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第83話『それぞれの未来 ラズベリー編』
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あいたんを、賢大(とグレープ)の部屋に寝かせるわけにもいかず、私の部屋に寝かせていた。突然、引き出しからぞうの登場。
あ「ぼくはあくまかいちょー。」
あいたんに瓶を飲ませ、速やかに退散。
ラ「んっ……。」
あいたんが目を覚ました。あいたんじゃないね。ラズベリーさんだね。
ラ「……どこ……。」
明「私の家です。」
ラ「……グレープは……?」
明「まだリビングじゃないですかね。」
ラ「……グレープ……。」
起き上がろうとするも、力がうまく入らないみたい。
ラ「う、ん……起き上がれない……助けて……。」
明「あ、は、はい。」
私は、ラズベリーさんの体を起こした。思ったよりも体が冷たい。
明「大丈夫ですか?」
ラ「……気分が悪い……寒いし……。」
明「何か飲みますか?」
ラ「……大丈夫……今何か飲んだら……吐きそう……。」
明「そうですか……。」
私は、部屋にあった厚手のハンカチを掛けた。
ラ「ありがとう。……グレープの匂い……。」
たしかに、グレープに勧められた柔軟剤を使っている。
ラ「はぁ……グレープ……。」
ラズベリーさんは、ふらふらと立ち上がり、人間の姿に変身した。
明「ど、どこ行くんですか?まだ休んでた方が。」
ラ「いや。もう我慢できない。」
ラズベリーさんがドアを開ける。止めようとしたけど、間に合わなかった。私は、ドアを少しだけ開けて様子を覗いた。
ラ「……ぐ、グレープ……。」
グ「うわぁっ。びっくりした……。」
グレープは、ソファに座ってテレビを見ていた。無音で。ラズベリーさんは、グレープの横に腰掛けた。
ラ「久しぶりだね……。」
グ「う、うん……。」
ラズベリーさんに間近で見つめられ、グレープは目をそらす。
ラ「……懐かしい……貴方の香りがする……。」
グ「う、うん……。」
ラ「……ねえ、私と別れたのは、本当に社会人になるから?社会人になって、離れ離れになるから?本当に?」
グ「う、うん……。」
グレープ、さっきから「う、うん……。」しか言わないじゃん。
ラ「本当に?私と別れた後も、貴方は他の女の子と仲良くしてた……貴方には女の子のお友達が多かった……今もね……はぁ……。」
グ「え、ご、ごめん……そんなつもりじゃ……。」
ラ「貴方が近くにいなくなったから……私は何も手につかなくなったんだよ……。」
ラズベリーさんはグレープの上に座り、首筋を指で撫でた。
グ「ひっ……。」
ラ「……もう……離れないで……あぁ……グレープくん……いつも一緒にいて……私は今でもグレープくんが好き……大好き……喰べてしまいたいわ……。」
ラズベリーさんが、グレープのシャツのボタンを開ける。えぇー!ちょっと待って何その展開待って待って今ドア閉めるから!
グ「ラズベリー。」
グレープの低い声に、ラズベリーさんの動きが止まった。グレープは、ラズベリーさんの事をソファに押し倒して……見えなくなったぁ!その後の展開がここからじゃよく見えないよ!?あ、こ、声は聞こえる……。
グ「……治ったんじゃなかったの、その変なスイッチが突然入っちゃうやつ。」
ラ「……変なスイッチ……。」
グ「覚えてないなら良いけどさ。ほら、起きて。寒いんでしょ?早く寝なよ。子供たち明日学校なんだけど。」
ラ「な、何その夫婦的会話……。」
グ「はいそこ感動しない。」
ラ「私今、キスされた?」
グ「されたされた。ってか遅いし。」
ラ「え、う、嘘だぁ。」
グ「嘘じゃないから。スイッチ切るにはそうするしかないんでしょ?もう俺も寝るんだよ、早くどいて。」
ラ「相変わらず冷たいのね。」
グ「変なスイッチ入った直後に優しくする奴がいるか。普段は優しいだろ?」
ラ「まぁ……変なスイッチは故意に入れられるものじゃないの。恋だけに。」
グ「何言ってんの。はい、寝る。早く寝る!」
あ、グレープがラズベリーさんの頭をなでなでしてる。
ラ「朝になったら居ないとかやめてね。」
グ「分かったから。」
ラ「おやすみ。」
グ「おやすみ。」
数秒後。
グ「……相変わらず寝るの早い……。」
*本日の主要人物*
・田中明乃
・高橋グレープ
・柏木ラズベリー
・あくまかいちょー
☆次回☆
さようなら。また逢おうね。
To be continued…
あ「ぼくはあくまかいちょー。」
あいたんに瓶を飲ませ、速やかに退散。
ラ「んっ……。」
あいたんが目を覚ました。あいたんじゃないね。ラズベリーさんだね。
ラ「……どこ……。」
明「私の家です。」
ラ「……グレープは……?」
明「まだリビングじゃないですかね。」
ラ「……グレープ……。」
起き上がろうとするも、力がうまく入らないみたい。
ラ「う、ん……起き上がれない……助けて……。」
明「あ、は、はい。」
私は、ラズベリーさんの体を起こした。思ったよりも体が冷たい。
明「大丈夫ですか?」
ラ「……気分が悪い……寒いし……。」
明「何か飲みますか?」
ラ「……大丈夫……今何か飲んだら……吐きそう……。」
明「そうですか……。」
私は、部屋にあった厚手のハンカチを掛けた。
ラ「ありがとう。……グレープの匂い……。」
たしかに、グレープに勧められた柔軟剤を使っている。
ラ「はぁ……グレープ……。」
ラズベリーさんは、ふらふらと立ち上がり、人間の姿に変身した。
明「ど、どこ行くんですか?まだ休んでた方が。」
ラ「いや。もう我慢できない。」
ラズベリーさんがドアを開ける。止めようとしたけど、間に合わなかった。私は、ドアを少しだけ開けて様子を覗いた。
ラ「……ぐ、グレープ……。」
グ「うわぁっ。びっくりした……。」
グレープは、ソファに座ってテレビを見ていた。無音で。ラズベリーさんは、グレープの横に腰掛けた。
ラ「久しぶりだね……。」
グ「う、うん……。」
ラズベリーさんに間近で見つめられ、グレープは目をそらす。
ラ「……懐かしい……貴方の香りがする……。」
グ「う、うん……。」
ラ「……ねえ、私と別れたのは、本当に社会人になるから?社会人になって、離れ離れになるから?本当に?」
グ「う、うん……。」
グレープ、さっきから「う、うん……。」しか言わないじゃん。
ラ「本当に?私と別れた後も、貴方は他の女の子と仲良くしてた……貴方には女の子のお友達が多かった……今もね……はぁ……。」
グ「え、ご、ごめん……そんなつもりじゃ……。」
ラ「貴方が近くにいなくなったから……私は何も手につかなくなったんだよ……。」
ラズベリーさんはグレープの上に座り、首筋を指で撫でた。
グ「ひっ……。」
ラ「……もう……離れないで……あぁ……グレープくん……いつも一緒にいて……私は今でもグレープくんが好き……大好き……喰べてしまいたいわ……。」
ラズベリーさんが、グレープのシャツのボタンを開ける。えぇー!ちょっと待って何その展開待って待って今ドア閉めるから!
グ「ラズベリー。」
グレープの低い声に、ラズベリーさんの動きが止まった。グレープは、ラズベリーさんの事をソファに押し倒して……見えなくなったぁ!その後の展開がここからじゃよく見えないよ!?あ、こ、声は聞こえる……。
グ「……治ったんじゃなかったの、その変なスイッチが突然入っちゃうやつ。」
ラ「……変なスイッチ……。」
グ「覚えてないなら良いけどさ。ほら、起きて。寒いんでしょ?早く寝なよ。子供たち明日学校なんだけど。」
ラ「な、何その夫婦的会話……。」
グ「はいそこ感動しない。」
ラ「私今、キスされた?」
グ「されたされた。ってか遅いし。」
ラ「え、う、嘘だぁ。」
グ「嘘じゃないから。スイッチ切るにはそうするしかないんでしょ?もう俺も寝るんだよ、早くどいて。」
ラ「相変わらず冷たいのね。」
グ「変なスイッチ入った直後に優しくする奴がいるか。普段は優しいだろ?」
ラ「まぁ……変なスイッチは故意に入れられるものじゃないの。恋だけに。」
グ「何言ってんの。はい、寝る。早く寝る!」
あ、グレープがラズベリーさんの頭をなでなでしてる。
ラ「朝になったら居ないとかやめてね。」
グ「分かったから。」
ラ「おやすみ。」
グ「おやすみ。」
数秒後。
グ「……相変わらず寝るの早い……。」
*本日の主要人物*
・田中明乃
・高橋グレープ
・柏木ラズベリー
・あくまかいちょー
☆次回☆
さようなら。また逢おうね。
To be continued…
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