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第1話「ようこそ、借金まみれの貧乏領地へ」
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「――様、当主様!しっかりなさってください!」
揺さぶられる感覚と、切羽詰まった若い女性の声で、俺――杉本健一の意識はゆっくりと浮上した。
最後に覚えているのは、連日の激務でもうろうとしながら農業コンサルタントの報告書を作成していたことだ。目の前が暗転し、デスクに突っ伏した、はずだった。
過労死、か。三十五年の人生、農業一筋だったが、まあ悪くはなかった。
しかし、ここはどこだ?
病院の天井にしては、木目が荒々しすぎる。それに、俺を揺さぶっている女性は、なぜかメイド服を着ていた。
「よかった、お目覚めになられましたか、ケンイチ様」
ケンイチ?
俺の名前は健一だが、まあ音は同じか。
俺がぼんやりと周囲を見回すと、そこは質素というか、みすぼらしいと表現するのが正しい木造の部屋だった。壁にはシミがあり、窓ガラスにはヒビが入っている。唯一豪華なのは俺が寝かされているベッドくらいだが、その天蓋もところどころ虫に食われていた。
「俺は……誰だ?」
「何を仰いますか!あなた様は、このローレンツ領を治める当主、ケンイチ・ローレンツ男爵様ではございませんか!」
ローレンツ男爵?
どうやら俺は、異世界に転生してしまったらしい。それも、貴族として。
――なんて、ありきたりな展開に胸を躍らせたのは、ほんの数秒のことだった。
メイド――シルヴィアと名乗る彼女から聞かされた現状は、絶望的という言葉以外に見つからない。
まず、このローレンツ領。王都から馬車で一週間はかかるという辺境の地で、主産業はもちろん農業。しかし、ここ数年は原因不明の不作続き。さらに追い打ちをかけるように、近隣の森から魔物が頻繁に出没し、畑を荒らし、人々に危害を加えているらしい。
結果、領地の財政は火の車。税収は激減し、領民は食うや食われずの生活。俺の父である先代当主は、王都の貴族や商人から多額の借金をして何とか凌いでいたが、先日、心労でポックリ逝ってしまったそうだ。そして、その跡を継いだのが、息子のケンイチ・ローレンツ、つまり今の俺、というわけだ。
転生前の俺が過労死したように、この体の持ち主であるケンイチも、絶望のあまり倒れてしまったらしい。その魂が尽きたタイミングで、俺の魂が入り込んだのだろう。
「それで、その……借金は、いくらあるんだ?」
恐る恐る尋ねると、シルヴィアは申し訳なさそうに視線を落とし、指を三本立てた。
「金貨にして、三千枚ほど……」
「さんぜんまい……」
貨幣価値が全く分からないが、その響きだけでめまいがした。シルヴィアの表情から、それが到底返せる額ではないことだけは伝わってくる。
俺はベッドから起き上がると、窓の外に目を向けた。見えるのは、石ころだらけの痩せた畑と、元気がなく痩せこけた村人たちの姿。活気というものが、この村には一切存在していなかった。
「魔物の襲撃、不作、借金地獄……詰んでるな、これ」
思わず本音が漏れる。農業コンサルタントとして、数々の経営難に陥った農家を見てきたが、ここまで酷い状況は初めてだ。
コンコン、と控えめなノックの音。
「当主様、王都の商人、ボル商会の者が面会をと」
シルヴィアが告げた名に、俺は眉をひそめた。ボル商会。先ほど彼女が読み上げた借金リストの筆頭に名前があった、悪どいことで有名な金貸しだ。
「……通してくれ」
もはや逃げることはできない。腹をくくるしかなかった。
現れたのは、脂ぎった体に派手な装飾品をじゃらつかせた、絵に描いたような悪徳商人だった。
「これはこれは、ローレンツ新男爵様。先代にはお世話になりましたなぁ。さて、親の借金は子が返すのがこの世の習わし。今月末までに、まずは利子分の金貨三百枚、きっちりお支払いいただけますかな?フォッフォッフォ」
下品な笑い声が、みすぼらしい部屋に響き渡る。
金貨三百枚。それがどれほどの価値かは分からないが、この領地のどこを探しても、そんな大金があるとは思えない。
返答に窮する俺を見て、商人はニヤリと笑った。
「もしお支払いが難しいようでしたら、この領地と、そちらのメイド殿を担保として頂いてもよろしいですぞ?」
商人の粘つくような視線が、俺の後ろに控えるシルヴィアに向けられる。その瞬間、シルヴィアの肩がピクリと震えたのが分かった。
俺の中で、何かがカチンと音を立てた。
前世の俺は、ただの一会社員だった。力もないし、特別なスキルもない。だけど、俺には、農業一筋で生きてきた三十五年間の知識と経験がある。そして、目の前には、助けを求める領地と、俺を主と信じて仕えてくれるメイドがいる。
「……待っていただきたい」
俺は、震える声を抑え込み、毅然として言い放った。
「月末まで、まだ時間はあるはずだ。必ず、金は用意する」
「ほう?この落ちぶれた領地のどこにそんな金が?」
商人は鼻で笑うが、俺は構わず続けた。
「この領地を、俺が立て直す。この土地には、まだ価値があるんだ」
根拠のない、ハッタリだった。だが、不思議と心は決まっていた。
俺は杉本健一として死に、ケンイチ・ローレンツとして生まれ変わった。ならば、この新しい人生、もう一度「農業」に賭けてみようじゃないか。
「領主として生き残るため、百姓として土を耕す!」
商人を見送った後、俺はシルヴィアに向き直り、そう宣言した。
彼女は一瞬きょとんとした顔をしたが、すぐに真剣な表情で頷いた。
「……ケンイチ様がそうお決めになるのなら、私はどこまでもお供します」
こうして、俺の異世界での挑戦が始まった。没落貴族の当主として、借金返済と領地復興という、途方もない目標を掲げて。
揺さぶられる感覚と、切羽詰まった若い女性の声で、俺――杉本健一の意識はゆっくりと浮上した。
最後に覚えているのは、連日の激務でもうろうとしながら農業コンサルタントの報告書を作成していたことだ。目の前が暗転し、デスクに突っ伏した、はずだった。
過労死、か。三十五年の人生、農業一筋だったが、まあ悪くはなかった。
しかし、ここはどこだ?
病院の天井にしては、木目が荒々しすぎる。それに、俺を揺さぶっている女性は、なぜかメイド服を着ていた。
「よかった、お目覚めになられましたか、ケンイチ様」
ケンイチ?
俺の名前は健一だが、まあ音は同じか。
俺がぼんやりと周囲を見回すと、そこは質素というか、みすぼらしいと表現するのが正しい木造の部屋だった。壁にはシミがあり、窓ガラスにはヒビが入っている。唯一豪華なのは俺が寝かされているベッドくらいだが、その天蓋もところどころ虫に食われていた。
「俺は……誰だ?」
「何を仰いますか!あなた様は、このローレンツ領を治める当主、ケンイチ・ローレンツ男爵様ではございませんか!」
ローレンツ男爵?
どうやら俺は、異世界に転生してしまったらしい。それも、貴族として。
――なんて、ありきたりな展開に胸を躍らせたのは、ほんの数秒のことだった。
メイド――シルヴィアと名乗る彼女から聞かされた現状は、絶望的という言葉以外に見つからない。
まず、このローレンツ領。王都から馬車で一週間はかかるという辺境の地で、主産業はもちろん農業。しかし、ここ数年は原因不明の不作続き。さらに追い打ちをかけるように、近隣の森から魔物が頻繁に出没し、畑を荒らし、人々に危害を加えているらしい。
結果、領地の財政は火の車。税収は激減し、領民は食うや食われずの生活。俺の父である先代当主は、王都の貴族や商人から多額の借金をして何とか凌いでいたが、先日、心労でポックリ逝ってしまったそうだ。そして、その跡を継いだのが、息子のケンイチ・ローレンツ、つまり今の俺、というわけだ。
転生前の俺が過労死したように、この体の持ち主であるケンイチも、絶望のあまり倒れてしまったらしい。その魂が尽きたタイミングで、俺の魂が入り込んだのだろう。
「それで、その……借金は、いくらあるんだ?」
恐る恐る尋ねると、シルヴィアは申し訳なさそうに視線を落とし、指を三本立てた。
「金貨にして、三千枚ほど……」
「さんぜんまい……」
貨幣価値が全く分からないが、その響きだけでめまいがした。シルヴィアの表情から、それが到底返せる額ではないことだけは伝わってくる。
俺はベッドから起き上がると、窓の外に目を向けた。見えるのは、石ころだらけの痩せた畑と、元気がなく痩せこけた村人たちの姿。活気というものが、この村には一切存在していなかった。
「魔物の襲撃、不作、借金地獄……詰んでるな、これ」
思わず本音が漏れる。農業コンサルタントとして、数々の経営難に陥った農家を見てきたが、ここまで酷い状況は初めてだ。
コンコン、と控えめなノックの音。
「当主様、王都の商人、ボル商会の者が面会をと」
シルヴィアが告げた名に、俺は眉をひそめた。ボル商会。先ほど彼女が読み上げた借金リストの筆頭に名前があった、悪どいことで有名な金貸しだ。
「……通してくれ」
もはや逃げることはできない。腹をくくるしかなかった。
現れたのは、脂ぎった体に派手な装飾品をじゃらつかせた、絵に描いたような悪徳商人だった。
「これはこれは、ローレンツ新男爵様。先代にはお世話になりましたなぁ。さて、親の借金は子が返すのがこの世の習わし。今月末までに、まずは利子分の金貨三百枚、きっちりお支払いいただけますかな?フォッフォッフォ」
下品な笑い声が、みすぼらしい部屋に響き渡る。
金貨三百枚。それがどれほどの価値かは分からないが、この領地のどこを探しても、そんな大金があるとは思えない。
返答に窮する俺を見て、商人はニヤリと笑った。
「もしお支払いが難しいようでしたら、この領地と、そちらのメイド殿を担保として頂いてもよろしいですぞ?」
商人の粘つくような視線が、俺の後ろに控えるシルヴィアに向けられる。その瞬間、シルヴィアの肩がピクリと震えたのが分かった。
俺の中で、何かがカチンと音を立てた。
前世の俺は、ただの一会社員だった。力もないし、特別なスキルもない。だけど、俺には、農業一筋で生きてきた三十五年間の知識と経験がある。そして、目の前には、助けを求める領地と、俺を主と信じて仕えてくれるメイドがいる。
「……待っていただきたい」
俺は、震える声を抑え込み、毅然として言い放った。
「月末まで、まだ時間はあるはずだ。必ず、金は用意する」
「ほう?この落ちぶれた領地のどこにそんな金が?」
商人は鼻で笑うが、俺は構わず続けた。
「この領地を、俺が立て直す。この土地には、まだ価値があるんだ」
根拠のない、ハッタリだった。だが、不思議と心は決まっていた。
俺は杉本健一として死に、ケンイチ・ローレンツとして生まれ変わった。ならば、この新しい人生、もう一度「農業」に賭けてみようじゃないか。
「領主として生き残るため、百姓として土を耕す!」
商人を見送った後、俺はシルヴィアに向き直り、そう宣言した。
彼女は一瞬きょとんとした顔をしたが、すぐに真剣な表情で頷いた。
「……ケンイチ様がそうお決めになるのなら、私はどこまでもお供します」
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