7 / 17
第6話「元夫婦、刃を交える宿命の地で」
しおりを挟む
新生ヴァンデルーク王国の独立宣言は、大陸中に衝撃を与えた。
セシリアは激昂し、「魔女アリシアとその傀儡である偽皇帝クロードを討伐せよ」との勅命を皇国全軍に下した。ノースガルドを覆う光の結界の外には、レヴァント皇国の大軍が布陣し、今や遅しと攻撃の機会を窺っている。
「本当に、私と戦うことになるぞ」
城壁の上から眼下に広がる皇国軍を見下ろしながら、隣に立つクロードがつぶやいた。
「ええ。ですが、これは必要な戦いです。私たちが真に戦うべき相手が誰なのかを、皆に知らしめるために」
私は迷いなく答えた。
セシリアは、クロードに瓜二つの影武者を立て、彼が軍を率いているように見せかけていた。そして、魔術で兵士たちの敵愾心を煽り、正常な判断力を奪っている。彼らを正気に戻すには、圧倒的な力でセシリアの魔術を打ち破るしかない。
「作戦通り、私が前線で敵を引きつけます。カイ、エリオット、リナリア、皆のことは任せました」
「アリシア様、ご武運を」
仲間たちに見送られ、私は一人、城門を開いて敵軍の前に立った。たった一人で現れた私を見て、皇国軍は一瞬どよめいたが、すぐに鬨の声を上げて殺到してきた。
「愚かな魔女め!」
先陣を切って突進してきたのは、セシリア派の筆頭である将軍だった。私は冷静に彼の剣を受け流し、古代魔法で強化した体術で一瞬にして組み伏せる。
「星の光よ、彼の心の闇を払え!」
私の掌から放たれた浄化の光が将軍を包むと、彼の瞳から狂信的な光が消え、正気を取り戻した。
「なっ…私は、一体何を…?」
これを皮切りに、私は戦場を駆け巡った。魔法で兵士たちの洗脳を解き、武器を奪い、しかし命までは奪わない。私の目的は、彼らを殺すことではないからだ。
だが、その時。皇国軍の本陣から、凄まじい威圧感を放つ一人の騎士が姿を現した。クロードと寸分違わぬ姿をした、影武者だ。彼の体からは、セシリアの邪悪な魔力が黒いオーラとなって立ち上っている。
「アリシア…よくも我が軍を混乱させてくれたな。ここで、お前を討つ」
影武者は、クロードと全く同じ声で、しかし感情のない冷たい口調で言った。
私は剣を構え、彼と対峙する。元夫(の偽物)と、再び刃を交えることになるとはなんという宿命だろう。
影武者の剣は、凄まじいの一言だった。セシリアの魔力で強化されているのか、一撃一撃が異常なほど重い。私は古代魔法を駆使して防御と反撃を繰り返すが、徐々に追い詰められていく。
「アリシア!」
城壁の上から、本物のクロードの焦った声が聞こえる。
(大丈夫…まだよ!)
私は一瞬の隙を突き、影武者との距離を取る。そして、これまでで最大の魔力を集中させた。
「これが、私の答えよ!――星天の裁き(ジャッジメント・オブ・ヘブン)!」
天から降り注いだ神々しい光の柱が、影武者を直撃する。凄まじい衝撃波が戦場を吹き抜け、兵士たちは皆、地に伏せた。
光が晴れた時、そこに立っていたのは黒焦げの人形だった。セシリアの魔力が消え、影武者はその役目を終えて崩れ落ちる。
戦場に、静寂が訪れた。
洗脳から完全に解き放たれた皇国の兵士たちは、何が起こったのか分からず呆然と私を見つめている。
私は剣を鞘に納め、彼らに向かって堂々と宣言した。
「聞きなさい、レヴァント皇国の兵士たち!あなた方を操っていたのは、偽りの聖女セシリアです!彼女こそが、皇国を、そしてこの大陸を戦乱に陥れた元凶なのです!」
その時だった。私の背後、城壁の上に立つクロードが、魔法で増幅させた声で叫んだ。
「私が、本物のクロード・レヴァントだ!諸君らは、魔女セシリアに騙されていた!真の敵はアリシア・ヴァンデルークではない!王都にいる、セシリアただ一人だ!」
本物の皇帝の登場に、兵士たちは大きくどよめいた。
これで、勝負は決した。
***
だが、王都のセシリアは、まだ諦めてはいなかった。遠く離れたこの戦場の様子を水晶玉で見ていた彼女の顔が、怒りと屈辱に歪む。
「こうなったら……もう、おしまいにしてあげるわ」
彼女は不気味に微笑むと、地下に隠していた禁断の儀式を開始した。
「アリシア、見てみろ!」
クロードが空を指さす。王都の方角の空が、不吉な暗黒に染まっていく。そこから、大陸全土を覆い尽くすほどの邪悪で巨大な気配が感じられた。
「おのれ、セシリアめ…!一体、何をしようと…!」
セシリアの正体は、クロードが考えていたような狡猾な転生者などではなかった。彼女の目的は、この世界を支配することですらない。
その正体は、異世界から送り込まれた、すべてを無に帰すための「破壊の魔女」。
宿命の戦いは、まだ終わっていなかった。それは、これから始まる世界を懸けた戦いの序章に過ぎなかったのだ。
セシリアは激昂し、「魔女アリシアとその傀儡である偽皇帝クロードを討伐せよ」との勅命を皇国全軍に下した。ノースガルドを覆う光の結界の外には、レヴァント皇国の大軍が布陣し、今や遅しと攻撃の機会を窺っている。
「本当に、私と戦うことになるぞ」
城壁の上から眼下に広がる皇国軍を見下ろしながら、隣に立つクロードがつぶやいた。
「ええ。ですが、これは必要な戦いです。私たちが真に戦うべき相手が誰なのかを、皆に知らしめるために」
私は迷いなく答えた。
セシリアは、クロードに瓜二つの影武者を立て、彼が軍を率いているように見せかけていた。そして、魔術で兵士たちの敵愾心を煽り、正常な判断力を奪っている。彼らを正気に戻すには、圧倒的な力でセシリアの魔術を打ち破るしかない。
「作戦通り、私が前線で敵を引きつけます。カイ、エリオット、リナリア、皆のことは任せました」
「アリシア様、ご武運を」
仲間たちに見送られ、私は一人、城門を開いて敵軍の前に立った。たった一人で現れた私を見て、皇国軍は一瞬どよめいたが、すぐに鬨の声を上げて殺到してきた。
「愚かな魔女め!」
先陣を切って突進してきたのは、セシリア派の筆頭である将軍だった。私は冷静に彼の剣を受け流し、古代魔法で強化した体術で一瞬にして組み伏せる。
「星の光よ、彼の心の闇を払え!」
私の掌から放たれた浄化の光が将軍を包むと、彼の瞳から狂信的な光が消え、正気を取り戻した。
「なっ…私は、一体何を…?」
これを皮切りに、私は戦場を駆け巡った。魔法で兵士たちの洗脳を解き、武器を奪い、しかし命までは奪わない。私の目的は、彼らを殺すことではないからだ。
だが、その時。皇国軍の本陣から、凄まじい威圧感を放つ一人の騎士が姿を現した。クロードと寸分違わぬ姿をした、影武者だ。彼の体からは、セシリアの邪悪な魔力が黒いオーラとなって立ち上っている。
「アリシア…よくも我が軍を混乱させてくれたな。ここで、お前を討つ」
影武者は、クロードと全く同じ声で、しかし感情のない冷たい口調で言った。
私は剣を構え、彼と対峙する。元夫(の偽物)と、再び刃を交えることになるとはなんという宿命だろう。
影武者の剣は、凄まじいの一言だった。セシリアの魔力で強化されているのか、一撃一撃が異常なほど重い。私は古代魔法を駆使して防御と反撃を繰り返すが、徐々に追い詰められていく。
「アリシア!」
城壁の上から、本物のクロードの焦った声が聞こえる。
(大丈夫…まだよ!)
私は一瞬の隙を突き、影武者との距離を取る。そして、これまでで最大の魔力を集中させた。
「これが、私の答えよ!――星天の裁き(ジャッジメント・オブ・ヘブン)!」
天から降り注いだ神々しい光の柱が、影武者を直撃する。凄まじい衝撃波が戦場を吹き抜け、兵士たちは皆、地に伏せた。
光が晴れた時、そこに立っていたのは黒焦げの人形だった。セシリアの魔力が消え、影武者はその役目を終えて崩れ落ちる。
戦場に、静寂が訪れた。
洗脳から完全に解き放たれた皇国の兵士たちは、何が起こったのか分からず呆然と私を見つめている。
私は剣を鞘に納め、彼らに向かって堂々と宣言した。
「聞きなさい、レヴァント皇国の兵士たち!あなた方を操っていたのは、偽りの聖女セシリアです!彼女こそが、皇国を、そしてこの大陸を戦乱に陥れた元凶なのです!」
その時だった。私の背後、城壁の上に立つクロードが、魔法で増幅させた声で叫んだ。
「私が、本物のクロード・レヴァントだ!諸君らは、魔女セシリアに騙されていた!真の敵はアリシア・ヴァンデルークではない!王都にいる、セシリアただ一人だ!」
本物の皇帝の登場に、兵士たちは大きくどよめいた。
これで、勝負は決した。
***
だが、王都のセシリアは、まだ諦めてはいなかった。遠く離れたこの戦場の様子を水晶玉で見ていた彼女の顔が、怒りと屈辱に歪む。
「こうなったら……もう、おしまいにしてあげるわ」
彼女は不気味に微笑むと、地下に隠していた禁断の儀式を開始した。
「アリシア、見てみろ!」
クロードが空を指さす。王都の方角の空が、不吉な暗黒に染まっていく。そこから、大陸全土を覆い尽くすほどの邪悪で巨大な気配が感じられた。
「おのれ、セシリアめ…!一体、何をしようと…!」
セシリアの正体は、クロードが考えていたような狡猾な転生者などではなかった。彼女の目的は、この世界を支配することですらない。
その正体は、異世界から送り込まれた、すべてを無に帰すための「破壊の魔女」。
宿命の戦いは、まだ終わっていなかった。それは、これから始まる世界を懸けた戦いの序章に過ぎなかったのだ。
48
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢の役割を演じきり、婚約破棄で自由を手に入れた私。一途な騎士の愛に支えられ、領地経営に専念していたら、元婚約者たちが後悔し始めたようで
黒崎隼人
ファンタジー
「悪役令嬢」の断罪劇は、彼女の微笑みと共に始まった――。
王太子に婚約破棄を突きつけられた侯爵令嬢エルザ・ヴァイス。乙女ゲームのシナリオ通り、絶望し泣き叫ぶはずだった彼女が口にしたのは、「その茶番、全てお見通しですわ」という、全てを見透かすような言葉だった。
強制された役割から自ら降りたエルザは、王都の悪意を背負いながら、疲弊した領地へと帰還する。そこで彼女を待っていたのは、世間の冷たい目と、幼い頃に救った孤児――騎士レオン・ベルナールの変わらぬ忠誠心だった。
「あなたが悪役などであるはずがない」。彼の言葉に導かれ、エルザは己の才能と知性を武器に、領地の改革に乗り出す。一方、シナリオから外れた王都では、王太子ルキウスやヒロインのリアナが、抱える違和感と罪悪感に苦しんでいた。
しかし、エルザを陥れようとする新たな陰謀が動き出す。果たしてエルザは、自らの人生を切り開き、本当の幸せを掴むことができるのか? そして、ゲームの呪縛から解き放たれた者たちの運命は――。
これは、悪役令嬢という仮面を脱ぎ捨て、真実の愛と自己実現を手にする、美しくも力強い逆転の物語。あなたもきっと、彼女の選択に心を揺さぶられるでしょう。
元悪役令嬢、偽聖女に婚約破棄され追放されたけど、前世の農業知識で辺境から成り上がって新しい国の母になりました
黒崎隼人
ファンタジー
公爵令嬢ロゼリアは、王太子から「悪役令嬢」の汚名を着せられ、大勢の貴族の前で婚約を破棄される。だが彼女は動じない。前世の記憶を持つ彼女は、法的に完璧な「離婚届」を叩きつけ、自ら自由を選ぶ!
追放された先は、人々が希望を失った「灰色の谷」。しかし、そこは彼女にとって、前世の農業知識を活かせる最高の「研究室」だった。
土を耕し、水路を拓き、新たな作物を育てる彼女の姿に、心を閉ざしていた村人たちも、ぶっきらぼうな謎の青年カイも、次第に心を動かされていく。
やがて「辺境の女神」と呼ばれるようになった彼女の奇跡は、一つの領地を、そして傾きかけた王国全体の運命をも揺るがすことに。
これは、一人の気高き令嬢が、逆境を乗り越え、最高の仲間たちと新しい国を築き、かけがえのない愛を見つけるまでの、壮大な逆転成り上がりストーリー!
無能だと追放された「雑用係」のハル、現代の知恵(ライフハック)を駆使したら、呪われた魔王城が聖域化して伝説の賢者と呼ばれ始めた
ユネ
ファンタジー
「君のような無能な掃除係は必要ない!」
勇者パーティーからゴミのように捨てられた雑用係のハル。だが彼女には、前世で培った【家事のプロとしてのライフハック】があった。
移り住んだのは、誰もが恐れる『呪われた魔王城』。しかしハルにとっては、ただの「掃除のしがいがある大型物件」に過ぎなかった!
重曹とクエン酸で呪いを浄化し、アルミホイルで魔物を除け、ジャガイモの皮で伝説の鏡を蘇らせる。
魔法より便利な知恵で、お城はいつの間にか世界一快適な聖域に。
一方、ハルを失った勇者たちは、汚部屋と化した拠点と自らの無知に絶望することになり――。
これは、一人の「掃除好き」が知恵と工夫だけで異世界に革命を起こし、最高のスローライフを手に入れるまでの物語。
婚約破棄されたので、慰謝料で「国」を買うことにしました。~知識ゼロの私ですが、謎の魔導書(AI)に従ったら、いつの間にか王家のオーナーに~
ジョウジ
ファンタジー
「セレスティア、貴様との婚約を破棄する!」 卒業パーティーで王子に断罪された公爵令嬢セレスティア。
慰謝料も貰えず、腹いせに立ち寄った古道具屋のワゴンセール。 そこでたった銅貨数枚(100円)で買った「黒い手鏡(スマホ)」を起動した瞬間、運命が変わる。
『警告。3年後の国家破綻およびマスターの処刑確率は99.9%です』 「はあ!? 死ぬのは嫌! それに、戦争が起きたら推し(アルド様)が死んじゃうじゃない!」
知識ゼロ、あるのは魔力と行動力、そして推しへの愛だけ。 パニックになった彼女は、スマホに宿るAI(ジェミニ)の極悪な経済作戦を、自分に都合よく「超訳」して実行に移す。
「敵対的買収……? 要するに、お店の借金を肩代わりして『オーナー』になれば、商品は全部タダ(私のもの)ってことね!?」
これは、内心ガクブルの悪役令嬢が、AIの指示を「素敵なお買い物」と勘違いしたまま国を経済支配し、 結果的に「慈悲深い聖女」「経営の天才」と崇められていく、痛快・勘違い無双コメディ!
※全10話の短期集中連載です。お正月のお供にどうぞ!
※テンポを重視してダイジェスト10話版となります。反響があれば長編の執筆を開始します!
※本作は、物語の構想・執筆補助にAI技術を活用し制作されました。
※小説家になろう・カクヨムにも投稿
「お前は用済みだ」役立たずの【地図製作者】と追放されたので、覚醒したチートスキルで最高の仲間と伝説のパーティーを結成することにした
黒崎隼人
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――役立たずの【地図製作者(マッパー)】として所属パーティーから無一文で追放された青年、レイン。死を覚悟した未開の地で、彼のスキルは【絶対領域把握(ワールド・マッピング)】へと覚醒する。
地形、魔物、隠された宝、そのすべてを瞬時に地図化し好きな場所へ転移する。それは世界そのものを掌に収めるに等しいチートスキルだった。
魔力制御が苦手な銀髪のエルフ美少女、誇りを失った獣人の凄腕鍛冶師。才能を活かせずにいた仲間たちと出会った時、レインの地図は彼らの未来を照らし出す最強のコンパスとなる。
これは、役立たずと罵られた一人の青年が最高の仲間と共に自らの居場所を見つけ、やがて伝説へと成り上がっていく冒険譚。
「さて、どこへ行こうか。俺たちの地図は、まだ真っ白だ」
『婚約破棄された悪役令嬢ですが、嫁ぎ先で“連れ子三人”の母になりました ~三人の「ママ」が聞けるまで、私は絶対に逃げません~』
放浪人
恋愛
「母はいりません」と拒絶された悪役令嬢が、最強の“ママ”になるまでの物語。
「君のような可愛げのない女は、王妃にふさわしくない」
身に覚えのない罪で婚約破棄され、“悪役令嬢”の汚名を着せられたクラリス。 彼女が新たに嫁いだのは、北方の辺境を守る「氷の公爵」ことレオンハルト・フォン・グレイフだった。
冷え切った屋敷で彼女を待っていたのは、無表情な夫と、心に傷を負った三人の連れ子たち。 「僕たちに、母はいりません」 初対面で突きつけられた三つの拒絶。しかし、クラリスは諦めなかった。
「称号はいりません。私が欲しいのは――あなたたち三人の『ママ』になれる日だけです」
得意の生活魔法『灯(ともしび)』で凍えた部屋を温め、『鎮(しずめ)』の歌で夜泣きを癒やし、家政手腕で荒れた食卓を立て直す。 クラリスの献身的な愛情は、頑なだった子供たちの心を解きほぐし、やがて不器用な夫の氷の心さえも熱く溶かしていく。
これは、不遇な悪役令嬢が「最強の母」となり、家族を脅かす元婚約者や魔獣たちを華麗に撃退し、最愛の家族から「ママ」と呼ばれるその日までを綴った物語。
【完結】悪役令嬢と追放されましたが優秀と勘違いされてます!?
天音ねる(旧:えんとっぷ)
ファンタジー
断罪イベントを心待ちにしていた悪役令嬢アメリア・フォン・グランツ公爵令嬢。王太子から婚約破棄を突きつけられ、ついに自由の身になれると歓喜する彼女だったが、その態度が「崇高な精神」だと勘違いされ、思わぬ方向へ物語は進んでいく。
自由なスローライフを満喫するため、領地で薬草研究に没頭していたアメリア。しかし、彼女が趣味で開発した薬草が、王都で流行した疫病を治す「秘薬」として広まってしまう。この「奇跡」を目の当たりにした王太子と聖女リリアは、アメリアを「国民のためにすべてを捨てて尽くす気高き淑女」だと再び勘違いし、彼女に協力を求めてくる。
せっかく手に入れた自由が失われそうになり、面倒事に巻き込まれたアメリアは、この状況を逆手に取ることを決意する。彼女が求めるのは、地位や名誉ではない、ただ心ゆくまで研究に没頭できる場所と資金だった。果たしてアメリアは、周囲の盛大な勘違いを利用して、本当の自由を手に入れることができるのか? 悪役令嬢の追放が、なぜか国を救う英雄への道へとつながっていく、勘違いから始まる痛快な物語。
短編作品です。ぜひほかの作品もご覧ください。
無能と追放された鑑定士、実は物の情報を書き換える神スキル【神の万年筆】の持ち主だったので、辺境で楽園国家を創ります!
黒崎隼人
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――勇者パーティーの【鑑定士】リアムは、戦闘能力の低さを理由に、仲間と婚約者から無一文で追放された。全てを失い、流れ着いたのは寂れた辺境の村。そこで彼は自らのスキルの真価に気づく。物の情報を見るだけの【鑑定】は、実は万物の情報を書き換える神のスキル【神の万年筆】だったのだ!
「ただの石」を「最高品質のパン」に、「痩せた土地」を「豊穣な大地」に。奇跡の力で村を豊かにし、心優しい少女リーシャとの絆を育むリアム。やがて彼の村は一つの国家として世界に名を轟かせる。一方、リアムを失った勇者パーティーは転落の一途をたどっていた。今さら戻ってこいと泣きついても、もう遅い! 無能と蔑まれた青年が、世界を創り変える伝説の王となる、痛快成り上がりファンタジー、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる