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第六章 運命の一年間
138 初めての冒険 -準備はしっかりと-
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陛下の依頼のお使いクエスト。
とは言っても王国内の近くの洞窟だ。
冒険と言うにはおこがましいレベル。
「一応戦える装備はしておかないとね。」
少し浮かれている自分に、呆れてしまう。
でも、仕方ないと僕は自分自身を笑う。
少しくらい浮かれてもいいだろうと。
ファンタジーの世界だ。
今までの繰り返しの生では王宮の中ばかりだった。
多少の訓練などはしていたが本格的に洞窟などで魔物討伐などはあまり覚えはない。
初めての冒険と言っていいだろう。
どんなにピクニックレベルの冒険だとしても、ワクワクくらいはしてしまう。
せっかくファンタジーの世界に生まれ変わったというのに、よくよく考えれば僕の世界はとてつもなく狭い。
引き籠り生活が中かったからだろう。
多少は訓練などで、外に行ったことはあるような記憶があるにはあるのだが曖昧だった。
覚えていない。
僕の記憶の中では、僕の居場所は王宮の中と教会と学園だけだ。
この生になってようやく別の風景を見ている。
そんな感じなのだと自分でも呆れてしまう。
洞窟とか、少しわくわくしっぱなしなのだ。
『お前なぁ』
呆れたような言葉を『俺』は僕にかけてくる。
『一応、魔物いるんだぞ?』
油断しすぎだと『俺』は頭を抱えている。
わかっているのだ。
遊びではないとは。
でも…僕のそんな気持ちを『俺』は分かってはくれているようだ。
たぶん、その奥の気持ちも分かっていて、僕の本心半分、不安半分の気持ちを察して『俺』は苦笑している。
『まぁ…わからなくもないけどしっかり準備しろよ。』
楽しみだけれども、情けないような不安も感じていた。
ともかく今は準備だ。
そう、出かける前の準備の最中。
城の一室を借りて準備をしているところだ。
周りに人はいる。
けれども、ついつい、僕は『俺』に声をかけてしまう。
うん。少し不安だから。
気を紛らわせようと話してしまう。
少し嫌な予感がしているからだ。
僕の中に『俺』をいう存在がるという説明は陛下が、ここにいる人間にはしてくれている。
だから、今まではなるべくこそこそ話していたが、普通に僕は『俺』と話していた。
まぁ…周りから見たら僕の独り言だし、大きな声でもないので迷惑にはなっていないだろう。
『不気味だとは思うぞ。』
呆れたような『俺』の突っ込みは無視する。
彼の声は、僕の頭の中に響いているだけなので独り言になるのは仕方ないだろう。
「ああ…でも…君が体を作ったら普通に話せるのか。」
それも楽しみだなと言いつつ、少しやはり不満に思う。
出来れば…人として彼を…と思ってしまう。
ずっと一緒に居たので家族という感覚なのだ。
そう…自分自身というよりは…一緒にいた兄弟のような感覚。
無理だと陛下が言うなら無理なのだろうけれども…何か手はないかなと考えてしまう。
『とりあえず、それは置いておけ。準備はどうするんだ??』
僕は用意されたものを確認する。
マールとノルンが準備してくれたのだ。
基本の準備は揃っているし、慣れていない僕が準備するより彼らの準備の方が頼りになる。
今着ている服もそう。
丈夫な布の服で、デザインは新人冒険者が良く来てそうな安めの服のもの。
でも、こっそり性能はいい。
身分も隠せる。
防御力もそこそこあるし、魔石を装備すればかなりの強度を持つのだ。
下手な鎧より役に立つもの。
初球の冒険には、過度な防具だとも思うが僕の立場上、仕方ないのだろう。
今回入るのは初級も初級の洞窟。
危険は低い。
そもそも、王城には結界がある。
魔物は、入れないという前提がある。
地下には魔物がいるとのことだが、結界のおかげで強い魔物は結界の近くには近寄らない。
強い魔物は頭がいいので、結界が自分を害することがわかるからだ。
弱い魔物は結界に平気で近寄るが、結界に触れると消滅する。
それは地下でも同じで、今回の洞窟は浅いので魔物がいても弱いものばかりだという。
騎士たちが討伐の演習地として使用されているところでもあるので魔物も殆ど退治されている。
魔物にあう確率もかなり低い。
だから陛下も僕に頼んだのだろう。
『たしか…この洞窟はゲームの方では…チュートリアルの任務だったような気がするな…』
少し自信なさげに『俺』が地図を確認しつつ、つぶやく。
僕もそうだったようば気がすると首を傾げた。
『記憶が薄いんだよなぁ』
僕に記憶に無いのは、妹がそのチュートリアルをやっているのを見たことがないからだ。
なので、最初の方の細かい部分は覚えていない。
『俺』もわからないというのは、その情報が少ないからだろうとため息をついた。
『たぶん…序盤すぎてチュートリアルはスキップしてたんだろうな。』
繰り返し彼女はそのゲームをやっていたが、慣れすぎていて序盤はすぐに終わらせていた所為だろう。
もしくは、ゲームによってはスキップ機能があるからそのスキップを使っていたものと思われる。
そう僕らは結論をつける。
『ん…でもちょっと引っかかるんだよなぁ…あの洞窟何か他にあったような…覚えてないんだが。』
そうだっけと記憶を探るがぴんと来ない。
大概、会社から帰ると妹はゲームをやっていた。
簡単な洞窟のはずだが記憶にない。
妹はゲーム自体はそこまで得意ではなかったので中くらいの難しさのクエストをレベルを上げるとために繰り返していたと思う。
だが、この洞窟のダンジョンをやっているところは覚えていない。
攻略本を思い出すが、僕が見ていたのは数値が書いてある部分が多かったのでダンジョン攻略などは眺めたくらいで読み込んでいないのだ。
「攻略のほうでなんか見た気がするのだけど…僕も覚えていないなぁ。」
僕と『俺』は、まぁいいかとため息をつきつつ少し離れたところで準備している仲間を見る。
ロイスとトリスティとマール…とリオン。
そう、リオン。
僕がリオンに目を向けると。彼が嬉しそうに笑った。
「どうしたのラスティ??何かわからないことがある??」
リオンの言葉に僕は大丈夫と苦笑する。
何でも聞いてねと笑ってリオンは自分の準備に戻った。
『聞きたいのはお前が何でいるのかという事なんだけどな。』
苦笑する『俺』に僕も笑う。
それは突然だった。
どこから聞いたのか。
その答えは簡単だ。
誰かがリオンに言ったからだ。
まぁ…犯人は、ノーマなのだが。
マールがノルンに報告している時にノーマも聞いていたらしい。
そして、リオンに話したのだという。
簡単に王族の外出情報を教会に流したということでノーマは厳重注意されていたが。
ともかくそういう理由でリオンが一緒に行くと乱入してきたのだ。
『やれやれだ…』
少し呆れたように『俺』がため息をつく。
『あいつはそんなにはやく『俺』をおまえから引きはがしたいようだな。』
僕は、『俺』の言葉に苦笑する。
リオンは、何か僕に悪影響が出るのではと心配してるようだが、今更だ。
『人格があるのが心配なんだろうが…まったく…』
リオンは、どうにも考ええ無しだよなぁと、呆れるような『俺』の言葉に僕は苦笑したのだった。
とは言っても王国内の近くの洞窟だ。
冒険と言うにはおこがましいレベル。
「一応戦える装備はしておかないとね。」
少し浮かれている自分に、呆れてしまう。
でも、仕方ないと僕は自分自身を笑う。
少しくらい浮かれてもいいだろうと。
ファンタジーの世界だ。
今までの繰り返しの生では王宮の中ばかりだった。
多少の訓練などはしていたが本格的に洞窟などで魔物討伐などはあまり覚えはない。
初めての冒険と言っていいだろう。
どんなにピクニックレベルの冒険だとしても、ワクワクくらいはしてしまう。
せっかくファンタジーの世界に生まれ変わったというのに、よくよく考えれば僕の世界はとてつもなく狭い。
引き籠り生活が中かったからだろう。
多少は訓練などで、外に行ったことはあるような記憶があるにはあるのだが曖昧だった。
覚えていない。
僕の記憶の中では、僕の居場所は王宮の中と教会と学園だけだ。
この生になってようやく別の風景を見ている。
そんな感じなのだと自分でも呆れてしまう。
洞窟とか、少しわくわくしっぱなしなのだ。
『お前なぁ』
呆れたような言葉を『俺』は僕にかけてくる。
『一応、魔物いるんだぞ?』
油断しすぎだと『俺』は頭を抱えている。
わかっているのだ。
遊びではないとは。
でも…僕のそんな気持ちを『俺』は分かってはくれているようだ。
たぶん、その奥の気持ちも分かっていて、僕の本心半分、不安半分の気持ちを察して『俺』は苦笑している。
『まぁ…わからなくもないけどしっかり準備しろよ。』
楽しみだけれども、情けないような不安も感じていた。
ともかく今は準備だ。
そう、出かける前の準備の最中。
城の一室を借りて準備をしているところだ。
周りに人はいる。
けれども、ついつい、僕は『俺』に声をかけてしまう。
うん。少し不安だから。
気を紛らわせようと話してしまう。
少し嫌な予感がしているからだ。
僕の中に『俺』をいう存在がるという説明は陛下が、ここにいる人間にはしてくれている。
だから、今まではなるべくこそこそ話していたが、普通に僕は『俺』と話していた。
まぁ…周りから見たら僕の独り言だし、大きな声でもないので迷惑にはなっていないだろう。
『不気味だとは思うぞ。』
呆れたような『俺』の突っ込みは無視する。
彼の声は、僕の頭の中に響いているだけなので独り言になるのは仕方ないだろう。
「ああ…でも…君が体を作ったら普通に話せるのか。」
それも楽しみだなと言いつつ、少しやはり不満に思う。
出来れば…人として彼を…と思ってしまう。
ずっと一緒に居たので家族という感覚なのだ。
そう…自分自身というよりは…一緒にいた兄弟のような感覚。
無理だと陛下が言うなら無理なのだろうけれども…何か手はないかなと考えてしまう。
『とりあえず、それは置いておけ。準備はどうするんだ??』
僕は用意されたものを確認する。
マールとノルンが準備してくれたのだ。
基本の準備は揃っているし、慣れていない僕が準備するより彼らの準備の方が頼りになる。
今着ている服もそう。
丈夫な布の服で、デザインは新人冒険者が良く来てそうな安めの服のもの。
でも、こっそり性能はいい。
身分も隠せる。
防御力もそこそこあるし、魔石を装備すればかなりの強度を持つのだ。
下手な鎧より役に立つもの。
初球の冒険には、過度な防具だとも思うが僕の立場上、仕方ないのだろう。
今回入るのは初級も初級の洞窟。
危険は低い。
そもそも、王城には結界がある。
魔物は、入れないという前提がある。
地下には魔物がいるとのことだが、結界のおかげで強い魔物は結界の近くには近寄らない。
強い魔物は頭がいいので、結界が自分を害することがわかるからだ。
弱い魔物は結界に平気で近寄るが、結界に触れると消滅する。
それは地下でも同じで、今回の洞窟は浅いので魔物がいても弱いものばかりだという。
騎士たちが討伐の演習地として使用されているところでもあるので魔物も殆ど退治されている。
魔物にあう確率もかなり低い。
だから陛下も僕に頼んだのだろう。
『たしか…この洞窟はゲームの方では…チュートリアルの任務だったような気がするな…』
少し自信なさげに『俺』が地図を確認しつつ、つぶやく。
僕もそうだったようば気がすると首を傾げた。
『記憶が薄いんだよなぁ』
僕に記憶に無いのは、妹がそのチュートリアルをやっているのを見たことがないからだ。
なので、最初の方の細かい部分は覚えていない。
『俺』もわからないというのは、その情報が少ないからだろうとため息をついた。
『たぶん…序盤すぎてチュートリアルはスキップしてたんだろうな。』
繰り返し彼女はそのゲームをやっていたが、慣れすぎていて序盤はすぐに終わらせていた所為だろう。
もしくは、ゲームによってはスキップ機能があるからそのスキップを使っていたものと思われる。
そう僕らは結論をつける。
『ん…でもちょっと引っかかるんだよなぁ…あの洞窟何か他にあったような…覚えてないんだが。』
そうだっけと記憶を探るがぴんと来ない。
大概、会社から帰ると妹はゲームをやっていた。
簡単な洞窟のはずだが記憶にない。
妹はゲーム自体はそこまで得意ではなかったので中くらいの難しさのクエストをレベルを上げるとために繰り返していたと思う。
だが、この洞窟のダンジョンをやっているところは覚えていない。
攻略本を思い出すが、僕が見ていたのは数値が書いてある部分が多かったのでダンジョン攻略などは眺めたくらいで読み込んでいないのだ。
「攻略のほうでなんか見た気がするのだけど…僕も覚えていないなぁ。」
僕と『俺』は、まぁいいかとため息をつきつつ少し離れたところで準備している仲間を見る。
ロイスとトリスティとマール…とリオン。
そう、リオン。
僕がリオンに目を向けると。彼が嬉しそうに笑った。
「どうしたのラスティ??何かわからないことがある??」
リオンの言葉に僕は大丈夫と苦笑する。
何でも聞いてねと笑ってリオンは自分の準備に戻った。
『聞きたいのはお前が何でいるのかという事なんだけどな。』
苦笑する『俺』に僕も笑う。
それは突然だった。
どこから聞いたのか。
その答えは簡単だ。
誰かがリオンに言ったからだ。
まぁ…犯人は、ノーマなのだが。
マールがノルンに報告している時にノーマも聞いていたらしい。
そして、リオンに話したのだという。
簡単に王族の外出情報を教会に流したということでノーマは厳重注意されていたが。
ともかくそういう理由でリオンが一緒に行くと乱入してきたのだ。
『やれやれだ…』
少し呆れたように『俺』がため息をつく。
『あいつはそんなにはやく『俺』をおまえから引きはがしたいようだな。』
僕は、『俺』の言葉に苦笑する。
リオンは、何か僕に悪影響が出るのではと心配してるようだが、今更だ。
『人格があるのが心配なんだろうが…まったく…』
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