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4話 僕の、僕だけの女神/天使/この世のすべて……な、ジュリーさま
しおりを挟むおっさんたちとの会話(強制)を始めたアルベールくん。
なんともかわいそうなことだけど、王子というご身分だからしょうがないだろう。
……………………それにしても、あれでかなりの女好きだからなぁ。
やはり王家というのはそういうものなんだろーか。
今の王さま……彼のお父さんにも、お妾さんもお子さんもたんまりとだからなぁ………………………………まぁアルベールくん以外はみんな女の子なんだけど。
どうも女の子ばっか産まれる家系らしい。
………………………………………………………………………………………………。
…………………男子がひとりってのはまずい気がするけど、なぁに、ジュリーさまがぽんぽんと産んでくだされば、なんの問題もない。
どーせお妾さん山ほど抱えるんだろーしな。
捕食者たちだ、積極的にこどもを産んでくれるんだろうし、そんだけいればミニジュリーさま以外にもミニアルベールくんも何人か産まれてくれるだろう。
きっと。
……って感じに王家もそういうスタンス……諦めモードに入っているしな。
ここ数年は王さまのこどもも産まれていないし、もーダメなんだろう。
男としては激しく同情する限り。
僕としてはそれよりも、数年後にはミニアルベールくん……はどうでもいいけど、ミニジュリーさまたちが存在するっていう未来が、今から楽しみなだけだ。
……と、それはどうでもいいや。
今はそんなことよりもジュリーさまだ、ジュリーさま。
僕の生きるすべてのジュリーお嬢さまはいずこへ……っと、いらっしゃった。
けっこうに離れたところへ行かれて、お皿に取ったばかりのごはんをもりもりと食べていらっしゃる。
………………………………逃げるついでに食欲とは、やりますなぁ。
取り巻きの方々も協力されて、他の方々に見えないようにさりげなーくされているあたり、訓練が行き届いていらっしゃる。
ま、今日の料理かなりおいしいからな、ムリもない。
今週のカロリー計算、気をつけておこう。
お付きの人たちに聞けば、どんくらいもしゃもしゃされたのか分かるだろうし。
と、すすすっと………………………………今日出かける前に整えて差し上げた美しい金髪とお化粧と、きらびやかな、けれども露出の少ない……お嬢さまからは不評だけど、こればかりは僕とアルベールくん以外の男にはなるべく見せぬ決意だ……ドレスをふりふりとさせながら、もぐもぐもぐもぐとされているお嬢さまの腰へ、さりげなーく張り付く僕。
周りの方たちに軽くごあいさつをして、そして……きゅっと、優しく。
わきの下から、おへその下からおしりの上までを、この小さい腕いっぱいとほっぺたで、全身で、ぎゅうーっと味わう。
顔も、もちろんうずめる。
………………………………………………………………、うむ。
何回何十回何百回と抱きしめても足りないほどの気持ちよさ。
これこそが均整の取れた……前世的にはJKとJCのあいだくらいの女体。
しかもその、腰って言う……すんばらしいところだし、あったかいし、柔らかいし、呼吸のたびに動くしあああああ気持ちいいいい匂いああああああああ脳に直接流れ込んでくるよう。
至福だ。
幸せで死にそう。
死んでよかった。
死んだの覚えてないけどな。
「………………………………んくっ……あら、リラ、間に合ったのですか? 貴女がぜんぜん姿を現さないものですから、急な用事が入ったのかと思っていました」
「はい、お嬢さま。 ちょっと遅くなりました」
同性だからこそ、過剰なまでにおさわりをしてもスキンシップとしか思われないという、ブツを失った代わりに僕が得た、今世での特権。
今日も大人数の前で、堂々と触りつくすのだ。
なあに、見た目のせいで、見た目のおかげで、どんだけやっても甘えてるとしか見られないんだ。
むしろそのおかげでジュリーさまへの風当たりも多少はマシになっているんだから、これはいいこと。
もっと、どんどんとやるべきなんだ。
と、温かさと女性美を肌で堪能していたらお静かになられているのに気がつく。
………………………………それにしても、いつも食べておられるあいだはほんっとに静かになられるなぁ。
「……いつも言っていますが、気をつけてくださいね? 貴女はとにかく背が低くて、動きがゆっくりなのです。 小脇にでも抱えられたら、目撃者すら……などが充分にあり得て、危ないのですから」
「ありがとうございます、ジュリーさま」
「もっとも、お父様の護衛も見てくれていらっしゃるはずですから、なにも起きるはずはないのですけれど……けれど、私が心配なのです。 気をつけてくださいね」
「はい」
言い方がまーたかたっ苦しい……けど、それでも心配してくれているし、なにより実は護衛をつけてくれているのもまた素敵。
ジュリーさまのお父さん以外に、ジュリーさま個人が雇っているお高い人っていうのを、余分につけてくれているのが。
あと、そばにいるとすぐになでなでしてくれるし。
やはり女神か。
………………………………………………………………………………………………。
だから好きっていうのはもちろん、そういう意味で、だ。
「……それで。 あの、アルベールさまもひととおりお叱りになって……私が少し食事を取りに来たあいだに、どちらかへ行かれたみたいですし。 私の役割は、もう終わりましたわよね? リラ、私……もう帰ってよさそうでしょうか?」
「えと。 ………………………………お嬢さま。 あと……3組の方たちとお話しされるのを推奨します。 あと聞いている人いないので、もっとくだけてください。 もっとご自分をらくーに」
「え、ええ……そう、なのね。 ……………………………………3組。 面倒くさい、です、ね。 あの、それって、どうしてもという人たち? 1組くらいは後日だったり、書面では」
「残念ながら。 ですが、お嬢さまがもちろんお望みとあらば、もう6、7組の方々とも」
「よし3組ですね、それでいきましょう。 気合い入れる、わっ」
ほっぺたをぱんぱんっと……お化粧が落ちず、赤くならず、さりとて気持ちを切り替え、ついでに他のお貴族さまたちからは見られていないタイミングと音量で済ませ、立ち直られたらしいお嬢さま。
自己コントロールだってこれほどのもの。
ジュリーさまもまた、すべてを持って産まれたお方だ。
わきの下から腰までの美しい曲線美を考えても。
ああ、美しい。
舐めたい。
そのお肌を直接におふろでぬるぬると触るのはできても、舐めるのはさすがにムリなんだよなぁ。
そこまで行くと、さすがのジュリーさまだって気がつかれてしまう。
僕の煩悩に。
だけど、なんとかして……、と。
「では、着いて来てください。 ……あ、ひと組目とふた組目は堅物さんたちなので、きちっと切り替えお願いします。 じゃないと今晩はお酒抜きです」
「う——……わかったわ。 この、話し方や内容の切り替えにはどうしてもまだ慣れなくって。 ……このコルセットさえなければ、もう少しやる気が出ま……出るのに」
そう。
コルセットさえなければ、さっきの触り心地ももっともっとすばらしかったはずなのに。
僕としても許せない存在……なんだけど。
「……悲しいことに、男性というものは女性のくびれに首ったけなのです。 ですのでジュリーさまがそれを強調されることによって、評価が一気にダダ甘になるので。 ……元より女性だけがお相手でしたら必要ないのですが。 まぁそれはそれで別の問題が発生しますが、その点はジュリーさまなら大丈夫なので」
「そう、ね。 ほんとうに目線がくぎ付けだけれど……もう、仕方がないのよね、あのアルベールさまだってそうなのだから。 胸と、腰と……。 ………………………………はぁ。 もう、諦めてはいます」
「ですです。 アルベールさまだってそうなのですから、そこはほら、男性の生態だとお思いになって逆手に取りましょう」
「分かったわ。 ……リラも、早く女らしく成長できるといいわね」
「もう諦めておりますゆえ」
「………………………………確認なのだけれど。 リラ、こういう発言に対しては、本気で気にしていないのですよね? 傷ついたりしていないですよね? ね、リラ? 遠慮などではなく、ほんとうに」
「はい。 僕はこのとおりのちんちくりんで平気ですので。 これが僕です」
んもう、あいかわらずお優しいんだから。
………………………………………………………………………………………………。
と、とと。
「と、それは置いておきまして。 ………………………………そうですね。 そこそこに本気出してくださると助かります。 ……お嬢さまがどのくらい完璧におはなしなされたかで、来月のお酒のランク変えます。 そのくらい大事なので、わりと、いつもどおりに。 なにせお相手は隣国の王族の方々と公爵さま方ですので」
「え?」
「ちなみに僕の評価的に90点以上ですと、なんと今日は10年ものです。 それも、今からお会いする方々からの、レア、稀少なものです」
「ほんとうですか!? それって、お父様でも滅多には」
「で、60点ぎりぎりなら悪酔いするアレです。 いくら騒がれても、それ以上のランクのものは鍵をかけさせます」
「……あくま。 リラは、いつも好きなようにしなさいと言ってくださって、天使のようですのに、こういうところは………………………………あくま、ですっ」
ちなみに中世、それも異国だし、しかもみんなお酒に強いし、さらにはお酒の害とかってのも知られてないから、当然に法律なんてものはない。
そのへんは大事。
でないと、僕ですらお酒飲めないしな。
「今からだけはがんばってくださいね? 以前のお嬢さまのように、緊張してもしすぎることはないです」
「あの、ね、ねぇリラ、貴女の評価は厳しめだから……その、せめて、失敗しても明日に響かないものをお願いしたい………………………………って、ね、ねぇ聞いていますリラ? ねぇっ!?」
わざと無視して……有無を言わさない感じで歩き出すと、文句を言いながら、ちょいおこな感じになりつつもごきげんな雰囲気を作り上げるっていう器用さで、僕のあとをしずしずと着いてくるお嬢さま。
うむ。
こうしてお素直なのはいいことだ。
それなのに欲望にストレートっていうのも、僕的にはポイント高いしな。
もっともっとご自分をさらけ出して……わがままな部分を出してほしい。
この世界、溺れさえしなければお酒に強いっていうのもまたステータスだし。
だからあえてそうしているんだけれども。
お酒のおいしさを教えたのも僕だしな。
で、ちょっとだけ振り返ってみると……もうふにゃっとした顔つきになっているお嬢さま。
食欲を満喫したせいか、もうお酒をいただく体勢に入られている。
この、わがままでありつつも、わがままを言える相手をちゃんと見極めて……ときどきダメだけど、でも、できるようになりつつあって。
もちろんちゃんと常識的な感性は持っているし、的確なフォローはする。
まだまだ慣れていらっしゃらないから、たまーに失敗してるけど。
で、そんでもってけっこうな気分屋になってきて、とことん快楽……の内のふたつに弱い、僕の大好きな、健康的なスレンダーボディに金髪つり目のジュリーお嬢さま。
………………………………没落した(もうけすぎて目をつけられたともいう)商家のゆいいつの生き残りなひとり娘っていう、どう考えたってぐへへな目に遭って、ろくな人生を送らなかったはずの僕にもたらされた、天使な女神だ。
今世では女、それもちんちくりんで……男でさえなくなっているから残念だけど、逆に考えれば男じゃなくなったからこそ、むしろ、お嬢さまの裸体を余さず、そのふくらみかけ、理想郷を堪能できている僕は、ぐへへされる側からぐへへする側へと、敗者から勝者へと変貌したんだ。
「……お父様でも年に数本の……うへ、うへへへへぇ………………………………」
お、けっこうレアな声聞いた。
脳内に保存。
けど、やっぱり食べものとお酒には弱いなぁ。
かわいらしいだけだけど……で、あとは。
前世で飼ってた愛猫(20歳超えてたちょいデブ、僕が死んだあともたぶん何年か生きてるアトモスフィア。 ……なんで猫のことだけ覚えているんだろ?)っぽいのも……なんかそんな雰囲気があるっていうのも、また、たまらんのだ。
ぜんっぜん似ていないんだけど、でもどっかが似ている感じ。
だからこそあいつのように、ふてぶてしいほどのわがままに育てたいんだ。
そんな僕の教育が効いてきたのはいいことだ。
まだまだ途中だけど、でも、いつか必ずや。
………………………………………………………………。
ジュリーさま。
世界で唯一の、僕の身内……になってくださったお方で、僕の理解者ってお方で、そして、………………………………愛しくって仕方がないお方。
ジュリーお嬢さま。
このお方………………………………あなたのためなら、僕は。
………………………………アルベールくんと無事に結婚されて、うまく行きそうだって思えるまでのあいだ。
あるいは、ミニジュリーさまたちが誕生するのを見届けて。
今までどおりに表と裏からお世話して、………………………………そして。
おしあわせになる、――――――――――――その、タイミングで。
ジュリーさまとアルベールくんの今後の人生に幸あれと願いながら………………………………おわかれ、できるんだ。
だから。
僕は、もう少しだけこのお方の――――――――ジュリーさまの、お世話を。
してから、静かに姿を消すんだ。
死期を悟った猫のように、静かに、静かに。
☆
………………………………………………………………………………………………。
………………………………………………………………………………………………。
………………………………………………………………………………………………。
……………………………………………………あ、もうガマンできない、漏れる。
僕の煩悩が頭の中だけでぐるぐるとさっきのがフラッシュバックしてきてああ女神ジュリーさまがあんなにもつれない感じであああああジト目をしていらっしゃるアルベールくんにジト目をしていらっしゃるそれをどうか僕にください天使さま僕は助けてもらったあのときからずっとそれを待ちわびているんです優しかったり楽しかったりするだけじゃなくってもっとこう僕をヘンタイサイッテーみたいな感じに罵ってくださいあああごめんなさいこんな不敬な気持ちを抱いてしまってでもジュリーさまけれども僕はどうしてもお嬢さまが好きで好きでしょうがないからだから今日もドレスの着付けもパッドの大きさも見せブラの選定もぜんぶぜんぶ僕がして差し上げて貧乳って思い込んでおられるジュリーさまがちょっとは大きくなったかしらとか僕にそのままを見せて触って?っておっしゃったあのときはそれはそれはもうたまらなかったけどすばらしい見た目とすばらしい触り心地は忘れないものとして脳みそに刻みつけたけどそれはともかく甘いだけじゃダメなんだやっぱりときには酸っぱいのとか辛いのをつまりは蔑まれたり見下されたりしたくってあのときみたいに今にも踏まれそうな感じを演技でいいから頼みたいあああああジュリーさま僕は僕は…………………………………………………………………………、ふぅ。
うっかり漏らしたけど、あー、すっきりしたっ。
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