彼方からの旋律に耳すます夜は

青猫

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 翌日。劇場から全速力で自転車を漕ぎ、リサは一時ぴったりに自宅に戻ってきた。
 今日の「フィガロの結婚」のリハーサルは午前中で終わった。給湯器が故障してしまった次の日にある程度融通のきく身なのは、不幸中の幸いかもしれない。
 アパートの階段を駆け上がると、すでに部屋の前では二人の男がリサを待っていた。
「ああ、君がシライさん? 挨拶が遅れてすまんねぇ。最近は新規入居者の手続きは仲介業者に任せっきりだったから」
 黒のジャケットを羽織った初老の男性が、そう挨拶を切り出した。リサは、こういった押しの強そうな男性が苦手だが、ここではそんなこと言っていられない。
「はじめまして。シライです」
「私がここの大家兼管理人、ペーター・リンツ。で、こっちがこのアパートの電気系統や水道、ガスの面倒を見てる整備士だ」
 もう一人の男はつなぎの作業着を着て、無愛想に頷いただけだった。大きな男性二人に囲まれて、なんとなくリサの呼吸は浅くなる。
「それで、お湯が出ないって?」
 大家のペーターはどこか面倒くさそうに耳を掻きながら尋ねた。リサはできるだけ緊張感を隠して答える。
「そうなんです。上の階の人が少し見てくれたんですけど、ちょっと動いてもすぐに止まっちゃって」
 リサが説明するそばで、整備士の男が給湯器のカバーを開けて眉を寄せる。部屋で適当にお湯を出してみてくれと頼まれ、リサは一度部屋に入って洗面所のお湯の栓を捻った。
「ずいぶん古い機械だ」
「でも修理できないことないだろう」
「点火装置を交換しても、そもそも耐久年数が……」
「新しい機械を入れるとガス管まで取り替える羽目になる……」
 二人の男は低い声でぼそぼそと何かを相談している。リサはその間に入る勇気はなく、ただ不安を大きくしていった。
「ええっと、シライさん?」
 急にペーターが巨体を揺らしてこちらに振り返った。
「新しい給湯器を入れてもいいんだけど、かなり費用がかさむし、設置するには時間がかかると思うんだ。それだったら点火装置を交換するだけにして、もうちょっと様子を見る方が簡単なんだが、どうしようかね?」
 突然の二択を突きつけられて、リサは瞬きを繰り返す。ペーターの横に立つ整備士は無表情で何も言わない。
「あの……費用とか、工事期間とか、今わかりますか?」
 そう尋ねると、男二人は顔を見合わせて肩をすくめる。
「もちろん新しい給湯器を設置するなら、それなりの値段だよ。シライさんだって出費は抑えたいだろう? 工事だって一日で済む話じゃない。何せ古いアパートだから、ガス管が通ってる昔の煙突まで工事することになる」
 それはちょっと面倒だなと考えこみ「じゃあ、部品を交換するだけなら、今日中にお湯が使えるようになるんですか」と質問を続ける。
 今度は修理人が一度曖昧に頷いた。
「とりあえずな。安くすむし」
「ちょっと待て。そもそも彼女が費用を払うって話の流れがおかしい」
 突然、後ろから別の声が上がった。振り返ると、そこには昨日のヴェングラー氏がどこか憤慨したような表情で立っている。
「……あ、どうも」
 バカみたいな言葉しか出てこない。けれど彼はリサに小さく笑顔を向けてくれた。どこか張り詰めていたものが安堵に緩む。
「ペーター、相変わらずせこい奴だな。その古い給湯器、付け焼き刃の修理をしても、すぐに他の部分がダメになるのは目に見えてるだろう。大家の責任で、ここは新しい設備を入れるべきだ」
 途端にペーターの表情が苦くなった。
「教授、なんであんたが口出ししてくるんです」
「僕の部屋のリノベーションの時、君のアコギな性格にはうんざりさせられたからな。十年越しの恨みを晴らそうかと思って」
「あの時だって教授は弁護士まで連れてきて、家賃をずいぶん割り引いたじゃないですか!」
 いきなり沸き起こった口論を、リサは固まって見守るしかない。けれど隣に立ったフランツ・ヴェングラーの存在は、救世主にも思えた。
「シライさん。工事が入るのは面倒かもしれないけれど、ここで適当な修理でごまかすのはいい考えじゃない。ちゃんと大家に施工費を負担させて、新しい給湯器を入れた方が今度の生活のためだよ」
 ヴェングラー氏の助言に、リサは瞬時に頷いた。
「そうします」
「だ、そうだ。さっそく業者に連絡してくれ。おっと、馴れ合ってる怪しい連中じゃなく、ちゃんとガス会社と連携をとってる会社にしてくれ。僕の時みたいに、後から弁護士と揉めたくないだろう?」
 彼が淡々とそう告げると、大家のペーターは「降参だ」と深々と溜息をついた。
 書面で施工日など連絡することを約束し、相変わらず表情を変えない修理人と引き上げて行く。昼の陽がわずかにしか届かない共同廊下には、リサと大学教授が残された。
「ペーターは根は悪い奴ではないんだが、金の亡者でね。契約や法律のことを知らないと、知らないうちに大損するよ」
「そうなるところでした。昨日から、助けてもらってばっかりで……」
 礼を述べながら、リサは改めてフランツ・ヴェングラーという上の住人をこっそり観察した。
 年齢はリサよりふた回りほど上、四十代の半ばくらいだろうか。背が高いせいか、姿勢がいいせいか、精悍な雰囲気だ。なのに威圧的な部分は微塵もなく、口元にわずかに浮かぶ笑みに惹かれる。
「いいんだよ。少し心配だったから、間に合ってよかった」
「え……もしかして、わざわざ来てくださったんですか?」 
 彼の職場は街中の大学のはずで、地下鉄だと五駅ほどの距離だ。リサが尋ねると、彼は少し困ったように笑って自身のうなじを大きな手で撫でる。
「いや、まあ……午後は予定が空いていて、あとは夜の講義と会議があるだけだから。昼食のために外に出たんだが、そういえば君と大家が会うのは一時だったかなと思い出して……」
 そこで絶妙なタイミングでリサのお腹がグウと音を立てた。
 思い出してみると、昨夜はポテトチップスを夕食として食べて、今朝はコーヒーしか口にしていない。
「君も、ランチはまだみたいだね」
「あ、はい」
 二人の間に微妙な間が落ちる。
 リサは心の中で「昼食をご一緒にどうでしょう」というセリフを練習する。普段自分から誰を誘うなんてことはないから、緊張してしまう。
「もしよかったら、一緒に食べようか」
 結局、先に言葉にしたのは彼の方だった。被さるように、リサは「ぜひ」と返事をする。
「すぐそこのイタリアンでいいかな? ありきたりだが、ランチメニューは充実しているよ」
 二人で揃って歩き出し、アパートの外に出る。彼の提案に、またリサは食い気味に「そうしましょう」と頷く。
 心が浮き立っている。久しぶりの、日常から外れたイレギュラー。普段はそういうものを嫌厭するのに、リサは彼と知り合えたことが嬉しかった。
 ——……どうしてだろう? 親切な人だから?
 ふと考えるが、もはや理由はどうでもよかった。前触れもなく作曲のインスピレーションが湧くように、人との間にだってそんなことも起こるだろう。
 外の空気はまだ冷たいが、降り注ぐ陽の光はやはり春めいていた。

