212 / 233
第六章 運命の一年間
194 言葉
しおりを挟む
光の粒子が、ノルンの周りをまわりパチパチと音たてて消えていく。
妖精たちが、振りまいた強化魔法がノーマの放った一撃を防いで消えていく。
あれだけの光の粒子が一撃で消えた。
その事実にぞっとする。
ノーマの一撃は数日持つだろうと思われた強化魔法をかき消したのだ。
「へぇ…運が良かったね。なんとか防げたって感じか。」
微笑むノーマにマールが小さく舌打ちする。
不思議なことに僕は恐怖など感じずへーと思っただけだった。
落ち着いている自分が不思議だった。
じっとノーマを見つめる。
「なに?言いたいことがあるなら…聞いてあげる。」
自分の勝利を疑っていない彼は、余裕の笑みで僕に問う。
なら…と思って僕は聞くことがないなと思う。
実際なかった。
いや…あるか…当たり障りのないというか当然の疑問しかないけれど。
「なんでこんなことしているの?」
こんな回りくどいことをしなくても。
こんなに時間をかけなくとも。
そう思ってしまった。
だって陰の欠片だというアスはそのつもりだという。
ある程度育てたらこの世界から離れると言っていた。
魔石に残っていた記録を見てそうするべきだと思ったのだと。
なら…こんな面倒なことをしなくとも穏やかに世界を育てて帰ればよかったのではないか。
他の欠片達に疎まれるようなことをしなくともよかったのではないか。
…目の前のノーマの本体はどうなのだろう。
そう思った。
ノーマは少し考えてから首をかしげる。
「…さっさと壊したいからだよ。それだけだ。」
本当にそう思っているのだろう。
眉を寄せる僕に炎の球が高速で飛んでくる。
ぶつかると思ったが、マールの魔法の盾で炎は霧散した。
「ラスティ様!!」
しっかりしなさいというマールに頷く。
まずは、とレスリルに魔石を投げた。
レスリルが魔石を砕く。
がその魔石は細かい粒子になってレスリルを包んだ。
目的は、そちらだ。
正気でない彼と戦う必要はない。
早々に退場してもらった方がいい。
いくつか持っていた転移石。
これが砕けた粒子が彼をつつんでいく。
設定した場所に飛んでくれるだろう。
そして彼が消える。
ノーマはつまらなさそうにリオンを見た。
「君の番が消えたよ。どうするの?」
リオンは無表情で立ったままだ。
「薄情だなぁ~」
楽し気にノーマは笑う。
ノルンが前に出ようとするのをマールが止めた。
「ノルンは加護が消えたでしょう。僕が今度は前に出ます。」
そう言ってマールがノルンの前に出る。
それを見てリオンがゆっくりと歩き出す。
ぼんやりとして、いつものリオンではない。
リオンの周りにふわりと光る球がいくつも浮かび、次々とマールに襲い掛かる。
一見ふわふわとした、綺麗な球だがぶつかるとかなりの威力があるようだ。
マールが展開した盾に、ぼこぼこという音を立ててぶつかってくる。
必死に踏ん張るマールの足を見るとかなりの威力だ。
僕はマールに強化魔法をかけながらリオンの様子をうかがう。
無表情に魔法を使っている。
魔法の盾が、球がぶつかる度に大きく揺れた。
「く…」
マールの顔が苦し気に歪む。
このままではと、僕が代わりにと前に出ようとしたがノルンに止められる。
ノーマが光の球を作り出すのが見えた。
このままだとマールが危ない。
ノーマの強化を砕かれた時にリオンの攻撃がくればマールは無防備だ。
そう思ったが、僕はノルンにとめられたままだ。
ノーマの放った光がマールを襲う。
リオンの攻撃も続いている。
マールの魔法の盾がきしむのがわかった。
「ノルン!!このままだったらマールが…」
と…僕の肩のあたりから何かが飛び出して、大きく光りノーマの攻撃を防いだ。
そして床にぽとりとそれは落ちた。
「!!!…ディー…」
陛下の小鳥。
陛下のくれた…長年僕を守ってくれた小さな小鳥が力尽きて床に倒れていた。
僕の声に顔をわずかに上げて小さく、ぴぃと鳴いて…光になって消えてしまった。
「…ディーは長く存在していました…寿命はとっくに超えていた…いつ消えてもおかしくないと陛下は言っていました。彼は…陛下とラスティ様の愛情を受けて…きっと幸せだったでしょう。」
だから泣かないでとノルンはつぶやく。
僕は頷くとマールを見る。
マールは、じっとリオンを見つめていた。
「リオン…負けるの?」
マールはリオンに話しかける。
リオンは無表情に光の球を生み出してはマールの盾にぶつけている。
