行列はさらに伸び、俺の屋台は「Aランク冒険者も認めた店」としての地位を確立することになった。
しかし、俺は楽観視していなかった。ゴルドのような手合いは、一度追い払ったくらいでは諦めないだろう。もっと陰湿な手を使ってくるかもしれない。
だが、受けて立つ。
料理人は味で勝負する生き物だ。どんな妨害があろうとも、圧倒的な「美味さ」の前には無力であることを証明してやる。
「よし、気合を入れ直すか。父さん、炭を追加してくれ! アリア、水のおかわりだ!」
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