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8章 崩れゆくTS生活
97話 節制しようとした
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「僕さ。今日から――アルコールを控えようと思うんだ」
【ふぁっ!?】
【!?!?】
【?????】
【こはねちゃん!? 思い詰めないで】
【誰かを頼って】
【お姉ちゃんが居るでしょ】
【俺たちも居るぞ】
【だから……だから……】
【生きろ こはねちゃんはかわいい】
【草】
「え?」
【え?】
【えっ】
【草】
【素で聞き返してきて草】
【こはねちゃん……いつもの自分、思い出そうか……?】
「や、そんな深刻な話じゃないんだけど……」
僕は驚愕し、恐怖した。
「……僕って、そんなにアル中みたいに見える……?」
心なしか、アバターの僕も青ざめている。
【見える】
【みえる】
【見えるよ?】
【見えるねぇ】
【見えるしかない】
【見えないとでも?】
【えぇ……】
【(これは冗談か?)】
【(介護班はスタンバイOKです)】
【(安心した)】
【(草)】
――ばんっ。
「こはねさん!」
「大丈夫だから」
「でも!」
大丈夫って言ったのに、優花が乱入してくる。
お姉ちゃんの、ばか。
【あっ】
【草】
【お姉ちゃんが即応している】
【助かる】
【そらそうよ……】
【夕方の時間帯なら居るからね】
【感動した】
【これは安心】
【保護者待機配信だもんな!】
【草】
僕は素早く立ち上がり……たたたっとドアの前で、なぜか慌てているお姉ちゃんのおなかを押す。
ぐいぐい。
ぐいぐい。
む……お姉ちゃん、ちょっと太ったね?
「あっ、ちょっ!? 本当に――」
「大丈夫だから。ちゃんと説明するから」
――ぱたん。
まったくもう。
お姉ちゃんってば、心配性過ぎていつも僕のこと――
………………………………。
「……あれ? 優花、もしかして僕の配信、見てる……? え、だって断酒宣言してから、まだ1分も……え? なんで?」
【草】
【草】
【えぇ……】
【こはねちゃん??】
【自分の信用……思い出そうか……】
【もしかして:ガチで気づいてなかった】
【こはねちゃん……それで成人設定は無理があるのよ……】
【草】
【設定は大事だからな!】
「信用? マイナス――あ、そうか。ならしょうがない」
すとっ。
くるくる。
きゅぽ――ううん、今はやめておこう。
【草】
【自己評価は適切なアル中幼女】
【素直でよろしい】
【でも酒カスでは?】
【否定できねぇ……】
「うん、僕も否定はできないけどさ。そもそも、ちゃんとした意味でのアルコール中毒とかって、僕、なれなかったんだよ」
僕は、イスでくるくると回りながら――ずっとひどかった期間のことを回想する。
「僕さ、引きこもってすぐにお酒を買い込んだんだよ。無理して大学の新歓とか回って覚えさせられた、あのふわふわするし楽しくなるしなんでも嬉しくなる、あのお酒をさ」
【えっ】
【こはねちゃん……】
【まさか……】
【テニサーの餌食に!?】
【※テニサー = テニスサークルとは、一般的に出会いを求める男女が集まりやすく、そのせいで真面目なサークルもあるはずなのに、いつの間にか本来は飲酒禁止な大学1年の女子たちが「まぁまぁ良いじゃん良いじゃん」ってチャラチャラした初物狙いのサークルメンバーの男たろろろろろろろろろあああああ好きだったあの子もうやだぁぁぁぁ!!!】
【草】
【草】
【かわいそう】
【かわいそう】
【察しがつく……つらかったな……】
【うん……大学に入ってオトナの女になりたい女子は確かにそれなりに多いし、何も知らずに誘われて行って断れずにお酒飲んじゃってお持ち帰我は修羅となり必ずや彼奴らを殲滅するを誓いし者】
【草】
【草】
【被害者ばっかで草】
【阿鼻叫喚とはこのことか……】
【大学怖い……】
【大丈夫、普通のとこなら今どきの風潮的に大学でのアルハラはないから……】
【お持ち帰りは……まぁ、そうねぇ……】
【大丈夫じゃないとこもあるから、女子のみんなは気をつけようね】
【信頼できるところへ、信頼できる人と一緒にね】
【できれば安全な男と一緒に……いや、男は狼だから、居れば兄弟とか父親の送迎とかを先にお願いしておこうな】
【なるほど】
【はーい】
ぐるんぐるん。
くるくる回る学校の先生の座ってるかっこいいイスさんでもこれは僕のイスで、引きこもってからしばらく普通のイスで過ごしてたら腰が痛くなったから――
「えっと、なんかごめ――――――み゛っ」
ぶんっ。
僕は、イスさんから投げ飛ばされ――
【!?】
【なんだ今の音】
【あの、声、イヤホンで聴いてたんだけど、30秒くらい左右にぐりんぐりん……】
【まさか……】
【かわいい鳴き声が】
「あ゛――――ん!!」
【!?】
【!?】
【!!??】
【お姉様!】
【いかん……ギャン泣きだ!】
【ゲリラギャン泣きだ……歓喜せよ!】
【草】
【開幕5分で泣いてて草】
【鳴き声がかわいいんだ】
【かわいそかわいい】
【分かる】
【「大丈夫だから」とはなんだったのか】
【こはねちゃん基準だから……】
――ばんっ。
「こはねさん!?」
「あーん! お姉ちゃーん!」
ぱたぱたと駆け込んできたお姉ちゃん。
「こわいぃー!」
ぎゅっ。
「な、なぜイスの下敷きに……」
「イスさんが襲ってきたぁー!!」
しがみつくと、なでなでしてくれるお姉ちゃん。
だから好き。
「……もしかして、さっきのマイク音声の、左右への振れ具合……その倒れているイスで、くるくる回りすぎて……」
「重くて固くて痛いぃー! あ゛――!!」
「は、はいはい、痛くない、痛くない……」
優花お姉ちゃんが頭をなでなでしてくれる。
でも、痛いものは痛いんだ。
【えぇ……】
【あー、テンション上がってか、回るタイプのイスでぐりんぐりん回って】
【んで、バランス崩してすっ転んだか】
【えぇ……】
【悲報・こはねちゃん、順調に幼女化】
【たぶん今まで隠してきたのが出てきてるんだろうなぁ……】
【あー】
【がんばって成人男性演じてたのにねぇ……】
【バレたから、もう隠す必要が……】
【こはねちゃんに取ってはいいこと……なのか……?】
【私は諦めない こはねきゅんは、こはねきゅんだと……!】
【はいはい】
【わかったわかった】
【だからちょっと未来永劫黙ろうか】
【ひどい!!】
【草】
【\50000】
【\50000】
【\50000】
【\50000】
【ギャン泣きに、感謝】
【ひぇっ】
【やべぇやつが来たな……】
【こわいよー】
【こはねちゃん、気をつけて この配信、ちょっとやばいやつがわんさかと居る……】
【草】
【ちょっとじゃなくって草】
◇
「もう良いから出てって」
「はいはい」
「早く出てって」
「分かりました」
しっしっ。
優花ともあろう者が、配信中に乱入してくるなんて……もう。
【草】
【落ち着いた瞬間にギャン泣きしてなかったことにしてて草】
【こはねちゃん……どうして……】
【このふてぶしてさは見習いたい】
【あそこまで泣いてからコロッと元気になる、このお子様っぷりよ】
【それな】
【子供は喜怒哀楽が忙しいからね……】
僕は、なぜか濡れてる目尻を拭き拭き、配信に戻る。
「家族が居る配信者の人は気をつけてね。家族が勝手に乱入してくるリスクがあるから」
【アッハイ】
【ソウデスネー】
【(これ、ジョーク?)】
【(こはねちゃんさんは方向性を模索中なんだ)】
【(ショタっ子)】
【(ひぇっ)】
【それで? さっき、こともあろうかこはねちゃんがお酒を控えるとか1日で崩壊する宣言を聞いた気がするんだけど】
【草】
【ひでぇ】
「僕だって呑まないことくらいできるよ……僕のこと、なんだと……いや、良い。言わなくて。確かに、ちょっとだけアルコールを強調してたからね」
身から出たサビ。
キャラ作りとかではなかったものの、確かに普段からお酒お酒ばっか言ってた気がするし。
――しゅこっっ。
「だいたい、アルコール中毒ってのは――はっ!?」
僕は、コップに注ぎかけていた缶を――今日はストゼロの予定だったんだっけ――あわてて机に置く。
「……まずい……手が勝手にプルタブを……あ、震えてる……」
【草】
【草】
【草】
【もしかして:アル中】
【そうでないとでも?】
【アル中の人ってさ、毎日断酒宣言するよね】
【んで毎日敗北すると】
【こはねちゃんは敗北者か】
【呑んじゃえ呑んじゃえ】
【煽るな煽るな】
「………………………………」
とくとくとく……しゅわしゅわしゅわ。
「こくっこくっ……ぷは。節制は明日からで。うん、もったいないもん。炭酸が抜けたらおいしくないんだ、このお酒は」
ああ、おいしい。
やっぱりお酒はおいしいんだ。
【草】
【あーあ】
【悲報・断酒宣言、1分持たず】
【草】
【草】
【もしかして:ギネス記録】
【最速過ぎるな】
【これはRTA】
【よわよわこはねちゃん】
【こはねちゃんの理性はゼロ】
【理性がゼロ……つまり、性欲も……】
【!!!!】
「先生」
【ひより「はい!」】
「ミュートで」
【ひより「はい……」】
【草】
【ひよりママにだけは素早くて草】
【この配慮を、もう少しお姉ちゃんにも……】
【妹ちゃんだぞ】
【あと、自分にも……無理か……】
よし。
先生の教育に悪い時間帯は、ミュートにしてもらう。
そういう話題が終わったらスマホでメッセージ送って解除。
先生と知り合いになったおかげで、こういうきめ細かな配慮ができるようになったんだ。
「むふん」
【かわいい】
【かわいい】
【今日も変化球で草】
【かわいい母娘】
【ひよりままぁ……】
「とにかく、明日からアルコールは減らすから。見といてよ」
僕は宣言した。
◇
「……はっ!?」
【草】
【草】
【悲報・節制、2日目・開始10分でストゼロ2缶目突入で無事終了】
【これがRTAか……】
【意味のない宣言だったな……】
【昨日の終わりに自信満々で言っといてこれだよ!】
【草】
【ああ……】
【こはねちゃんこはねちゃん 本当に気をつけようね……?】
【ふぁっ!?】
【!?!?】
【?????】
【こはねちゃん!? 思い詰めないで】
【誰かを頼って】
【お姉ちゃんが居るでしょ】
【俺たちも居るぞ】
【だから……だから……】
【生きろ こはねちゃんはかわいい】
【草】
「え?」
【え?】
【えっ】
【草】
【素で聞き返してきて草】
【こはねちゃん……いつもの自分、思い出そうか……?】
「や、そんな深刻な話じゃないんだけど……」
僕は驚愕し、恐怖した。
「……僕って、そんなにアル中みたいに見える……?」
心なしか、アバターの僕も青ざめている。
【見える】
【みえる】
【見えるよ?】
【見えるねぇ】
【見えるしかない】
【見えないとでも?】
【えぇ……】
【(これは冗談か?)】
【(介護班はスタンバイOKです)】
【(安心した)】
【(草)】
――ばんっ。
「こはねさん!」
「大丈夫だから」
「でも!」
大丈夫って言ったのに、優花が乱入してくる。
お姉ちゃんの、ばか。
【あっ】
【草】
【お姉ちゃんが即応している】
【助かる】
【そらそうよ……】
【夕方の時間帯なら居るからね】
【感動した】
【これは安心】
【保護者待機配信だもんな!】
【草】
僕は素早く立ち上がり……たたたっとドアの前で、なぜか慌てているお姉ちゃんのおなかを押す。
ぐいぐい。
ぐいぐい。
む……お姉ちゃん、ちょっと太ったね?
「あっ、ちょっ!? 本当に――」
「大丈夫だから。ちゃんと説明するから」
――ぱたん。
まったくもう。
お姉ちゃんってば、心配性過ぎていつも僕のこと――
………………………………。
「……あれ? 優花、もしかして僕の配信、見てる……? え、だって断酒宣言してから、まだ1分も……え? なんで?」
【草】
【草】
【えぇ……】
【こはねちゃん??】
【自分の信用……思い出そうか……】
【もしかして:ガチで気づいてなかった】
【こはねちゃん……それで成人設定は無理があるのよ……】
【草】
【設定は大事だからな!】
「信用? マイナス――あ、そうか。ならしょうがない」
すとっ。
くるくる。
きゅぽ――ううん、今はやめておこう。
【草】
【自己評価は適切なアル中幼女】
【素直でよろしい】
【でも酒カスでは?】
【否定できねぇ……】
「うん、僕も否定はできないけどさ。そもそも、ちゃんとした意味でのアルコール中毒とかって、僕、なれなかったんだよ」
僕は、イスでくるくると回りながら――ずっとひどかった期間のことを回想する。
「僕さ、引きこもってすぐにお酒を買い込んだんだよ。無理して大学の新歓とか回って覚えさせられた、あのふわふわするし楽しくなるしなんでも嬉しくなる、あのお酒をさ」
【えっ】
【こはねちゃん……】
【まさか……】
【テニサーの餌食に!?】
【※テニサー = テニスサークルとは、一般的に出会いを求める男女が集まりやすく、そのせいで真面目なサークルもあるはずなのに、いつの間にか本来は飲酒禁止な大学1年の女子たちが「まぁまぁ良いじゃん良いじゃん」ってチャラチャラした初物狙いのサークルメンバーの男たろろろろろろろろろあああああ好きだったあの子もうやだぁぁぁぁ!!!】
【草】
【草】
【かわいそう】
【かわいそう】
【察しがつく……つらかったな……】
【うん……大学に入ってオトナの女になりたい女子は確かにそれなりに多いし、何も知らずに誘われて行って断れずにお酒飲んじゃってお持ち帰我は修羅となり必ずや彼奴らを殲滅するを誓いし者】
【草】
【草】
【被害者ばっかで草】
【阿鼻叫喚とはこのことか……】
【大学怖い……】
【大丈夫、普通のとこなら今どきの風潮的に大学でのアルハラはないから……】
【お持ち帰りは……まぁ、そうねぇ……】
【大丈夫じゃないとこもあるから、女子のみんなは気をつけようね】
【信頼できるところへ、信頼できる人と一緒にね】
【できれば安全な男と一緒に……いや、男は狼だから、居れば兄弟とか父親の送迎とかを先にお願いしておこうな】
【なるほど】
【はーい】
ぐるんぐるん。
くるくる回る学校の先生の座ってるかっこいいイスさんでもこれは僕のイスで、引きこもってからしばらく普通のイスで過ごしてたら腰が痛くなったから――
「えっと、なんかごめ――――――み゛っ」
ぶんっ。
僕は、イスさんから投げ飛ばされ――
【!?】
【なんだ今の音】
【あの、声、イヤホンで聴いてたんだけど、30秒くらい左右にぐりんぐりん……】
【まさか……】
【かわいい鳴き声が】
「あ゛――――ん!!」
【!?】
【!?】
【!!??】
【お姉様!】
【いかん……ギャン泣きだ!】
【ゲリラギャン泣きだ……歓喜せよ!】
【草】
【開幕5分で泣いてて草】
【鳴き声がかわいいんだ】
【かわいそかわいい】
【分かる】
【「大丈夫だから」とはなんだったのか】
【こはねちゃん基準だから……】
――ばんっ。
「こはねさん!?」
「あーん! お姉ちゃーん!」
ぱたぱたと駆け込んできたお姉ちゃん。
「こわいぃー!」
ぎゅっ。
「な、なぜイスの下敷きに……」
「イスさんが襲ってきたぁー!!」
しがみつくと、なでなでしてくれるお姉ちゃん。
だから好き。
「……もしかして、さっきのマイク音声の、左右への振れ具合……その倒れているイスで、くるくる回りすぎて……」
「重くて固くて痛いぃー! あ゛――!!」
「は、はいはい、痛くない、痛くない……」
優花お姉ちゃんが頭をなでなでしてくれる。
でも、痛いものは痛いんだ。
【えぇ……】
【あー、テンション上がってか、回るタイプのイスでぐりんぐりん回って】
【んで、バランス崩してすっ転んだか】
【えぇ……】
【悲報・こはねちゃん、順調に幼女化】
【たぶん今まで隠してきたのが出てきてるんだろうなぁ……】
【あー】
【がんばって成人男性演じてたのにねぇ……】
【バレたから、もう隠す必要が……】
【こはねちゃんに取ってはいいこと……なのか……?】
【私は諦めない こはねきゅんは、こはねきゅんだと……!】
【はいはい】
【わかったわかった】
【だからちょっと未来永劫黙ろうか】
【ひどい!!】
【草】
【\50000】
【\50000】
【\50000】
【\50000】
【ギャン泣きに、感謝】
【ひぇっ】
【やべぇやつが来たな……】
【こわいよー】
【こはねちゃん、気をつけて この配信、ちょっとやばいやつがわんさかと居る……】
【草】
【ちょっとじゃなくって草】
◇
「もう良いから出てって」
「はいはい」
「早く出てって」
「分かりました」
しっしっ。
優花ともあろう者が、配信中に乱入してくるなんて……もう。
【草】
【落ち着いた瞬間にギャン泣きしてなかったことにしてて草】
【こはねちゃん……どうして……】
【このふてぶしてさは見習いたい】
【あそこまで泣いてからコロッと元気になる、このお子様っぷりよ】
【それな】
【子供は喜怒哀楽が忙しいからね……】
僕は、なぜか濡れてる目尻を拭き拭き、配信に戻る。
「家族が居る配信者の人は気をつけてね。家族が勝手に乱入してくるリスクがあるから」
【アッハイ】
【ソウデスネー】
【(これ、ジョーク?)】
【(こはねちゃんさんは方向性を模索中なんだ)】
【(ショタっ子)】
【(ひぇっ)】
【それで? さっき、こともあろうかこはねちゃんがお酒を控えるとか1日で崩壊する宣言を聞いた気がするんだけど】
【草】
【ひでぇ】
「僕だって呑まないことくらいできるよ……僕のこと、なんだと……いや、良い。言わなくて。確かに、ちょっとだけアルコールを強調してたからね」
身から出たサビ。
キャラ作りとかではなかったものの、確かに普段からお酒お酒ばっか言ってた気がするし。
――しゅこっっ。
「だいたい、アルコール中毒ってのは――はっ!?」
僕は、コップに注ぎかけていた缶を――今日はストゼロの予定だったんだっけ――あわてて机に置く。
「……まずい……手が勝手にプルタブを……あ、震えてる……」
【草】
【草】
【草】
【もしかして:アル中】
【そうでないとでも?】
【アル中の人ってさ、毎日断酒宣言するよね】
【んで毎日敗北すると】
【こはねちゃんは敗北者か】
【呑んじゃえ呑んじゃえ】
【煽るな煽るな】
「………………………………」
とくとくとく……しゅわしゅわしゅわ。
「こくっこくっ……ぷは。節制は明日からで。うん、もったいないもん。炭酸が抜けたらおいしくないんだ、このお酒は」
ああ、おいしい。
やっぱりお酒はおいしいんだ。
【草】
【あーあ】
【悲報・断酒宣言、1分持たず】
【草】
【草】
【もしかして:ギネス記録】
【最速過ぎるな】
【これはRTA】
【よわよわこはねちゃん】
【こはねちゃんの理性はゼロ】
【理性がゼロ……つまり、性欲も……】
【!!!!】
「先生」
【ひより「はい!」】
「ミュートで」
【ひより「はい……」】
【草】
【ひよりママにだけは素早くて草】
【この配慮を、もう少しお姉ちゃんにも……】
【妹ちゃんだぞ】
【あと、自分にも……無理か……】
よし。
先生の教育に悪い時間帯は、ミュートにしてもらう。
そういう話題が終わったらスマホでメッセージ送って解除。
先生と知り合いになったおかげで、こういうきめ細かな配慮ができるようになったんだ。
「むふん」
【かわいい】
【かわいい】
【今日も変化球で草】
【かわいい母娘】
【ひよりままぁ……】
「とにかく、明日からアルコールは減らすから。見といてよ」
僕は宣言した。
◇
「……はっ!?」
【草】
【草】
【悲報・節制、2日目・開始10分でストゼロ2缶目突入で無事終了】
【これがRTAか……】
【意味のない宣言だったな……】
【昨日の終わりに自信満々で言っといてこれだよ!】
【草】
【ああ……】
【こはねちゃんこはねちゃん 本当に気をつけようね……?】
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