122 / 157
お仕事を始めましょ
第101話
しおりを挟む
午後3時。
冬「なんか食べたい。」
夏「ね。」
冬「私、何か買って来る。」
夏「あ、ほんと?」
冬「うん。」
夏「私も行こうか?」
冬「いや、いい。だって、こんなにみんな寝てるのを放置したら、泥棒とか入るよ。」
夏「たしかに……じゃあ、よろしく。」
冬「うん!」
冬音ちゃんは、手をヒラヒラと振って、事務所を出て行った。そう。みんな寝てる。バナナくんは「良さそうな子を探しに行く!」って出て行ったきり帰って来ないし。マロンちゃんは寝ているライチくんの肩に寄り添って、翼くんは賢大くんを自分の足と足の間に座らせ、背中にもたれて寝てる。
け「……ごめん、僕は起きてる。」
夏「……お、起きてたの!?」
け「でも、外出るのめんどいなぁって思って。ごめんよ、冬音ちゃん。」
夏「起きてたのかぁ……。」
け「だって、この体勢が結構しんどいもん。僕が前に倒れたらズルってなりそうで。」
夏「それでも動かないところが、優しいよね。」
け「……疲れてるのに、起こしたくないじゃん。」
夏「そうね。ほんと、相性がいいんだよ。」
け「そうかな……夏湖ちゃんたちも、いつまでも仲良しじゃん。」
夏「周りの恋人先輩たちがそうだからだよ。苺子ちゃんたちとか、ずっと仲が良いじゃない?憧れるの、ああいう関係。」
け「……結婚したい、とか思う?」
夏「うーん……今はまだ、したくないかな。」
け「いずれはするんだ。」
夏「私はしたい。」
け「……まぁ、そうだよね。」
賢大くんは、翼くんの腕を撫でながら呟いた。
ドーン
ふと、外で地響きがした。
夏「ま、まさか。」
つ「けほっけほっ。」
け「うわぁびっくりした。」
ら「……何の音?」
き「クライムツインズ……?」
夏「な、何それ。」
ら「敵の名前。来たね、行こうかマロン。」
き「……う、うん。」
2人は事務所を出た。
夏「……名前かっこいいね。」
け「ケンカーズ4とは違うわ。」
つ「けほっけほっ。」
け「ねぇ大丈夫さっきから。……めっちゃ寝てるやん。」
私とらっくんが音のした現場に着くと、ブリア(ケンカーズ4が使っていた怪物)より何倍も強そうな怪獣が、街を荒らしていた。昔はあっち側だったことに、胸が痛む。
ら「ふ、冬音ちゃん!?」
き「え!?」
ら「怪獣に捕まってる……!?」
たしかに、怪獣の右手には冬音ちゃんの姿が。気を失っているのか、力無くぶら下がっている。
ど「待て。暴れるのはやめろ。」
○本日の出演キャラ
・谷口夏湖
・菊池マロン
・田中賢大
・阿部ライチ
・高畑翼
・中村冬音
・木村バナナ
To be continued…
冬「なんか食べたい。」
夏「ね。」
冬「私、何か買って来る。」
夏「あ、ほんと?」
冬「うん。」
夏「私も行こうか?」
冬「いや、いい。だって、こんなにみんな寝てるのを放置したら、泥棒とか入るよ。」
夏「たしかに……じゃあ、よろしく。」
冬「うん!」
冬音ちゃんは、手をヒラヒラと振って、事務所を出て行った。そう。みんな寝てる。バナナくんは「良さそうな子を探しに行く!」って出て行ったきり帰って来ないし。マロンちゃんは寝ているライチくんの肩に寄り添って、翼くんは賢大くんを自分の足と足の間に座らせ、背中にもたれて寝てる。
け「……ごめん、僕は起きてる。」
夏「……お、起きてたの!?」
け「でも、外出るのめんどいなぁって思って。ごめんよ、冬音ちゃん。」
夏「起きてたのかぁ……。」
け「だって、この体勢が結構しんどいもん。僕が前に倒れたらズルってなりそうで。」
夏「それでも動かないところが、優しいよね。」
け「……疲れてるのに、起こしたくないじゃん。」
夏「そうね。ほんと、相性がいいんだよ。」
け「そうかな……夏湖ちゃんたちも、いつまでも仲良しじゃん。」
夏「周りの恋人先輩たちがそうだからだよ。苺子ちゃんたちとか、ずっと仲が良いじゃない?憧れるの、ああいう関係。」
け「……結婚したい、とか思う?」
夏「うーん……今はまだ、したくないかな。」
け「いずれはするんだ。」
夏「私はしたい。」
け「……まぁ、そうだよね。」
賢大くんは、翼くんの腕を撫でながら呟いた。
ドーン
ふと、外で地響きがした。
夏「ま、まさか。」
つ「けほっけほっ。」
け「うわぁびっくりした。」
ら「……何の音?」
き「クライムツインズ……?」
夏「な、何それ。」
ら「敵の名前。来たね、行こうかマロン。」
き「……う、うん。」
2人は事務所を出た。
夏「……名前かっこいいね。」
け「ケンカーズ4とは違うわ。」
つ「けほっけほっ。」
け「ねぇ大丈夫さっきから。……めっちゃ寝てるやん。」
私とらっくんが音のした現場に着くと、ブリア(ケンカーズ4が使っていた怪物)より何倍も強そうな怪獣が、街を荒らしていた。昔はあっち側だったことに、胸が痛む。
ら「ふ、冬音ちゃん!?」
き「え!?」
ら「怪獣に捕まってる……!?」
たしかに、怪獣の右手には冬音ちゃんの姿が。気を失っているのか、力無くぶら下がっている。
ど「待て。暴れるのはやめろ。」
○本日の出演キャラ
・谷口夏湖
・菊池マロン
・田中賢大
・阿部ライチ
・高畑翼
・中村冬音
・木村バナナ
To be continued…
0
あなたにおすすめの小説
「魔物の討伐で拾われた少年――アイト・グレイモント」
(イェイソン・マヌエル・ジーン)
ファンタジー
魔物の討伐中に見つかった黄金の瞳の少年、アイト・グレイモント。
王宮で育てられながらも、本当の冒険を求める彼は7歳で旅に出る。
風の魔法を操り、師匠と幼なじみの少女リリアと共に世界を巡る中、古代の遺跡で隠された力に触れ——。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
ペットになった
ノーウェザー
ファンタジー
ペットになってしまった『クロ』。
言葉も常識も通用しない世界。
それでも、特に不便は感じない。
あの場所に戻るくらいなら、別にどんな場所でも良かったから。
「クロ」
笑いながらオレの名前を呼ぶこの人がいる限り、オレは・・・ーーーー・・・。
※視点コロコロ
※更新ノロノロ
美味しいコーヒーの愉しみ方 Acidity and Bitterness
碧井夢夏
ライト文芸
<第五回ライト文芸大賞 最終選考・奨励賞>
住宅街とオフィスビルが共存するとある下町にある定食屋「まなべ」。
看板娘の利津(りつ)は毎日忙しくお店を手伝っている。
最近隣にできたコーヒーショップ「The Coffee Stand Natsu」。
どうやら、店長は有名なクリエイティブ・ディレクターで、脱サラして始めたお店らしく……?
神の舌を持つ定食屋の娘×クリエイティブ界の神と呼ばれた男 2人の出会いはやがて下町を変えていく――?
定食屋とコーヒーショップ、時々美容室、を中心に繰り広げられる出会いと挫折の物語。
過激表現はありませんが、重めの過去が出ることがあります。
金の羊亭へようこそ! 〝元〟聖女様の宿屋経営物語
紗々置 遼嘉
ファンタジー
アルシャインは真面目な聖女だった。
しかし、神聖力が枯渇して〝偽聖女〟と罵られて国を追い出された。
郊外に館を貰ったアルシャインは、護衛騎士を付けられた。
そして、そこが酒場兼宿屋だと分かると、復活させようと決意した。
そこには戦争孤児もいて、アルシャインはその子達を養うと決める。
アルシャインの食事処兼、宿屋経営の夢がどんどん形になっていく。
そして、孤児達の成長と日常、たまに恋愛がある物語である。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
偽夫婦お家騒動始末記
紫紺
歴史・時代
【第10回歴史時代大賞、奨励賞受賞しました!】
故郷を捨て、江戸で寺子屋の先生を生業として暮らす篠宮隼(しのみやはやて)は、ある夜、茶屋から足抜けしてきた陰間と出会う。
紫音(しおん)という若い男との奇妙な共同生活が始まるのだが。
隼には胸に秘めた決意があり、紫音との生活はそれを遂げるための策の一つだ。だが、紫音の方にも実は裏があって……。
江戸を舞台に様々な陰謀が駆け巡る。敢えて裏街道を走る隼に、念願を叶える日はくるのだろうか。
そして、拾った陰間、紫音の正体は。
活劇と謎解き、そして恋心の長編エンタメ時代小説です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる