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第8話「王都決戦、公開討論の罠」
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王都の中央広場は、かつてない熱気に包まれていた。
石畳を埋め尽くす群衆の波。色とりどりの旗がはためき、改革党のシンボルカラーである青いスカーフを巻いた人々が目立つ。その一方で、ダグラス派が動員したサクラたちも赤い腕章をつけて陣取っており、広場は青と赤のモザイク模様を描いていた。
今日は、この国始まって以来の歴史的なイベント、「公開討論会」の日だ。
アレンが突きつけた『建国の契約』に基づき、暫定的な選挙管理委員会が発足した。貴族院も、もはや民衆の暴動を抑え込むことは不可能と判断し、渋々ながらこの場を設けることに同意したのだ。もっとも、彼らには勝算があるようだが。
壇上の向かって右側には、豪華な椅子に深々と腰掛けたダグラス宰相がいる。その表情には余裕の笑みが張り付いているが、目の奥は笑っていない。爬虫類のような冷たい光が宿っている。
対する左側には、質素なパイプ椅子に座るアレンとエリス。アレンは簡素なスーツ姿で、書類を膝に置いている。
「これより、王都代表選出に向けた公開討論会を開始する!」
司会進行役の貴族が、不承不承といった様子で宣言した。
最初にマイクを握ったのはダグラスだった。彼は立ち上がることなく、尊大な態度で口を開いた。
「愚かな民よ。このような茶番に付き合うのも、慈悲深い私の温情あればこそだ。アレン・クロフォードとかいう追放者が、あることないこと吹き込んでいるようだが、国家運営とは子供の遊びではない。高度な政治判断と、高貴な血筋のみがなし得る神聖な義務なのだ」
ダグラスの声は、やけに響きが良かった。耳に心地よく、聞いているだけで思考が麻痺するような甘美なトーンを含んでいる。
広場の最前列にいた市民たちが、ぼんやりとした表情で頷き始めた。
『……ダグラス様のおっしゃる通りかもしれない』
『俺たち平民には政治なんて分からないしな……』
空気が変わる。先ほどまでの熱狂が冷め、無力感が伝染していく。
アレンは眉をひそめた。これはただの演説ではない。
『アレン様、これは……精神干渉魔法です』
隣に座るエリスが、ハンカチで口元を隠しながら小声でささやいた。彼女は元公爵令嬢として高度な魔法教育を受けているため、魔力の流れに敏感だ。
『音声に微弱な暗示魔法を乗せているのですね。違法ではありませんが、卑劣な手です』
『ああ、気づいている。だが、想定の範囲内だ』
アレンは静かに立ち上がった。
ダグラスの演説が終わると、サクラたちが盛大な拍手を送る。洗脳されかけた市民たちも、つられるように拍手をしそうになる。
「では、次にアレン・クロフォード」
司会に促され、アレンがマイクの前に立った。
彼はまず、何も言わずに広場を見渡した。その沈黙が、ざわめきを静める。
そして、ポケットから小さな青い水晶を取り出し、演台の上に置いた。
キィィィン……という甲高いノイズが一瞬だけ走り、空気がビリビリと震えた。
「な、なんだ!?」
ダグラスが顔をしかめる。
アレンは涼しい顔でマイクに向かった。
「失礼。音響の調整をさせてもらった。どうもこの会場には、ノイズが多いようなのでね」
アレンが置いたのは、対精神魔法用のジャミング装置だ。ガンツに作らせた試作品で、特定の波長の魔力を中和する効果がある。
ダグラスの暗示が霧散し、市民たちの目に正気が戻る。
「さて、ダグラス宰相。貴方は『国家運営は高貴な血筋のみがなし得る』とおっしゃいましたが、ではお聞きします。先日のリバーサイドの水害対策において、貴方が任命した貴族の担当者が現場視察に訪れた回数は何回ですか?」
アレンは単刀直入に切り込んだ。
ダグラスは鼻で笑う。
「ふん、細かい実務など下の者に任せればよい。私が把握する必要などない」
「ゼロ回です。1度も行っていません。それどころか、彼は『泥で靴が汚れる』と言って、予算を流用して別荘の庭園を改装していました。これが貴方の言う『神聖な義務』ですか?」
アレンが証拠書類を掲げると、背後の巨大スクリーンにその領収書と工事記録が映し出された。
群衆から怒りの声が上がる。
「嘘だ!捏造だ!」
ダグラスが叫ぶが、アレンは追撃の手を緩めない。
「さらに、貴方は『高度な政治判断』と言いましたが、昨年度の小麦の輸入制限措置。あれによってパンの価格が3倍に跳ね上がり、餓死者が出たことをご存知ですか?あれは国内の農家を守るためではなく、貴方の親族が経営する商会に独占的な利益をもたらすためだった。違いますか?」
次々と提示されるデータ、裏帳簿のコピー、関係者の証言映像。
アレンの弁舌は、感情的にならず、あくまで冷徹に事実を積み上げていくスタイルだ。それがかえって、ダグラスの感情的な反論を際立たせた。
「黙れ、黙れ!この平民風情が!衛兵、こいつをつまみ出せ!」
ダグラスが激昂して立ち上がる。その顔は醜く歪み、脂汗が流れていた。
しかし、衛兵たちは動かなかった。彼らもまた、アレンの言葉に聞き入っていたのだ。あるいは、アレンの背後にいる数万の民衆の視線に射すくめられていたのかもしれない。
「ダグラス宰相。貴方は民を家畜だと思っているかもしれないが、家畜にも噛みつく権利はある。ましてや我々は人間だ。誇り高き王国の民だ」
アレンの声が熱を帯びる。
「我々はもう、貴方たちの搾取には屈しない。この国の主人は王でも貴族でもない。ここにいる一人一人だ!」
ワァァァァァッ!!
広場が揺れるような歓声に包まれた。
ダグラスはよろめき、椅子にへたり込んだ。精神魔法による支配が解け、真実という名の光に晒された彼は、ただの強欲な老人に過ぎなかった。
だが、アレンは油断していなかった。
窮鼠猫を噛む。追い詰められた権力者は、何をするか分からない。
その予感は的中した。
討論会の終盤、ダグラスの側近が彼の耳元で何かをささやいた。すると、ダグラスの顔に再び粘着質な笑みが戻ったのだ。
「……ふふふ。威勢がいいのはそこまでだ、アレン。それに、隣の小娘もな」
ダグラスが不気味な視線をエリスに向ける。
アレンは反射的にエリスを庇うように前に出たが、ダグラスは懐から1枚の古びた羊皮紙を取り出した。
「皆の者、聞け!このアレンが担ぎ上げているエリス・フォン・ベルンシュタイン。彼女の父親である公爵が処刑された真の理由を知っているか?」
広場が静まり返る。
「公爵は、隣国と通じてこの国を売ろうとした売国奴だ!そしてその娘であるエリスもまた、王都の防衛結界の機密情報を持ち出し、敵国に売り渡そうとしていたスパイなのだ!」
「なっ……!?」
エリスが息をのむ。
もちろん、でたらめだ。だが、ダグラスが掲げた羊皮紙には、確かにベルンシュタイン家の署名と、隣国の印章が押されていた。精巧な偽造文書だ。
「嘘です!そんなこと、父様は……私もしていません!」
エリスが叫ぶが、ダグラスは畳み掛ける。
「証拠はここにある!アレン、貴様もグルか?この国を内部から崩壊させるために、民衆を扇動しているのだろう!」
民衆の間に動揺が走る。
「売国奴」「スパイ」という言葉は、愛国心の強い市民たちにとって最も忌み嫌うものだ。先ほどまでの熱狂が、急速に疑念へと変わっていく。
『おい、本当なのか?』
『ベルンシュタイン家といえば、確かに突然取り潰されたが……』
『隣国のスパイだとすれば許せねえな』
疑いの視線が、刃物のようにエリスに突き刺さる。
エリスの顔色が蒼白になり、小刻みに震え出した。彼女にとって、父親の名誉は唯一の心の支えだった。それを汚され、さらに自分まで疑われることは、死ぬよりも辛い屈辱だった。
「違います……信じて……」
か細い声は、ざわめきにかき消される。
ダグラスが高笑いする。
「見ろ、何も言えないではないか!この魔女め!」
アレンは拳を強く握りしめた。
論理や事実だけでは覆せない、感情と偏見を利用した最悪の攻撃。
ここでエリスが崩れれば、改革党は終わる。
アレンはエリスの肩に手を置いた。その手は温かく、力強かった。
『大丈夫だ。私がついている』
アレンはマイクを切ると、エリスにだけ聞こえる声で言った。
『これは試練だ。だが、君なら乗り越えられる。真実は君の中にある』
討論会は混乱の中で幕を閉じた。
勝負はまだついていない。だが、ダグラスが放った毒は、確実に民衆の心に浸透し始めていた。
石畳を埋め尽くす群衆の波。色とりどりの旗がはためき、改革党のシンボルカラーである青いスカーフを巻いた人々が目立つ。その一方で、ダグラス派が動員したサクラたちも赤い腕章をつけて陣取っており、広場は青と赤のモザイク模様を描いていた。
今日は、この国始まって以来の歴史的なイベント、「公開討論会」の日だ。
アレンが突きつけた『建国の契約』に基づき、暫定的な選挙管理委員会が発足した。貴族院も、もはや民衆の暴動を抑え込むことは不可能と判断し、渋々ながらこの場を設けることに同意したのだ。もっとも、彼らには勝算があるようだが。
壇上の向かって右側には、豪華な椅子に深々と腰掛けたダグラス宰相がいる。その表情には余裕の笑みが張り付いているが、目の奥は笑っていない。爬虫類のような冷たい光が宿っている。
対する左側には、質素なパイプ椅子に座るアレンとエリス。アレンは簡素なスーツ姿で、書類を膝に置いている。
「これより、王都代表選出に向けた公開討論会を開始する!」
司会進行役の貴族が、不承不承といった様子で宣言した。
最初にマイクを握ったのはダグラスだった。彼は立ち上がることなく、尊大な態度で口を開いた。
「愚かな民よ。このような茶番に付き合うのも、慈悲深い私の温情あればこそだ。アレン・クロフォードとかいう追放者が、あることないこと吹き込んでいるようだが、国家運営とは子供の遊びではない。高度な政治判断と、高貴な血筋のみがなし得る神聖な義務なのだ」
ダグラスの声は、やけに響きが良かった。耳に心地よく、聞いているだけで思考が麻痺するような甘美なトーンを含んでいる。
広場の最前列にいた市民たちが、ぼんやりとした表情で頷き始めた。
『……ダグラス様のおっしゃる通りかもしれない』
『俺たち平民には政治なんて分からないしな……』
空気が変わる。先ほどまでの熱狂が冷め、無力感が伝染していく。
アレンは眉をひそめた。これはただの演説ではない。
『アレン様、これは……精神干渉魔法です』
隣に座るエリスが、ハンカチで口元を隠しながら小声でささやいた。彼女は元公爵令嬢として高度な魔法教育を受けているため、魔力の流れに敏感だ。
『音声に微弱な暗示魔法を乗せているのですね。違法ではありませんが、卑劣な手です』
『ああ、気づいている。だが、想定の範囲内だ』
アレンは静かに立ち上がった。
ダグラスの演説が終わると、サクラたちが盛大な拍手を送る。洗脳されかけた市民たちも、つられるように拍手をしそうになる。
「では、次にアレン・クロフォード」
司会に促され、アレンがマイクの前に立った。
彼はまず、何も言わずに広場を見渡した。その沈黙が、ざわめきを静める。
そして、ポケットから小さな青い水晶を取り出し、演台の上に置いた。
キィィィン……という甲高いノイズが一瞬だけ走り、空気がビリビリと震えた。
「な、なんだ!?」
ダグラスが顔をしかめる。
アレンは涼しい顔でマイクに向かった。
「失礼。音響の調整をさせてもらった。どうもこの会場には、ノイズが多いようなのでね」
アレンが置いたのは、対精神魔法用のジャミング装置だ。ガンツに作らせた試作品で、特定の波長の魔力を中和する効果がある。
ダグラスの暗示が霧散し、市民たちの目に正気が戻る。
「さて、ダグラス宰相。貴方は『国家運営は高貴な血筋のみがなし得る』とおっしゃいましたが、ではお聞きします。先日のリバーサイドの水害対策において、貴方が任命した貴族の担当者が現場視察に訪れた回数は何回ですか?」
アレンは単刀直入に切り込んだ。
ダグラスは鼻で笑う。
「ふん、細かい実務など下の者に任せればよい。私が把握する必要などない」
「ゼロ回です。1度も行っていません。それどころか、彼は『泥で靴が汚れる』と言って、予算を流用して別荘の庭園を改装していました。これが貴方の言う『神聖な義務』ですか?」
アレンが証拠書類を掲げると、背後の巨大スクリーンにその領収書と工事記録が映し出された。
群衆から怒りの声が上がる。
「嘘だ!捏造だ!」
ダグラスが叫ぶが、アレンは追撃の手を緩めない。
「さらに、貴方は『高度な政治判断』と言いましたが、昨年度の小麦の輸入制限措置。あれによってパンの価格が3倍に跳ね上がり、餓死者が出たことをご存知ですか?あれは国内の農家を守るためではなく、貴方の親族が経営する商会に独占的な利益をもたらすためだった。違いますか?」
次々と提示されるデータ、裏帳簿のコピー、関係者の証言映像。
アレンの弁舌は、感情的にならず、あくまで冷徹に事実を積み上げていくスタイルだ。それがかえって、ダグラスの感情的な反論を際立たせた。
「黙れ、黙れ!この平民風情が!衛兵、こいつをつまみ出せ!」
ダグラスが激昂して立ち上がる。その顔は醜く歪み、脂汗が流れていた。
しかし、衛兵たちは動かなかった。彼らもまた、アレンの言葉に聞き入っていたのだ。あるいは、アレンの背後にいる数万の民衆の視線に射すくめられていたのかもしれない。
「ダグラス宰相。貴方は民を家畜だと思っているかもしれないが、家畜にも噛みつく権利はある。ましてや我々は人間だ。誇り高き王国の民だ」
アレンの声が熱を帯びる。
「我々はもう、貴方たちの搾取には屈しない。この国の主人は王でも貴族でもない。ここにいる一人一人だ!」
ワァァァァァッ!!
広場が揺れるような歓声に包まれた。
ダグラスはよろめき、椅子にへたり込んだ。精神魔法による支配が解け、真実という名の光に晒された彼は、ただの強欲な老人に過ぎなかった。
だが、アレンは油断していなかった。
窮鼠猫を噛む。追い詰められた権力者は、何をするか分からない。
その予感は的中した。
討論会の終盤、ダグラスの側近が彼の耳元で何かをささやいた。すると、ダグラスの顔に再び粘着質な笑みが戻ったのだ。
「……ふふふ。威勢がいいのはそこまでだ、アレン。それに、隣の小娘もな」
ダグラスが不気味な視線をエリスに向ける。
アレンは反射的にエリスを庇うように前に出たが、ダグラスは懐から1枚の古びた羊皮紙を取り出した。
「皆の者、聞け!このアレンが担ぎ上げているエリス・フォン・ベルンシュタイン。彼女の父親である公爵が処刑された真の理由を知っているか?」
広場が静まり返る。
「公爵は、隣国と通じてこの国を売ろうとした売国奴だ!そしてその娘であるエリスもまた、王都の防衛結界の機密情報を持ち出し、敵国に売り渡そうとしていたスパイなのだ!」
「なっ……!?」
エリスが息をのむ。
もちろん、でたらめだ。だが、ダグラスが掲げた羊皮紙には、確かにベルンシュタイン家の署名と、隣国の印章が押されていた。精巧な偽造文書だ。
「嘘です!そんなこと、父様は……私もしていません!」
エリスが叫ぶが、ダグラスは畳み掛ける。
「証拠はここにある!アレン、貴様もグルか?この国を内部から崩壊させるために、民衆を扇動しているのだろう!」
民衆の間に動揺が走る。
「売国奴」「スパイ」という言葉は、愛国心の強い市民たちにとって最も忌み嫌うものだ。先ほどまでの熱狂が、急速に疑念へと変わっていく。
『おい、本当なのか?』
『ベルンシュタイン家といえば、確かに突然取り潰されたが……』
『隣国のスパイだとすれば許せねえな』
疑いの視線が、刃物のようにエリスに突き刺さる。
エリスの顔色が蒼白になり、小刻みに震え出した。彼女にとって、父親の名誉は唯一の心の支えだった。それを汚され、さらに自分まで疑われることは、死ぬよりも辛い屈辱だった。
「違います……信じて……」
か細い声は、ざわめきにかき消される。
ダグラスが高笑いする。
「見ろ、何も言えないではないか!この魔女め!」
アレンは拳を強く握りしめた。
論理や事実だけでは覆せない、感情と偏見を利用した最悪の攻撃。
ここでエリスが崩れれば、改革党は終わる。
アレンはエリスの肩に手を置いた。その手は温かく、力強かった。
『大丈夫だ。私がついている』
アレンはマイクを切ると、エリスにだけ聞こえる声で言った。
『これは試練だ。だが、君なら乗り越えられる。真実は君の中にある』
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