戦隊ヒロイン16

うかかなむらる

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お仕事を始めましょ

第102話

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 振り向くと、バナナが立っていた。妖精の姿で。
?「あっ、やっぱりふーちゃんだ……!」
その隣に、中学生くらいの女の子。
ど「あれと、戦わないか。」
?「……でも、怖いです。私じゃ、無理かも、ですし……。」
ど「お願いだ。……人助けだと思ってくれ。」
その言葉に女の子がピクッとした。
?「人、助け……。ふーちゃんを助けて、街を守ったら、か、かっこいいですか?」
ど「うん。かっこいい。」
?「……じゃ、じゃあ、やります。」
ど「よし。ありがとう。じゃあ、変身しようか……あ、名前は。」
ぽ「鈴木ぽぽです。」
ど「木村バナナだ。」
バナナは胸にかかったペンダントを開けると、中からピンクの粒を取り出した。ぽぽちゃんにそれを渡す。
ど「これを食べてくれ。」
ぽ「……た、食べる?」
ど「うむ。で、まぁなんかキメてくれ。」
ぽ「……ざ、雑ですね。」
ど「あぁ、雑だ。よし、食べろ!」
口に粒を入れる。すると、辺りが光に包まれた。おぉ、初めて見た~!
ぽ「う、うわぁ!何ですかこのお洋服!?」
ど「勝負服、的なやつだ。」
ぽ「は、はあ……。」
ど「なんか、キメくれ!」
ぽ「……真心の愛をこの街に!だ、ダンデ!」
ら「めっさかっこいいな。」
ぽ「あ、ありがとうございます……。」
怪獣のそばから、お兄さんが2人地上に降りて来た。
?「お、案外かわいいね。」
?「何言ってんの、兄さん。ボクたちの敵だよ。」
き「あ、クライムツインズ!?」
あ「そう!オレはクライムツインズの兄の方、あっくんだ!」
や「……名乗る必要とか無さそうだけど。ボクは、やっくん。」
ぽ「あ、あの……ふーちゃんを離してくれませんか?」
あ「ふーちゃんってのは、あの女の子?」
ぽ「はい。私の友達なんです……。」
や「あの子を助けたいんなら、あいつを倒せばいいんだよ。」
あ「そういうことだ!」
ぽ「わ、分かりました……。あ、あの、武器とかって、無いですか?」
ど「ぶ、武器……肉弾戦じゃだめか?」
ぽ「に、肉弾戦……。」
ぽぽちゃんはキョロキョロと辺りを見回し、公園から長くて太めの木の棒を取ってくると、怪獣に近付いた。
ぽ「……ふぅ……。」
ぽぽちゃんは、その木の棒をまるで自分の腰の横に納めたかのように構え、それをゆっくり抜いたような動作をすると、軽く飛び上がり怪獣の腹部を棒で激しく打った。
怪「っ!」
バランスを崩し、冬音ちゃんを落とす。ぽぽちゃんは静かに地面に降りると、冬音ちゃんをキャッチした。
あ「え、かっけぇ。」
や「どこが。あれくらいでボクのシンくんが負けるわけないし。」
ぽぽちゃんは冬音ちゃんを人間の姿に戻ったバナナに渡し、再び棒で怪獣に立ち向かった。
 数分後。
あ「負けたやん。」
や「う、うるさいな。ちょっと相手のことをナメすぎたんだよ。」
クライムツインズ、退散。
ど「強いな。」
ぽ「い、いえ……い、居合道部なんです、私。」
ら「あぁ、それでか!」
き「かっこよかったよ!」
ぽ「え、えへへ……。」
私におんぶされた冬音ちゃんが目を覚ます。
冬「……ぽぽちゃん?」
ぽ「あ、う、うん!私、戦ったんだよ!」
冬「……すごい。」
冬音ちゃんの優しげな微笑みに、ぽぽちゃんも微笑んだ。

1人目の戦隊ヒロイン。真心の愛の戦士、ダンデ。


○本日の出演キャラ
・菊池マロン
・鈴木ぽぽ/ダンデ
・木村バナナ
・阿部ライチ
・中村冬音
・クライムツインズ
 あっくん
 やっくん



To be continued…
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