悪役貴族転生【女装】悪役令嬢ルート~99通りで断罪される悪役に転生して女装したら死亡フラグが無くなる代わりに周囲の目が怖くなってくんだけど?

あずももも

文字の大きさ
35 / 147
2章 女装してギルドを堕とした

19話 魔王ジュリオン様の右腕エロディーさん(サキュバス)1

しおりを挟む
「それにしても……ふふっ、どうしてくれようかしらねぇ、人間の小娘ども……ふむ。素質はそこそこに高い……その系統の魔物とかけ合わせて内乱を起こさせる裏切り者部隊を作るのも良いかしらぁ……うふふ……」

……あー、どうしよー。

魔王ジュリオン様ルートが人気な理由のドスケベ魔族さんが、こんなタイミングで復活してるよ……。

――紫の肌に白い髪という「ザ・魔族」な部分を除けばぼんきゅっぼんで紐紐で妖艶なサキュバスさん。

エロディーさん。

名前からして運営さんから優遇されてるね。
だって見た目も種族もエロいもん。

あ、でも、この人、お嬢様方からはめっちゃ嫌われてたはず。

なにしろサキュバスで魔王ジュリオン様の右腕で、発言がとにかくジュリオン様上げ――しかも単純に力に心酔するタイプだから、事あるごとに「抱いて」とか「抱かれた」とか「魔王様の子を身籠もる」とか言ってたし。

そりゃあジュリオン様メス堕ちからの男性キャラからあんなことやこんなことされた末の背孕みとかいう凶器でマッドな妄想が大好物な方々からしてみれば、完全に異端だ。

あとジュリオン様ガチ恋勢の淑女の皆様。

まぁその分、男性ユーザーと海外勢からは大人気なんだけどね……だってこういうの、男なら好きでしょ?

僕?

今は女装してるからノーコメントで……。

「ひっ……!?」
「――倒せそうになかったら、自決用の魔道具を。女としての矜持ですの」
「ゴブリンとかローパー相手にって渡されてるのを、こんなところで……!」
「わたくしたち、ちゃんと真面目にこつこつやってきたのに、どうして……!」

で、そんな彼女――なお普通に「女も行ける」発言により、さらに男性ユーザーから人気をかき集めている魔族――に、不運にも見初められてしまったのは、ほぼ確実に全員が僕と同い年~2歳上の少女たち。

や、だって学園で出てくる1~3年生のヒロインたちだし……メインじゃないからそこまでの人気はないけど、刺さる人には刺さるキャラデザと設定があるとかないとか。

サブキャラとモブキャラの中間みたいなポジションだから、ことあるごとにチュートリアルで酷使されてたような?

一応で明らかなモブたちとは違い、目まである立ち絵もあった――はず。

本当のモブは顔がないからね。

まぁさっきの町の全ての人たちはちゃんと顔があったから、そのへんはゲームとリアルの差なんだろうけども……メインじゃないヒロインたち(幼)が居るってことは、やっぱり10年後のシナリオ開始まではゲームに沿うんだろう。

ちなみに僕は、彼女たちの名前とかぜーんぜん覚えてない。

だって、魔王ジュリオン様倒すルートだとエンカウントとか攻略するヒマないし……ほら、僕、ゲームのシステムと攻略面が好きなタイプだったから……全ルート回すのが楽しかったから……。

ともあれ、現在7~9歳という小学校低学年な少女たち――下位貴族のお嬢様たちだったはず――が、この初心者ダンジョンに居るのは不自然じゃない。

成長限界が早いのは、攻略対象であってもサブキャラの宿命か……でも、完全なモブ生徒たちよりは多少強かったはず。

ちなみにモブ生徒たちは初期レベルが1でステータスも最低値――だから、主人公の前に出てくるモブサブの子たち、恐らくはこうして自主的にダンジョン潜りしつつ経験を積んでいたんだろう。

完全なレベル1と、レベル1なりに多少の経験値積んだのでは結構変わるからね、スキルシステムで。

じゃなきゃ主人公パーティーに入っても中盤までですら活躍できないし。

……いけないいけない、完全にゲーム脳になってる……ここは一応現実だから、この子たちもまたゲームに出てくるキャラクターと同時に生きているんだ。

あの「ばあさん、朝食はまだかね……?」「やぁねぇおじいちゃん、おととい食べたでしょ」って爺さんみたいに人間味あふれた本物の人間のはずなんだ。

「けれど、封印を解いた場所が弱っちいダンジョンねぇ……使役できる魔物も弱っちいし、苗床たちも弱っちい……いっそのこと、ペットとして飼っちゃおうかしらぁ? ちょっと芋っぽいけど……将来そこそこかわいくはなりそうだしぃ……? 人間の精気って、おいしいのよねぇ……♥」

「「「「ひぃっ……!」」」」

あ、はい、そっちの方が良いと思います。
ほら、みんなかわいいし、モンスターにあげちゃうのはもったいないですよ!

あと僕が個人的に嬉しいです!

女の子同士のいろいろが嫌いな男なんて居ませんから!

「――あら。もうひとりお客さん……ふぅん、貴女、かわいいじゃない」

「……え?」

気がついたら物陰に隠れてたはずの僕と――視線がばっちり合ってる、エロいエロディーさん。

うわ、舌なめずりしてる……あー、貴女、男女ともに美形がお好きでしたねぇ……だって魔王ジュリオン様見初めた魔族さんだもんねぇ……。

てか……あれ?

僕のこと、男ってばれて……ない?

サキュバスさんなのに?

ぽんこつサキュバスさん?

………………………………。

……あ、そっか……昼前にお屋敷で全身あわあわされたから体もいい匂いだし、服もエミリーちゃんのだから女の子の匂いが染みついてるもんね。

しかもいいもん食ってたしな、ジュリオン様……そりゃあ初見なら騙せるか。

ていうかたぶん、ぱんつ脱がされるまではバレないまである。

しかも、ついさっきにはエミリーちゃんとアメリアちゃんにきゃっきゃうふふされながらかわいくされたばかりだからね。

「………………………………」

それはそれとして、高位な魔族であるはずのエロディーさんにすら、サキュバスっていう種族のエロディーさんにすら――男ってばれない悲しさも浮かんでる。

いいもんいいもん、ジュリオン様ってば成長したらかっこ良くなるのは確定してるもん。

しおりを挟む
感想 16

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…

美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。 ※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。 ※イラストはAI生成です

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

転生?したら男女逆転世界

美鈴
ファンタジー
階段から落ちたら見知らぬ場所にいた僕。名前は覚えてるけど名字は分からない。年齢は多分15歳だと思うけど…。えっ…男性警護官!?って、何?男性が少ないって!?男性が襲われる危険がある!?そんな事言われても…。えっ…君が助けてくれるの?じゃあお願いします!って感じで始まっていく物語…。 ※カクヨム様にも掲載しております

ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~

ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。 そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。 そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。

処理中です...