96 / 167
8章 崩れゆくTS生活
96話 反復横跳びはわき腹が痛くなるから嫌い
しおりを挟む
「ねぇねぇっ! ひよりちゃんひよりちゃん!」
「はいっ! 今日もお勉強――――――……、え」
今日もひよりちゃんがお家に来てくれた。
お勉強会?
その前にお説教会だよ?
「ひよりちゃん、メッでしょ! あんなえっちなの描いちゃ!」
「えっ……あ、はい……そう、ですね……?」
一瞬青くなっていた顔が、今度は赤くなる。
……もう、えっちだって分かってるくせにやっちゃったんだから。
「そうだよ! ひよりちゃんはまだ小学生なんだから、あんなの描いちゃダメなの! えっちなのを描いて良いのは大人になってから!」
「え、あの……私、こ、高校生……」
「しかも僕がおもらししてるだなんて!」
「あの、それは本当にごめんなさい……」
「最近はしてないんだから! おもらし!」
「えっ」
ひよりちゃん先生が来たから、いつも通りにごはんを食べるテーブルに座って――なぜか妙に遠慮しちゃって対面に座っちゃってたのを、今日は真横に座って。
「そんなにおもらし見たいんなら見せてあげるから、インターネットでみんなに見せるのはやめなさい!」
「えっ」
「いいね!」
「あ、はい……」
「どうしても我慢できないときは電話して! ビデオで送ってあげるから!」
「えっと……嬉しいですけど、でも……」
ふんふんっ。
怒りで思わず鼻息荒くなってたけども、ひとまず悪いことはやめてくるらしい。
インターネットっていう怖いところにあんなものを投稿したりして……それを見たみんなが僕の家に押しかけてきて「おもらし見せろ」って言ってくるかもじゃん。
「……こはねさん」
「あ、お姉ちゃん」
ちょっと大声出しちゃったからか、お姉ちゃんが来ちゃった。
お勉強の邪魔しちゃったかな。
「あ、あの……えっと……」
「……少し、ひより先生を借りますね」
「早く返してね!」
すすすっと席を立ち、優花お姉ちゃんと一緒に今を出ていくひよりちゃん。
「……こういうとき、女子同士ってずるい」
僕は、しょんぼりした。
――どれだけ仲良くなっても、やっぱり男だと女子の秘密トークには加えてもらえないんだなって。
◇
「数学の公式は、おえかきで言う『素体』――それを覚えていさえすれば、いろんなキャラのいろんなポーズに対応できるもの。覚えていないとぐにゃぐゃにのタコさんになっちゃって、なんとかごまかして描いたりしなきゃだけど、1回覚えて使えるようになれば、もっと難しいポーズとか頭身にもチャレンジできるんだ。だから」
「うぅ……手でも覚えるために、ちゃんと類題を解いていく……がんばりますぅ……」
「うん、がんばって。おえかきと一緒で、解いたら解いただけ簡単になるから!」
この前出されたらしい宿題に泣きべそをかいてたひよりちゃんへ、ひよりちゃんが好きなおえかきに合わせて納得させてあげる。
「応用問題になるたびにつまずいてるし、ほんとは中学の範囲からもう1回やった方が結果的には早いんだけど」
「うぅ……」
「……それはさすがに、やだ?」
「嫌ですぅ……」
「じゃ、複合問題として出てきた中学の公式、その場その場で1個ずつ覚えようね」
「はいぃ……」
僕は隣でご本を読みながら、ひよりちゃんの監視のお仕事。
こういうの、久しぶりだなぁって感じ。
確か、前にこういうことをしてたのは――小学生だった優花へ勉強を教えていたときで、
「………………………………」
……む。
「ひより先生、ごめんなさい」
「え?」
「肩、くっつけるほど真横で居られたら困りますよね」
がたがたっ。
僕は――なぜか遠慮と配慮と慎みっていうものを忘れ、これまでの何回かのようにテーブル越しに座れば良いものを、なぜかなぜか隣に座り、なぜかなぜかなぜかぴたりとイスをくっつけて並んでいたのを、がたがたと音を立てながら離す。
「………………………………」
「あー。僕、人との距離感とか、数年の引きこもりですっかり分からなくなってて……気を悪くされていたらごめんなさい」
「いえ、大丈夫……です」
僕みたいに人とのコミュニケーションが苦手だと、適切な距離感っていうものを忘れがちなんだ。
怖い人からは徹底的に離れちゃうし、仲良くなって怖くなくなった人なら逆にウザがられて嫌われるくらいに近づいちゃう。
――こういうことをしていたから、高校と大学で
「……あれ? なんで僕、ひよりちゃんとわざわざ離れたんだろ」
「………………………………」
がたがたがた。
僕は、なぜかなぜかなぜかなぜか離していたイスを、もっかい体重を使ってがたことと右と左のイスの脚で移動しながらひよりちゃんの真横に戻る。
小学校の四角いイスとか、これで移動するの得意だったんだから。
「……こはねちゃんさん」
「? こはねで良いのに」
「あ、はい……えっと、この問題……教えてもらっても」
「うん、どれどれ? それはねー……」
学校にも行かず、お家で引きこもってる僕を不憫に思ったひよりちゃん。
こうして、優花お姉ちゃん以外に話す人が居ると、すごく嬉しいんだ。
◇
「えー、泊まってかないの?」
「は、はい……お着替えも持ってきてませんし……」
夕方。
すっかり夜まで一緒に居るつもりだった僕は、唐突な別れに焦っていた。
「僕の服着られるでしょ? 背丈も近いし!」
「え、えっと、それは……たぶん……」
「一緒にお風呂とか入ろうって思ってたのに……」
「えっ」
「一緒に寝ようと思ってたのに……」
「えっ」
「残念だなぁ」
「………………………………」
僕はしょんぼりした。
……そうだよね。
ひよりちゃんは、友達も居なくって引きこもってる僕のことを哀れんで来てくれているだけなんだ。
本当の友達ってわけじゃないもんね。
それに女子と男子なんだ、もう僕たちの歳ではそういうの、しちゃいけないんだよね。
したら学校で「ふーふだ!」って言われるんだよね。
「はぁ……」
「……わ、私はイヤとかじゃなくて、むしろ――」
「――ごめんなさいね、ひよりさん。明日は学校だから、お家に帰らないと教科書やノート、なにより制服の着替えがありませんものね」
「あ……」
「そっかぁ……僕みたいにパーカーだけ着てれば良いわけじゃないもんね」
びよーん。
僕は、お姉ちゃんたちが旅行に行ったときに買ってきてくれた、お気に入りの――サイズを間違えられちゃったから「成人男性」用の、ふとももまで隠してくれるパーカーをびよんびよんと――
「……優花と仲が良いみたいだし、ひより先生さえ良ければ2人でお風呂とか、優花の部屋でパジャマパーティーでもって思ったけど……またの機会にしましょう」
「……はい、そうですね。『妹さんの優花さん』、また、都合が良いときに」
「……ありがとうございます。私も1度、そういうのをしてみたかったんです」
ほんわかと良い雰囲気な2人。
うんうん。
真面目さんで優秀なのが優花の良いところだけれども、そのせいで中学から先ずっと、学校で高嶺の花的なポジションになっちゃったのが悩みの種らしい。
だからこそ、学校外で年下の友達なひより先生となら――小さくなって遠慮する必要がなくなった僕相手にしてるみたいなお世話とかも、きっとしたいはず。
ひより先生はひより先生で、普段は――今の僕が優花にされてるように、徹底的にお世話をされる生活をしているらしい……学校で。
だから、もっと自分のことを高校生らしく見てほしいらしくって、優花ならそのへんは上手に接してくれるはずなんだ。
僕?
百合に挟まる男は許さないよ?