僕は今度はじっとその様子を見ていた。
マールの声がリオンに届いているように感じたからだ。
リオンは魔力が付きかけている存在でもある。
そこまで持久力が無いのに、あの威力のある光の球を打ち続けているのは彼の身が危ない。
命を削っている状態になっているだろう。
「リオン!!しっかりするんだ!!気を確かに持って!!」
はやく止めねばと思うが正気に返す方法がわからない。
マールの言葉にリオンは反応しなくなった。
「リオン!!!」
僕も彼を呼ぶが反応がない。
魔石を投げてリオンも転移させようかと考えたがノーマが近くに居る。
ノーマまで転移したら地価が危険だ。
と、ひらひらと蒼い蝶が紛れ込んでくる。
蝶は飛びながら分裂していく。
かなりの数の蝶がリオンを囲って飛び回りだした。
「そういうことするんだ…」
ノーマが不機嫌そうに手を振ると炎で出来た虎のようなものが現れる。
それは、リオンを囲んでいた蝶を追い払い始める。
炎の虎が触れなくとも近づくだけで蝶は燃え上る。
その様子を見て楽し気に笑うノーマを僕はじっと見つめる。
怖くないのは何故だろうと。
「…ノーマ…だからかな?」
僕の言葉にノーマは怪訝そうに僕を見た。
「…何を言っているの?」
僕は、そうかと頷く。
「そうか…ノーマだから…怖くないんだ。」
ノーマは、はぁ?と首をかしげる。
「だって…ノーマだもの。」
僕の言葉に、ノーマははぁ???と立ち上がった。
マールも眉をよせる。
「そうですね…ノーマは肝心なところでいつも失敗していた。微妙にうまく行かないのがノーマです。」
ノルンも頷く。
ノーマは微妙に何かが抜けている。
それがまるで運命のように。
「は?何言ってるの??まぁ…この器を倒せたって……」
そこでノーマは眉を寄せた。
「何…水の音がしてるような……」
気のせいかとノーマは僕らを睨む。
「は…多少遊んだら逃げ帰るとは思ったけど…わけのわからないこと言わないでほしいな。」
僕は、そうだとのんびりとノーマに問いかける。
「陽の欠片の一部ってノーマだけ?」
ノーマは、眉を寄せた。
「…そうだけど…」
案外素直に答えたなと思いながら先ほど、なんでも聞けと言っていたからこの言霊に縛られているのだと苦笑する。
言霊だ。
陽の欠片は言霊に縛られている。
それを利用すれば…自滅させれないだろうかと思う。
「そうか…僕らも…」
僕らも言霊に縛られているのだろう。
ノーマはどうあがいても罪人で王家に縛られている。
王家の者に縛られている存在なのだ。
だから、ノーマは主としてエスターを必要としている。
「そっか…王家と言うだけでも力になるというのは…こういう事なのかな…」
それも言霊だ。
僕が彼を怖いと思えないる理由が何となくわかった気がしていたのだった。
妖精たちが、振りまいた強化魔法がノーマの放った一撃を防いで消えていく。
あれだけの光の粒子が一撃で消えた。
その事実にぞっとする。
ノーマの一撃は数日持つだろうと思われた強化魔法をかき消したのだ。
「へぇ…運が良かったね。なんとか防げたって感じか。」
微笑むノーマにマールが小さく舌打ちする。
不思議なことに僕は恐怖など感じずへーと思っただけだった。
落ち着いている自分が不思議だった。
じっとノーマを見つめる。
「なに?言いたいことがあるなら…聞いてあげる。」
自分の勝利を疑っていない彼は、余裕の笑みで僕に問う。
なら…と思って僕は聞くことがないなと思う。
実際なかった。
いや…あるか…当たり障りのないというか当然の疑問しかないけれど。
「なんでこんなことしているの?」
こんな回りくどいことをしなくても。
こんなに時間をかけなくとも。
そう思ってしまった。
だって陰の欠片だというアスはそのつもりだという。
ある程度育てたらこの世界から離れると言っていた。
魔石に残っていた記録を見てそうするべきだと思ったのだと。
なら…こんな面倒なことをしなくとも穏やかに世界を育てて帰ればよかったのではないか。
他の欠片達に疎まれるようなことをしなくともよかったのではないか。
…目の前のノーマの本体はどうなのだろう。
そう思った。
ノーマは少し考えてから首をかしげる。
「…さっさと壊したいからだよ。それだけだ。」
本当にそう思っているのだろう。
眉を寄せる僕に炎の球が高速で飛んでくる。
ぶつかると思ったが、マールの魔法の盾で炎は霧散した。
「ラスティ様!!」
しっかりしなさいというマールに頷く。
まずは、とレスリルに魔石を投げた。
レスリルが魔石を砕く。
がその魔石は細かい粒子になってレスリルを包んだ。
目的は、そちらだ。
正気でない彼と戦う必要はない。
早々に退場してもらった方がいい。
いくつか持っていた転移石。
これが砕けた粒子が彼をつつんでいく。
設定した場所に飛んでくれるだろう。
そして彼が消える。
ノーマはつまらなさそうにリオンを見た。
「君の番が消えたよ。どうするの?」
リオンは無表情で立ったままだ。
「薄情だなぁ~」
楽し気にノーマは笑う。
ノルンが前に出ようとするのをマールが止めた。
「ノルンは加護が消えたでしょう。僕が今度は前に出ます。」
そう言ってマールがノルンの前に出る。
それを見てリオンがゆっくりと歩き出す。
ぼんやりとして、いつものリオンではない。
リオンの周りにふわりと光る球がいくつも浮かび、次々とマールに襲い掛かる。
一見ふわふわとした、綺麗な球だがぶつかるとかなりの威力があるようだ。
マールが展開した盾に、ぼこぼこという音を立ててぶつかってくる。
必死に踏ん張るマールの足を見るとかなりの威力だ。
僕はマールに強化魔法をかけながらリオンの様子をうかがう。
無表情に魔法を使っている。
魔法の盾が、球がぶつかる度に大きく揺れた。
「く…」
マールの顔が苦し気に歪む。
このままではと、僕が代わりにと前に出ようとしたがノルンに止められる。
ノーマが光の球を作り出すのが見えた。
このままだとマールが危ない。
ノーマの強化を砕かれた時にリオンの攻撃がくればマールは無防備だ。
そう思ったが、僕はノルンにとめられたままだ。
ノーマの放った光がマールを襲う。
リオンの攻撃も続いている。
マールの魔法の盾がきしむのがわかった。
「ノルン!!このままだったらマールが…」
と…僕の肩のあたりから何かが飛び出して、大きく光りノーマの攻撃を防いだ。
そして床にぽとりとそれは落ちた。
「!!!…ディー…」
陛下の小鳥。
陛下のくれた…長年僕を守ってくれた小さな小鳥が力尽きて床に倒れていた。
僕の声に顔をわずかに上げて小さく、ぴぃと鳴いて…光になって消えてしまった。
「…ディーは長く存在していました…寿命はとっくに超えていた…いつ消えてもおかしくないと陛下は言っていました。彼は…陛下とラスティ様の愛情を受けて…きっと幸せだったでしょう。」
だから泣かないでとノルンはつぶやく。
僕は頷くとマールを見る。
マールは、じっとリオンを見つめていた。
「リオン…負けるの?」
マールはリオンに話しかける。
リオンは無表情に光の球を生み出してはマールの盾にぶつけている。
僕は今度はじっとその様子を見ていた。
マールの声がリオンに届いているように感じたからだ。
リオンは魔力が付きかけている存在でもある。
そこまで持久力が無いのに、あの威力のある光の球を打ち続けているのは彼の身が危ない。
命を削っている状態になっているだろう。
「リオン!!しっかりするんだ!!気を確かに持って!!」
はやく止めねばと思うが正気に返す方法がわからない。
マールの言葉にリオンは反応しなくなった。
「リオン!!!」
僕も彼を呼ぶが反応がない。
魔石を投げてリオンも転移させようかと考えたがノーマが近くに居る。
ノーマまで転移したら地価が危険だ。
と、ひらひらと蒼い蝶が紛れ込んでくる。
蝶は飛びながら分裂していく。
かなりの数の蝶がリオンを囲って飛び回りだした。
「そういうことするんだ…」
ノーマが不機嫌そうに手を振ると炎で出来た虎のようなものが現れる。
それは、リオンを囲んでいた蝶を追い払い始める。
炎の虎が触れなくとも近づくだけで蝶は燃え上る。
その様子を見て楽し気に笑うノーマを僕はじっと見つめる。
怖くないのは何故だろうと。
「…ノーマ…だからかな?」
僕の言葉にノーマは怪訝そうに僕を見た。
「…何を言っているの?」
僕は、そうかと頷く。
「そうか…ノーマだから…怖くないんだ。」
ノーマは、はぁ?と首をかしげる。
「だって…ノーマだもの。」
僕の言葉に、ノーマははぁ???と立ち上がった。
マールも眉をよせる。
「そうですね…ノーマは肝心なところでいつも失敗していた。微妙にうまく行かないのがノーマです。」
ノルンも頷く。
ノーマは微妙に何かが抜けている。
それがまるで運命のように。
「は?何言ってるの??まぁ…この器を倒せたって……」
そこでノーマは眉を寄せた。
「何…水の音がしてるような……」
気のせいかとノーマは僕らを睨む。
「は…多少遊んだら逃げ帰るとは思ったけど…わけのわからないこと言わないでほしいな。」
僕は、そうだとのんびりとノーマに問いかける。
「陽の欠片の一部ってノーマだけ?」
ノーマは、眉を寄せた。
「…そうだけど…」
案外素直に答えたなと思いながら先ほど、なんでも聞けと言っていたからこの言霊に縛られているのだと苦笑する。
言霊だ。
陽の欠片は言霊に縛られている。
それを利用すれば…自滅させれないだろうかと思う。
「そうか…僕らも…」
僕らも言霊に縛られているのだろう。
ノーマはどうあがいても罪人で王家に縛られている。
王家の者に縛られている存在なのだ。
だから、ノーマは主としてエスターを必要としている。
「そっか…王家と言うだけでも力になるというのは…こういう事なのかな…」
それも言霊だ。
僕が彼を怖いと思えないる理由が何となくわかった気がしていたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない
砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。
自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。
ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。
とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。
恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。
ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。
落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!?
最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。
12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
* ゆるゆ
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが、びっくりして憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
ノィユとヴィルの動画を作ってみました!(笑)
インスタ @yuruyu0
Youtube @BL小説動画 です!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったらお話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
ヴィル×ノィユのお話です。
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけのお話を更新するかもです。
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
ユィリと皆の動画つくりました! お話にあわせて、ちょこちょこあがる予定です。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
この世界は僕に甘すぎる 〜ちんまい僕(もふもふぬいぐるみ付き)が溺愛される物語〜
COCO
BL
「ミミルがいないの……?」
涙目でそうつぶやいた僕を見て、
騎士団も、魔法団も、王宮も──全員が本気を出した。
前世は政治家の家に生まれたけど、
愛されるどころか、身体目当ての大人ばかり。
最後はストーカーの担任に殺された。
でも今世では……
「ルカは、僕らの宝物だよ」
目を覚ました僕は、
最強の父と美しい母に全力で愛されていた。
全員190cm超えの“男しかいない世界”で、
小柄で可愛い僕(とウサギのぬいぐるみ)は、今日も溺愛されてます。
魔法全属性持ち? 知識チート? でも一番すごいのは──
「ルカ様、可愛すぎて息ができません……!!」
これは、世界一ちんまい天使が、世界一愛されるお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる