元BL 作家だったけど

とりあえずお使いお願いね♥️

　朝ごはんを運ぶ私。
「お前は、男心がわかっていない。」
とかなんとか良くわからないことをいうグレン。とりあえず送りだす。
「...疲れた。」自分で書いたグレンは、あんな面倒くさいやつだったか。あんなんに推されてニコニコ流してるシリル、神。はー。なんだかんだいっても、魔力も戻ってないし、グレン情報で、騎士が巡回し始めたとか。まあね。
シリル君が、攻撃されたのは、シリル君が、特殊魔力持ちだったから。グレンや騎士なんかは攻撃されない。襲ってきたのは、魔力で動く人形。盗賊は、人形を使う時は、「金持ちを狙え。」と指定する。かなり細かく条件を確認して、狙う。襲って、終わったら、自爆させてしまう。現場にはゴロゴロの石のようなものが残る。
　今回は、この石があるから、自爆人形、盗賊、と結論が残ったのだろう。が。
何もとられなかっただけましだけど、無理やり破壊するためにかなり魔力を使ってしまった。乗ってきた、マジかーも跡形も無い。
「はー、グレン今度こそ持って来てくれるかな。」とりあえず宿の掃除しつつ。
「なんだかんだいっても、魔力で動く洗濯機や掃除機やら水洗トイレやらあるし。」、かなり。まあ、居心地はいいけど。わりと一般的に普及しているらしい。
「シリル。」
相変わらず爽やかだな。シリル君は、今日も着せ替え衣装着だよ。
「ライさん。どうしました？」
「おう、今日もかわいいな。」そこで顔を赤らめるな。痛い。
女将さんのおよびらしい。

「頼んでた香辛料、今日入荷したらしいの。
場所は、愚息がし知ってるから一緒に行って来てくれるかな。護衛も頼んであるし、近いところにちょっと良いとこあるし。」
...私こんな人書いたかな。何か全然読めない。どこに行くのかわかれば、なんで、ライさんと行くのかわかれば、なんで、私なのか。
...気がつくと、馬車に乗っていた。うん、尻痛い。馬車かあ。マジかーは魔力持ちじゃないと使えない。貴族や騎士なんかなら使えるけど、一般的にちょっとない。馬車に乗ったけど、無理。御者台ですか、スカートはためかせ、黄昏る。頭には、借り物の帽子。たっぷりリボン付き。まあ、景色はいい。のどかな、石畳舗装道路を走る。左右は豊かなみどり。初夏の日差しがきらめく。荷台に乗っ高価だし。たもっさりさんがいなければマジで何しに行くのかなと、思うほど。まあ、香辛料は高価だし。

「とりあえずここで宿とろう。」
宿？一体どこまで行くのか
「二部屋とるか」
えっと。まあ、。どちらが。
「僕は。」
「ああ、俺の、ヨメ設定。」
なぜだ。説明して欲しい。
「防犯。あとまあ、」
いやいやな感じのライさん。何とか説明させてみる。
この宿、この辺り一帯にやっとある宿だ。しかし、持ち主が、特殊。
「他にあるなら他所に行く。」
そんなに。
なんとなく、ただ、香辛料を購入するためなら、王都に行くのがいい。と、思う。
村はずれの、更隣村はずれ。
見た覚えはない。書いた覚えはある。もう一度言う。書いた覚えはある。
　宿に着いた。頬がひきつるのを感じた。