戦隊ヒロイン16

うかかなむらる

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SPRING VACATION

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 みなさん、春休みは楽しんでいますか?私の作中キャラたちも、春休みを謳歌おうかしています!!そこで、『戦隊ヒロイン16』に出演しているキャラの、春休みの様子を覗いてみましょう!それでは、スタート!!!


○はる&翔悟
は「翔悟~、起きて起きて起きてー!」
翔「ん……お、おはよう……。」
は「おはよ!もう10時だよ!」
翔「うわ、マジだ……。」
は「新幹線、14時発だよ!起きて!」
翔「ん……起きた……。」
は「おはよう!」
翔「おはよ……元気だね……。」
は「うん!だって、7時から起きてるもん!」
翔「早っ……。」
は「でしょ~。」
翔悟は私に手を伸ばした。私は、それを掴んで引っ張る。翔悟は起き上がり、私を抱きしめた。
翔「……おはよ。」
は「うん。おはよー。」
し、心臓バクバクやで……。こんな感じで、いつも私が朝は翔悟を起こしてます。春休みは一緒に居られる時間が長くて、すごく嬉しい!

○伊藤家(苺子&桜太郎)
ス「ふ……あ。おはよ~。早起きだね。」
チ「そうですか?」
ス「桜太郎~。」
チ「はい?」
苺子はわたくしの隣に座って、膝の上に寝そべった。
ス「今日はお休み?」
チ「はい。劇場自体が休みです。」
ス「じゃあ、暇?」
チ「暇です。」
そう言って、わたくしは苺子をなでなでした。
ス「……夫婦になっても、カップルの時とあんまり変わらないね。」
チ「そうですねぇ。でも、子どもができたらきっと変わりますよ。」
ス「そっか……なんか、寂しいね。ずっとこのまま、私だけの桜太郎で居ればいいのに。」
そう言って微笑む苺子が、桜の花びらみたいに見えた。イチゴなのに。
チ「……春ですねぇ。」
ス「まだちょっと寒いけどね。」

○夏湖&杏
夏「……杏は、いつ休みを取るの?」
玄関前。不機嫌そうに俺の顔を見つめるなっちゃん。
ア「来週の水曜日から、かなぁ。」
夏「……それまではひとり?」
ア「なっちゃんは、春休みだし……。」
夏「……早く帰ってきてね。」
ア「うん。心がける。……だから、そんな顔しないで。」
夏「……もう知らない。実家帰る。」
ア「えぇっ。帰んないでよ。」
なっちゃんは最近、実家を離れて俺と2人で住めるマンションを探してくれた。今は、あの大きな家にじいやさんがひとりで暮らしている。とは言っても、実家までは徒歩20分。
夏「……帰る。」
ア「じゃあ、追いかける。」
夏「……なんで。」
ア「好きだから。帰ってきたら、夏湖ちゃんが居て欲しい。」
夏「……じゃあ帰んない。」
ア「ありがと。」
なっちゃんは俺にひしっと抱きついた。毎朝こうして寂しがってくれて、本当にかわいい。
ア「行ってきます。」
夏「行ってらっしゃい。」
チュッ。

○苺花&萄&明乃
あ「いつから春休みだったんだっけ?」
田中家にて。俺とまいと明乃ちゃんは朝食を食べ終わり、リビングでくつろいでいた。俺とまいは毎朝、田中家にお邪魔しては、自分家じぶんちのように一日の大半を過ごしている。田中家両親も、了承してくれている。仕事に行く日もあるけど。
明「21くらいかな?」
グ「毎朝来てるから、分かんないのか。」
あ「うん。はじめくんみたいに、こまめにカレンダーを見るタイプでもないし。」
明「本当、毎朝来てくれなくて良いんだよ?」
あ「迷惑?」
明「め、迷惑じゃないけど、すごく助かるけど、大変じゃない?」
あ「ううん。私にとって、家事の練習場なの、田中家は。」
明「そっか。じゃあ、甘えます。それにしても、家事の練習って、まるでお嫁さんになる気満々だね?」
あ「なる気満々だよ!私の将来の夢は、立派なお嫁さんだもん!」
明「だってさ。」
グ「……た、タイミングというものがありますから。」
あ「えー、別にはじめくんのお嫁さんになりたいわけじゃないかもよ?」
グ「えっ。」
俺は思わずまいの顔を見た。わ、割とマジの表情……。
グ「ご、ごめん。」
あ「え、あ、謝らないで。じょ、冗談だよ!そりゃ、はじめくんのお嫁さんになれたら、一番嬉しいよ。」
グ「あ、よ、良かった……。」
明乃ちゃんが頬杖をつきながら、そんな俺たちの様子を眺めていた。
明「なんか、2人とも素直じゃなくて面白いね~。第三者から見たら、内心ラブラブなのがバレバレなのに~。私、出かけようか?」
あ「えっ、い、居なくならないで!」
グ「2人きりにしないで!」
明「なんでやねん。」
そんな、春の朝10時。

○翼&賢大
つ「ごめんね、付き合ってもらっちゃって。」
け「全然良いけど。」
僕は、翼の付き添いでお花屋さんに行った。その帰り道。公園のベンチに座る。
つ「もうすぐばあちゃんが誕生日なの、すっかり忘れてて。」
け「それでお花を買いに来るあたり、すごく翼だね。」
つ「花を"お"花と言うあたりは、すごく賢大だね。」
け「たしかに。」
翼は、お花の入った袋の中をゴソゴソして、一輪の造花を取り出した。それを、僕に手渡す。
つ「はい。買い物に付き合ってくれたお礼。」
け「え、あ、ありがと。」
つ「嘘。来年も同じクラスになれますようにっていう、おまじない。」
け「……おう。」
つ「引くな。僕は、賢大と同じクラスじゃないと病気になっちゃう。」
け「なっちゃわないわ。厳密には、もし学校で病気になっても看病できる人が身近に居ないってことでしょ。」
つ「……病気なる。」
け「ならないから。」
翼は僕の顔をチラッと見て、すぐに目を伏せた。
け「……最近テンション低いけど、何かあった?」
つ「……なんもない。」
そう言って、翼は俺の肩にもたれた。
け「風邪?」
つ「ううん……。ねぇ、普通の男子高校生はさ、友達とベタベタしないもんなのかな?」
け「うーん……まぁ、たしかに。翼以外とはベタベタ出来ないなぁ。」
つ「……昔からベタベタしてるもんね。」
やけに低い声でそう呟く。最近、翼は変だ。春だからかな。

○冬音&武雪
冬「春休みー!」
武「学校も無いし、宿題も無いし!」
冬「毎日遊べるね!」
武「うん!今日は何する?」
冬「んー……お花見?」
武「あ、いいね。みんなも誘おうよ。」
冬「でも、みんなは忙しいかな?」
武「うーん……夏湖ちゃんは暇だよ、多分。」
冬「あ、そうだね!」
(夏「ぶぇくしょいっ。……え、花粉症!?」)

○渡辺家(蜜樹&梨子)
オ「……!?」
朝、リビングに行くと梨子ちゃんが居た。
ペ「おはよ!今日から春休みだよ。」
オ「あ、だったね。おはよ。」
ペ「私、休みだよ!何する?何食べる?どこ行く?」
オ「ふぁ~……元気だねぇ。僕はどこへでもついて行くー。」
ペ「そりゃ、元気だよ!いつもはこの時間、職員朝礼中だもん。」
オ「いつもは……そろそろ出勤だわ……あ、そうそう、僕は昨日から春休みだよ。明々後日まで。」
ペ「知ってるよ!」
オ「元気が過ぎるぜ……。」
ペ「あ、うるさかった?ごめん。」
オ「いや。こっちも元気出る。」
ペ「え、えへへ……朝ごはん、食べよっか。」
オ「もしや……。」
ペ「今日は作ったよ。」
梨子ちゃんの手料理ーーー!!こうして、僕たちのつかの間の春休みが始まった。

○マロン&ライチ
俺はマロンのアトリエで紅茶を飲んでいた。
ラ「……。」
マ「……。」
めっちゃ静かー。でも、俺にとってはこの空間が癒しだ。
マ「……ご、ごめん、なんか喋って欲しい……。」
筆を休めることないまま、マロンは俺に話しかけた。
ラ「……それは、どういうテーマの絵?」
マ「これはねぇ……今。」
ラ「今。」
言われてみれば、ティーカップのようなものがある。
ラ「……俺と居て楽しいの。」
マ「えっ、私と居て楽しくない?」
ラ「いや、楽しい。マロンは楽しいかなぁと思って。」
マ「楽しいよ。ここのアトリエって、よっぽど好きじゃないと招き入れないもん。」
と言った直後、マロンがしゃがみ込んだ。
ラ「どうした!?」
マ「……い、いや、なんでもない……。」
近寄ると、耳が真っ赤だ。
ラ「だ、大丈夫?熱か何か?」
マ「ね、熱じゃないです……。」
俺はしゃがみ込んだ彼女の体に、ブランケットをかけた。
ラ「そうか……そんなに俺の事が好きなんだ。」
マ「えっ。あ、う、うん、す、す、好きだよ?」
それは、俺と同じ意味ととらえて良いんだろうか。
マ「……あ、あの、ライチ。」
ドキッとした。いつもは"らっくん"って呼ぶのに。
マ「お昼ご飯、どこか食べに行く?あ、でも、あんまり一般人と外食とかしたらダメかな?」
ラ「どうだろ……秘書に聞いてみる。」
マ「うん。」
俺は秘書の内山田に電話をした。マロンは絵の具を片付ける。俺は、俺の10倍くらい真面目な内山田と数秒間話し、電話を切った。
ラ「ごめん、ダメだって……。」
マ「そっか。仕方ないね。何か買いに行く?それとも、別々で食べる?」
想像より遥かに素っ気ない答えに、俺は謎の焦りを覚えた。マロンを後ろから抱きしめる。
マ「……!ど、どうした、の?」
ラ「それとも、週刊誌に載る……?」
春は、変な気持ちになる。

○美杷&?
私は今日、人生で初めて、男の人と2人でお食事に行く。お相手は同じ薬局で働く、薬局事務の小野寺さん。
小「良かったですか?こんなお店で。」
ロ「あ、だ、大丈夫です。」
小野寺さんは、6つも年下の私にも礼儀正しく接してくれる、とっても良い人。おまけに、イケメンだし……。
小「佐々木先生。」
ロ「は、はい!」
小「緊張してます?」
ロ「あ、ま、まぁ、ちょっと……。」
小「あはは。緊張しないでください。相手は僕ですよ?」
ロ「い、いやぁ……。」
私は曖昧に返事をして、メニューに視線を落とした。ランチコースを頼み、スープをすする。
小「おいしいですか?」
ロ「あっ、はい。」
小「それは良かった。僕、ここにはよく来るんですけど、いつも同じのばっかり頼んじゃって。そのスープは飲んだことないんです。」
ロ「あ、そ、そうなんですか。」
一体、この人はなんで私をごはんに誘ったんだろう。男の人に何かに誘われることに関して、良い思い出なんてひとつもない。下心しかない奴らめ。でも、小野寺さんからそんな感じはしない。いや、隠し通してるに違いない。こうやって徐々に距離を詰めて、調子に乗るんだ。
小「佐々木さん?」
ロ「は、はい。」
小「大丈夫ですか?……楽しく、ないですか?すみません、無理にお誘いしてしまって……。」
えええそんな反応!?初めてすぎて戸惑う。
ロ「え、えっと……小野寺さんは、どうして私のことを誘ったんですか?」
小「こ、こんな事言ったら、下心があるみたいに聞こえるかもしれませんけど、心を、開きたくて……。」
ロ「……?」
小「佐々木先生、男の先生とか事務には、女性に話すみたいに話してくれないから。僕は、ニコニコしている佐々木先生の方が、素敵だと思います……。」
そう言うと、なぜか申し訳なさそうに笑った。その表情が、あまりにもいい人で、これまで見たことない表情で、私は困惑してしまった。
ロ「……お、小野寺さんは、みんなに平等に接していて、すごいと思います……。」
小「そうですか?でも、たしかに、皆さんに同じように接することは心がけています。……こうやってごはんに誘ったのは、佐々木先生が初めてですけどね。ちょっと、不平等ですね。」
そう言ってにこっと笑った彼が、何を考えているのか分からなかった。そんな表情に、私の何かが激しく揺さぶられた。
小「うわぁ、桜が舞ってますよ。」
ロ「……綺麗ですね。」
小「はい、とても。」
小野寺さんをチラッと見ると、もう桜なんて見てなかった。



どうでしたか?みんなリア充で、腹が立ちますね!それでは、また逢う日まで!エイプリルフール企画もあるかもしれませんっ!
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