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第二章 入学式翌日~新歓
3.生徒会役員
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「─―……り、……うり、悠里? 大丈夫ですか?」
「……あ?」
ふと名を呼ばれているのに気付いて顔を上げると、とんでもない美形がそこにはいた。
腰まであるサラッサラの髪に、気品のある雰囲気。
どこぞの王子のようなこの男は、生徒会副会長二年、工藤智也だ。
「何度呼んでも返事がなくて……仮眠室に行きますか?」
思考がトリップしていたせいで、いらぬ心配をかけてしまったみたいだ。
しかも休む提案まで……ほんとに良い奴だよな。
「……いや、疲れてねぇ。それより何か用か」
なのに『俺様生徒会長』の俺は、そんな優しさを無碍にする態度……。
だって『俺様』が簡単に礼を言うとか、逆に変に思われるんだよ。
でも智也はそんな俺が気に障った風でもなく、プリントを机の上に置いた。
「先日入学式が終わったばかりで申し訳ないのですが、来週の新歓の企画書を明後日までに作っていただけますか?」
「新歓……新入生歓迎会か」
そう言えばそうだった。
柳原学園は中高一貫と言っても、新入生歓迎会はきっちりやるんだよな。
高等学校は行事も生徒会に任されてるからなぁ…。
「昨年の俺たちの時は、校内周遊型のオリエンテーションだったよな」
「はい。あの企画は新入生たちに”柳原学園高等部”の構造を理解させるのに最適でした」
前生徒会長、九条咲良。
生徒会を含めた組織運営や文化部での展示体験ブース、体育館での簡易ゲーム、休憩スペースでの在学生との雑談など、ルートを固定せず、自由に校内を周遊出来る企画を立案。
中等部とは違い自治が機能しており、新入生もその一部になることを自然と理解させるもの。
そして俺たち新入生全員が、気付けば自然と誰かと会話をしていた――そんな仕組みまで組み込まれていた。
流石、もはや伝説の生徒会長とまで謳われている九条先輩だ。
今年もそれに倣うのも悪くはないよな……。
「去年と同じにしよう、とか馬鹿なこと思ってませんよね、松村会長」
そんな見透かしたようなことを若干の毒を混ぜて言うのは、庶務の二年、島崎俊太。
首の後ろが少し隠れるくらいの黒髪に、いつも怠そうで面倒くさそうな表情。
俺に毒舌を吐ける珍しい人種だ。
「それじゃ悪ぃのか」
「悪くはないですけど、会長の底が知れますよね。まぁ、アンタの底がどんくらいかなんてどーでも良いんですけど」
「俊太……せめてもう少しオブラートに包んで言いましょう」
「オブラート? 何ですかそれ、美味しいんですか工藤副会長」
「オブラートってゆーのはねぇ、デンプンで作った薄い膜のことで、美味しいと思うかは個人で違うかな~」
「私はそういう意味で言ったわけでは……」
「そのくらい知ってますよ、里中会計。俺も分かって言っただけですから」
智也と俊太の会話にズレた方向で入ってきたのは、会計の二年、里中啓介。
淡いハニーブラウンの天然パーマに、はにかむその笑顔。
マジで可愛い、天使、密かに俺の癒やしです。
そんな癒やしが俺の方に寄ってきて、俺の首もとに横から抱きついてきた。
「悠ちゃん悠ちゃん。僕はねぇ、お菓子パーティーが良いと思うな~」
「そりゃテメェが食いたいだけだろーが。つか離れろ」
「えぇ~。お菓子だったら僕の家も協力出来るのに~」
「おい啓介、離れろっつってんだろーが」
「悠ちゃんいい匂いする~、お菓子持ってる?」
スンスンと首もとで鼻を鳴らす。
啓介のふわふわした髪が首元を擽って思わず身じろいだ。
「おい、啓介」
「お菓子はどこかな~」
ペタペタと俺の制服のポケットをまさぐろうとしている。
お菓子なんて持ってないし、俺の匂い嗅いで何が楽しいんだ。
甘くてふわふわした匂いなのはお前だろ。
「……里中会計。松村会長の仕事が進まないでしょうが。離れたらどーです」
「なぁに、俊ちゃん。もしかして──羨ましーの?」
「何言ってんのか皆目見当付きませんね」
俺にも皆目見当付きません。
ほら、周りを見てみなさい。
智也は困惑気味に苦笑してるし、俊太はもうめっちゃ睨んでくるんだって。
アレか、サボってんじゃねーよバ会長にバ会計が、的な視線か。
俺のせいじゃないのに!
啓介がスキンシップが好きなだけなんだって!
「あー、早く離れろ。抱きつきたいなら俊太んとこ行け。俊太も啓介に抱きついてもらえるし、一石二鳥だろーが」
「……え?」
「は? 俺が?」
啓介と俊太が二人して短い声を上げて、智也も目を瞬かせてる。
え、何、俺何か変なこと言った?
天使のような可愛い啓介に抱きつかれてる俺が羨ましいとか、そういう話なんじゃないのか?
あ、恥ずかしいからぼかしてたのに、俺がストレートに言っちゃったからか。
うわ、どうしよ。
空気読めない俺様とか、手に負えないだろ……。
「ぷっ……はははは!」
「け、啓介?」
突然、横から笑い声が弾けた。
まさか啓介がこんな……何て言うか、普通の男子高校生みたいに笑うなんて思わなかったから、少し素が出てしまう。
笑い、涙を目に溜めていた啓介は、突然くいっと俺の顔を上げさせた。
ちょっと首痛いんだけど。
俺は眉根を寄せて啓介を睨む。
「何すん……」
「ま、……それでこそ悠ちゃん、だよね」
にっ、と口の端を上げて目を細める。
あれ、ちょっと啓介さん?
なんで可愛い君が、そんな怪しげな男み溢れる笑みを浮かべているのかな。
「あはは、悠ちゃんってば、かわ……っうわ!?」
突然、横からの妙な圧迫感が無くなった。
内心ホッとして啓介を見ると、誰かに抱き上げられている。
ストンと下ろされて、啓介は後ろを振り返った。
「あれぇ、桃ちゃん戻ってたんだね~」
「……あぁ。……大丈夫か、悠里」
「あ、あぁ。大丈夫に決まってんだろうが」
「剣道の朝練の指導お疲れ様でした、桃矢」
啓介を抱き上げて俺から離してくれたのは、書記の二年、黒田桃矢。
生徒会の中で唯一俺より背が高くて、髪は頭頂部で束ねて腰の所で揺れている。
基本静かだけど、剣道の腕前は師範代の、兄貴! って呼びたくなる細身な男前さんだ。
登校した俺と入れ替わりで、剣道部の指導に行ってたんだよな。
いやもうほんと、俺の憧れです。
桃矢はスッと啓介を咎めるように見た。
「……啓介」
「分かってる~。ちょっとした悪戯だもん。俊ちゃんごめんねぇ」
「うわっ、ほんとに抱きついて来ないで下さいよ、鬱陶しい」
「俊ちゃんもいい匂いだね~」
「! ……匂いフェチですか、アンタは。四六時中甘い匂い漂わせてる里中会計に言われたくないです」
「えへへ~。……俊ちゃんの、その察しが良いとこ好きだな~、僕」
「腹黒悪魔はお菓子でも食べてさっさと仕事してください」
「失礼しちゃうな~」
お、何か分からんが仲直りしたっぽい。
啓介の後半の言葉は小声で聞こえなかったけど。
でもそうか、啓介は匂いフェチだったのか。
だから俺の匂いとか嗅いできたんだな、納得。
「匂いフェチなのは結構だが、もう俺にはすんじゃねぇぞ、啓介」
「えへへ~」
何でそんな満足そうな表情してんだよ。
智也と桃矢も苦笑してるし。
「……あ?」
ふと名を呼ばれているのに気付いて顔を上げると、とんでもない美形がそこにはいた。
腰まであるサラッサラの髪に、気品のある雰囲気。
どこぞの王子のようなこの男は、生徒会副会長二年、工藤智也だ。
「何度呼んでも返事がなくて……仮眠室に行きますか?」
思考がトリップしていたせいで、いらぬ心配をかけてしまったみたいだ。
しかも休む提案まで……ほんとに良い奴だよな。
「……いや、疲れてねぇ。それより何か用か」
なのに『俺様生徒会長』の俺は、そんな優しさを無碍にする態度……。
だって『俺様』が簡単に礼を言うとか、逆に変に思われるんだよ。
でも智也はそんな俺が気に障った風でもなく、プリントを机の上に置いた。
「先日入学式が終わったばかりで申し訳ないのですが、来週の新歓の企画書を明後日までに作っていただけますか?」
「新歓……新入生歓迎会か」
そう言えばそうだった。
柳原学園は中高一貫と言っても、新入生歓迎会はきっちりやるんだよな。
高等学校は行事も生徒会に任されてるからなぁ…。
「昨年の俺たちの時は、校内周遊型のオリエンテーションだったよな」
「はい。あの企画は新入生たちに”柳原学園高等部”の構造を理解させるのに最適でした」
前生徒会長、九条咲良。
生徒会を含めた組織運営や文化部での展示体験ブース、体育館での簡易ゲーム、休憩スペースでの在学生との雑談など、ルートを固定せず、自由に校内を周遊出来る企画を立案。
中等部とは違い自治が機能しており、新入生もその一部になることを自然と理解させるもの。
そして俺たち新入生全員が、気付けば自然と誰かと会話をしていた――そんな仕組みまで組み込まれていた。
流石、もはや伝説の生徒会長とまで謳われている九条先輩だ。
今年もそれに倣うのも悪くはないよな……。
「去年と同じにしよう、とか馬鹿なこと思ってませんよね、松村会長」
そんな見透かしたようなことを若干の毒を混ぜて言うのは、庶務の二年、島崎俊太。
首の後ろが少し隠れるくらいの黒髪に、いつも怠そうで面倒くさそうな表情。
俺に毒舌を吐ける珍しい人種だ。
「それじゃ悪ぃのか」
「悪くはないですけど、会長の底が知れますよね。まぁ、アンタの底がどんくらいかなんてどーでも良いんですけど」
「俊太……せめてもう少しオブラートに包んで言いましょう」
「オブラート? 何ですかそれ、美味しいんですか工藤副会長」
「オブラートってゆーのはねぇ、デンプンで作った薄い膜のことで、美味しいと思うかは個人で違うかな~」
「私はそういう意味で言ったわけでは……」
「そのくらい知ってますよ、里中会計。俺も分かって言っただけですから」
智也と俊太の会話にズレた方向で入ってきたのは、会計の二年、里中啓介。
淡いハニーブラウンの天然パーマに、はにかむその笑顔。
マジで可愛い、天使、密かに俺の癒やしです。
そんな癒やしが俺の方に寄ってきて、俺の首もとに横から抱きついてきた。
「悠ちゃん悠ちゃん。僕はねぇ、お菓子パーティーが良いと思うな~」
「そりゃテメェが食いたいだけだろーが。つか離れろ」
「えぇ~。お菓子だったら僕の家も協力出来るのに~」
「おい啓介、離れろっつってんだろーが」
「悠ちゃんいい匂いする~、お菓子持ってる?」
スンスンと首もとで鼻を鳴らす。
啓介のふわふわした髪が首元を擽って思わず身じろいだ。
「おい、啓介」
「お菓子はどこかな~」
ペタペタと俺の制服のポケットをまさぐろうとしている。
お菓子なんて持ってないし、俺の匂い嗅いで何が楽しいんだ。
甘くてふわふわした匂いなのはお前だろ。
「……里中会計。松村会長の仕事が進まないでしょうが。離れたらどーです」
「なぁに、俊ちゃん。もしかして──羨ましーの?」
「何言ってんのか皆目見当付きませんね」
俺にも皆目見当付きません。
ほら、周りを見てみなさい。
智也は困惑気味に苦笑してるし、俊太はもうめっちゃ睨んでくるんだって。
アレか、サボってんじゃねーよバ会長にバ会計が、的な視線か。
俺のせいじゃないのに!
啓介がスキンシップが好きなだけなんだって!
「あー、早く離れろ。抱きつきたいなら俊太んとこ行け。俊太も啓介に抱きついてもらえるし、一石二鳥だろーが」
「……え?」
「は? 俺が?」
啓介と俊太が二人して短い声を上げて、智也も目を瞬かせてる。
え、何、俺何か変なこと言った?
天使のような可愛い啓介に抱きつかれてる俺が羨ましいとか、そういう話なんじゃないのか?
あ、恥ずかしいからぼかしてたのに、俺がストレートに言っちゃったからか。
うわ、どうしよ。
空気読めない俺様とか、手に負えないだろ……。
「ぷっ……はははは!」
「け、啓介?」
突然、横から笑い声が弾けた。
まさか啓介がこんな……何て言うか、普通の男子高校生みたいに笑うなんて思わなかったから、少し素が出てしまう。
笑い、涙を目に溜めていた啓介は、突然くいっと俺の顔を上げさせた。
ちょっと首痛いんだけど。
俺は眉根を寄せて啓介を睨む。
「何すん……」
「ま、……それでこそ悠ちゃん、だよね」
にっ、と口の端を上げて目を細める。
あれ、ちょっと啓介さん?
なんで可愛い君が、そんな怪しげな男み溢れる笑みを浮かべているのかな。
「あはは、悠ちゃんってば、かわ……っうわ!?」
突然、横からの妙な圧迫感が無くなった。
内心ホッとして啓介を見ると、誰かに抱き上げられている。
ストンと下ろされて、啓介は後ろを振り返った。
「あれぇ、桃ちゃん戻ってたんだね~」
「……あぁ。……大丈夫か、悠里」
「あ、あぁ。大丈夫に決まってんだろうが」
「剣道の朝練の指導お疲れ様でした、桃矢」
啓介を抱き上げて俺から離してくれたのは、書記の二年、黒田桃矢。
生徒会の中で唯一俺より背が高くて、髪は頭頂部で束ねて腰の所で揺れている。
基本静かだけど、剣道の腕前は師範代の、兄貴! って呼びたくなる細身な男前さんだ。
登校した俺と入れ替わりで、剣道部の指導に行ってたんだよな。
いやもうほんと、俺の憧れです。
桃矢はスッと啓介を咎めるように見た。
「……啓介」
「分かってる~。ちょっとした悪戯だもん。俊ちゃんごめんねぇ」
「うわっ、ほんとに抱きついて来ないで下さいよ、鬱陶しい」
「俊ちゃんもいい匂いだね~」
「! ……匂いフェチですか、アンタは。四六時中甘い匂い漂わせてる里中会計に言われたくないです」
「えへへ~。……俊ちゃんの、その察しが良いとこ好きだな~、僕」
「腹黒悪魔はお菓子でも食べてさっさと仕事してください」
「失礼しちゃうな~」
お、何か分からんが仲直りしたっぽい。
啓介の後半の言葉は小声で聞こえなかったけど。
でもそうか、啓介は匂いフェチだったのか。
だから俺の匂いとか嗅いできたんだな、納得。
「匂いフェチなのは結構だが、もう俺にはすんじゃねぇぞ、啓介」
「えへへ~」
何でそんな満足そうな表情してんだよ。
智也と桃矢も苦笑してるし。
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