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第四章:ギルドの暗部 – 黒の指揮官と“スタンピード”序曲
第24話 集落防衛
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同じ頃、森の遠方からは途絶えない衝撃音が響き続けている。雌オーク――かつては主婦として家族を支え続けた“私”は、荒れ果てた集落の隅で、うずくまるように膝を抱えていた。前夜から始まった下級冒険者たちの攻撃、そして不穏な爆発らしき振動。眠る間もなく、仲間の負傷者を回復魔法で癒しつつ、ほんのひと息つこうとしたところだった。
集落の中央では、雄オークのラグナスやグルドが深刻な表情で言い合いをしている。どうやら偵察に出した仲間がまた戻ってこないらしい。森の奥で新手の冒険者か、あるいは得体の知れない巨獣に襲われた可能性が高い。疲弊しきっている戦士たちは、武器を握る手にも力が入らないほどだが、それでも“次の戦闘”は嫌でも来てしまう。
「……あの……大丈夫?」
私が声をかけると、雌オークのラミアが心配そうにしゃがみこんだ。彼女はか細い腕を伸ばして、私の肩をポンポンと叩く。こちらもボロボロで息が荒いのは同じだが、それでも仲間を気遣う優しさを失ってはいない。その笑顔が痛いほど胸にしみた。
「うん、平気。少し疲れちゃって……ありがとう」
私がそう呟いても、ラミアはうまく日本語を理解できない。ただ私の表情が“少しだけ笑った”ことを察したのか、彼女も微かに牙を見せてくれる。言葉が通じなくても、こんな風に寄り添ってくれる仲間がいる。その事実が、かつて家庭で味わえなかった温かさを今さらながら痛感させていた。
胸が締めつけられる。私がこんな形で“オーク”として第二の人生を送るなんて、未だに実感が湧かない。だけど、逃れられない現実の数々が、私を奮い立たせる。もし、ただ嘆き俯いているだけなら、私が存在する理由などないのだ。……仲間のために、私は戦わなくちゃいけない。
意を決し、私はラミアの支えを借りながら集落の広場へと歩みを進める。すると、リーダー代行のラグナスがくぐもった怒声を上げた。
「グルル……ガッ、グホッ!」
苛立ちと不安をむき出しにしているのが伝わってくる。彼はまだ十分な休息を取れないまま、偵察や食料探しなどあらゆる指揮を執らねばならず、その負担は想像を絶するものだろう。戦士たちも次々と彼の元に集まり、意見をぶつけ合い始める。私が回復魔法で手を貸せるのは“怪我の治療”だけで、森で何が起きているかまではどうにもならない。ラミアは小さく舌打ちして、私の腕を引き、会話の輪に混ざるよう促した。
すると、私の姿を見たラグナスが、やや落ち着きを取り戻すように息をつき、「グフ……グォッ」と短く唸った。どうやら“お前の力が必要なんだ”と伝えているつもりらしい。実際、集落には命を失いかけている仲間が多く、回復魔法が使える私が動き回らなければ、どれだけのオークが死ぬかわからない。森の汚染や尾を引く瘴気で、普通の薬草だけではもはや十分に間に合っていないのだ。
「わかった。できるだけ助けるから」
私が野太いオークの声で返すと、ラグナスは一瞬だけ微笑を浮かべ、すぐにまた険しい表情に戻った。中には私を怪しんでいるオークもいるだろう。いくら回復魔法が役立つとはいえ、突如として現れた“人間じみたオーク”など信用ならないと思っている者もいるかもしれない。けれど、今はそんな気持ちを隠してでも協力し合わなければ全滅する。あの“爆発音”が示唆する何か――ギルドの本格侵略が始まれば、私たちに残された時間は少ないのだ。
ふと、グルドが腰に下げた武器を握りしめたまま、私の肩を軽く叩いた。傷だらけの身体は痛々しいが、まだ戦意は失っていない。彼は雄叫びのような声で何かを怒鳴ると、周囲のオークたちが一斉に動き始める。その一部は共同で柵を修理し、罠を再配置するようだ。残りは火を起こして傷ついた者を休ませるスペースを作るらしい。私にも合図が送られ、どうやら重症の仲間を救護するための応急処置に駆り出されることになるようだ。
「――よし、行こう」
私は唸るような声と共に立ち上がり、うずくまる重傷者たちの元へ急ぐ。痛みで意識を失いかけた雌オークの身体を抱え上げ、不器用ながら回復魔法の力を注ぎ込む。彼女は荒い息を繰り返しながらも、私の魔力が伝わると体の震えを若干和らげた。肉が裂けた肩口からは血が溢れていたが、そこに不思議な光が当たると、まるで傷口が縮むように少しずつ閉じていく。
周囲のおき火が弱々しく燃え上がり、立ち上る煙が焦げた肉と薬草の匂いを放つ。生々しい臭いと鉄錆(さび)の香りが混ざり合い、吐き気すら催すような空間。だが、それでも――ここには私を必要としている仲間がいる。オークとしての姿であろうと、“母”として培った面倒見の精神だけは、捨ててはいけないのだ。
「グフッ……グルッ!」
感謝の込もった唸り声が後ろから聞こえ、振り向けばラミアや他のオークたちが、死にかけた仲間を必死に支えている。私だけでなく、皆が互いを助け合い、自分の仕事を果たそうとしているのは明らかだった。……こんなに残酷で厳しい世界であっても、ここには私が守りたい“居場所”がある。冷え切った元の家庭より、よほど“大切な絆”があると感じてしまう矛盾――それに戸惑いつつも、心は確かに熱く震える。
その瞬間、遠くから再び、鋭い金属音を伴う爆発が響いた。今度は先ほどより近い。私の胸が嫌な予感でざわつく。ギルドの幹部たちが考案した“スタンピード”が本格的に動いているのだろう。あるいは既に森の別の魔物たちが殺戮や混乱に巻き込まれているに違いない――。そんな思考がよぎると同時、痛ましい悲鳴が風に乗って届くような錯覚を覚えた。
「グ……ガアッ!」
集落の端から警戒に当たっていた雄オークが走り寄り、必死に喉を鳴らして仲間を呼んでいる。それを聞いたラグナスやグルドらが一斉に動き始めた。先ほどまでは柵の補強や回復援助に追われていたが、今度は直接“何か”を迎撃しに行かねばならないらしい。雄オークたちが武器を手に駆け出す姿は、悲壮感を漂わせながらも決死の覚悟を含んでいるように見えた。
ラミアが焦りの色を浮かべ、「グルッ、グフッ?」と私を見つめる。彼女自身も戦闘能力は低くないらしいが、今は怪我をしている仲間たちの世話が優先だ。私も回復に集中すべき立場だが――それでも、もし敵が大挙して攻め込んでくるなら、いつまでも後方に下がっているだけじゃ間に合わない。
いったい、森の連中はどうなっているのか? 人間たちは、冒険者ギルドはどこまで来ているのか? 考えは巡るが、答えはない。やがて集落の奥から「グガアアアッ!」という獣のような咆哮がこだまし、周囲のオークたちが色めき立つ。ぞっとするほど巨大な影が、森の向こうをかすめて動いたのが見えたような気がした。
「まさか……あれは、魔力を帯びた大型の魔物……?」
私は思わず唸り声混じりの日本語を呟く。この世界特有の“魔獣”――トロールかオーガか、あるいはもっと凶悪な何か。聳えるような体躯は視界の端をかすめただけだが、普通の魔物とは比較にならないほど禍々しいオーラを放っていた。トドメをさすように、また一つ爆発音が轟き、森の緑が赤くちらつく。火炎か、それとも“装置”のせいで誘発された局所的な炎上か――詳しいことはわからないが、“スタンピード”への引き金になっていることは間違いなかった。
「――どうしよう、私たち、ここで待つだけ……?」
気づけば、自分の声が震えている。子どもや年老いたオークたちが集落中央で怯え、こちらを見つめているのが見えた。少数の勇敢な若い戦士が先走っているが、彼らが帰ってこなければ集落の守りは崩壊する。かといって私が後を追って戦闘に加われば、けが人たちの手当は誰が見る? ――ジリジリと刻一刻、選択を迫られる焦燥感と恐怖に飲み込まれていく。
集落の中央では、雄オークのラグナスやグルドが深刻な表情で言い合いをしている。どうやら偵察に出した仲間がまた戻ってこないらしい。森の奥で新手の冒険者か、あるいは得体の知れない巨獣に襲われた可能性が高い。疲弊しきっている戦士たちは、武器を握る手にも力が入らないほどだが、それでも“次の戦闘”は嫌でも来てしまう。
「……あの……大丈夫?」
私が声をかけると、雌オークのラミアが心配そうにしゃがみこんだ。彼女はか細い腕を伸ばして、私の肩をポンポンと叩く。こちらもボロボロで息が荒いのは同じだが、それでも仲間を気遣う優しさを失ってはいない。その笑顔が痛いほど胸にしみた。
「うん、平気。少し疲れちゃって……ありがとう」
私がそう呟いても、ラミアはうまく日本語を理解できない。ただ私の表情が“少しだけ笑った”ことを察したのか、彼女も微かに牙を見せてくれる。言葉が通じなくても、こんな風に寄り添ってくれる仲間がいる。その事実が、かつて家庭で味わえなかった温かさを今さらながら痛感させていた。
胸が締めつけられる。私がこんな形で“オーク”として第二の人生を送るなんて、未だに実感が湧かない。だけど、逃れられない現実の数々が、私を奮い立たせる。もし、ただ嘆き俯いているだけなら、私が存在する理由などないのだ。……仲間のために、私は戦わなくちゃいけない。
意を決し、私はラミアの支えを借りながら集落の広場へと歩みを進める。すると、リーダー代行のラグナスがくぐもった怒声を上げた。
「グルル……ガッ、グホッ!」
苛立ちと不安をむき出しにしているのが伝わってくる。彼はまだ十分な休息を取れないまま、偵察や食料探しなどあらゆる指揮を執らねばならず、その負担は想像を絶するものだろう。戦士たちも次々と彼の元に集まり、意見をぶつけ合い始める。私が回復魔法で手を貸せるのは“怪我の治療”だけで、森で何が起きているかまではどうにもならない。ラミアは小さく舌打ちして、私の腕を引き、会話の輪に混ざるよう促した。
すると、私の姿を見たラグナスが、やや落ち着きを取り戻すように息をつき、「グフ……グォッ」と短く唸った。どうやら“お前の力が必要なんだ”と伝えているつもりらしい。実際、集落には命を失いかけている仲間が多く、回復魔法が使える私が動き回らなければ、どれだけのオークが死ぬかわからない。森の汚染や尾を引く瘴気で、普通の薬草だけではもはや十分に間に合っていないのだ。
「わかった。できるだけ助けるから」
私が野太いオークの声で返すと、ラグナスは一瞬だけ微笑を浮かべ、すぐにまた険しい表情に戻った。中には私を怪しんでいるオークもいるだろう。いくら回復魔法が役立つとはいえ、突如として現れた“人間じみたオーク”など信用ならないと思っている者もいるかもしれない。けれど、今はそんな気持ちを隠してでも協力し合わなければ全滅する。あの“爆発音”が示唆する何か――ギルドの本格侵略が始まれば、私たちに残された時間は少ないのだ。
ふと、グルドが腰に下げた武器を握りしめたまま、私の肩を軽く叩いた。傷だらけの身体は痛々しいが、まだ戦意は失っていない。彼は雄叫びのような声で何かを怒鳴ると、周囲のオークたちが一斉に動き始める。その一部は共同で柵を修理し、罠を再配置するようだ。残りは火を起こして傷ついた者を休ませるスペースを作るらしい。私にも合図が送られ、どうやら重症の仲間を救護するための応急処置に駆り出されることになるようだ。
「――よし、行こう」
私は唸るような声と共に立ち上がり、うずくまる重傷者たちの元へ急ぐ。痛みで意識を失いかけた雌オークの身体を抱え上げ、不器用ながら回復魔法の力を注ぎ込む。彼女は荒い息を繰り返しながらも、私の魔力が伝わると体の震えを若干和らげた。肉が裂けた肩口からは血が溢れていたが、そこに不思議な光が当たると、まるで傷口が縮むように少しずつ閉じていく。
周囲のおき火が弱々しく燃え上がり、立ち上る煙が焦げた肉と薬草の匂いを放つ。生々しい臭いと鉄錆(さび)の香りが混ざり合い、吐き気すら催すような空間。だが、それでも――ここには私を必要としている仲間がいる。オークとしての姿であろうと、“母”として培った面倒見の精神だけは、捨ててはいけないのだ。
「グフッ……グルッ!」
感謝の込もった唸り声が後ろから聞こえ、振り向けばラミアや他のオークたちが、死にかけた仲間を必死に支えている。私だけでなく、皆が互いを助け合い、自分の仕事を果たそうとしているのは明らかだった。……こんなに残酷で厳しい世界であっても、ここには私が守りたい“居場所”がある。冷え切った元の家庭より、よほど“大切な絆”があると感じてしまう矛盾――それに戸惑いつつも、心は確かに熱く震える。
その瞬間、遠くから再び、鋭い金属音を伴う爆発が響いた。今度は先ほどより近い。私の胸が嫌な予感でざわつく。ギルドの幹部たちが考案した“スタンピード”が本格的に動いているのだろう。あるいは既に森の別の魔物たちが殺戮や混乱に巻き込まれているに違いない――。そんな思考がよぎると同時、痛ましい悲鳴が風に乗って届くような錯覚を覚えた。
「グ……ガアッ!」
集落の端から警戒に当たっていた雄オークが走り寄り、必死に喉を鳴らして仲間を呼んでいる。それを聞いたラグナスやグルドらが一斉に動き始めた。先ほどまでは柵の補強や回復援助に追われていたが、今度は直接“何か”を迎撃しに行かねばならないらしい。雄オークたちが武器を手に駆け出す姿は、悲壮感を漂わせながらも決死の覚悟を含んでいるように見えた。
ラミアが焦りの色を浮かべ、「グルッ、グフッ?」と私を見つめる。彼女自身も戦闘能力は低くないらしいが、今は怪我をしている仲間たちの世話が優先だ。私も回復に集中すべき立場だが――それでも、もし敵が大挙して攻め込んでくるなら、いつまでも後方に下がっているだけじゃ間に合わない。
いったい、森の連中はどうなっているのか? 人間たちは、冒険者ギルドはどこまで来ているのか? 考えは巡るが、答えはない。やがて集落の奥から「グガアアアッ!」という獣のような咆哮がこだまし、周囲のオークたちが色めき立つ。ぞっとするほど巨大な影が、森の向こうをかすめて動いたのが見えたような気がした。
「まさか……あれは、魔力を帯びた大型の魔物……?」
私は思わず唸り声混じりの日本語を呟く。この世界特有の“魔獣”――トロールかオーガか、あるいはもっと凶悪な何か。聳えるような体躯は視界の端をかすめただけだが、普通の魔物とは比較にならないほど禍々しいオーラを放っていた。トドメをさすように、また一つ爆発音が轟き、森の緑が赤くちらつく。火炎か、それとも“装置”のせいで誘発された局所的な炎上か――詳しいことはわからないが、“スタンピード”への引き金になっていることは間違いなかった。
「――どうしよう、私たち、ここで待つだけ……?」
気づけば、自分の声が震えている。子どもや年老いたオークたちが集落中央で怯え、こちらを見つめているのが見えた。少数の勇敢な若い戦士が先走っているが、彼らが帰ってこなければ集落の守りは崩壊する。かといって私が後を追って戦闘に加われば、けが人たちの手当は誰が見る? ――ジリジリと刻一刻、選択を迫られる焦燥感と恐怖に飲み込まれていく。
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