戦隊ヒロイン16

うかかなむらる

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第42話『りんごくん No.4』

 アップルについて、一件落着したのだが……。
チ「これは……3人で決着をつけるべきですね?」
グ「おう、上等じゃねぇか。」
オ「じゃあさぁ、先に佐藤さんに好かれた人が勝ちね。」
チ「はっ、楽勝ですね。」
グ「調子乗んな。」
オ「僕だって、自信はあるよ?」
チグオ「「「ふんっ!」」」
 数日後。
ス「あ!高橋くん、いた!ごめんね、待った?」
グレープは近所の公園にストロベリーを呼び出した。
グ「いや、別に待ってねぇ。」
ス「そう?だったら良かったぁ。」
ストロベリーはにこっと笑った。
グ「(くっ、かわいいぜ。)」
ス「それで高橋くん、どうしたの?わざわざ土曜日にこんなところに来て、なんて。学校じゃダメだったの?」
グ「あぁ、大事な用なんだ。とりあえず、これを飲め。」
グレープは、ストロベリーを木陰に誘導しながら、あらかじめ買っておいた飲み物を渡した。
ス「わぁ!ありがとう!私が炭酸水好きなの知ってたの?」
グ「そうだったのか。偶然だ。(し、知ってるに決まってんだろ。)」
ストロベリーが炭酸水を飲む姿を見つめ、グレープはおもむろに口を開いた。
グ「なぁ、佐藤……。」
ス「ん?」
グ「俺……お前のことが」
オ「ちょっと待って。」
ついに告白しようとしたグレープを、そこへやって来たオレンジが制した。
グ「渡辺……!」
ス「あ、渡辺くん!ごめんねぇ、私、高橋くんとも約束してて。」
オ「え?」
グ「まさか、 ……お前もか。」
オ「手は早めに打っとこうと思ってねぇ。さ、そこを退いてくれるかな。」
グ「んだとてめぇ。」
ス「え?何の話?」
グ「よしじゃあ、佐藤に聞いてみようぜ。」
オ「え。」
グ「なぁ、佐藤」
チ「おやおや、高橋くんに渡辺くんではないですか。」
そこに、チェリーも現れた。
ス「あ、そうそう。伊藤くんとも約束してたの。」
グ「マジかよ。」
オ「くーーー!」
チ「まさか、あなた方と脳が同じとは。」
グ「俺だっててめぇらと同じっつうのは認めたくねぇな。」
オ「僕だって!」
チ「そもそも、佐藤さんを好きだなと思ったのは僕が最初です。」
ス「え?」
オ「えぇ~?それは分かんないよ?」
グ「クラスが違ったからって、俺らが佐藤のことを好きじゃなかったとは限らねぇだろ。」
ス「えぇ!」
チ「しかし……。」
グ「なんか文句あるか?」
オ「まぁでもぉ、グレープくんはそんな感じじゃん?女の子には好かれないよぉ。」
チ「そうでしょうね。」
グ「るっせぇ!誰がそう決めたんだ!」
オ「僕?」
チ「しかし、渡辺くんのそのイヤミな感じも、レディーの好みではないかと。」
グ「いちいちムカつくもんな。」
オ「はーいー?2人だってイヤミなこと言うし!」
グ「言わねぇ。」
チ「あなたほどは。」
オ「キーーーー!」
3人が睨み合っていると……
ス「や、やめて!喧嘩しないで!私のせいで、喧嘩しないで!」
ストロベリーの叫び声が公園中に響く。
ス「3人とも、打ち合わせ無しで同じ日に、同じ場所に、私を呼び出したんでしょ?っていうことは、仲良しじゃん!仲良くできるよ、絶対に!私は、3人みんなのことが好き!みんなで仲良くしたいよ!」
シン、と静まり返った。
ス「ねぇ、お願い。3人とも。お友達になって?」
グ「……さ、佐藤が言うなら……。」
オ「お友達なってもいい……けどぉ。」
チ「……そうですねぇ。」
ス「そうだよ!はい、握手!」
ストロベリーは3人の手をぐいっと近づけた。
グ「よ、よろしくな。」
オ「うん……。」
チ「はい。」
3人は手を握り、目を見合わせ苦笑いをした。
グ「……く、くだんねぇ!俺ら、すげぇくだらねぇな!」
唐突にグレープが笑い出した。
オ「ほんと、そうだね。」
オレンジも微笑む。
チ「これからは、3人力を合わせ、佐藤姫をお守りいたしましょう!」
チェリーも笑顔になる。
グ「おう!」
オ「そうだね!」
ス「守ってくれるの?嬉しいー!」
それから、4人で笑い転げた。これまでのわだかまりがばかばかしく思えた。そして、今となってはこの仲である。


☆本日の主要キャラクター☆
・佐藤ストロベリー(幼少期)
・伊藤チェリー(幼少期)
・高橋グレープ(幼少期)
・渡辺オレンジ(幼少期)



To be contened…

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