52 / 233
第三章 学園生活の始まり
48 漸く昼休み
しおりを挟む
リオンのお昼一緒に食べたーい攻撃をかわしてジークハルト達と静かなお昼。
天気も良くてボカボカお日様。
ああ、幸せだ。
このまま、静かに昼寝したい。
「はぁぁ~つかれたぁ…。」
僕はようやく息が付けた。
そんな感覚だった。
「おつかれさまです…」
僕の横でリオンの質問攻撃のとばっちりを受けていたマールがトリスティの横に座って苦笑している。
僕は、ジークハルトとノルンに挟まれているけども。
お昼はみんなで。
まぁ…トリスティはちょっと強引に入ってきたのもあるけども。
トリスティとジークハルトは、お弁当を持参。
僕は、料理長特製のサンドイッチがつまったバスケットをノルンとマールがもって来ていた。
学園には食堂もある。
品数はそこまで多くないけど、無料ランチも食堂にはある。
二年間は、全員、学費は免除されている。
家が学費を払えないという理由で二年で卒業の子も多い。
けれど、優秀な子は、そのまま無料で6年間通える。
一応12歳で入園だけど就職クラスは、年齢はバラバラだとも聞いている。
陛下は、この制度でいいのかってまだ協議中って言っていた。
二年だと読み書きと簡単な計算位。
もっと小さな頃から学校として子供を保護したいけど財政的にこれが限界だという。
皆、頑張っているけど、先の戦争の影響はまだまだある。
いや…先の戦争だけではなく、周りの国が戦っているから。
逃げ込んでくる他の国の力のない人たち。
調査して問題がなければ一応は受け入れるけども、そこまで多くの人を受け入れるはずもない。
豊かにはなっているけど、復興の途中でもある国なのだ。
少しずつ膨らんでいく国の状況に陛下は、頭を悩ませていた。
私の手はそこまで大きくないんだよ。
そう陛下は言う。
全てを救うことなど誰にもできない。
でも、陛下なら…。
と、いう期待を皆が持っていた。
過剰な期待が陛下を苦しめている。
自分のことで精いっぱいで僕は何も見えていなかったんだなと陛下の傍にいると感じる。
生を繰り返して繰り返して…僕は一体何を見ていたのだろう。
明るくノリのいい陛下は本当に表面だけだ。
その心の奥は、僕には見せてくれない。
僕を質問攻めしてくるリオンも…どこか陛下と同じ匂いがする。
彼は、表面では明るくしている。
けれど何か抱えている。
僕に何かを、本当は何か別のことを言いたいのだろう。
そこはわかる。
それが違和感の正体だと。
でも、内容がわからない。
僕は、思考を振り払う。
いま考えることではない。
そう思いながら、周りを見渡すと見回りをしている騎士が目に入った。
そう食堂。
少し興味はあるけど、僕の警護のこともあるので、食堂の使用はできない。
僕はお弁当。
リオンは、食堂。
本当はリオンだってお弁当の立場だ。
リオン曰く、教会のご飯は味がない、とのこと。
結局それが、本日は救いとなる。
すっかり僕は自分が食堂の利用が出来ないことを忘れていた。
お弁当が頭になかった。
だから、しっかり準備してくれていた二人に感謝しかない。
「助かったよ…二人とも…」
僕の言葉に二人は苦笑する。
「美味しいランチを作ってくれた料理長に言ってくださいね。」
もちろんと言いながらも、僕はサンドイッチに手が出ない。
疲労困憊。
本当にそんな感じだった。
「はぁ…質問でお腹いっぱい…。」
お弁当ではないリオンは、食堂でご飯。
だから、質問攻めから逃げられた。
「もう…ラスティ様ったら…。」
ノルンの呆れたという声にごめんと言いながらノルンの肩を借りる。
今はぐったりしたい。
幸い周りに人は、他にはいないから、少し甘える。
温室の一角にある飲食できるスペースを借りて皆でご飯。
僕が植物が好きだからということで、学園が用意してくれた専用スペース。
少し離れたところに騎士が、立っている。
王族って面倒だなとは思うけど。
王子の時はもっと自由だったんだけどな。
「聖者様の勢いがすっごかったですからね。」
マールの苦笑に僕は頷く。
漸く彼の質問攻めから解放されたのだ。
彼の質問の間に、挨拶に来る他の生徒の相手。
数日のことだろうとは思うけども。
疲れる、とっても疲れる。
愛想笑いを張り付けていた顔の筋肉が痛い。
顔って筋肉痛になるっけ?
「どうしたんだろうなぁ…。」
頬をむにむにマッサージしながら考える。
リオンは、どうしてしまったのか。
今日の所は……と彼はランチを一緒にするのを諦めた。
でも明日からは、と言っていたからきっと明日も突撃してくるだろう。
準備させると言っていたから、お弁当も準備してくる気だ。
ジークハルト達と約束しているとも伝えたけど。
返事は、まぜてまぜてだ。
嫌がられているのは、わかっていると思う。
いや…わかっていないのか?
なんなんだろうあの聖者。
思考がぐちゃぐちゃぐるぐるする。
ノルンの肩を借りたまま考えているとぬっと目の前にカツサンドが出てきた。
「ラスティ様、お疲れはわかりますけれど…がんばって食べましょうね?」
そういいならが、カツサンドをノルンは僕の口にねじ込んできた。
おいしいけども文字通りねじ込まないでください。
もぐもぐと口を動かす。
甘めのソースの味が口いっぱいに広がる。
美味しい。
幸せ。
そう思いながらも午後の授業を考えると気分は重い。
お昼のあと僕とマールの授業は一時間。
ジークハルトとトリスティとノルンは二時間。
あと少し。
あと少しの我慢。
そう自分に言い聞かせた。
あと一時間したら…。
僕とマールには、騎士の迎えに来る。
ちらりとマールを見る。
今は、目の前でトリスティを介抱している。
なんで、トリスティが倒れてマールに膝枕されてるんだよ。
トリスティの弱ってるときはマールが慰める…とそんな感じになってるんだよなぁ。
やっぱり、トリスティはとりあえず、当たって砕けてください。
僕のマールだぞ。
天気も良くてボカボカお日様。
ああ、幸せだ。
このまま、静かに昼寝したい。
「はぁぁ~つかれたぁ…。」
僕はようやく息が付けた。
そんな感覚だった。
「おつかれさまです…」
僕の横でリオンの質問攻撃のとばっちりを受けていたマールがトリスティの横に座って苦笑している。
僕は、ジークハルトとノルンに挟まれているけども。
お昼はみんなで。
まぁ…トリスティはちょっと強引に入ってきたのもあるけども。
トリスティとジークハルトは、お弁当を持参。
僕は、料理長特製のサンドイッチがつまったバスケットをノルンとマールがもって来ていた。
学園には食堂もある。
品数はそこまで多くないけど、無料ランチも食堂にはある。
二年間は、全員、学費は免除されている。
家が学費を払えないという理由で二年で卒業の子も多い。
けれど、優秀な子は、そのまま無料で6年間通える。
一応12歳で入園だけど就職クラスは、年齢はバラバラだとも聞いている。
陛下は、この制度でいいのかってまだ協議中って言っていた。
二年だと読み書きと簡単な計算位。
もっと小さな頃から学校として子供を保護したいけど財政的にこれが限界だという。
皆、頑張っているけど、先の戦争の影響はまだまだある。
いや…先の戦争だけではなく、周りの国が戦っているから。
逃げ込んでくる他の国の力のない人たち。
調査して問題がなければ一応は受け入れるけども、そこまで多くの人を受け入れるはずもない。
豊かにはなっているけど、復興の途中でもある国なのだ。
少しずつ膨らんでいく国の状況に陛下は、頭を悩ませていた。
私の手はそこまで大きくないんだよ。
そう陛下は言う。
全てを救うことなど誰にもできない。
でも、陛下なら…。
と、いう期待を皆が持っていた。
過剰な期待が陛下を苦しめている。
自分のことで精いっぱいで僕は何も見えていなかったんだなと陛下の傍にいると感じる。
生を繰り返して繰り返して…僕は一体何を見ていたのだろう。
明るくノリのいい陛下は本当に表面だけだ。
その心の奥は、僕には見せてくれない。
僕を質問攻めしてくるリオンも…どこか陛下と同じ匂いがする。
彼は、表面では明るくしている。
けれど何か抱えている。
僕に何かを、本当は何か別のことを言いたいのだろう。
そこはわかる。
それが違和感の正体だと。
でも、内容がわからない。
僕は、思考を振り払う。
いま考えることではない。
そう思いながら、周りを見渡すと見回りをしている騎士が目に入った。
そう食堂。
少し興味はあるけど、僕の警護のこともあるので、食堂の使用はできない。
僕はお弁当。
リオンは、食堂。
本当はリオンだってお弁当の立場だ。
リオン曰く、教会のご飯は味がない、とのこと。
結局それが、本日は救いとなる。
すっかり僕は自分が食堂の利用が出来ないことを忘れていた。
お弁当が頭になかった。
だから、しっかり準備してくれていた二人に感謝しかない。
「助かったよ…二人とも…」
僕の言葉に二人は苦笑する。
「美味しいランチを作ってくれた料理長に言ってくださいね。」
もちろんと言いながらも、僕はサンドイッチに手が出ない。
疲労困憊。
本当にそんな感じだった。
「はぁ…質問でお腹いっぱい…。」
お弁当ではないリオンは、食堂でご飯。
だから、質問攻めから逃げられた。
「もう…ラスティ様ったら…。」
ノルンの呆れたという声にごめんと言いながらノルンの肩を借りる。
今はぐったりしたい。
幸い周りに人は、他にはいないから、少し甘える。
温室の一角にある飲食できるスペースを借りて皆でご飯。
僕が植物が好きだからということで、学園が用意してくれた専用スペース。
少し離れたところに騎士が、立っている。
王族って面倒だなとは思うけど。
王子の時はもっと自由だったんだけどな。
「聖者様の勢いがすっごかったですからね。」
マールの苦笑に僕は頷く。
漸く彼の質問攻めから解放されたのだ。
彼の質問の間に、挨拶に来る他の生徒の相手。
数日のことだろうとは思うけども。
疲れる、とっても疲れる。
愛想笑いを張り付けていた顔の筋肉が痛い。
顔って筋肉痛になるっけ?
「どうしたんだろうなぁ…。」
頬をむにむにマッサージしながら考える。
リオンは、どうしてしまったのか。
今日の所は……と彼はランチを一緒にするのを諦めた。
でも明日からは、と言っていたからきっと明日も突撃してくるだろう。
準備させると言っていたから、お弁当も準備してくる気だ。
ジークハルト達と約束しているとも伝えたけど。
返事は、まぜてまぜてだ。
嫌がられているのは、わかっていると思う。
いや…わかっていないのか?
なんなんだろうあの聖者。
思考がぐちゃぐちゃぐるぐるする。
ノルンの肩を借りたまま考えているとぬっと目の前にカツサンドが出てきた。
「ラスティ様、お疲れはわかりますけれど…がんばって食べましょうね?」
そういいならが、カツサンドをノルンは僕の口にねじ込んできた。
おいしいけども文字通りねじ込まないでください。
もぐもぐと口を動かす。
甘めのソースの味が口いっぱいに広がる。
美味しい。
幸せ。
そう思いながらも午後の授業を考えると気分は重い。
お昼のあと僕とマールの授業は一時間。
ジークハルトとトリスティとノルンは二時間。
あと少し。
あと少しの我慢。
そう自分に言い聞かせた。
あと一時間したら…。
僕とマールには、騎士の迎えに来る。
ちらりとマールを見る。
今は、目の前でトリスティを介抱している。
なんで、トリスティが倒れてマールに膝枕されてるんだよ。
トリスティの弱ってるときはマールが慰める…とそんな感じになってるんだよなぁ。
やっぱり、トリスティはとりあえず、当たって砕けてください。
僕のマールだぞ。
0
あなたにおすすめの小説
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない
砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。
自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。
ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。
とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。
恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。
ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。
落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!?
最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。
12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
* ゆるゆ
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが、びっくりして憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
ノィユとヴィルの動画を作ってみました!(笑)
インスタ @yuruyu0
Youtube @BL小説動画 です!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったらお話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
ヴィル×ノィユのお話です。
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけのお話を更新するかもです。
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
ユィリと皆の動画つくりました! お話にあわせて、ちょこちょこあがる予定です。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
この世界は僕に甘すぎる 〜ちんまい僕(もふもふぬいぐるみ付き)が溺愛される物語〜
COCO
BL
「ミミルがいないの……?」
涙目でそうつぶやいた僕を見て、
騎士団も、魔法団も、王宮も──全員が本気を出した。
前世は政治家の家に生まれたけど、
愛されるどころか、身体目当ての大人ばかり。
最後はストーカーの担任に殺された。
でも今世では……
「ルカは、僕らの宝物だよ」
目を覚ました僕は、
最強の父と美しい母に全力で愛されていた。
全員190cm超えの“男しかいない世界”で、
小柄で可愛い僕(とウサギのぬいぐるみ)は、今日も溺愛されてます。
魔法全属性持ち? 知識チート? でも一番すごいのは──
「ルカ様、可愛すぎて息ができません……!!」
これは、世界一ちんまい天使が、世界一愛されるお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる