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8章 崩れゆくTS生活
103話 伸び上がった
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「そうだよなぁ……僕、配信してなかったらさ。以前までの居心地が良くって吐き気もなかった空間なら、多くて10人ちょっと、少ないときは1人か2人にさ。最初と最後以外コメントすらなくっても、好き勝手にしゃべってもらうの聞いてもらってたのは幸運だったんだよなぁ」
ぽつ、ぽつ。
なんだか非常にすっきりした気持ちで、僕はのどごしを味わう。
なんだか良く分からないけども、今日の僕はとても良い気分なんだ。
【それはそう】
【しゃべるのは大事だからな】
【物理的に会話をするための口とか舌、横隔膜の筋肉とそれを動かすための体力とかあるしな】
【あー】
「そうそう。ほんと、優花に言われるまでは1週間でひと言二言しか話したりしなかったから、声出そうとしても声が出ないって異常事態になるんだよなぁ……」
くぴくぴ。
「あれは、ほんと怖かった。やっと出てもしゃがれ声とか……みんな、ひとりごとでも良いから1日に1回はしゃべろう。人間ってさ、たいていの人は毎日普通に結構しゃべってるんだよね、家族とか友達と。それが普通なんだ……そこからしゃべらない生活になると、社会復帰すら怪しいぞ」
【はーい】
【はーい】
【これはガチ】
【こはねちゃんだからこそ説得力があるな】
【意を決して引きこもりやめようとしたらマジで声出ずに「詰んだ」って絶望したことあるわ】
【ぶわっ】
【外に行くための服がない状態か】
【あー】
【人ってしゃべるのが当たり前って認識だから、目の前に来てもしゃべらないと「なんだこいつ……こわ」ってなるからね】
【わかる】
「分かる分かる。しゃべらないで、ただ目だけ合わせてくるとか、それはもう野生の動物みたいにガンつけてる……すなわち戦闘の合図なんだよね。だから僕は基本的に外に出ても誰とも目を合わせてこなくって……あ、お酒お酒」
くぴくぴくぴくぴ。
「人の目を見ないから人の顔も名前も性格も覚える気にならなくって、目を合わせないからよっぽど世話焼きの人じゃないと話しかけてこなくなって……くぴくぴくぴくぴ」
【やめて その話は俺に効く】
【それ、私のことだ……】
【学校でそうなってる】
【会社でそうなってる】
【 】
【 】
【 】
【死屍累々】
【ひでぇや】
【ひどいよ、こんなのあんまりだよ】
【こはねちゃんの自爆魔法は視聴者たちにも特効だからね】
「それに、見て考えて手を動かす回路としゃべる回路ってのは完全に別ものだからさ。チャットとかで話してたとしても……まぁしないよりはマシだけども、やっぱり違うんだよ。てなわけでコメント欄で流暢にしてるお前たちもさ、ひとりごとで良いから口開かないと、必要があって話そうとしたときになんにも言葉が浮かばなくなるぞ。くぴくぴくぴくぴ」
【あっあっあっ】
【どうしてそんなこというの……】
【もうやめて!】
【こはねちゃん……? 言ってて自分もダメージ受けるようなこと、やめよう……?】
【今日はペースが速い】
【てかどしたん? 今日はやけにテンション低いじゃん】
【口は回ってるけどなぁ】
【もしかして:アルコールで無理やりバフかけてる】
【あー】
【あー】
「あー……やっぱ、分かっちゃう? うん……実は疲れててね……あと『どしたん』構文は一時期のDMスパム思い出すからやめて……」
くぴくぴくぴくぴ。
【りょ】
【ごめんね】
【(念のため)】
【(OK)】
【(草)】
【それに、心なしか声が枯れてる気が】
【もしかして:アルコール】
【草】
【草】
【お酒は喉を痛めるからね】
【こはねちゃん! 配信者なんだからちょっとは自制しよう!】
「や、違くて。……いや、違わないけど違うっていうか……あれ?」
くらくらくら。
なんだか頭がふらふらする気がする。
「んぅー?」
【あっ(尊死】
【かわいい】
【唐突に甘え声出さんといて】
【お姉ちゃんに抱っこされたのかな?】
「だからぁ、ゆうかお姉ちゃんは優花だってば……妹だってば……」
くぴくぴ。
【?】
【??】
【もしかして:マジで酔いすぎorおねむ】
【おねむでは?】
【そうかもしれんな……】
【草】
頭が、ふわふわする。
お酒の酩酊感でもなく、眠気に近い感覚。
うん、これはきっと疲れているんだ。
「僕たちみたいな種族ってさ。人と話すとさぁ……えむぴぃがりがり削られるんだよねぇ……」
ぺしゃっ。
僕は疲れたもんだから、キーボードをよけて机にふさぎ込む。
【かわいい】
【あかん、へべれけになっとる】
【やっぱり:おねむ】
【あー】
【あー】
【普段は子供っぽいながらもかなりはっきりしゃべってるのに……】
【演技なら最高なんだが、こはねちゃんだからな……】
【(もしもし介護班?)】
【(待機中です)】
【(なら良し)】
【(草)】
「良いよねぇ……世の中の多くの人たちは。みんな、楽しくおしゃべりするだけで元気になって、MPがもりもり回復するんだ。でも僕たちみたいなのは逆に、話せば話すほどにあいつらからMPをごりごり吸われるんだ。吸い取られるんだ……僕たちは、搾取される運命なんだ……」
【わかる】
【わかる】
【なんで通常の人間ってのは話すのが好きなんだろうなぁ】
【わからない】
【俺たちには何も分からない】
【草】
【「話すのが好き過ぎてウザい陽キャ」って擬態してる私みたいなのも居るけどね じゃないとみんなから話してもらえなくなるし】
【ぶわっ】
【ひぇっ】
【女子はなぁ……】
【男なら最低限の報連相とかはやってくれるのが多いけど……】
【おろろろろろ】
【俺、男で良かったわ……】
【良かったね 羨ましいよ】
【かわいそう】
【人間に産まれた以上、人間関係が最も大切だからね……】
「ああ……みんなそうなんだね。苦しいんだね……ぐす」
くしくし。
思わずで出てきた涙を、袖で拭う。
「分かるよ……相手に合わせてさ、自分が暗いって思われないようにって、空気を悪くしないようにって、明るくしなきゃって。無理してそうしなきゃいけないと、だんだん心がすり減っていくんだ」
……くぴ。
体を倒しながら、お酒をあおる。
【 】
【 】
【 】
【こはねちゃんが落ち込んでると話題も落ち込むな……】
【まぁたまにはね?】
【なかないで】
【大丈夫、瓶の音が聞こえた】
【草】
【良くはないんだよなぁ】
【つまりはお医者さん?とか誰かと話さなきゃいけなくて疲れたと】
【あー】
【通ってるって言ってるもんなぁ】
【お姉ちゃんとなら疲れないみたいだし】
【気を遣わなくて良い相手ならなんとかねぇ】
「そうだなぁ……対面なら優花、配信で声が飛んでこないなら古参のみんなくらいかなぁ、疲れないのって」
ごろごろ。
僕は机にべたーっとなる。
【じゃあやっぱカウンセリングか】
【疲れすぎるんなら頻度落としてもらったら?】
「あ、ううん……違うの。つい昨日にひよりちゃん、加えてはるなお姉ちゃんとみなみちゃんまで来てすっごくしゃべったから……」
【え?】
【あっ】
【こはねちゃん! 配信止めよう!】
【これはまずいぞ】
【え、え?】
【で、でも、名前だけならそんなに珍しくは……】
【※「ハルナお姉さんとみなみちゃん」のセットはとてつもなく珍しく、かつ、そこそこ有名です】
【あっ……有名Vの……?】
【おい誰だ!! Yに書き込んでるの!!】
【悲報・こはねちゃん、おもらし】
【ガタタッ】
【こはねちゃんが漏らしたって!?】
【ふぅ……】
【\50000】
【ひぇっ】
【草】
【一瞬で混沌としてて草】
【コメント欄が混乱に満ちあふれている】
――ばんっ。
「こはねさん!!」
「あ、ゆうかお姉ちゃん」
【『あ』、じゃないのよこはねちゃん!】
【草】
【この幼女、なんにも分かっていない】
【もしかして:マジで眠い】
【そうらしい】
【子供は電池切れると寝ちゃうからね】
【かわいいね】
【かわいいね】
【脳が……ASMRボイスを求める……】
【草】
「配信、止めますね」
「え、なんで」
ずんずんずん。
怖い顔をした優花お姉ちゃんが、近づいてくる。
「やだ……!」
「ええ、ですから――えっ」
僕は立ち上がり、優花お姉ちゃんよりも背を高くして主張する。
「こはねの配信だもん!」
「こ、こはねさん……?」
これなら――おとななゆうかおねえちゃんよりもおおきくなれるんだ。
「成人男性」になれるんだ。
【!?】
【!?】
【こはねちゃん???】
【どうした急に】
【お酒orおねむで癇癪起こしてるんじゃ……】
【それだ!!】
【草】
【こはねちゃんの場合は疲れと眠気っぽいね】
【ああ……】
【お酒orお酒風ジュースをがぶ飲みしてるこはねちゃんだけど、酔ってる(演技)のときはギャン泣きとかしたことないもんな!】
【そうだよな! ギャン泣きとかは隠してたのがバレたときだけだよな!】
【草】
【草】
【ひでぇ】
【え あ、ちょ まず】
「ゆうかおねえちゃんでもダメ! これはこはねのなの!」
「こ、こはねさんっ! ひ、ひとまず下りてください……!」
【ヘッドホン組だが、なんかこはねちゃんボイスがやけに高いところから……】
【机の上に乗ってるとか……?】
【えぇ……】
【そんな……大人に対抗する子供とか、他の大型動物に対抗するために立ち上がって威嚇するレッサーパンダみたいなことを……?】
【草】
【草】
【急にかわいくなってきたな……】
【この調子で、今の失言も忘れないかな】
【俺たちは忘れかけてるけどYで書き込んでる連中が】
【爆撃するか】
【飛び立とう】
【草】
【頼もしくて草】
【あー、こはねちゃんの希望で少しずつ新規(新規とは言っていない)を配信に入れてるから……】
【TSさせるために引っ張ってきた同位体の意識が流れ込んでる……? なんでこんなことが? あ、こはねちゃん自身の意識が飛びそう】
【???】
【何言ってんだこいつ】
【TS連呼の反逆者だ、ほっとけ】
【草】
【ひでぇ呼び方で草】
【こいつが変なこと言うのは平常運転だし、それよりレッサーパンダこはねちゃんをだな……】
ぽつ、ぽつ。
なんだか非常にすっきりした気持ちで、僕はのどごしを味わう。
なんだか良く分からないけども、今日の僕はとても良い気分なんだ。
【それはそう】
【しゃべるのは大事だからな】
【物理的に会話をするための口とか舌、横隔膜の筋肉とそれを動かすための体力とかあるしな】
【あー】
「そうそう。ほんと、優花に言われるまでは1週間でひと言二言しか話したりしなかったから、声出そうとしても声が出ないって異常事態になるんだよなぁ……」
くぴくぴ。
「あれは、ほんと怖かった。やっと出てもしゃがれ声とか……みんな、ひとりごとでも良いから1日に1回はしゃべろう。人間ってさ、たいていの人は毎日普通に結構しゃべってるんだよね、家族とか友達と。それが普通なんだ……そこからしゃべらない生活になると、社会復帰すら怪しいぞ」
【はーい】
【はーい】
【これはガチ】
【こはねちゃんだからこそ説得力があるな】
【意を決して引きこもりやめようとしたらマジで声出ずに「詰んだ」って絶望したことあるわ】
【ぶわっ】
【外に行くための服がない状態か】
【あー】
【人ってしゃべるのが当たり前って認識だから、目の前に来てもしゃべらないと「なんだこいつ……こわ」ってなるからね】
【わかる】
「分かる分かる。しゃべらないで、ただ目だけ合わせてくるとか、それはもう野生の動物みたいにガンつけてる……すなわち戦闘の合図なんだよね。だから僕は基本的に外に出ても誰とも目を合わせてこなくって……あ、お酒お酒」
くぴくぴくぴくぴ。
「人の目を見ないから人の顔も名前も性格も覚える気にならなくって、目を合わせないからよっぽど世話焼きの人じゃないと話しかけてこなくなって……くぴくぴくぴくぴ」
【やめて その話は俺に効く】
【それ、私のことだ……】
【学校でそうなってる】
【会社でそうなってる】
【 】
【 】
【 】
【死屍累々】
【ひでぇや】
【ひどいよ、こんなのあんまりだよ】
【こはねちゃんの自爆魔法は視聴者たちにも特効だからね】
「それに、見て考えて手を動かす回路としゃべる回路ってのは完全に別ものだからさ。チャットとかで話してたとしても……まぁしないよりはマシだけども、やっぱり違うんだよ。てなわけでコメント欄で流暢にしてるお前たちもさ、ひとりごとで良いから口開かないと、必要があって話そうとしたときになんにも言葉が浮かばなくなるぞ。くぴくぴくぴくぴ」
【あっあっあっ】
【どうしてそんなこというの……】
【もうやめて!】
【こはねちゃん……? 言ってて自分もダメージ受けるようなこと、やめよう……?】
【今日はペースが速い】
【てかどしたん? 今日はやけにテンション低いじゃん】
【口は回ってるけどなぁ】
【もしかして:アルコールで無理やりバフかけてる】
【あー】
【あー】
「あー……やっぱ、分かっちゃう? うん……実は疲れててね……あと『どしたん』構文は一時期のDMスパム思い出すからやめて……」
くぴくぴくぴくぴ。
【りょ】
【ごめんね】
【(念のため)】
【(OK)】
【(草)】
【それに、心なしか声が枯れてる気が】
【もしかして:アルコール】
【草】
【草】
【お酒は喉を痛めるからね】
【こはねちゃん! 配信者なんだからちょっとは自制しよう!】
「や、違くて。……いや、違わないけど違うっていうか……あれ?」
くらくらくら。
なんだか頭がふらふらする気がする。
「んぅー?」
【あっ(尊死】
【かわいい】
【唐突に甘え声出さんといて】
【お姉ちゃんに抱っこされたのかな?】
「だからぁ、ゆうかお姉ちゃんは優花だってば……妹だってば……」
くぴくぴ。
【?】
【??】
【もしかして:マジで酔いすぎorおねむ】
【おねむでは?】
【そうかもしれんな……】
【草】
頭が、ふわふわする。
お酒の酩酊感でもなく、眠気に近い感覚。
うん、これはきっと疲れているんだ。
「僕たちみたいな種族ってさ。人と話すとさぁ……えむぴぃがりがり削られるんだよねぇ……」
ぺしゃっ。
僕は疲れたもんだから、キーボードをよけて机にふさぎ込む。
【かわいい】
【あかん、へべれけになっとる】
【やっぱり:おねむ】
【あー】
【あー】
【普段は子供っぽいながらもかなりはっきりしゃべってるのに……】
【演技なら最高なんだが、こはねちゃんだからな……】
【(もしもし介護班?)】
【(待機中です)】
【(なら良し)】
【(草)】
「良いよねぇ……世の中の多くの人たちは。みんな、楽しくおしゃべりするだけで元気になって、MPがもりもり回復するんだ。でも僕たちみたいなのは逆に、話せば話すほどにあいつらからMPをごりごり吸われるんだ。吸い取られるんだ……僕たちは、搾取される運命なんだ……」
【わかる】
【わかる】
【なんで通常の人間ってのは話すのが好きなんだろうなぁ】
【わからない】
【俺たちには何も分からない】
【草】
【「話すのが好き過ぎてウザい陽キャ」って擬態してる私みたいなのも居るけどね じゃないとみんなから話してもらえなくなるし】
【ぶわっ】
【ひぇっ】
【女子はなぁ……】
【男なら最低限の報連相とかはやってくれるのが多いけど……】
【おろろろろろ】
【俺、男で良かったわ……】
【良かったね 羨ましいよ】
【かわいそう】
【人間に産まれた以上、人間関係が最も大切だからね……】
「ああ……みんなそうなんだね。苦しいんだね……ぐす」
くしくし。
思わずで出てきた涙を、袖で拭う。
「分かるよ……相手に合わせてさ、自分が暗いって思われないようにって、空気を悪くしないようにって、明るくしなきゃって。無理してそうしなきゃいけないと、だんだん心がすり減っていくんだ」
……くぴ。
体を倒しながら、お酒をあおる。
【 】
【 】
【 】
【こはねちゃんが落ち込んでると話題も落ち込むな……】
【まぁたまにはね?】
【なかないで】
【大丈夫、瓶の音が聞こえた】
【草】
【良くはないんだよなぁ】
【つまりはお医者さん?とか誰かと話さなきゃいけなくて疲れたと】
【あー】
【通ってるって言ってるもんなぁ】
【お姉ちゃんとなら疲れないみたいだし】
【気を遣わなくて良い相手ならなんとかねぇ】
「そうだなぁ……対面なら優花、配信で声が飛んでこないなら古参のみんなくらいかなぁ、疲れないのって」
ごろごろ。
僕は机にべたーっとなる。
【じゃあやっぱカウンセリングか】
【疲れすぎるんなら頻度落としてもらったら?】
「あ、ううん……違うの。つい昨日にひよりちゃん、加えてはるなお姉ちゃんとみなみちゃんまで来てすっごくしゃべったから……」
【え?】
【あっ】
【こはねちゃん! 配信止めよう!】
【これはまずいぞ】
【え、え?】
【で、でも、名前だけならそんなに珍しくは……】
【※「ハルナお姉さんとみなみちゃん」のセットはとてつもなく珍しく、かつ、そこそこ有名です】
【あっ……有名Vの……?】
【おい誰だ!! Yに書き込んでるの!!】
【悲報・こはねちゃん、おもらし】
【ガタタッ】
【こはねちゃんが漏らしたって!?】
【ふぅ……】
【\50000】
【ひぇっ】
【草】
【一瞬で混沌としてて草】
【コメント欄が混乱に満ちあふれている】
――ばんっ。
「こはねさん!!」
「あ、ゆうかお姉ちゃん」
【『あ』、じゃないのよこはねちゃん!】
【草】
【この幼女、なんにも分かっていない】
【もしかして:マジで眠い】
【そうらしい】
【子供は電池切れると寝ちゃうからね】
【かわいいね】
【かわいいね】
【脳が……ASMRボイスを求める……】
【草】
「配信、止めますね」
「え、なんで」
ずんずんずん。
怖い顔をした優花お姉ちゃんが、近づいてくる。
「やだ……!」
「ええ、ですから――えっ」
僕は立ち上がり、優花お姉ちゃんよりも背を高くして主張する。
「こはねの配信だもん!」
「こ、こはねさん……?」
これなら――おとななゆうかおねえちゃんよりもおおきくなれるんだ。
「成人男性」になれるんだ。
【!?】
【!?】
【こはねちゃん???】
【どうした急に】
【お酒orおねむで癇癪起こしてるんじゃ……】
【それだ!!】
【草】
【こはねちゃんの場合は疲れと眠気っぽいね】
【ああ……】
【お酒orお酒風ジュースをがぶ飲みしてるこはねちゃんだけど、酔ってる(演技)のときはギャン泣きとかしたことないもんな!】
【そうだよな! ギャン泣きとかは隠してたのがバレたときだけだよな!】
【草】
【草】
【ひでぇ】
【え あ、ちょ まず】
「ゆうかおねえちゃんでもダメ! これはこはねのなの!」
「こ、こはねさんっ! ひ、ひとまず下りてください……!」
【ヘッドホン組だが、なんかこはねちゃんボイスがやけに高いところから……】
【机の上に乗ってるとか……?】
【えぇ……】
【そんな……大人に対抗する子供とか、他の大型動物に対抗するために立ち上がって威嚇するレッサーパンダみたいなことを……?】
【草】
【草】
【急にかわいくなってきたな……】
【この調子で、今の失言も忘れないかな】
【俺たちは忘れかけてるけどYで書き込んでる連中が】
【爆撃するか】
【飛び立とう】
【草】
【頼もしくて草】
【あー、こはねちゃんの希望で少しずつ新規(新規とは言っていない)を配信に入れてるから……】
【TSさせるために引っ張ってきた同位体の意識が流れ込んでる……? なんでこんなことが? あ、こはねちゃん自身の意識が飛びそう】
【???】
【何言ってんだこいつ】
【TS連呼の反逆者だ、ほっとけ】
【草】
【ひでぇ呼び方で草】
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