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5.あぁ、そうかい。
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5月上旬。新しいクラスメイトにも、ずいぶん慣れた。特に、八神くんとは。親睦を深めすぎたとも思える。
「八神くんと佐和田くんは、今週末は何してんの?」
私、茉琴、いのりちゃん、八神くん、佐和田くんの5人で移動教室中、茉琴がそう訊いた。
「今週末?俺は暇だと思う!部活は無いしな。」
「僕は基本的に暇。」
「じゃあさ、私たち5人で遊ばない?」
「おぉ、いいな!」
……うん、マジで?
「いいねいいねぇ~。さやちゃんも異議なしでしょ?」
「うん、ま、まぁ。」
「じゃあ決まりってことで!」
茉琴、いのりちゃん、八神くんは早速、計画を練り始めた。
それはさておき、5月になって席替えをしたんですが、佐和田くんと席が……離れました、はい。いやぁ、最初からそんな幸運は狙ってないけどさ、やっぱり最初が肝心だとも思うし……席が近かったらもっと学校が楽しくなるのになぁとか、乙女なことを思っちゃったりして。でも、席替えをした事によるいいこともあったよ。私の席から1列挟んだ左斜め前が佐和田くんの席なんだけど、授業中の様子とか、よく見えるんだよね。眠たそうに目をこすりながら教科書をペラペラめくって、全然聞いてないそぶりなのに、先生に当てられたらさらって答える。で、自分が当たった後は、容赦なく寝る。その寝てる顔も綺麗だし。もっと仲良くなりたいなぁ……か、彼氏にするっていうのは、さすがにまだハードル高いし、恥ずかしいけど、もうちょっと話ができたら良いのに。
って思っていた私に朗報!放課後、バス停でバスを待っていたら、佐和田くんが……!
「やっほ。」
し、しかも話しかけられた……!?
「や、やっほ~。何してたの?」
「図書館。変な本見つけて、見てたらこんな時間だった。」
「へ、変な本?」
「うん。『世界の名前がおかしい花・虫辞典』。」
「ど、どんな本?」
「アアソウカイとか、ワルナスビとか、なんでそんな名前になったのってやつがいっぱい載ってた。」
「あぁ、そういう事。お花、好きなの?」
「うん、好きだよ。うち、花屋だからさ。」
「そうなんだ!素敵だね!」
「うん。花はね、かわいいよ。」
「そっかぁ……。」
あ、だから、花びらを見て微笑んだのかな。"あ、お花かわいい"っていう笑顔だったんだ……どうしよう、その佐和田くんがかわいい……。
「瑞木さんは、チョウジソウっぽい。」
「ちょうじそう?」
「うん。青くて爽やかな花だよ。僕は好き。」
おっ、そ、そんなこと言われたら勘違いするよ~……。
「……ん?大丈夫?」
「えっ。」
「なんか赤いけど。」
「う、うそ?あ、暑いからかな。」
「あぁ。そうだね。暑いもんね、今日。」
「う、うんうん。」
「暑いのは嫌いだけど、花が咲いたり、虫が元気になったりするから、ひとえに"夏は嫌い"とも言えないんだよね。」
「私は夏、好きだよ。花火とか、海とか、綺麗なのが多くて!」
「あ~、やっぱり爽やか。チョウジソウ系女子だね。」
「そ、そうなんだね……?」
不思議な男の子だなぁ……どんどん好きになってしまう。
「瑞木さんって、けっこう僕と喋ってくれるよね。」
「え、そ、そう?」
「うん。珍しいよ。だいたいの女子は、乃希しか見てないから。」
あれ、ちょっと寂しそう……?
「まぁ、分かるけどね。乃希はかっこいいもんね。」
今すぐに言ってしまいたくなった。私は佐和田くんが好きだよ。佐和田くんがかっこいいと思うよって。
To be continued…
「八神くんと佐和田くんは、今週末は何してんの?」
私、茉琴、いのりちゃん、八神くん、佐和田くんの5人で移動教室中、茉琴がそう訊いた。
「今週末?俺は暇だと思う!部活は無いしな。」
「僕は基本的に暇。」
「じゃあさ、私たち5人で遊ばない?」
「おぉ、いいな!」
……うん、マジで?
「いいねいいねぇ~。さやちゃんも異議なしでしょ?」
「うん、ま、まぁ。」
「じゃあ決まりってことで!」
茉琴、いのりちゃん、八神くんは早速、計画を練り始めた。
それはさておき、5月になって席替えをしたんですが、佐和田くんと席が……離れました、はい。いやぁ、最初からそんな幸運は狙ってないけどさ、やっぱり最初が肝心だとも思うし……席が近かったらもっと学校が楽しくなるのになぁとか、乙女なことを思っちゃったりして。でも、席替えをした事によるいいこともあったよ。私の席から1列挟んだ左斜め前が佐和田くんの席なんだけど、授業中の様子とか、よく見えるんだよね。眠たそうに目をこすりながら教科書をペラペラめくって、全然聞いてないそぶりなのに、先生に当てられたらさらって答える。で、自分が当たった後は、容赦なく寝る。その寝てる顔も綺麗だし。もっと仲良くなりたいなぁ……か、彼氏にするっていうのは、さすがにまだハードル高いし、恥ずかしいけど、もうちょっと話ができたら良いのに。
って思っていた私に朗報!放課後、バス停でバスを待っていたら、佐和田くんが……!
「やっほ。」
し、しかも話しかけられた……!?
「や、やっほ~。何してたの?」
「図書館。変な本見つけて、見てたらこんな時間だった。」
「へ、変な本?」
「うん。『世界の名前がおかしい花・虫辞典』。」
「ど、どんな本?」
「アアソウカイとか、ワルナスビとか、なんでそんな名前になったのってやつがいっぱい載ってた。」
「あぁ、そういう事。お花、好きなの?」
「うん、好きだよ。うち、花屋だからさ。」
「そうなんだ!素敵だね!」
「うん。花はね、かわいいよ。」
「そっかぁ……。」
あ、だから、花びらを見て微笑んだのかな。"あ、お花かわいい"っていう笑顔だったんだ……どうしよう、その佐和田くんがかわいい……。
「瑞木さんは、チョウジソウっぽい。」
「ちょうじそう?」
「うん。青くて爽やかな花だよ。僕は好き。」
おっ、そ、そんなこと言われたら勘違いするよ~……。
「……ん?大丈夫?」
「えっ。」
「なんか赤いけど。」
「う、うそ?あ、暑いからかな。」
「あぁ。そうだね。暑いもんね、今日。」
「う、うんうん。」
「暑いのは嫌いだけど、花が咲いたり、虫が元気になったりするから、ひとえに"夏は嫌い"とも言えないんだよね。」
「私は夏、好きだよ。花火とか、海とか、綺麗なのが多くて!」
「あ~、やっぱり爽やか。チョウジソウ系女子だね。」
「そ、そうなんだね……?」
不思議な男の子だなぁ……どんどん好きになってしまう。
「瑞木さんって、けっこう僕と喋ってくれるよね。」
「え、そ、そう?」
「うん。珍しいよ。だいたいの女子は、乃希しか見てないから。」
あれ、ちょっと寂しそう……?
「まぁ、分かるけどね。乃希はかっこいいもんね。」
今すぐに言ってしまいたくなった。私は佐和田くんが好きだよ。佐和田くんがかっこいいと思うよって。
To be continued…
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