 お昼時でそこそこ混んでいるイタリアンレストランで、二人は小さなテーブルを挟んで席に着いた。リサはペンネアラビアータを、フランツはアクアパッツァを注文して、さっそく自己紹介が始まる。
「僕は大学でドイツ文学の分野をやっている」
 その情報は、昨夜すでに大学のホームページで確認した。けれどリサはそれをおくびにも出さないで「そうなんですか」と頷いた。こういう時、自分の対人スキルのなさが歯がゆい。
「まあざっくり言うと、ゲーテとかシラーとか、そういうドイツ文学における偉人について学生に講釈を垂れたりして。過去の詩人の作品を掘り返したりする、埃をかぶった職業だね」
 その説明が面白くてリサがちょっと微笑むと、彼の琥珀色の眼差しがこちらに据えられた。
 なぜか一瞬、時間が止まったように感じる。
 しかし、リサの周りだけの時空の歪みは、すぐに元に戻ったようだ。彼から「シライさんは?」と促された。
「あ……私は、市民劇場で作曲家として働いてます。作曲家といっても、他にもいろいろ雑用をする、便利屋みたいな仕事なんですけど」
「作曲家。ああ、だから……」
 彼はすぐに言葉を飲み込んだが、リサが首をかしげて見返すと、観念したように先を続けた。
「キッチンにいると、よくピアノの音が聞こえてくるから。音楽を職業にしているのかな、とは思ってたんだ」
「あ……ごめんなさい。かなり聞こえますか?」
「いや、謝らないで。書斎や寝室では聞こえなくて、むしろそれが残念な時もあるくらいなんだ」
「あの、でも、うるさかったら言ってください」
 彼は大丈夫だよ、と言ってくれる。それでもリサが申し訳ないと謝ろうとすると、「それで」と彼が話題を元に戻した。
「作曲家って、具体的にはどんなことを?」
「えっと」
 リサは軽く頭の中で説明すべきことを組み立てた。
「市民劇場のオーケストラは、実はかなり小編成なんです。だから大規模なオペラやバレエには、人員が足りない時もあって。そんな演目の曲を、少人数でも演奏できるように編曲するのが、私の主な仕事です」
 今リハーサル中の「フィガロの結婚」をダイジェスト版にしたことや、次のバレエ公演「ドン・キホーテ」のことも説明した。
 特に「ドン・キホーテ」はかなり大所帯のオーケストラが必要で、本来ならフルートやクラリネットなどの木管楽器奏者は二人ずつ配置される。しかし市民劇場は予算削減のおかげで、木管楽器はそれぞれのセクションに一人しか雇えない。弦楽器も人数が多ければ音色の幅が出せるのに、最低限の小さなグループでやっている。
 大編成で演奏されるべき曲を、小編成でもそれなりに聞こえるように、それぞれの楽器の声部を足したり削ったりするのが、編曲作業だ。そのことをリサがつっかえつっかえ話していると、ウェイターが料理を運んできてくれた。
 二人はとりあえず食事を始めるが、会話は途切れなかった。
「なるほど。それでよくオペラやバレエの曲を弾いているんだね」
「そうなんです。編曲の仕事の他に、ピアノも演奏もしますし」
「すごいな。君は音楽の現場で働いているんだ。僕も聞く側として、以前はよくコンサートとかに足を運んだけど、いつの間にかすっかり遠ざかってしまったな」
 そう言いながら彼は、アクアパッツァの皿からナイフとフォークで器用にムール貝の殻を取り除いていた。
 リサはふと彼の手に視線をとめ、男性的なのに優雅な手だな、と思う。
「久しぶりに、オペラ聞いてみようかな。次に市民劇場でやるのは「フィガロの結婚」だっけ?」
 変なことを考えていたせいで、彼の言葉に気がつくのが遅れた。
「え、っと。オペラに? それなら州立の大きな劇場の方が、演出も豪華で、」
「君が編曲したのを聞いてみたいんだよ。オーケストラピットで、君もピアノを弾いているんだろう?」
 なんだか耳が熱いのは、ちょっと辛すぎるアラビアータのせいだ。リサはそう思いこもうとした。
「……あの、なら、招待券を用意します」
「ありがとう。でも、ちゃんと正規のチケットを買うよ」
 なぜだろう。彼がオペラを見に来てくれるとなって、なんだかそわそわする。
 それから二人はとりとめもない話題に移って、食事を終えた。

 レストランの外に出ると、来た時よりも雲が出て肌寒くなっていた。春といってもこうして急に冷え込むことは珍しくない。
 リサは急に寒気を覚えて、ジャケットの前をかき合わせた。けれど抑えられないクシャミがこみ上げてきて、二度三度と続いてしまう。
 気がついてみると、なんだか久しぶりに一対一で人と食事なんてしたせか、ちょっとした疲労感があった。決して嫌な感覚ではないが、自分に似合わないことをしている、と思ってしまう。
「……すみません」
 ティッシュで鼻をかみながら謝ると、頭一つ分背の高い彼から心配げな眼差しが降ってくる。
「寒い? 風邪かな?」
「ちょっと冷えただけだと思います。今朝劇場で、バレエ団が使うシャワーを借りたんですけど、髪を乾かす時間がなくて」
 まだうなじの辺りがわずかに生乾きの髪を意識すると、背筋がぞくりとした。
——ただの寒気だ。
 そう自分に言い聞かせて、無意識に手を握りこむ。指先が冷え切っていた。
——違う。いやだ、こんな時に、発作なんて。
 出て欲しくないと思う時に限って、この症状は襲ってくる。
「大丈夫かい? 少し顔色が……」
 リサの異変に気がついたのか、彼がこちらを覗き込んできた。とっさに顔を背けるが、めまいも襲ってきて、ついにそこにしゃがみこんでしまう。
「リサ……! 何か発作か?」
「大丈夫、です。……すぐ、よくな、る……」
「吸入器や薬は?」
 リサは首を振って、必死に乱れる呼吸と戦った。その時、「救急車を……」という彼の言葉が聞こえてくる。
「ダメ……救急車、なんて……っ。た、だの、パニック、発作……っなんです」
「パニック……」
 死んでしまうと思えるほどのこの苦しさは、耐え続ければいずれ治まる。嵐が過ぎ去るのを、必死にどこかにしがみついて待つようなものだ。頭ではわかっている。どんなに苦しくても、息を吸うのではなく、吐く。でも、どうしてもうまくいかない。
 いつの間にか、力強く腰と肩を支えられ、レストランの入り口にある古いベンチに座らされていた。
「リサ。リサ……僕の言葉を繰り返して。焦らなくていい。ゆっくり」
 きつく目を瞑って作り出した闇に、優しい声が響く。
「Zeit, Verkündigerin der besten Freuden,(時よ、至福を告げる時よ)」
「っ ……え?」
「繰り返して。一語一語の間に、息を入れて」
 何もわからないまま、リサは彼の言葉をつっかえながら繰り返した。
「Nahe selige Zeit,(そばにある幸福の時よ)」
「Nahe ……selige Zeit, 」
 言葉の連なりの合間に、彼が促す通りに息を入れる。
 穏やかな低い声が、不思議な言葉を紡いでいった。リサはつっかえながらも必死に、それを繰り返し声に出していく。
   
Zeit, Verkündigerin der besten Freuden, (時よ、至福を告げる時よ)    
Nahe selige Zeit, dich in der Ferne   (そばにある幸福の時よ)    
Auszuforschen, vergoß ich  (彼方にあったお前を探るため) 
Trübender Thränen zu viel!(私は心曇らす千の涙を流したのだよ)

 魔法にでもかかった気分だった。
 彼の言葉の後を追っているうちに、気道が広げられ、リサの肺は少しずつ新鮮な空気で満たされていた。まだ眩暈の余韻があるが、しっかりとした重力が自分の世界に戻ってきて、ベンチに安定して座っていられる。
 うなじに温もりが当てられた。髪の生え際に男の指が滑り込んできて、強張った首筋と後頭部をゆっくりと揉んでくれる。

Und doch komst du! O dich, ja Engel senden,(そしてお前はやってきた)
Engel senden dich mir, die Menschen waren,(ああ、天使がお前を送ってくれた)        
Gleich mir liebten, nun lieben(まるでかつて私を愛してくれた人々のように)  
Wie ein Unsterblicher liebt.(愛せよ、不滅の者がそうするように)

 フランツはなおも、その詩をゆっくりと暗唱した。リサは今はただそれに聞き入って、ゆっくりと呼吸を整えていく。
 どれだけ時間が経っただろう。ゆっくり目を開けると、最初に視界に入ったのは、ぐっしょりと汗をかいた自分の手のひらだ。そして隣を見ると、フランツがこちらを覗き込んでいた。
 彼の琥珀色の瞳には、リサのパニック発作に対しての驚きも嫌悪もなかった。ただ気遣わしげに、こちらの様子を注意深く探っている。
「私……すみません。こんな、みっともない」
「謝ることじゃない。……どうする? 歩けるようなら、アパートに戻ろうか」
 リサが頷いて立ち上がると、彼は肩を支えてくれた。
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