スペース宇宙戦争R18

くろげブタ

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7/16.コクピットの二人

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 キャリーを押しとどめるうち、二人はもつれるように座席へ倒れ込んでいた。
 とっさに両手を着いて身体を支えるエイス。

「な、な!? だ、駄目だ……」

 まるでエイスが自分を押し倒したように見えたのだろう。
 驚いたように声を絞り出すキャリー。
 その吐息がエイスの首筋を刺激する。

 思えばメディが行方不明となって以来、長らく女性に触れていない。

 すまない。そう謝り起ち上がるべき場面にも関わらず、エイスの下半身は熱く高ぶり始めていた。

 このまま死ぬ……それなら最後に少しくらい良い思いをしても良いのでないだろうか?

 膨張しはじめた股間を悟られないようキャリーの耳元へと顔を近づける。

「そもそもキャリー大尉。私は生き残るべき人間ではない。非道な男だ」

「ど、どういうことだ?」

 耳元で囁くエイスにキャリーは顔を赤くして聞き返す。

「こういう男だということだ!」

 エイスは腕を伸ばしてキャリーの胸を掴んでいた。

「なっ! ど、どこを触っている」

 エイスの突然の豹変に動きを止めるキャリー。抵抗がないのを良いことに、エイスは覆いかぶさるように両手で胸を揉み続ける。

「へっ。良いおっぱいしてるじゃねーか」

「な、な、何を! 何を言っているんだ」

 最新素材で作られたスペーススーツは、胸の柔らかさをダイレクトに手の平まで伝える。豊満な手応えにエイスは笑みを見せていた。

「こちとら溜まってるんだ。ちょっとやらせてくれよ」

「や、やるって何だ? シミュレータか? それなら帰ってから、あ、こら!」

 胸を揉まれる動きにあわせて嫌がるように顔を振るキャリー。
 目の前で振られる髪の毛をひとふさ掴み取る。

「クンクン。はあー良い匂いがするぜ」

「な、よせ。シャワーも浴びていないのに。やめてくれ!」

 長時間の漂流ですっかり汗ばんだ髪の毛は、独特の匂いをはなっていた。
 その匂いを嗅がれるのがよほど嫌なのだろう、これまで大人しかったキャリーが髪を振り乱して抵抗する。

「へっ。俺は匂いフェチだ。おめーの臭い匂いをもっと嗅いでやるぜ」

「うう……エ、エイス少佐は紳士だと思っていたのに。な、なんで」

 涙を浮かべてエイスを押し返そうとするキャリー。
 その様子を見てとったエイスは、キャリーの身体から手を離し起き上がっていた。

「だから言っただろう? 私は非道な男だと。これに懲りたら大人しくしてることだ」

 よせとは言ったものの、あまりにあっさり引き下がったエイス。
 キャリーは息を乱しながらも驚いたように問い返す。

「はぁ、はぁ。な、何故ここで止める? 貴様が本当に非道な男なら最後までやるはずだ」

 エイスの股間は完全に膨張している。できるなら最後まで突き進みたい。
 だが、ここで無理矢理行為に及んでは、捕虜を虐待する連中と、スペース人間プロジェクトの連中と何ら変わらなくなってしまう。

「そうか。演技だな! 自分を非道な男に見せかけて、私だけ助けようというのか!」

 何より、キャリーには生きて地球軍に戻ってもらう必要がある。
 ここで酸素ボンベを使わせるわけにはいかないのだ。

「ふん。私は騙されんぞ。やはり貴様は宇宙軍にしておくのは惜しい男だ」

 そのためにも、エイスは見捨てて当然の良い人間、死んで当たり前の下種であると思わせたかったのだが……いまいち非常になりきれなかったようだ。

 キャリーは再びヘルメットを被り酸素タンクを使おうとしている。

「まったく……演技のはずがないだろう。これを見てみろ」

 エイスは自身の股間の膨らみを見せつける。

「なっ! ま、まさか貴様は興奮しているのか?」

「当たり前だ。キャリー大尉のような美人とコクピットで一緒なのだ。これで興奮しない男は居ない」

「ま、また美人などと世迷いごとを……だが、あと十八時間で死ぬのだな……な、なら、その最後に」

 エイスの膨らみを横目でちら見するキャリー。

「私はそうだが、キャリー大尉は酸素タンクのぶん私より長く生きられる」

「うるさい。私だけが六時間ていど生き延びてどうなる。地球軍軍人として見苦しい真似はしない」

「どうやらまだ分からないらしいな」

 こうなってはやむをえない。
 さらに激しくやるしかない。そう──これは仕方のないことだ。

 エイスは座席に横たわるキャリーの太ももへと腰を降ろした。

「な、な、また悪ぶってみせるつもりか? ふん。もう騙されんぞ」

「ほーう。その強がりがどこまで持つのかな」

 スペーススーツの上からキャリーの胸へと触れる。
 ピクリと身体を震わせる。だが、それ以上の反応はない。

「どうだ? これでも私は紳士なのか?」

「ふん。この程度のスキンシップ普通だろう」

 キャリーは身動きせず横たわり、エイスに揉まれるままだ。

「そういうことなら遠慮なく触らせてもらうとしよう」

 胸のジッパーに手をかけると一気に引き下ろす。

「おうおう。汗で軍人さんのシャツが透け透けじゃねえか」

 高度に気密処理されたスペーススーツを百時間以上も着ているのだ。
 前を開かれたキャリーの谷間から、もわっとした熱気と共に女性独特の匂いがコクピットに立ち込める。

「ははあ。軍人さんの乳首が透けて見えるぜ。いっちょ前にピンク色していやがる」

 ふっくらとシャツ越しに透けた乳首をエイスの指がなぞる。

「うっ」

 ビクリと小さな声をあげた後は、我慢するように目を閉じるキャリー。

「軍人さんも感じてるんじゃねーの? ねえ? 暴漢にさわられて感じてるんでしょ?」

「か、感じるわけないだろう。あくまでスキンシップだぞ。何の問題もない」

 だが、エイスの指に触れる乳首はピンと隆起した固い手触りを伝えていた。

「へえ。ならもっとスキンシップしねえとな。場所を代われよ」

 息を乱し始めたキャリーの腕を引いてエイスはコクピットに座る。
 その膝の上にキャリーを座らせた。

「わ、私のためにクッションになるとは。や、やはり紳士じゃないか」

「ああ。そうだ。ついでに軍人さんの身体をマッサージしてやるぜ」

 エイスは背後からキャリーの身体を抱きすくめると、シャツ越しに胸を揉んでいく。

「んんっ」

 軍人らしく引き締まった胸は、手の平に納まる丁度良い大きさだ。

「ひゃあ。いいおっぱいだねえ。ねえ。直接さわっても良い?」

「マ、マッサージだろう? 好きにすれば良いだろう」

 待ってましたとばかりにエイスはシャツの下へと手を這い入れる。
 汗でつるりと光った肌は上質の卵のように柔らかで滑らかだ。

「ははあ。こりゃ七十八ってところか? 汗で濡れた肌がいやらしいねえ」

 胸のふくらみを撫でては揉みながら、キャリーの股へと怒張をねじ当てる。

「どうよ。俺のちんぽでかいだろ? ぐりぐりお尻に当たって気持ちいいだろ?」

「ふん。マッサージチェアみたいなもんだ。こんなの普通だろう」

 エイスの膝の上ですっかりされるがままのキャリー。
 開かれたジッパーからスーツの下半身へと手を差し込んだ。

「ま、待てっ。い、今はそこは汚れているから」

 下着越しに触れるキャリーの下半身はぐっちょり濡れていた。

「うわあ。びっちょびちょだわ。なにこれ。おしっこ? うわー漏らしてるよ。こいつ。きったねえ」

 コクピットにトイレはない。
 にも関わらず、コクピットに座したまま数十時間の任務をこなすのだ。
 パイロットはみなスペース下着を着用しており、そこへ排泄する。

「た、頼む。じ、自分で脱ぐから。これだけは見られたくない……頼む」

 漂流から百時間は経過している。
 エイスもそうだが、キャリーもスペース下着の中は排泄物でいっぱいのはずだ。
 さすがに自分の排泄物を見られるのは恥ずかしいのだろう。
 キャリーは身体を揺すって必至に懇願する。

 演技とはいえ、あまりキャリーを追い込むのはマズイ。
 エイスを恨むあまり、メディに八つ当たりするようなことになっては、本末転倒である。

 そして、エイスとてノーマルな男である。女性の大便に興味はない

 お互いのためにもエイスは譲歩する。

「へっ。おめーの汚いうんこに興味はねーよ。いいからとっとと脱げよ」

「すまない……ありがとう」

 何故かお礼を述べるキャリー。
 エイスの膝から立ち上がると、上下一体となったスーツを下着ごと足元から脱ぎ去っていく。
 宇宙技術によって開発されたスペース下着は洗浄機能も備えている。
 エイスの目の前で汗に濡れた裸身は、風呂上りのように綺麗で薄く蒸気を放っていた。

 エイスも自身のスペーススーツを脱いで全裸となり、シートへと座りなおす。

 シャツも脱ぎ去り全裸となったキャリーが再びエイスの上に座ろうとするが、エイスはそれを押しとどめる。

 確かに先ほどはキャリーに対して譲歩した。
 しかし、譲歩しすぎてはエイスが紳士だと思われかねない。
 エイスがいかに下種な人物であるかを伝える必要がある。

 となれば、キャリーが嫌がることこそ、やらねばならない。

「あー喉が渇いたなあ。何か飲みたいなあ」

「ん? 水ならまだ残っているぞ。私が取ろう」

 エイス自身が嫌われるためにも、不本意だが、ここはやるしかないのだ。

「はあ? 宇宙で飲むっつったら小便に決まってるだろ。おめーのおしっこが飲みてーんだよ。分かるか? おめーの黄金水を飲ませろよ」

「なっ! エイス少佐! い、いったい何を?」

 エイスはノーマルな男である。
 故に大便に興味はなくとも、小便には興味があった。

 目の前でお尻を向けるキャリーを強引にひっくり返して、淡い恥毛と秘裂を覗き込む。

「へっ。うまそうなマンコじゃねーか」

「だ、駄目だ。せめて明かりを……」

 エイスは迷わず秘裂に口づけると、秘唇におおわれた尿道を刺激する。

「あっ。エ、エイス少佐……」

 舌を動かして刺激するエイスの口元を液体が濡らしていく。
 だが、エイスが求めるものではない。

「あっじゃあねーんだよ。感じてどうする。出せよ。小便だすんだよ」

 顔を赤くして震えるキャリーを怒鳴りつける。

「な、っ何を言っているのだ?」

「はあ。これだから地球軍は駄目なんだよ。ここは宇宙だぞ? 雨が降るか? 川があるのか? 水は地球以上に貴重なんだよ」

「た、確かにそうだ。だが、今は水は余っているが酸素がない状況だぞ? 水を節約する必要性が……ううっ」

 あふれる液体を仕方なくぴちゃぴちゃ舐め取っていたエイスだったが、キャリーの発言に顔を上げる。

「キャリー大尉。まだ私たちは死んだ訳じゃない。そうだろう? 確かに今は水を節約する意味が無いかもしれない。だが、もしも酸素が補充できたなら? その時に水が足りなくなってはどうだ? そのためにも節約できるものは節約する。それともキャリー大尉はもう生きることを諦めたのか?」

「馬鹿なことを! 貴様に言われるまでもない。私は生きて帰る。貴様を捕虜にしてな」

 下半身を舐められながらキャリーは威勢よく宣言する。

「さすがは地球軍で隊長を務めるだけはある。君の覚悟に感服したよ。では、さっそく頼む」

 エイスはキャリーの秘裂から舌を抜き取ると、その前で大きく口を開けた。

「うう。な、なんでこんなことに……き、貴様ももちろん出せよ。私だけがこんな恥ずかしい真似をするのは許さんぞ」

「当然だろう。生きるためだ。恥ずかしいも何もない」

 目を閉じて眉をしかめながら必死に絞り出そうとするキャリー。
 エイスは、その様子を股間から真剣に見守っていた。

 ほどなくして──エイスの口内へ暖かい奔流が押し寄せる。

 ジョロジョジョジョオ……ゴクゴクゴク

「ぷはあっ! あんまりおいしくないな」

「あ、あ、当たり前だ! 貴様さすがに少し失礼だぞ」

 目を見開いて怒り出すキャリー。

「ああ。私は下種な男だからな。幻滅したか?」

「い、いや、違うな。何としても生き残ろうという、その根性こそがエースたるゆえんか。ふん。地球軍をなめるなよ」

 キャリーは身を屈めると、コクピットに座るエイスの股間へと顔を近づける。

「今度は貴様の番だ。私が飲んでやるから出すがいい」

 エイスの肉棒、その鼻先からキャリーが見上げていた。

「そうは言うがな……キャリー大尉。私のこれはどうだ?」

「なんだ大きさでも自慢したいのか? ふん。別に普通だろう」

「そうか……まあ、そうじゃなくてだな。今の私は勃起しているわけだ」

「いやらしい奴だ。この生きるか死ぬかという時に」

 エイスとて男だ。生理現象はいかんともしがたい。

「キャリー大尉も濡らしていたように思うが? まあ、良い。男は勃起した状態では排泄することができないのだ。分かるか?」

「む? そうなのか? ……まさか?」

「キャリー大尉。しごいてくれないか?」

「くっ。やはりそうきたか。こんな時は私の感も冴えるようだ」

 口では嫌がってみせるものの、キャリーは既にエイスの肉棒を手にとっていた。

「ほう。暖かいな……しかも固い」

 おっかなびっくり肉棒に触れるキャリー。その手つきは妙にぎこちなかった。

「……まさかキャリー大尉は初めてか?」

「なっ! ば、馬鹿にするな! 私はシミュレータ派だといっただろう。教育も受けている。見ていろ」

 肉棒の下部を握ったキャリーが上下に擦りだす。

「うっ。いいぞ。そのまま竿をしごきながら、亀頭を舐めてくれないか?」

 チロリと舌で先端を舐めるキャリー。
 そのままチロチロ舐め続けながら、ますます激しく動かされる手のひらでエイスは限界へと到達する。

「ううっ出すぞっ! エイス少佐でる!」

 キャリーが慌てたようにエイスの先端を咥えこむ。
 同時にエイスは全てを吐き出していた。

「……ふん。宇宙では栄養も貴重なのだろう?」

 いつの間にか口内の白濁液をキャリーは全て飲み干していた。

「よく分かっている。なら、もう水分は必要あるまい」

「まあ、そうだな。で、これからどうするのだ?」

 目の前で裸のまま問いかけるキャリー。
 エイスは久しく女体を抱いていない。
 発射したばかりにも関わらず肉棒は怒張を保っていた。

「うむ……どうしたものか」

 かなり非道な行為を行ったにも関わらずキャリーは元気なままであった。

「なんだ? 無理矢理やるんじゃないのか? 貴様は自分を非道な男だと言っていたな。これではただの紳士ではないか」

「確かに私は非道な男だ。それは、これまでの君への行為で充分に分かっただろう?」

「ふん。ただマッサージをして水を飲んだだけではないか。どうした? もう終わりなのか?」

 だが、これ以上となると……
 女性を無理矢理などエイスの信条に反する行為である。

「恐らくキャリー大尉は経験がないのであろう? それをな……私をそこまで非道な男だと思っていたのか?」

 キャリーはエイスの腰にまたがると、頬を掴んで間近に見つめていた。

「貴様の噂は聞いていると言っただろう。捕虜交換で戻ってきた者たちからな」

 捕虜交換。宇宙軍と地球軍、捕虜をいつまでも収容所に閉じ込めておいても食糧や資源の無駄である。そのため、お互い捕虜を定期的に交換していた。

「貴様に撃墜されたと。漂流しているところを救助されたと。乱暴されようとしたところを助けられたともな」

 エイスの操縦技量は、パイロットを生かしたまま敵SMを戦闘不能へ追い込むことを可能としていた。
 加えて漂流者救助数ナンバーワンである。
 直接的、間接的にエイスが関与した捕虜は多い。

「今回の戦場で私の部下だった者たちだ。地球軍の勝利は確実だ。だから貴様が戦死する前に捕まえてやると息巻いていたのだ」

 マスタングース隊の連中か。ということは……

「ああ。この戦場でみんな居なくなってしまった。スペース核爆弾のおかげでな」

「すまない。やはり私は死ぬべき人間だ」

 敵であり落とすのは当然である。
 だが、一度はエイスが助けた命を再び自身で消したのだ。
 うなだれるエイスの頬へキャリーはくっつかんばかりに顔を寄せていた。

「うるさい! 私の部下を馬鹿にするな! 彼女たちは死ぬことも覚悟の上での出撃だ。貴様は言ったな。恋人を助けて欲しい。自分の遺言だと。なら、貴様を捕まえることが部下たちからの遺言だ」

 顔を押し飛ばされエイスはコクピットに叩きつけられる。
 座り込んだまま跨るキャリーを見上げるしかない。

「だから貴様は何としても私が地球軍へ連れ帰る。貴様も申し訳ないと思うなら死ぬな。勝手に死んだら絶対に許さんからな」

「……ああ。ありがとう。キャリー大尉。私が死んだとしても、最後に君の言葉を聞けて良かった」

「うるさい。まだ言うか! 貴様を逃がしはしないぞ。私が捕まえるのだ」

 そう言ってエイスの上で腰を浮かせるキャリー。
 怒張の先端に柔らかな秘壺が触れていた。

「ううっ……キャ、キャリー大尉……よせ」

 片手でエイスの肩を押さえ、片手で怒張を導くキャリー。
 その先端が秘壺の入口に頭を入れようとしていた。

「黙れっ。い、言っただろう。貴様を逃がさない。捕まえると」

 キャリーが腰を落とした瞬間、エイスの脳髄を快感が走り抜ける。

「こ、これでもう逃げられんぞ!」

「ああっ! キャリー大尉。駄目だ」

 キャリーの秘壺がエイスの怒張を飲み込んでいた。

「な、何が駄目なものかっ……あぁっ……き、貴様の腰が動いているではないかっ」

 飲み込んだまでは良いが動こうとしないキャリー。
 それにじれたエイスは自ら腰を動かしていた。

「うう……す、すまない。キャリー大尉……久しぶりなのだ。これは私の意志ではない」

 暖かい肉壁に包まれたエイス。
 火のついた肉棒がさらなる快感を味わおうと無意識に動きだしていた。

「ああっ……ま、待て。わ、私は初めてなのだぞ。も、もう少し……いっ」

 エイスはキャリーの身体を捕まえて腰を動かし続ける。
 無重力のコクピット。身体を捕まえなければ、上に跨るキャリーが離れていくからだ。

「ううっ……久しぶりなのだ。それに差し込んだのはキャリー大尉ではないか」

「き、貴様がだらしないからだろう。わっ私を裸にしておきながら……あっ」

 腰を動かしながらキャリーの膨らみへと口づける。
 汗と唾液に濡れたピンクの頂は痛いほどに屹立していた。

「エースパイロットだ。私の身体は安くないぞ。君のような野蛮な女性は私の好みではないのだ」

 乳首を口に含み舌で刺激しながらキャリーに抗議する。

「な、何を偉そうに。貴様はこ、こんなに固くしやがって。ああっ……いっ痛い……痛いんだぞ。貴様っ責任を取れよっ……ううっ……分かってるだろうなっ」

 キャリーは胸に吸い付いたエイスを抱えるように、さらに胸を押し付ける。

「ううっ……それは脅迫というものだ。私にはメディという将来を誓った女性がいるのだ。すまない」

 肉棒を包み込むキャリーを感じながら、夢中で腰を振るエイス。

「うるさいっ……こ、腰をふるだけの貴様が……こんな時くらい別のことを言ってみせろ」

 激しい動きにお互いの下半身が離れようとする、キャリーは両足でエイスを挟み込んでいた。

「くっ。マズイ。出るっ。キャリー大尉。どくんだ……もういきそうだ」

「なっ、なら早く出せっ……い、痛いっていってるだろう」

 逃がさないとばかりに胴体を挟んだキャリーの足に力が込められる。

「ううっ……も、もう知らんぞ。どうなっても知らんぞっ。エイス出すぞ!」

 エイスは絶頂と共にキャリーの身体を強く引き付けた。
 キャリーの奥の奥まで届くよう突き刺して、自身の精を解き放つ。

「あっああっ! で、出てるぞ……はぁ……貴様のみっともない液体が」

 力が抜けたようにエイスに身体を預けるキャリー。
 エイスは優しく包んで髪の毛を撫で続けていた。

「キャリー大尉。ありがとう」

「な、何がありがとうだ……貴様……まだ私の中で固いままではないか」

「言っただろう? 久しぶりだと。ここまでしたんだ。キャリー大尉には最後まで私に付き合う義務がある」

「ふんっ……私は隊長だぞ。貴様なんぞに負けてたまるか……」

 エイスとキャリーは、時間も忘れてお互いの身体をむさぼりあい続けていった。
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