「では先生。来週はいよいよ――本命の、理科ですよ?」
「う゛っ……が、がんばりますぅ……」
「ふふっ……大丈夫、困ったら私もお手伝いしますから」
先生はひんひんと泣きそうな顔を浮かべるも、僕との時間を嫌ってはいないらしく、また来てくれると約束して帰っていった。
「ふー……」
「………………………………」
「夕焼け、綺麗だね」
「……ええ、とても」
僕は――たまたま家の前の道を歩いてる人が居なかったからか、優花と2人、しばらく一緒に空一面の夕焼けを眺めて――
「へくちっ」
「……寒いですか?」
「寒い……」
ぎゅっ。
お姉ちゃんの柔らかい体に抱きつく。
「……さぁ、入りましょう。今晩は昨日のカレーです」
「カレー! 早く食べよ! お姉ちゃんのカレー、辛くないから好き!」
僕は嬉しくなって、さっさと家の中に飛び込んだ。
「――――――……ええ、カレーです。昨日、兄さんが作ってくれた……」
僕は振り返ったけども――ドアがばたんと閉まる音で、お姉ちゃんがつぶやいた言葉が聞き取れなかった。
「はいっ! 今日もお勉強――――――……、え」
今日もひよりちゃんがお家に来てくれた。
お勉強会?
その前にお説教会だよ?
「ひよりちゃん、メッでしょ! あんなえっちなの描いちゃ!」
「えっ……あ、はい……そう、ですね……?」
一瞬青くなっていた顔が、今度は赤くなる。
……もう、えっちだって分かってるくせにやっちゃったんだから。
「そうだよ! ひよりちゃんはまだ小学生なんだから、あんなの描いちゃダメなの! えっちなのを描いて良いのは大人になってから!」
「え、あの……私、こ、高校生……」
「しかも僕がおもらししてるだなんて!」
「あの、それは本当にごめんなさい……」
「最近はしてないんだから! おもらし!」
「えっ」
ひよりちゃん先生が来たから、いつも通りにごはんを食べるテーブルに座って――なぜか妙に遠慮しちゃって対面に座っちゃってたのを、今日は真横に座って。
「そんなにおもらし見たいんなら見せてあげるから、インターネットでみんなに見せるのはやめなさい!」
「えっ」
「いいね!」
「あ、はい……」
「どうしても我慢できないときは電話して! ビデオで送ってあげるから!」
「えっと……嬉しいですけど、でも……」
ふんふんっ。
怒りで思わず鼻息荒くなってたけども、ひとまず悪いことはやめてくるらしい。
インターネットっていう怖いところにあんなものを投稿したりして……それを見たみんなが僕の家に押しかけてきて「おもらし見せろ」って言ってくるかもじゃん。
「……こはねさん」
「あ、お姉ちゃん」
ちょっと大声出しちゃったからか、お姉ちゃんが来ちゃった。
お勉強の邪魔しちゃったかな。
「あ、あの……えっと……」
「……少し、ひより先生を借りますね」
「早く返してね!」
すすすっと席を立ち、優花お姉ちゃんと一緒に今を出ていくひよりちゃん。
「……こういうとき、女子同士ってずるい」
僕は、しょんぼりした。
――どれだけ仲良くなっても、やっぱり男だと女子の秘密トークには加えてもらえないんだなって。
◇
「数学の公式は、おえかきで言う『素体』――それを覚えていさえすれば、いろんなキャラのいろんなポーズに対応できるもの。覚えていないとぐにゃぐゃにのタコさんになっちゃって、なんとかごまかして描いたりしなきゃだけど、1回覚えて使えるようになれば、もっと難しいポーズとか頭身にもチャレンジできるんだ。だから」
「うぅ……手でも覚えるために、ちゃんと類題を解いていく……がんばりますぅ……」
「うん、がんばって。おえかきと一緒で、解いたら解いただけ簡単になるから!」
この前出されたらしい宿題に泣きべそをかいてたひよりちゃんへ、ひよりちゃんが好きなおえかきに合わせて納得させてあげる。
「応用問題になるたびにつまずいてるし、ほんとは中学の範囲からもう1回やった方が結果的には早いんだけど」
「うぅ……」
「……それはさすがに、やだ?」
「嫌ですぅ……」
「じゃ、複合問題として出てきた中学の公式、その場その場で1個ずつ覚えようね」
「はいぃ……」
僕は隣でご本を読みながら、ひよりちゃんの監視のお仕事。
こういうの、久しぶりだなぁって感じ。
確か、前にこういうことをしてたのは――小学生だった優花へ勉強を教えていたときで、
「………………………………」
……む。
「ひより先生、ごめんなさい」
「え?」
「肩、くっつけるほど真横で居られたら困りますよね」
がたがたっ。
僕は――なぜか遠慮と配慮と慎みっていうものを忘れ、これまでの何回かのようにテーブル越しに座れば良いものを、なぜかなぜか隣に座り、なぜかなぜかなぜかぴたりとイスをくっつけて並んでいたのを、がたがたと音を立てながら離す。
「………………………………」
「あー。僕、人との距離感とか、数年の引きこもりですっかり分からなくなってて……気を悪くされていたらごめんなさい」
「いえ、大丈夫……です」
僕みたいに人とのコミュニケーションが苦手だと、適切な距離感っていうものを忘れがちなんだ。
怖い人からは徹底的に離れちゃうし、仲良くなって怖くなくなった人なら逆にウザがられて嫌われるくらいに近づいちゃう。
――こういうことをしていたから、高校と大学で
「……あれ? なんで僕、ひよりちゃんとわざわざ離れたんだろ」
「………………………………」
がたがたがた。
僕は、なぜかなぜかなぜかなぜか離していたイスを、もっかい体重を使ってがたことと右と左のイスの脚で移動しながらひよりちゃんの真横に戻る。
小学校の四角いイスとか、これで移動するの得意だったんだから。
「……こはねちゃんさん」
「? こはねで良いのに」
「あ、はい……えっと、この問題……教えてもらっても」
「うん、どれどれ? それはねー……」
学校にも行かず、お家で引きこもってる僕を不憫に思ったひよりちゃん。
こうして、優花お姉ちゃん以外に話す人が居ると、すごく嬉しいんだ。
◇
「えー、泊まってかないの?」
「は、はい……お着替えも持ってきてませんし……」
夕方。
すっかり夜まで一緒に居るつもりだった僕は、唐突な別れに焦っていた。
「僕の服着られるでしょ? 背丈も近いし!」
「え、えっと、それは……たぶん……」
「一緒にお風呂とか入ろうって思ってたのに……」
「えっ」
「一緒に寝ようと思ってたのに……」
「えっ」
「残念だなぁ」
「………………………………」
僕はしょんぼりした。
……そうだよね。
ひよりちゃんは、友達も居なくって引きこもってる僕のことを哀れんで来てくれているだけなんだ。
本当の友達ってわけじゃないもんね。
それに女子と男子なんだ、もう僕たちの歳ではそういうの、しちゃいけないんだよね。
したら学校で「ふーふだ!」って言われるんだよね。
「はぁ……」
「……わ、私はイヤとかじゃなくて、むしろ――」
「――ごめんなさいね、ひよりさん。明日は学校だから、お家に帰らないと教科書やノート、なにより制服の着替えがありませんものね」
「あ……」
「そっかぁ……僕みたいにパーカーだけ着てれば良いわけじゃないもんね」
びよーん。
僕は、お姉ちゃんたちが旅行に行ったときに買ってきてくれた、お気に入りの――サイズを間違えられちゃったから「成人男性」用の、ふとももまで隠してくれるパーカーをびよんびよんと――
「……優花と仲が良いみたいだし、ひより先生さえ良ければ2人でお風呂とか、優花の部屋でパジャマパーティーでもって思ったけど……またの機会にしましょう」
「……はい、そうですね。『妹さんの優花さん』、また、都合が良いときに」
「……ありがとうございます。私も1度、そういうのをしてみたかったんです」
ほんわかと良い雰囲気な2人。
うんうん。
真面目さんで優秀なのが優花の良いところだけれども、そのせいで中学から先ずっと、学校で高嶺の花的なポジションになっちゃったのが悩みの種らしい。
だからこそ、学校外で年下の友達なひより先生となら――小さくなって遠慮する必要がなくなった僕相手にしてるみたいなお世話とかも、きっとしたいはず。
ひより先生はひより先生で、普段は――今の僕が優花にされてるように、徹底的にお世話をされる生活をしているらしい……学校で。
だから、もっと自分のことを高校生らしく見てほしいらしくって、優花ならそのへんは上手に接してくれるはずなんだ。
僕?
百合に挟まる男は許さないよ?
「では先生。来週はいよいよ――本命の、理科ですよ?」
「う゛っ……が、がんばりますぅ……」
「ふふっ……大丈夫、困ったら私もお手伝いしますから」
先生はひんひんと泣きそうな顔を浮かべるも、僕との時間を嫌ってはいないらしく、また来てくれると約束して帰っていった。
「ふー……」
「………………………………」
「夕焼け、綺麗だね」
「……ええ、とても」
僕は――たまたま家の前の道を歩いてる人が居なかったからか、優花と2人、しばらく一緒に空一面の夕焼けを眺めて――
「へくちっ」
「……寒いですか?」
「寒い……」
ぎゅっ。
お姉ちゃんの柔らかい体に抱きつく。
「……さぁ、入りましょう。今晩は昨日のカレーです」
「カレー! 早く食べよ! お姉ちゃんのカレー、辛くないから好き!」
僕は嬉しくなって、さっさと家の中に飛び込んだ。
「――――――……ええ、カレーです。昨日、兄さんが作ってくれた……」
僕は振り返ったけども――ドアがばたんと閉まる音で、お姉ちゃんがつぶやいた言葉が聞き取れなかった。
5
あなたにおすすめの小説
辺境ギルドの受付嬢ですが、冒険者の嘘は帳簿でぜんぶバレます
蒼月よる
ファンタジー
素材の重さが申告と合わない。鑑定書の書式がおかしい。冒険者が持ち込む報告書には、いつもどこかに嘘がある。
辺境の小さなギルド支部で、受付嬢ナタリアは今日も一人、帳簿を武器に冒険者たちの嘘と向き合っている。剣も魔法も使えない。でも素材を見る目と、数字の辻褄を見抜く勘だけは、誰にも負けない。
持ち込まれた棘鱗の産地が違う。新人冒険者の目が妙に鋭い。腕のいい薬師が素性を隠している。書類を処理するだけの毎日のはずが、カウンターの向こうには不思議な人々と、小さな謎が絶えない。
一話完結の日常謎解き。辺境の受付カウンターから覗く、冒険者たちの嘘と真実の物語。
この作品は以下の箇所にAI(Claude Code)を利用しています。
・世界観・設定の管理補助
・プロット段階の壁打ち
・作者による執筆後の校正
しがない電気屋のおっさん、異世界で家電召喚ライフしてたら民から神格化され魔王から狙われる
長月 鳥
ファンタジー
町の電気屋として細々と暮らしていた俺、轟電次郎(とどろき でんじろう)。
ある日、感電事故であっけなく人生終了──のはずが、目を覚ましたら異世界だった。
そこは魔法がすべての世界。
スマホも、ドライヤーも、炊飯器も、どこにもない。
でもなぜか俺だけは、“電力を生み出し家電を召喚できる”という特異体質を持っていて──
「ちょっと暮らしやすくなればそれでいい」
そんなつもりで始めた異世界ライフだったのに……
家電の便利さがバレて、王族に囲まれ、魔導士に拉致され、気が付けば──
「この男こそ、我らの神(インフラ)である!」
えぇ……なんでそうなるの!?
電気と生活の知恵で異世界を変える、
元・電気屋おっさんのドタバタ英雄(?)譚!
無自覚に世界最強だった俺、追放後にチートがバレて全員ざまぁされる件
fuwamofu
ファンタジー
冒険者団から「役立たず」と追放された青年リオ。
実は彼のスキル《創造》は、世界の理を作り替える最強の能力だった。
追放後、孤独な旅に出るリオは、自身の無自覚な力で人々を救い、国を救い、やがて世界の中心に立つ。
そんな彼の元には、かつて彼を見下していた美少女たちが次々と跪いていく──。
これは、無自覚に世界を変えてしまう青年の、ざまぁと覇道の物語。
ダンジョン嫌いの元英雄は裏方仕事に徹したい ~うっかりA級攻略者をワンパンしたら、切り抜き動画が世界中に拡散されてしまった件~
厳座励主(ごんざれす)
ファンタジー
「英雄なんて、もう二度とごめんだ」
ダンジョン出現から10年。
攻略が『配信』という娯楽に形を変えた現代。
かつて日本を救った伝説の英雄は、ある事情から表舞台を去り、ダンジョン攻略支援用AI『アリス』の開発に没頭する裏方へと転身していた。
ダンジョンも、配信も、そして英雄と呼ばれることも。
すべてを忌み嫌う彼は、裏方に徹してその生涯を終える……はずだった。
アリスの試験運用中に遭遇した、迷惑系配信者の暴挙。
少女を救うために放った一撃が、あろうことか世界中にライブ配信されてしまう。
その結果――
「――ダンジョン嫌いニキ、強すぎるだろ!!」
意図せず爆増するファン、殺到するスポンサー。
静寂を望む願いをよそに、世界は彼を再び『英雄』の座へと引きずり戻していく。
強制ハーレムな世界で元囚人の彼は今日もマイペースです。
きゅりおす
SF
ハーレム主人公は元囚人?!ハーレム風SFアクション開幕!
突如として男性の殆どが消滅する事件が発生。
そんな人口ピラミッド崩壊な世界で女子生徒が待ち望んでいる中、現れる男子生徒、ハーレムの予感(?)
異色すぎる主人公が周りを巻き込みこの世界を駆ける!
ブラック企業で倒れた私を、ネトゲ仲間の社長が強制保護して溺愛しています
紅 与一
恋愛
過労で倒れた私を救ったのは、
ネトゲ仲間――そしてIT企業の若き社長。
「もう君は、僕の管理下だよ」
退院と同時に退職手続きは完了。
住む場所も、生活も、すべて彼に囲われた。
外出制限、健康管理、過保護な独占欲。
甘くて危険な“保護生活”の中で、
私は少しずつ彼に心を奪われていく――。
元社畜OL×執着気味の溺愛社長
囲い込み同棲ラブストーリー。
異世界で鍛冶屋をやってるだけのはずが、神々に最強認定されてハーレムができてた件
えりぽん
ファンタジー
平凡な青年リクは、異世界に転生して鍛冶屋として静かに暮らしていた――はずだった。
だが、彼が何気なく作った剣は竜を貫き、魔王をも滅ぼすほどの威力を秘めていた。本人はただの職人のつもりでも、周囲からは「神の使徒」として崇められ、王女や聖女、果ては魔族までが次々と彼の元に集う。
「俺、本当にただの鍛冶屋なんですが……?」
気づけば彼は、闇の勢力も聖なる教団も巻き込む世界最大の戦争の鍵を握る存在に――。
これは、無自覚に最強となった青年が世界を変える、“作るだけ無双ファンタジー”。
たとえ夜が姿を変えても ―過保護な兄の親友は、私を逃がさない―
佐竹りふれ
恋愛
重なる吐息、耳元を掠める熱、そして——兄の親友の、隠しきれない独占欲。
19歳のジャスミンにとって、過保護な兄の親友・セバスチャンは、自分を子供扱いする「第二の兄」のような存在だった。
しかし、初めてのパーティーの夜、その関係は一変する。
突然降ってきた、深く、すべてを奪うような口づけ。
「焦らず、お前のペースで進もう」
そう余裕たっぷりに微笑んだセバスチャン。
けれど、彼の言う「ゆっくり」は、翌朝には早くも崩れ始めていた。
学内の視線、兄の沈黙、そして二人きりのアパート――。
外堀が埋まっていくスピードに戸惑いながらも、ジャスミンは彼が隠し持つ「男」の顔に、抗えない好奇心を抱き始める。
「……どうする? 俺と一緒に、いけないことするか?」
余裕の仮面を被るセバスチャンに、あどけない顔で、けれど大胆に踏み込んでいくジャスミン。
理性を繋ぎ止めようとする彼を、翻弄し、追い詰めていくのは彼女の方で……。
「ゆっくり」なんて、ただの建前。
一度火がついた熱は、誰にも止められない。
兄の親友という境界線を軽々と飛び越え、加速しすぎる二人の溺愛ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる