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第一章 終わりと始まり
14 陛下の苦悩
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ジークハルトは、生まれた時から感情がないのかというくらい無表情だったらしい。
どこかおかしいのではとバルハルト公は、かなり医者に見せたり色々して見たがジークハルトは感情を出さなかったらしい。
ところが、登城途中の僕を見て微笑んだという。
その後からは、一気に感情をよみがえらせたと。
なんだ?僕そんなにオカシイことしてたかな。
それで、バルハルト公は、僕をジークハルトの傍に置いておきたいと思ったらしい。
まぁ…前の生でもそんな感じだったらしい。
ジークハルトは、僕の面倒を見るようになってから笑うようになったんだと言われた気がする。
ゲームでも無表情か怒ってるかだなぁ。
ラスティには優しい感じだったけども。
いや…だから結婚させようってちょっとおかしくない?
陛下は難しい顔をしていた。
僕にはすでに紋章が浮かんでるから、子供作るまでは手元に置いておかないとだし、でもバルハルト公のお願いも聞いてあげたいっていう感じみたいだ。
傍にということで護衛騎士にしてみようという話になったらしいけど、バルハルト公はやっぱり、ジークハルトに騎士団長になってほしいのだろう。
僕をバルハルト公が保護して、ジークハルトの傍に置いておけば、ジークハルトは騎士団に戻れるものな。
陛下はしばらく考えていたが、何か思いついたらしい。
「なら…バル…お前、ジークを手放せるか?」
バルハルト公は、眉を寄せた。
「どういう意味でだ。」
陛下は、怖い顔をするなと苦笑する。
「ラスティは、王家の宝だ。なら私が死んだあと…継ぐ者が必要だろう?」
バルハルト公は、首を傾げた。
「エスターは…お前の知っている通りだ。私はそのことでお前に一度言ったことがあるが…お前は、ジークを自分の後継者にしたいからと言って私の要求を退けた。酒の席のことでもあった。半分冗談だったことでもある。お前も本気にしていなかっただろうが…私は半分は本気だった。だが…ジークは優秀だ。次期騎士団長としてお前の後を継ぐにふさわしい能力を持っている。お前の気持ちもわかるから前回の議会でジークは避けたんだ。」
陛下の言葉を聞いてバルハルト公は、思い出したのか、ため息をついた。
「あれは…そうか…半分とはいえ本気だったのか。」
ああと、陛下は頷く。
「ラスティは、すでにわたしの妃だ。その立場を外すつもりは、私には無い。すでに紋章も浮かんでいる。ラスティはどうしても一度は私の子を作らねばならない立場だ。お前が、ジークハルトの願いを叶えたいという気持ちもわかる。だが、ラスティは私の妃。子が出来た後だとしても…功績か代償無くして妃を渡すことはできない。」
バルハルト公は、ふむと少し考えて頷く。
「もとよりこいつは騎士団長より護衛騎士を選んだ。俺もそこまで欲はかかない。こいつがよしとするなら、ジークをお前の後継者として譲る。だが、議会ではお前とラスティ妃の子に王位継承権を持たす気だろう。」
陛下は、肩をすくめる。
「今は存在しない子よりも、ジークの方が現実的だ。それに王位継承権を固定する気はない。私とラスティの間に子が生まれるまでジークが代理で王位継承権を持てばいい。子が生まれるとなったらジークがどうしたいか、その時に選べばいい。ジークだってその頃になったらラスティではなく他の子を選ぶ可能性はあるだろう?感情が戻ったんだから。こういうことでジークの将来をガチガチに決めてやるつもりはないし。私としてはジークが王を継いでも良いし、子でもよい。議会もエスターより、確実に王家の血を引いているジークならば納得する。年齢的にもエスターと同じ年だ。問題はない。」
ジークハルトを産んだ人は王宮魔術師の魔術師長で彼も王族だ。
陛下の母方の従兄弟らしい。
バルハルト公は父方の従兄弟だという。
三人は元々年も同じで、親友なので若い頃はよく集まっては、飲んでいたという。
若い頃に酔っぱらってバルハルト公と負けた方が子供を産むと勝負して…出来た子供がジークハルトだという。
それでいいのか?ひどくないか?
経緯はともかく、現在も連れ添っているし、ジークハルトには弟が4人いるということで仲は良い。
双子がいるからとのことだけど、ほぼ2年に一回ペースで家族が増えてるのってすごいね。
双子は目の前の騎士団長が産んだというから、すごい世界に来たものだとも思うが。
ともかく、魔導師長は、今回のジークハルトのことは、バルハルト公に一任しているという。
バルハルト公は、頭をかいた。
「両親共々、王家は王家だからな…ジークは血筋に問題はない。だが…いいのか?エスターを切り捨てることになる。…エスターは…お前を父と慕っている…。」
陛下は、苦笑した。
「だと…良かったんだがな…。あの子は…ラスティを見て、言ったよ。『私が実の子でないから、こんな仕打ちをするのかと…。ずっと我慢してきたのに、まだ、我慢を強いるのか!』ってね。私の気持ちはあの子に伝わっていなかったんだなと…そして、私はあの子のことをわかってやれていなかったんだと、つくづく思い知らされたんだ。」
僕を抱きしめる陛下の腕にわずかにこわばる。
心が痛いと陛下が泣いているような気がして僕は陛下に抱きついた。
「ラスティ?」
きょとんとしている陛下に、僕は笑顔を向ける。
陛下が悪いわけでもない。
たぶん、エスターが悪いってことでもないのだろう。
陛下とエスターの親子関係はゲームではどちらでも取れるような感じだった。
疑惑レベルだったし、ここが本当にゲームと同じかも僕は事実はわからない。
だから、僕が陛下に声をかけるとしたら僕のきもちだけだ。
「僕は陛下が大好きです。だから、悲しい顔をしてほしくないです。」
陛下は、一瞬泣きそうな顔をして僕を更に抱きしめ返してくれた。
バルハルト公が、バリバリと頭をかいている。
「まいったなぁ…これはディオスから離すことはできん。」
案外ディオスは弱いんだと、バルハルト公はため息をつく。
支えがないと、無理するからと言うバルハルト公は、愛し気に陛下を見つめた。
陛下は、私の癒しだからなと苦笑を返している。
「なぁバル…ジークもまだ8歳だ。将来の選択肢は残してやりたい。ラスティには…私の妃と決めてしまって悪いことをしているとは思っているんだ。まぁ…これからその分尽くすつもりだが、…ラスティにすでに無理を強いている私はジークの自由までも奪いたくない…ジークには選べる道を残したい。エスターもだ…あの子は王位継承権を持たない方が自由になれると思う。」
ジークに王位継承権を渡す。
それは、陛下なりに考えた結果なのだなと思った。
どこかおかしいのではとバルハルト公は、かなり医者に見せたり色々して見たがジークハルトは感情を出さなかったらしい。
ところが、登城途中の僕を見て微笑んだという。
その後からは、一気に感情をよみがえらせたと。
なんだ?僕そんなにオカシイことしてたかな。
それで、バルハルト公は、僕をジークハルトの傍に置いておきたいと思ったらしい。
まぁ…前の生でもそんな感じだったらしい。
ジークハルトは、僕の面倒を見るようになってから笑うようになったんだと言われた気がする。
ゲームでも無表情か怒ってるかだなぁ。
ラスティには優しい感じだったけども。
いや…だから結婚させようってちょっとおかしくない?
陛下は難しい顔をしていた。
僕にはすでに紋章が浮かんでるから、子供作るまでは手元に置いておかないとだし、でもバルハルト公のお願いも聞いてあげたいっていう感じみたいだ。
傍にということで護衛騎士にしてみようという話になったらしいけど、バルハルト公はやっぱり、ジークハルトに騎士団長になってほしいのだろう。
僕をバルハルト公が保護して、ジークハルトの傍に置いておけば、ジークハルトは騎士団に戻れるものな。
陛下はしばらく考えていたが、何か思いついたらしい。
「なら…バル…お前、ジークを手放せるか?」
バルハルト公は、眉を寄せた。
「どういう意味でだ。」
陛下は、怖い顔をするなと苦笑する。
「ラスティは、王家の宝だ。なら私が死んだあと…継ぐ者が必要だろう?」
バルハルト公は、首を傾げた。
「エスターは…お前の知っている通りだ。私はそのことでお前に一度言ったことがあるが…お前は、ジークを自分の後継者にしたいからと言って私の要求を退けた。酒の席のことでもあった。半分冗談だったことでもある。お前も本気にしていなかっただろうが…私は半分は本気だった。だが…ジークは優秀だ。次期騎士団長としてお前の後を継ぐにふさわしい能力を持っている。お前の気持ちもわかるから前回の議会でジークは避けたんだ。」
陛下の言葉を聞いてバルハルト公は、思い出したのか、ため息をついた。
「あれは…そうか…半分とはいえ本気だったのか。」
ああと、陛下は頷く。
「ラスティは、すでにわたしの妃だ。その立場を外すつもりは、私には無い。すでに紋章も浮かんでいる。ラスティはどうしても一度は私の子を作らねばならない立場だ。お前が、ジークハルトの願いを叶えたいという気持ちもわかる。だが、ラスティは私の妃。子が出来た後だとしても…功績か代償無くして妃を渡すことはできない。」
バルハルト公は、ふむと少し考えて頷く。
「もとよりこいつは騎士団長より護衛騎士を選んだ。俺もそこまで欲はかかない。こいつがよしとするなら、ジークをお前の後継者として譲る。だが、議会ではお前とラスティ妃の子に王位継承権を持たす気だろう。」
陛下は、肩をすくめる。
「今は存在しない子よりも、ジークの方が現実的だ。それに王位継承権を固定する気はない。私とラスティの間に子が生まれるまでジークが代理で王位継承権を持てばいい。子が生まれるとなったらジークがどうしたいか、その時に選べばいい。ジークだってその頃になったらラスティではなく他の子を選ぶ可能性はあるだろう?感情が戻ったんだから。こういうことでジークの将来をガチガチに決めてやるつもりはないし。私としてはジークが王を継いでも良いし、子でもよい。議会もエスターより、確実に王家の血を引いているジークならば納得する。年齢的にもエスターと同じ年だ。問題はない。」
ジークハルトを産んだ人は王宮魔術師の魔術師長で彼も王族だ。
陛下の母方の従兄弟らしい。
バルハルト公は父方の従兄弟だという。
三人は元々年も同じで、親友なので若い頃はよく集まっては、飲んでいたという。
若い頃に酔っぱらってバルハルト公と負けた方が子供を産むと勝負して…出来た子供がジークハルトだという。
それでいいのか?ひどくないか?
経緯はともかく、現在も連れ添っているし、ジークハルトには弟が4人いるということで仲は良い。
双子がいるからとのことだけど、ほぼ2年に一回ペースで家族が増えてるのってすごいね。
双子は目の前の騎士団長が産んだというから、すごい世界に来たものだとも思うが。
ともかく、魔導師長は、今回のジークハルトのことは、バルハルト公に一任しているという。
バルハルト公は、頭をかいた。
「両親共々、王家は王家だからな…ジークは血筋に問題はない。だが…いいのか?エスターを切り捨てることになる。…エスターは…お前を父と慕っている…。」
陛下は、苦笑した。
「だと…良かったんだがな…。あの子は…ラスティを見て、言ったよ。『私が実の子でないから、こんな仕打ちをするのかと…。ずっと我慢してきたのに、まだ、我慢を強いるのか!』ってね。私の気持ちはあの子に伝わっていなかったんだなと…そして、私はあの子のことをわかってやれていなかったんだと、つくづく思い知らされたんだ。」
僕を抱きしめる陛下の腕にわずかにこわばる。
心が痛いと陛下が泣いているような気がして僕は陛下に抱きついた。
「ラスティ?」
きょとんとしている陛下に、僕は笑顔を向ける。
陛下が悪いわけでもない。
たぶん、エスターが悪いってことでもないのだろう。
陛下とエスターの親子関係はゲームではどちらでも取れるような感じだった。
疑惑レベルだったし、ここが本当にゲームと同じかも僕は事実はわからない。
だから、僕が陛下に声をかけるとしたら僕のきもちだけだ。
「僕は陛下が大好きです。だから、悲しい顔をしてほしくないです。」
陛下は、一瞬泣きそうな顔をして僕を更に抱きしめ返してくれた。
バルハルト公が、バリバリと頭をかいている。
「まいったなぁ…これはディオスから離すことはできん。」
案外ディオスは弱いんだと、バルハルト公はため息をつく。
支えがないと、無理するからと言うバルハルト公は、愛し気に陛下を見つめた。
陛下は、私の癒しだからなと苦笑を返している。
「なぁバル…ジークもまだ8歳だ。将来の選択肢は残してやりたい。ラスティには…私の妃と決めてしまって悪いことをしているとは思っているんだ。まぁ…これからその分尽くすつもりだが、…ラスティにすでに無理を強いている私はジークの自由までも奪いたくない…ジークには選べる道を残したい。エスターもだ…あの子は王位継承権を持たない方が自由になれると思う。」
ジークに王位継承権を渡す。
それは、陛下なりに考えた結果なのだなと思った。
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