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第2章
第一話 ⑥ ~昼休み~ 聖女様視点
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第一話 ⑥
聖女様視点
四時間目が終わるチャイムが鳴りました。
昨日までの教室の雰囲気とは違い、悠斗くんと朱里さんを揶揄うような空気が流れていました。
まぁ、仕方ありませんね。まさか悠斗くんがあそこまで体を張って行動するとは、予想外でした。
「ふぅ……さぁて。俺は山野先生に呼ばれてるから進路指導室に行かないと」
そう言って悠斗くんは席から立ち上がります。
「……ねぇ、悠斗」
おや?朱里さん。あれほど悠斗くんから愛を頂いているのに、不満なのでしょうか?
彼の進路を塞ぐように、朱里さんが立ちました。
「この空気の中に残される私の気持ちってわかってる!?ねぇ!!付き合ってるって触れ回るにも限度ってあるよね!!??」
「いやー、なんて言うか嬉しくなっちゃって」
「…………あぅ」
「ダメだよ朱里。いーんちょーの頭のネジぶっ飛んでるからなに言っても無駄とだよ」
「うぅ……ゆーこちゃん……」
ふぅ……なんて贅沢な。恥ずかしいくらいなら私がそこを代わって欲しいくらいですよ?
私はそんな痴話喧嘩を止めるように、三人に声を掛けます。
「ふふふ。仲が良さそうで何よりですね?それより悠斗くん。そろそろ行かないと山野先生にまた怒られますよ?」
「あ、確かに。今日は雫の弁当も無いし。パンを買って行こう」
私の声がけに悠斗くんが頷いて教室を出ていきました。
「さて、皆さん。もし良ければ本日もご飯を一緒させていただいても平気ですか?」
私はにこやかに三人に提案します。
「一緒に食べようよ詩織ちゃん」
「そうだね。というかもう許可とか取らなくても一緒に食べようよ黒瀬さん」
「……また俺一人だけ男か……まぁ明日は悠斗も来るだろうし、それまでは」
「なんだよ武藤。ハーレムだぞ?喜べよ」
「一人は彼氏持ち。一人は闇深。一人はがさ……ぐふぅ!?」
「んー武藤。誰がガサツだって?」
「武藤さん。闇深とはどう言う意味でしょうか?」
「い、いえ……なんでも」
闇が深いとは失礼な。
愛が深いと言ってもらいたいです!!
私たちはその後。他愛ない会話をしながら食堂へと向かいました。
そして、食堂へと着きました。
いつもの丸テーブルはやはり空いていました。
私たちはテーブルを確保し、昼ご飯を買って戻ってきました。
私はもちろん、肉増しの焼肉セットです。
どうやら今日は皆さん、昼ご飯はバラバラですね。
「ねぇねぇ詩織ちゃん。そんなにお肉ばかりで栄養かたよんない?てかタレいっぱいの焼肉で太んないの?」
と、朱里さんが聞いてきます。
「そうですね。野菜から取れる栄養素が不足していることは自覚してますので、不足分はサプリで補充してます。あとは家でトレーニングはしてますが、運動部の皆さんよりは少ないと思います。ですがそうですね。お腹周りとかにはあまりお肉はつかないです」
「ま、まさか黒瀬さん……食べたものが胸に行くとかそういう神様みたいなこと言わないわよね?」
と佐藤さんが聞いてきましたので、
「そうですね。だいたい胸かおしりに行きます。……男性からの視線が煩わしい。と言うのを我慢すれば、他の女性からは羨ましがられるとは思ってます」
と、言いながら私は焼肉を食べます。
うーん!!美味しいです!!
「私もなぁ……もう少し胸があったらなぁ……」
なんて言う朱里さん。
あなたには胸が無くても悠斗くんがあるじゃないですか!!
「朱里は胸が無いからバスケでいい動きが出来るのよ!!」
「うぅ……バスケを取るか、色気を取るか……」
「…………あのさぁ、俺が居ること忘れてない?」
と言う脳筋さん。
あぁそう言えばいましたね。
「なぁ、武藤。いーんちょーは大きい方が好きなん?」
お!?佐藤さん!!なかなか良い質問です!!
これで大きい方が好きと言ってくれれば、朱里さんに多少なりともダメージが行くでしょう。
それに、男性は大きい胸が好きだと言いますし、昨夜の悠斗くんは私の胸をかなり見てました。
これは期待できそうですね!!
「あぁ……あいつかぁ。あいつは胸と言うよりは脚なんだよなぁ……」
「「「脚!!??」」」
私たち三人は声を揃えました。
「今朝はおっぱ……胸の話で盛り上がってたけど、あいつのパソコンには脚の画像が多いからな」
ミニスカートとかホットパンツとニーソックスがあいつの性癖だよ。
「……なかなかニッチな趣味してんねいーんちょー」
「ま、まぁ。何が好きかは人によるしね……」
「ふむ。絶対領域というものですね。そう言えば悠斗くんから借りたラブコメライトノベルにはそういうヒロインが必ず居たように思えます」
「俺がこの話したって言うなよ?怒られるから」
と言う脳筋……いえ、武藤さん。
有益な情報をくれたので名前呼びに戻しましょう。
「だから、あいつを魅了したければ脚を見せてやればいいと思うぜ」
と、言って武藤さんはラーメンを啜ってました。
私は次の時間から悠斗くんへのアプローチの仕方を考えながら焼肉を食べていきました。
ふふふ……
悠斗くんは脚に弱いんですね……
聖女様視点
四時間目が終わるチャイムが鳴りました。
昨日までの教室の雰囲気とは違い、悠斗くんと朱里さんを揶揄うような空気が流れていました。
まぁ、仕方ありませんね。まさか悠斗くんがあそこまで体を張って行動するとは、予想外でした。
「ふぅ……さぁて。俺は山野先生に呼ばれてるから進路指導室に行かないと」
そう言って悠斗くんは席から立ち上がります。
「……ねぇ、悠斗」
おや?朱里さん。あれほど悠斗くんから愛を頂いているのに、不満なのでしょうか?
彼の進路を塞ぐように、朱里さんが立ちました。
「この空気の中に残される私の気持ちってわかってる!?ねぇ!!付き合ってるって触れ回るにも限度ってあるよね!!??」
「いやー、なんて言うか嬉しくなっちゃって」
「…………あぅ」
「ダメだよ朱里。いーんちょーの頭のネジぶっ飛んでるからなに言っても無駄とだよ」
「うぅ……ゆーこちゃん……」
ふぅ……なんて贅沢な。恥ずかしいくらいなら私がそこを代わって欲しいくらいですよ?
私はそんな痴話喧嘩を止めるように、三人に声を掛けます。
「ふふふ。仲が良さそうで何よりですね?それより悠斗くん。そろそろ行かないと山野先生にまた怒られますよ?」
「あ、確かに。今日は雫の弁当も無いし。パンを買って行こう」
私の声がけに悠斗くんが頷いて教室を出ていきました。
「さて、皆さん。もし良ければ本日もご飯を一緒させていただいても平気ですか?」
私はにこやかに三人に提案します。
「一緒に食べようよ詩織ちゃん」
「そうだね。というかもう許可とか取らなくても一緒に食べようよ黒瀬さん」
「……また俺一人だけ男か……まぁ明日は悠斗も来るだろうし、それまでは」
「なんだよ武藤。ハーレムだぞ?喜べよ」
「一人は彼氏持ち。一人は闇深。一人はがさ……ぐふぅ!?」
「んー武藤。誰がガサツだって?」
「武藤さん。闇深とはどう言う意味でしょうか?」
「い、いえ……なんでも」
闇が深いとは失礼な。
愛が深いと言ってもらいたいです!!
私たちはその後。他愛ない会話をしながら食堂へと向かいました。
そして、食堂へと着きました。
いつもの丸テーブルはやはり空いていました。
私たちはテーブルを確保し、昼ご飯を買って戻ってきました。
私はもちろん、肉増しの焼肉セットです。
どうやら今日は皆さん、昼ご飯はバラバラですね。
「ねぇねぇ詩織ちゃん。そんなにお肉ばかりで栄養かたよんない?てかタレいっぱいの焼肉で太んないの?」
と、朱里さんが聞いてきます。
「そうですね。野菜から取れる栄養素が不足していることは自覚してますので、不足分はサプリで補充してます。あとは家でトレーニングはしてますが、運動部の皆さんよりは少ないと思います。ですがそうですね。お腹周りとかにはあまりお肉はつかないです」
「ま、まさか黒瀬さん……食べたものが胸に行くとかそういう神様みたいなこと言わないわよね?」
と佐藤さんが聞いてきましたので、
「そうですね。だいたい胸かおしりに行きます。……男性からの視線が煩わしい。と言うのを我慢すれば、他の女性からは羨ましがられるとは思ってます」
と、言いながら私は焼肉を食べます。
うーん!!美味しいです!!
「私もなぁ……もう少し胸があったらなぁ……」
なんて言う朱里さん。
あなたには胸が無くても悠斗くんがあるじゃないですか!!
「朱里は胸が無いからバスケでいい動きが出来るのよ!!」
「うぅ……バスケを取るか、色気を取るか……」
「…………あのさぁ、俺が居ること忘れてない?」
と言う脳筋さん。
あぁそう言えばいましたね。
「なぁ、武藤。いーんちょーは大きい方が好きなん?」
お!?佐藤さん!!なかなか良い質問です!!
これで大きい方が好きと言ってくれれば、朱里さんに多少なりともダメージが行くでしょう。
それに、男性は大きい胸が好きだと言いますし、昨夜の悠斗くんは私の胸をかなり見てました。
これは期待できそうですね!!
「あぁ……あいつかぁ。あいつは胸と言うよりは脚なんだよなぁ……」
「「「脚!!??」」」
私たち三人は声を揃えました。
「今朝はおっぱ……胸の話で盛り上がってたけど、あいつのパソコンには脚の画像が多いからな」
ミニスカートとかホットパンツとニーソックスがあいつの性癖だよ。
「……なかなかニッチな趣味してんねいーんちょー」
「ま、まぁ。何が好きかは人によるしね……」
「ふむ。絶対領域というものですね。そう言えば悠斗くんから借りたラブコメライトノベルにはそういうヒロインが必ず居たように思えます」
「俺がこの話したって言うなよ?怒られるから」
と言う脳筋……いえ、武藤さん。
有益な情報をくれたので名前呼びに戻しましょう。
「だから、あいつを魅了したければ脚を見せてやればいいと思うぜ」
と、言って武藤さんはラーメンを啜ってました。
私は次の時間から悠斗くんへのアプローチの仕方を考えながら焼肉を食べていきました。
ふふふ……
悠斗くんは脚に弱いんですね……
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