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第七章 王都公認 案内人適性試験編
75.二次試験終了、そして……
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ナヴィ達がゴールの門をくぐった後に、ブランのパーティーもゴールに到達した。
すると終了の合図を待つ受験者たちの目の前にスーザンが現れた。
「皆さんお疲れさまでした! 今ここにいる八人の皆さんが二次試験の合格者になります!」
ナヴィは左右を見渡す。
「え、これだけ……?」
「えぇ、本当はもう少し残る予定だったんですがね……どうにもどのパーティーも一人は気絶したり、道に迷ったり、執拗に妨害されたりしたそうで。ねぇブランさん?」
横目でブランをちらっと見るスーザン。
「ちっ。ゴールに早く到達すれば後は『自由』だって聞きましたが」
ブランはスーザンの視線から顔を逸らす。
「えぇ、もちろん。でもあなたのそれは度を越えていた気がするのだけれど」
「ふん。あの、僕は合格でいいんですよね?」
「まぁいいわ。とりあえず、この空間から出ましょうか」
<転移魔法 アクシステレポート!>
ナヴィたちが目を開けると会場に転移していた。
「あ、戻ってきたわね」
「眩しいな……まだ夕方なのか」
「わたくしなんかもうくたくたです……」
「あれ、そういえば傷が治ってる」
傷もそうだし、服も……。どうしてだろ。
「今回のあの空間はあくまでも試験のためのダンジョンで言ってしまえば、現実の空間ではないところに飛ばしたので、戻ってくれば元の状態になります」
スーザンが得意げに話した。
「へぇ、やっぱりスーザンさんはすごいなぁ」
「スーザンさん、それで三次試験は?」
「あら、ケビンさん。せっかちですね。もう少し余韻に浸ってもいいんですよ」
「必要ない」
「そうですか。ではじゃあ早速ですが三次試験……というか最終試験の説明に移りたいと思います」
最終試験……ついにここまで来たわね。
「では、出てきてちょうだい!」
「「は?」」
会場の扉から八人の装備を整えた子どもが会場に入ってきた。
「は、何だ? ガキか?」
「タパ、やめろ。スーザンさんこれはどういうことでしょうか」
「この子たち八人が最終試験の大きな鍵になってきます」
「わたくしたちがその子たちと戦うんですか?」
ルナの質問を聞いたスーザンが大きな声で笑った。
「あはははは、そんなことあるわけないじゃないですか! 大丈夫ですよ。皆さんは何もしませんから」
「え、何もしないって……」
「ここにいる八人の子どもたちは、王都の冒険者アカデミーの選抜された優秀な生徒八人です」
冒険者アカデミー、そんなものがあったの。見たところあの子たちは大体十三から十五歳くらいね。確かに冒険者をやる年齢ではないけど、訓練するような学校があったなんて……。
「で、その優秀な生徒をガイドしろと?」
スーザンはケビンの投げかけに人差し指を揺らしながら答えた。
「ケビンさん。察しがいいですね。でも少し違います。これから皆さんにやっていただくのはこの子たちと二人組のペアを組んで、ほかのペアの子と戦闘してもらいます!」
「は! あたい達じゃなくてこの子たちが戦うってこと!?」
「はいサルミラさん。その通りです。もちろん本物の剣や槍は使わず、あくまで木製。魔法の制御もある程度は考えています」
「いや、そういう問題じゃなくて……それとあたい達の試験に何が関係あるの?」
「はい、大事なのはそこです。今回の試験内容は」
『ペアの冒険者見習いの子をトーナメントで優勝に導いてください』
「戦闘のアドバイス……弱点や攻撃の分析。そこら辺を駆使してこの子たちを勝たせるってことね、ボクシングのセコンドみたいなものかしら」
「流石ナヴィさん! その通りでございます!」
「あの……」
ブランが手を挙げた。
「はい。何でしょう?」
「そのペアの子はどうやって決まるんですか? 弱い子に当たったら嫌なんだけどな」
その言葉を聞いた子供たちの視線がブランに集まった。
「お言葉ですがブランさん、先ほど申し上げましたが、この子たちは冒険者アカデミーの見習い冒険者ですが、非常に優秀で学校では首席から第八位までに入ります。それとも、生徒の力量で結果が変わると思っているほど、自分の実力にご不安が……?」
にこやかに話していたスーザンが鋭い目つきに変わった。
「……くっ」
「ご安心ください。こちらでもうすでにペアは決めてあります」
「え、ランダムとかですか?」
「一応公平を期すため。現時点での成績順に当てはめました」
スーザンの考えから、二次試験での結果から首席のナヴィパーティーは六位から八位の子ども、ブランパーティーは一位から五位までの子どもに分け、そのパーティー内での一次試験の得点順で低い受験者から、位の高い見習い冒険者がペアとなる形となった。
「では、まずペアになってみましょうかね」
スーザンが一位の子どもから名前を呼び始めた。
その間ナヴィ達三人が試験について話していた。
「うぅ、ということはあたしは一番下の子かぁ」
「ふ、さっきのスーザンさんの言ってたことを思い出せ。冒険者は俺たちガイドの振る舞いで弱くも強くもなる」
「わ、わたくしもそう思います!」
「そうね、見せてやるわあたしのガイド力を! さぁあたしとペアの子は誰なの!」
「あ、あの……こ、こん、こんにち……わ」
「あ、こんにちわ!」
「ひっ!」
「あ、あぁごめん! びっくりさせちゃったね」
さっき入ってきたとき気になってたけどやっぱりこの子が八位の子だったかぁ。恥ずかしがり屋なのかなぁ。
薄ピンク色のツインテールにフリルのスカートを履いた女の子がナヴィの前でもじもじとしていた。
「あの、わ、たし、サテラと、いい、ます、明日から、よ、よろしく、お、お願いします」
「えぇ、よろしくね」
ナヴィはサテラの手を握り、不安そうな顔をしているサテラに微笑んだ。
そうしているとスーザンのセットしていた時計が鳴った。
「はい。挨拶は済みましたか? トーナメントは明後日。明日はゆっくりするもよし、ペアの子と訓練するもよし、ぜひ明日一日を有効に使ってみてくださいね」
「それでは最終試験! 開始!」
すると終了の合図を待つ受験者たちの目の前にスーザンが現れた。
「皆さんお疲れさまでした! 今ここにいる八人の皆さんが二次試験の合格者になります!」
ナヴィは左右を見渡す。
「え、これだけ……?」
「えぇ、本当はもう少し残る予定だったんですがね……どうにもどのパーティーも一人は気絶したり、道に迷ったり、執拗に妨害されたりしたそうで。ねぇブランさん?」
横目でブランをちらっと見るスーザン。
「ちっ。ゴールに早く到達すれば後は『自由』だって聞きましたが」
ブランはスーザンの視線から顔を逸らす。
「えぇ、もちろん。でもあなたのそれは度を越えていた気がするのだけれど」
「ふん。あの、僕は合格でいいんですよね?」
「まぁいいわ。とりあえず、この空間から出ましょうか」
<転移魔法 アクシステレポート!>
ナヴィたちが目を開けると会場に転移していた。
「あ、戻ってきたわね」
「眩しいな……まだ夕方なのか」
「わたくしなんかもうくたくたです……」
「あれ、そういえば傷が治ってる」
傷もそうだし、服も……。どうしてだろ。
「今回のあの空間はあくまでも試験のためのダンジョンで言ってしまえば、現実の空間ではないところに飛ばしたので、戻ってくれば元の状態になります」
スーザンが得意げに話した。
「へぇ、やっぱりスーザンさんはすごいなぁ」
「スーザンさん、それで三次試験は?」
「あら、ケビンさん。せっかちですね。もう少し余韻に浸ってもいいんですよ」
「必要ない」
「そうですか。ではじゃあ早速ですが三次試験……というか最終試験の説明に移りたいと思います」
最終試験……ついにここまで来たわね。
「では、出てきてちょうだい!」
「「は?」」
会場の扉から八人の装備を整えた子どもが会場に入ってきた。
「は、何だ? ガキか?」
「タパ、やめろ。スーザンさんこれはどういうことでしょうか」
「この子たち八人が最終試験の大きな鍵になってきます」
「わたくしたちがその子たちと戦うんですか?」
ルナの質問を聞いたスーザンが大きな声で笑った。
「あはははは、そんなことあるわけないじゃないですか! 大丈夫ですよ。皆さんは何もしませんから」
「え、何もしないって……」
「ここにいる八人の子どもたちは、王都の冒険者アカデミーの選抜された優秀な生徒八人です」
冒険者アカデミー、そんなものがあったの。見たところあの子たちは大体十三から十五歳くらいね。確かに冒険者をやる年齢ではないけど、訓練するような学校があったなんて……。
「で、その優秀な生徒をガイドしろと?」
スーザンはケビンの投げかけに人差し指を揺らしながら答えた。
「ケビンさん。察しがいいですね。でも少し違います。これから皆さんにやっていただくのはこの子たちと二人組のペアを組んで、ほかのペアの子と戦闘してもらいます!」
「は! あたい達じゃなくてこの子たちが戦うってこと!?」
「はいサルミラさん。その通りです。もちろん本物の剣や槍は使わず、あくまで木製。魔法の制御もある程度は考えています」
「いや、そういう問題じゃなくて……それとあたい達の試験に何が関係あるの?」
「はい、大事なのはそこです。今回の試験内容は」
『ペアの冒険者見習いの子をトーナメントで優勝に導いてください』
「戦闘のアドバイス……弱点や攻撃の分析。そこら辺を駆使してこの子たちを勝たせるってことね、ボクシングのセコンドみたいなものかしら」
「流石ナヴィさん! その通りでございます!」
「あの……」
ブランが手を挙げた。
「はい。何でしょう?」
「そのペアの子はどうやって決まるんですか? 弱い子に当たったら嫌なんだけどな」
その言葉を聞いた子供たちの視線がブランに集まった。
「お言葉ですがブランさん、先ほど申し上げましたが、この子たちは冒険者アカデミーの見習い冒険者ですが、非常に優秀で学校では首席から第八位までに入ります。それとも、生徒の力量で結果が変わると思っているほど、自分の実力にご不安が……?」
にこやかに話していたスーザンが鋭い目つきに変わった。
「……くっ」
「ご安心ください。こちらでもうすでにペアは決めてあります」
「え、ランダムとかですか?」
「一応公平を期すため。現時点での成績順に当てはめました」
スーザンの考えから、二次試験での結果から首席のナヴィパーティーは六位から八位の子ども、ブランパーティーは一位から五位までの子どもに分け、そのパーティー内での一次試験の得点順で低い受験者から、位の高い見習い冒険者がペアとなる形となった。
「では、まずペアになってみましょうかね」
スーザンが一位の子どもから名前を呼び始めた。
その間ナヴィ達三人が試験について話していた。
「うぅ、ということはあたしは一番下の子かぁ」
「ふ、さっきのスーザンさんの言ってたことを思い出せ。冒険者は俺たちガイドの振る舞いで弱くも強くもなる」
「わ、わたくしもそう思います!」
「そうね、見せてやるわあたしのガイド力を! さぁあたしとペアの子は誰なの!」
「あ、あの……こ、こん、こんにち……わ」
「あ、こんにちわ!」
「ひっ!」
「あ、あぁごめん! びっくりさせちゃったね」
さっき入ってきたとき気になってたけどやっぱりこの子が八位の子だったかぁ。恥ずかしがり屋なのかなぁ。
薄ピンク色のツインテールにフリルのスカートを履いた女の子がナヴィの前でもじもじとしていた。
「あの、わ、たし、サテラと、いい、ます、明日から、よ、よろしく、お、お願いします」
「えぇ、よろしくね」
ナヴィはサテラの手を握り、不安そうな顔をしているサテラに微笑んだ。
そうしているとスーザンのセットしていた時計が鳴った。
「はい。挨拶は済みましたか? トーナメントは明後日。明日はゆっくりするもよし、ペアの子と訓練するもよし、ぜひ明日一日を有効に使ってみてくださいね」
「それでは最終試験! 開始!」
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