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第2話「土を耕す貴族と、不審がる領民たち」
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翌朝、俺はシルヴィアに頼んで、物置の奥から古びたクワとスキを引っ張り出してきた。貴族の屋敷にはおよそ似つかわしくない農具を肩に担ぎ、俺は荒れ果てた畑の前に立つ。
「ケンイチ様、本気でご自分で畑を?」
「ああ。百聞は一見にしかず、だ。この土地の状態を、俺自身の肌で確かめたい」
シルヴィアは心配そうな顔を崩さないが、俺の決意が固いと見ると、黙って麦わら帽子を差し出してくれた。こういう気の利き方は、さすが元敏腕冒険者といったところか。
俺がまず向かったのは、屋敷のすぐ裏にある、比較的マシに見える畑だった。しかし、クワを振り下ろして、すぐに問題の深刻さを理解した。
ガツン、と硬い感触が手に伝わる。土が、石のようにカチカチに固まっているのだ。これでは作物の根が伸びるはずもない。連作障害だ。毎年同じ作物を同じ畑で作り続けたせいで、土壌の栄養バランスが極端に偏り、地力が完全に失われている。前世で何度も見てきた光景だった。
「ひどいな……これじゃあ、不作になるのも当然だ」
俺はクワを置き、土をひとつかみする。パラパラと砂のように乾ききっており、ミミズ一匹いやしない。健康な土には、たくさんの微生物や小動物が棲んでいるものだ。この畑は、完全に死んでいる。
「シルヴィア、村の家畜の排泄物や、調理で出た野菜くず、森の落ち葉を集めてきてくれ。できるだけ大量にだ」
「排泄物……でございますか?いったい何に……」
「いいから頼む。それと、村で一番腕のいい鍛冶屋はいるか?ちょっとした農具を作ってもらいたい」
俺の突拍子もない指示に、シルヴィアは戸惑いながらも走り出した。彼女が村中を駆け回っている間、俺は一人、黙々と固い土を掘り起こし続けた。
案の定、俺の行動はすぐに村中の噂になった。
「おい、見たか?新しい当主様が、自ら畑を耕しておられるぞ」
「貴族の旦那が土いじりとは……。いよいよお頭がおかしくなられたか」
「どうせすぐに飽きておやめになるさ。俺たちみてえな百姓仕事が、貴族様にできるわけねえ」
遠巻きに俺を見ながら、領民たちがひそひそと話しているのが聞こえる。無理もない。この世界では、貴族はふんぞり返って命令するだけの存在なのだろう。彼らにとって、俺は奇異な存在でしかない。
だが、今は彼らの信頼を得ることよりも、目に見える結果を出すことが先決だ。
数時間後、シルヴィアが大量の家畜の排泄物、生ゴミ、落ち葉を積んだ荷車を引いて戻ってきた。鼻を突く強烈な匂いに、遠巻きに見ていた領民たちは顔をしかめている。
「ケンイチ様、お持ちしました。ですが、本当にこのようなものを……」
「ああ、これが宝の山なんだ」
俺は、前世の知識を総動員して「堆肥作り」を始めた。集めた有機物を積み上げ、適度に水をやり、米ぬか(幸い、少量だが備蓄があった)を振りかける。これは発酵を促す微生物の餌になる。そして、全体をシートで覆い、発酵熱を逃がさないようにする。
「これを数週間寝かせれば、最高の肥料になる。土を生き返らせる魔法の薬だ」
俺が熱っぽく語っても、シルヴィアは半信半疑の顔だ。まあ、仕方ない。この世界には「堆肥」という概念すらないのかもしれない。
次に俺が取り掛かったのは、「輪作」の計画だ。村の畑をいくつかのブロックに分け、それぞれ違う種類の作物を順番に育てる計画表を作成した。マメ科の植物を育てれば土が肥え、根菜を育てれば土が深くまで耕される。単純だが、これだけで連作障害は大幅に改善できるはずだ。
この世界の野菜の種類は知らないが、基本的な分類は同じだろうと当たりをつけた。
そして、鍛冶屋に作らせたのは「備中クワ」だ。この世界のクワは、土を掘り返すだけの単純な形状だったが、備中クワは刃が三本に分かれており、土を耕しながら砕き、空気を含ませることができる優れものだ。硬い土壌を改良するには、これ以上の相棒はいない。
完成した備-もとい、俺が「三ツ刃クワ」と名付けた新しい農具の使い心地は最高だった。ザク、ザク、と軽快な音を立てて、固い土が面白いようにほぐれていく。
来る日も来る日も、俺は畑に出た。朝は誰よりも早く起きて土を耕し、昼は領民に輪作の重要性を説き(ほとんど信じてもらえなかったが)、夜はランプの明かりを頼りに新しい農法の計画を立てる。
そんな俺の姿を、領民たちは遠巻きに眺めているだけだった。だが、協力してくれる者も現れ始めた。俺の護衛兼助手として、甲斐甲斐しく働くシルヴィアだ。
彼女は最初こそ戸惑っていたが、俺が毎日泥だらけになりながらも楽しそうに土と向き合う姿を見て、次第にその意図を理解し始めたらしい。今では文句一つ言わず、堆肥を切り返したり、水汲みをしたりと、率先して手伝ってくれている。
元Sランク冒険者だけあって、その体力は底なしだ。俺がへばっていても、彼女は涼しい顔で作業を続けている。本当に頼もしい相棒だった。
「耕作貴族様、今日も精が出ますな」
そんなある日、一人の老人が声をかけてきた。村の長老だ。
「あんた様がここに来て、一月。最初は誰もが気まぐれだと思っておりやした。じゃが、あんた様は毎日、一日も休まず畑においでなさる」
長老は、俺が耕した畑に目をやった。そこは、俺が来た当初とは比べ物にならないほど、ふかふかと柔らかそうな土に変わっていた。
「わしらも、もう一度だけ信じてみようと思いましてな。明日から、何人か若い衆を手伝いによこしやす。どうか、わしらにやり方をご指導くだせえ」
その言葉に、俺は泥だらけの顔を上げて、思わず笑みをこぼした。
長かった。本当に長かった。
俺が貴族の身分を捨てて、自らクワを握った意味。それがようやく、ほんの少しだけ、領民たちに届いた瞬間だった。
これが、俺がこの世界で「耕作貴族」として認められた、最初の第一歩だった。
「ケンイチ様、本気でご自分で畑を?」
「ああ。百聞は一見にしかず、だ。この土地の状態を、俺自身の肌で確かめたい」
シルヴィアは心配そうな顔を崩さないが、俺の決意が固いと見ると、黙って麦わら帽子を差し出してくれた。こういう気の利き方は、さすが元敏腕冒険者といったところか。
俺がまず向かったのは、屋敷のすぐ裏にある、比較的マシに見える畑だった。しかし、クワを振り下ろして、すぐに問題の深刻さを理解した。
ガツン、と硬い感触が手に伝わる。土が、石のようにカチカチに固まっているのだ。これでは作物の根が伸びるはずもない。連作障害だ。毎年同じ作物を同じ畑で作り続けたせいで、土壌の栄養バランスが極端に偏り、地力が完全に失われている。前世で何度も見てきた光景だった。
「ひどいな……これじゃあ、不作になるのも当然だ」
俺はクワを置き、土をひとつかみする。パラパラと砂のように乾ききっており、ミミズ一匹いやしない。健康な土には、たくさんの微生物や小動物が棲んでいるものだ。この畑は、完全に死んでいる。
「シルヴィア、村の家畜の排泄物や、調理で出た野菜くず、森の落ち葉を集めてきてくれ。できるだけ大量にだ」
「排泄物……でございますか?いったい何に……」
「いいから頼む。それと、村で一番腕のいい鍛冶屋はいるか?ちょっとした農具を作ってもらいたい」
俺の突拍子もない指示に、シルヴィアは戸惑いながらも走り出した。彼女が村中を駆け回っている間、俺は一人、黙々と固い土を掘り起こし続けた。
案の定、俺の行動はすぐに村中の噂になった。
「おい、見たか?新しい当主様が、自ら畑を耕しておられるぞ」
「貴族の旦那が土いじりとは……。いよいよお頭がおかしくなられたか」
「どうせすぐに飽きておやめになるさ。俺たちみてえな百姓仕事が、貴族様にできるわけねえ」
遠巻きに俺を見ながら、領民たちがひそひそと話しているのが聞こえる。無理もない。この世界では、貴族はふんぞり返って命令するだけの存在なのだろう。彼らにとって、俺は奇異な存在でしかない。
だが、今は彼らの信頼を得ることよりも、目に見える結果を出すことが先決だ。
数時間後、シルヴィアが大量の家畜の排泄物、生ゴミ、落ち葉を積んだ荷車を引いて戻ってきた。鼻を突く強烈な匂いに、遠巻きに見ていた領民たちは顔をしかめている。
「ケンイチ様、お持ちしました。ですが、本当にこのようなものを……」
「ああ、これが宝の山なんだ」
俺は、前世の知識を総動員して「堆肥作り」を始めた。集めた有機物を積み上げ、適度に水をやり、米ぬか(幸い、少量だが備蓄があった)を振りかける。これは発酵を促す微生物の餌になる。そして、全体をシートで覆い、発酵熱を逃がさないようにする。
「これを数週間寝かせれば、最高の肥料になる。土を生き返らせる魔法の薬だ」
俺が熱っぽく語っても、シルヴィアは半信半疑の顔だ。まあ、仕方ない。この世界には「堆肥」という概念すらないのかもしれない。
次に俺が取り掛かったのは、「輪作」の計画だ。村の畑をいくつかのブロックに分け、それぞれ違う種類の作物を順番に育てる計画表を作成した。マメ科の植物を育てれば土が肥え、根菜を育てれば土が深くまで耕される。単純だが、これだけで連作障害は大幅に改善できるはずだ。
この世界の野菜の種類は知らないが、基本的な分類は同じだろうと当たりをつけた。
そして、鍛冶屋に作らせたのは「備中クワ」だ。この世界のクワは、土を掘り返すだけの単純な形状だったが、備中クワは刃が三本に分かれており、土を耕しながら砕き、空気を含ませることができる優れものだ。硬い土壌を改良するには、これ以上の相棒はいない。
完成した備-もとい、俺が「三ツ刃クワ」と名付けた新しい農具の使い心地は最高だった。ザク、ザク、と軽快な音を立てて、固い土が面白いようにほぐれていく。
来る日も来る日も、俺は畑に出た。朝は誰よりも早く起きて土を耕し、昼は領民に輪作の重要性を説き(ほとんど信じてもらえなかったが)、夜はランプの明かりを頼りに新しい農法の計画を立てる。
そんな俺の姿を、領民たちは遠巻きに眺めているだけだった。だが、協力してくれる者も現れ始めた。俺の護衛兼助手として、甲斐甲斐しく働くシルヴィアだ。
彼女は最初こそ戸惑っていたが、俺が毎日泥だらけになりながらも楽しそうに土と向き合う姿を見て、次第にその意図を理解し始めたらしい。今では文句一つ言わず、堆肥を切り返したり、水汲みをしたりと、率先して手伝ってくれている。
元Sランク冒険者だけあって、その体力は底なしだ。俺がへばっていても、彼女は涼しい顔で作業を続けている。本当に頼もしい相棒だった。
「耕作貴族様、今日も精が出ますな」
そんなある日、一人の老人が声をかけてきた。村の長老だ。
「あんた様がここに来て、一月。最初は誰もが気まぐれだと思っておりやした。じゃが、あんた様は毎日、一日も休まず畑においでなさる」
長老は、俺が耕した畑に目をやった。そこは、俺が来た当初とは比べ物にならないほど、ふかふかと柔らかそうな土に変わっていた。
「わしらも、もう一度だけ信じてみようと思いましてな。明日から、何人か若い衆を手伝いによこしやす。どうか、わしらにやり方をご指導くだせえ」
その言葉に、俺は泥だらけの顔を上げて、思わず笑みをこぼした。
長かった。本当に長かった。
俺が貴族の身分を捨てて、自らクワを握った意味。それがようやく、ほんの少しだけ、領民たちに届いた瞬間だった。
これが、俺がこの世界で「耕作貴族」として認められた、最初の第一歩だった。
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