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第十一章 王都公認案内人 ナヴィ・マクレガン編
171.桁違いの実力
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「さぁ、お手並み拝見といきましょうか」
「エンフィー、アミス下がってて」
二人の前に立ち杖を構えるナヴィ。
「え、お姉ちゃん!?」
「ナヴィさん?」
「あら、てっきり三対一で戦うものだと思っていたのですがあなただけですか?」
「アミス、エンフィーをお願い……あなたなら守れるでしょ?」
「ナヴィさん。は、はい!」
「ちょ、わ、私も戦う!」
「駄目! 早く逃げて!」
「エンフィーさん行きましょう」
エンフィーの手を取り扉へと向かうアミス。
「そうはさせないわ」
そ雪女が手を前に出した瞬間扉が一瞬で凍り付いた。
「!? これじゃ出られないのです……」
「やっぱり私も戦います! 放してください!」
「だめなのです! あいつは危険すぎます! 今はナヴィさんを信じて隠れるのです!」
逃げることのできなくなった二人は物陰に隠れナヴィと雪女の様子を見守った。
「よし、何とか隠れることができたみたいね」
「ふーん。冒険者でもないのに囮を務めるなんて勇気があるのね、ナヴィ・マクレガンさん」
「ど、どうしてあたしの名前を!?」
「さぁ、どうしてかしら……」
そう言うと雪女は手のひらから無数の氷の礫をナヴィに放つ。
「氷魔法!?」
いや、魔法陣は出てなかった。もともと備わってる能力? とにかく防がなきゃ!
<エアシールド!>
「そんな盾で何ができるのかしら?」
「よし、防げてる……ってあれ!? 盾が凍り付いてひびが……!」
「砕けなさい」
雪女が呟いた瞬間ナヴィの召喚した盾が粉々に砕け散った。
「きゃ!!」
「ほら大きいのが来たわよ?」
「くっ……まだ魔力が回復しきってないのに!」
<イージスの盾!!>
「お姉ちゃん最強の盾だ! これならどんな攻撃でも……」
「ふーん。ラハマンの攻撃を防いだ盾ね」
「え? ラハマンってあのケビンと倒した……?」
「私からしたらさっき出した盾と何ら変わりはないけどね」
「!? きゃ!!」
大きな氷の礫がナヴィの<イージスの盾>を簡単に砕き、その勢いのままナヴィをも吹き飛ばした。
「う、うう。強い……」
「ふーん。その程度なのかしら? まだ私何もしてないのだけれど」
「くっそぉぉぉ!」
<ツヴァイエアシュート!>
「これがあなたの攻撃?」
勢いよく飛んでいった空気の弾丸が雪女の目の前で止まった。
「ふーっ」
「なんで攻撃が止まって……<エアシュート>が凍り付いてる……?」
「喰らいなさい」
雪女は凍り付いた空気の弾丸をナヴィに向かい蹴り飛ばした。
「ぐあぁぁぁ!」
「直撃……っと」
雪女が吹き飛ばされたナヴィに近づこうとした瞬間、その土煙の中から火の玉が現れ雪女に向かっていった。
「甘いわ。同じことよ」
先ほど同様目の間で凍り付かせナヴィのいる方へと蹴りこむ。
しかし、ナヴィは何度も火の玉を打ち込んだ。
「しつこい……土煙が晴れたら一気に決めようかしら」
「はぁはぁはぁ」
「まだ息はあるみたいね……」
「ん……? は、灰色の魔法陣? まさか、さっきのやみくもに撃っていた<ファイアーボール>はこの準備を見せないための……」
「はぁはぁ。もう遅いわ、これで決める!」
<ガーディアン・エレクトリックレイ!>
「これは電気エイ!?!? くそ、あの上空までの距離じゃ凍り付かせることが……」
「キュイキュイキュイ!!」
「グアァァァァァ!」
電気エイが雪女に雷を落とす。
「やった!!」
「なーんてね」
その雷の中で雪女はにやりと笑った。
「うそ、自分の身体をわざと凍り付かせている!?」
「おしまい」
雪女が指をパチンと鳴らすと放電している電気を伝い、電気エイを凍らせた。
「……あ、あぁ」
「はいさよなら」
もう一度指をパチンと鳴らすと氷漬けにされた電気エイが粉々に砕け散った。
「うそ……でしょ……あたしの攻撃が……」
「嘘じゃないわよ。あなたじゃ私に勝てない。ただそれだけのこと」
そういうと、雷によって焦げた服をぱんぱんと払った。
「あなたその腕は…… 十一……?」
「あぁ、これですか、これは私に与えられた番号です」
「番号?」
「えぇ、あなたが随分前にガイドのケビンと倒したラハマン。あの方にも番号があったのですが気づきませんでしたか?」
「そ、それは、あの時は必死で……」
「ふふ、いい機会です。教えて差し上げましょう。私は『サーティーンプリンスター』が一人。ミモザ・フリューゲル。以後お見知りおきを」
「サーティーンプリンスター? ってまさか……」
「あなた達人間には『魔王幹部』といった方が分かりやすいでしょうか」
「魔王幹部……サーティーンってことは今魔王幹部は十三人いるってことよね」
「えぇ、そうです。そしてそれは同時に強さの序列も表しています。あなた達が苦労の末に倒したラハマン。あれは最弱のサーティーンシートです。それも前回の大規模侵攻で空いた席の成り上がり」
「ラハマンの強さで最弱……?」
「はい。その通りです。それも桁違いに弱い」
「……そのラハマンが十三番目、ということはあなたのその腕の番号……」
「『サーティーンプリンスター』ミモザ・フリューゲル。階級はイレブンシート」
「は、はは、あれよりもっと強いのが目の前に……そしてあとそのレベルが十一人もいるわけね」
「さぁ、どうしますか? 今なら尻尾を撒いてに逃げるのも許してあげます」
「……いいえ」
「ん?」
「……それでもここであたしが逃げたらエンフィーとアミスを見捨てることになる。そんなことは絶対にしない。あたしはあなたを倒して三人で村に帰るんだ!」
「ふふ、勇敢な案内人ですね。ご立派です。なら見せてあげましょう。実力の違いを」
「エンフィー、アミス下がってて」
二人の前に立ち杖を構えるナヴィ。
「え、お姉ちゃん!?」
「ナヴィさん?」
「あら、てっきり三対一で戦うものだと思っていたのですがあなただけですか?」
「アミス、エンフィーをお願い……あなたなら守れるでしょ?」
「ナヴィさん。は、はい!」
「ちょ、わ、私も戦う!」
「駄目! 早く逃げて!」
「エンフィーさん行きましょう」
エンフィーの手を取り扉へと向かうアミス。
「そうはさせないわ」
そ雪女が手を前に出した瞬間扉が一瞬で凍り付いた。
「!? これじゃ出られないのです……」
「やっぱり私も戦います! 放してください!」
「だめなのです! あいつは危険すぎます! 今はナヴィさんを信じて隠れるのです!」
逃げることのできなくなった二人は物陰に隠れナヴィと雪女の様子を見守った。
「よし、何とか隠れることができたみたいね」
「ふーん。冒険者でもないのに囮を務めるなんて勇気があるのね、ナヴィ・マクレガンさん」
「ど、どうしてあたしの名前を!?」
「さぁ、どうしてかしら……」
そう言うと雪女は手のひらから無数の氷の礫をナヴィに放つ。
「氷魔法!?」
いや、魔法陣は出てなかった。もともと備わってる能力? とにかく防がなきゃ!
<エアシールド!>
「そんな盾で何ができるのかしら?」
「よし、防げてる……ってあれ!? 盾が凍り付いてひびが……!」
「砕けなさい」
雪女が呟いた瞬間ナヴィの召喚した盾が粉々に砕け散った。
「きゃ!!」
「ほら大きいのが来たわよ?」
「くっ……まだ魔力が回復しきってないのに!」
<イージスの盾!!>
「お姉ちゃん最強の盾だ! これならどんな攻撃でも……」
「ふーん。ラハマンの攻撃を防いだ盾ね」
「え? ラハマンってあのケビンと倒した……?」
「私からしたらさっき出した盾と何ら変わりはないけどね」
「!? きゃ!!」
大きな氷の礫がナヴィの<イージスの盾>を簡単に砕き、その勢いのままナヴィをも吹き飛ばした。
「う、うう。強い……」
「ふーん。その程度なのかしら? まだ私何もしてないのだけれど」
「くっそぉぉぉ!」
<ツヴァイエアシュート!>
「これがあなたの攻撃?」
勢いよく飛んでいった空気の弾丸が雪女の目の前で止まった。
「ふーっ」
「なんで攻撃が止まって……<エアシュート>が凍り付いてる……?」
「喰らいなさい」
雪女は凍り付いた空気の弾丸をナヴィに向かい蹴り飛ばした。
「ぐあぁぁぁ!」
「直撃……っと」
雪女が吹き飛ばされたナヴィに近づこうとした瞬間、その土煙の中から火の玉が現れ雪女に向かっていった。
「甘いわ。同じことよ」
先ほど同様目の間で凍り付かせナヴィのいる方へと蹴りこむ。
しかし、ナヴィは何度も火の玉を打ち込んだ。
「しつこい……土煙が晴れたら一気に決めようかしら」
「はぁはぁはぁ」
「まだ息はあるみたいね……」
「ん……? は、灰色の魔法陣? まさか、さっきのやみくもに撃っていた<ファイアーボール>はこの準備を見せないための……」
「はぁはぁ。もう遅いわ、これで決める!」
<ガーディアン・エレクトリックレイ!>
「これは電気エイ!?!? くそ、あの上空までの距離じゃ凍り付かせることが……」
「キュイキュイキュイ!!」
「グアァァァァァ!」
電気エイが雪女に雷を落とす。
「やった!!」
「なーんてね」
その雷の中で雪女はにやりと笑った。
「うそ、自分の身体をわざと凍り付かせている!?」
「おしまい」
雪女が指をパチンと鳴らすと放電している電気を伝い、電気エイを凍らせた。
「……あ、あぁ」
「はいさよなら」
もう一度指をパチンと鳴らすと氷漬けにされた電気エイが粉々に砕け散った。
「うそ……でしょ……あたしの攻撃が……」
「嘘じゃないわよ。あなたじゃ私に勝てない。ただそれだけのこと」
そういうと、雷によって焦げた服をぱんぱんと払った。
「あなたその腕は…… 十一……?」
「あぁ、これですか、これは私に与えられた番号です」
「番号?」
「えぇ、あなたが随分前にガイドのケビンと倒したラハマン。あの方にも番号があったのですが気づきませんでしたか?」
「そ、それは、あの時は必死で……」
「ふふ、いい機会です。教えて差し上げましょう。私は『サーティーンプリンスター』が一人。ミモザ・フリューゲル。以後お見知りおきを」
「サーティーンプリンスター? ってまさか……」
「あなた達人間には『魔王幹部』といった方が分かりやすいでしょうか」
「魔王幹部……サーティーンってことは今魔王幹部は十三人いるってことよね」
「えぇ、そうです。そしてそれは同時に強さの序列も表しています。あなた達が苦労の末に倒したラハマン。あれは最弱のサーティーンシートです。それも前回の大規模侵攻で空いた席の成り上がり」
「ラハマンの強さで最弱……?」
「はい。その通りです。それも桁違いに弱い」
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「は、はは、あれよりもっと強いのが目の前に……そしてあとそのレベルが十一人もいるわけね」
「さぁ、どうしますか? 今なら尻尾を撒いてに逃げるのも許してあげます」
「……いいえ」
「ん?」
「……それでもここであたしが逃げたらエンフィーとアミスを見捨てることになる。そんなことは絶対にしない。あたしはあなたを倒して三人で村に帰るんだ!」
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