214 / 233
第六章 運命の一年間
196 唐突な終わり
しおりを挟む
防御魔法でリオンの暴発を防いだ僕は足元に水を感じた。
文字通りの水だ。
何が起こったのだろうと目を開く。
ボロボロになった家具が錯乱する部屋は何故か10cmほど浸水していた。
「何これ??どうなってるの??」
ノーマが焦っている。
神様っぽい欠片でも予想外はあるんだなとぼんやりと思う。
リオンが水の中に倒れている。
気絶しているらしく、水に顔が浸かっている。
あのままだと溺死するとあわてて駆け寄ろうとしたがそれよりはやくマールがリオンに転移の魔石を投げた。
リオンが光の粒子に包まれて姿が消える。
無事転送できたようだ。
今更だが魔石ってチートだなと思う。
繰り返しの生の最初は無かったし、少しずつ機能が進化していたのかもしれない。
もしかしたら、天然の魔石の元は地下にあったからかもしれない。
地下は、繰り返しの世界に巻き込まれていないのだから。
細々と、着実にこの世界を救うために準備をしていたのだろう。
竜は、アスを見て彼が目覚めることだけを願って色々やってたようだ。
その過程で色々な術を身に着けたという。
妖精の彼女もそう。
異形と見られるのは分かっていても、彼女は彼女のまま生きていた。
実の所妖精である彼女は、さなぎに戻り男性におなれるのだという。
完全変態が出来るのだと笑った。
それを繰り返した方が楽に生きられるのを分かっていたが、アスにもう一度会うまでは彼にもらった名の姿で痛かったのだという。
その間に回復と水の魔法は、誰にも負けないくらいに自信があるほど育ったと冗談交じりに笑っていた。
そうやって、彼らは僕らが繰り返している間もまっすぐに生きていた。
地下室にいたら一部の人たちは繰り返しの世界に巻き込まれなかったらしい。
けれど、陽の欠片に、記憶改ざんをさせれ覚えていないという。
ただ、その人たちがかかわった歴史は少し変わる。
その少しずつの変化が、今の勝機を作ったのだろう。
慌ているノーマは、エスターにしがみついている。
助けてと。
「なんで…さっきの水の音はそうだったの??」
やだやだ…とノーマが錯乱したように喚いている。
何が起こったのだろうと思いつつ周りと見る。
蒼い蝶はひらひらとやはり僕らを守るように飛んでいる。
「…上手く行ったみたいですね…」
ノルンが微笑えむ。
ノーマが、彼を睨んだ。
「なにがさ!!」
ノルンは微笑む。
「…僕らは囮ですよ。いえ、囮という事でもないのですけれど。」
そう言ってノルンは、マールに頷く。
マールは、僕を見てどうしますか?と問う。
僕は首を傾げた。
何が起こったか。
何となくわかった。
アスが陛下と合流して、ノーマが僕たちに気を取られている間に、陽の欠片の本体を砕いたのだ。
ノーマは、出入り口が無いと安心していたのだろう。
たぶん、妖精と竜が何とかしたんだろうなと思う。
彼らも大概チートだ。
僕は、剣を手に取る。
そのままマールとノルンと共にノーマの前に立った。
エスターが、ぼんやりとノーマの横で僕を見ろしている。
その瞳は暗くよどんだままだ。
ノーマは、唇を噛みしめて僕を睨む。
「何…結構卑怯なことするんだ。」
ノルンは、そうですねと頷いた。
「陽の欠片の意識は…ノーマとなっているのですよね。ノーマが死ねば…貴方は天に帰れる。いいことではないですか?あなたにとって。」
ノルンの言葉にノーマは、いいわけないとつぶやく。
「貴方が…弱きものと見逃したつもりになっていた妖精が反撃したのですよ。彼女は水の使い手だ。地下水を使って貴方の本体が安置されてる部屋に転移の魔法陣を書いたのですよ。そして…アスと合流した陛下がそこに飛んだ。貴方が放った人形たちはバルハルト様とジェン様が時間を稼いで追いついてきたジークハルトとロイスも参戦して粉々にしているでしょう。」
そういうことですよと、ノルンは微笑む。
どうやら、僕らと離れている間にノルン達で計画を立てていたらしい。
なら、僕が突っ込む必要あったのかと思うけれど。
「は…何…おかしいよ。ジークハルトとロイスが外に出てきたなら僕がわからないはずない。」
ノルンはにっこりと微笑む。
「ジークハルトとロイスは…エスターとラスティ様と同じ存在になった。欠片の番になったものは、他の番に操られることはありません。」
ノーマは、はっとなってノルンを見る。
ノルンは、まっすぐにノーマを見た。
「…罪は償うものです。欠片もそれは変わらない。貴方は命を…世界を弄びすぎた。」
ノーマはがっくりと水の中に膝をついた。
「ここにいるなら…僕は…僕は何をしていたの…君に会いたくて…いや…君だとわからなかったなんて…」
ノルンにそういうと、ノーマは剣を持ったままの僕を見た。
「…いいよ…僕を殺しなよ。そうしたら…この世界は自由になる。陰のやつが引き受けてくれるというなら…僕はもう疲れた。帰りたい。」
僕はノーマから顔を逸らしてノルンを見る。
「ノルンは…ん…まぁいいか…ノルンはノルンだものね。」
ノルンは…まぁノルンだなと納得する。
ノルンに生まれる前の何かを僕が言えるわけがない。
僕は、まぁ…その辺の社会人だったわけだが…今は見た目は美青年だが、中身は…おっさんだからな。
「…で…どうする?」
マールに問われて僕は剣を振り上げる。
ノーマは、ぎゅっと目をつぶった。
が、そのノーマを庇うようにエスターが前にでた。
その瞳に少し光が戻っている。
「あ……」
ノーマは目を見開いてエスターを見た。
エスターは、ぼんやりと僕を見ている。
たぶん操られたままだ。
前に出たのも自分の意志かどうかわからない。
けれども…。
僕は剣を仕舞う。
「裁くのは陛下でしょ。でもノーマ…君はもう何回もやってしまっているし、今回のことは大きい。覚悟はしておっくのだね。」
僕がそういうとマールが、捕縛の魔法を使ってエスターとノーマを一緒にぐるぐる巻きにしてしまう。
「…これで…おわったの?」
僕の言葉にノルンは苦笑する。
「一つが終わってもまた始まるものですよ。」
文字通りの水だ。
何が起こったのだろうと目を開く。
ボロボロになった家具が錯乱する部屋は何故か10cmほど浸水していた。
「何これ??どうなってるの??」
ノーマが焦っている。
神様っぽい欠片でも予想外はあるんだなとぼんやりと思う。
リオンが水の中に倒れている。
気絶しているらしく、水に顔が浸かっている。
あのままだと溺死するとあわてて駆け寄ろうとしたがそれよりはやくマールがリオンに転移の魔石を投げた。
リオンが光の粒子に包まれて姿が消える。
無事転送できたようだ。
今更だが魔石ってチートだなと思う。
繰り返しの生の最初は無かったし、少しずつ機能が進化していたのかもしれない。
もしかしたら、天然の魔石の元は地下にあったからかもしれない。
地下は、繰り返しの世界に巻き込まれていないのだから。
細々と、着実にこの世界を救うために準備をしていたのだろう。
竜は、アスを見て彼が目覚めることだけを願って色々やってたようだ。
その過程で色々な術を身に着けたという。
妖精の彼女もそう。
異形と見られるのは分かっていても、彼女は彼女のまま生きていた。
実の所妖精である彼女は、さなぎに戻り男性におなれるのだという。
完全変態が出来るのだと笑った。
それを繰り返した方が楽に生きられるのを分かっていたが、アスにもう一度会うまでは彼にもらった名の姿で痛かったのだという。
その間に回復と水の魔法は、誰にも負けないくらいに自信があるほど育ったと冗談交じりに笑っていた。
そうやって、彼らは僕らが繰り返している間もまっすぐに生きていた。
地下室にいたら一部の人たちは繰り返しの世界に巻き込まれなかったらしい。
けれど、陽の欠片に、記憶改ざんをさせれ覚えていないという。
ただ、その人たちがかかわった歴史は少し変わる。
その少しずつの変化が、今の勝機を作ったのだろう。
慌ているノーマは、エスターにしがみついている。
助けてと。
「なんで…さっきの水の音はそうだったの??」
やだやだ…とノーマが錯乱したように喚いている。
何が起こったのだろうと思いつつ周りと見る。
蒼い蝶はひらひらとやはり僕らを守るように飛んでいる。
「…上手く行ったみたいですね…」
ノルンが微笑えむ。
ノーマが、彼を睨んだ。
「なにがさ!!」
ノルンは微笑む。
「…僕らは囮ですよ。いえ、囮という事でもないのですけれど。」
そう言ってノルンは、マールに頷く。
マールは、僕を見てどうしますか?と問う。
僕は首を傾げた。
何が起こったか。
何となくわかった。
アスが陛下と合流して、ノーマが僕たちに気を取られている間に、陽の欠片の本体を砕いたのだ。
ノーマは、出入り口が無いと安心していたのだろう。
たぶん、妖精と竜が何とかしたんだろうなと思う。
彼らも大概チートだ。
僕は、剣を手に取る。
そのままマールとノルンと共にノーマの前に立った。
エスターが、ぼんやりとノーマの横で僕を見ろしている。
その瞳は暗くよどんだままだ。
ノーマは、唇を噛みしめて僕を睨む。
「何…結構卑怯なことするんだ。」
ノルンは、そうですねと頷いた。
「陽の欠片の意識は…ノーマとなっているのですよね。ノーマが死ねば…貴方は天に帰れる。いいことではないですか?あなたにとって。」
ノルンの言葉にノーマは、いいわけないとつぶやく。
「貴方が…弱きものと見逃したつもりになっていた妖精が反撃したのですよ。彼女は水の使い手だ。地下水を使って貴方の本体が安置されてる部屋に転移の魔法陣を書いたのですよ。そして…アスと合流した陛下がそこに飛んだ。貴方が放った人形たちはバルハルト様とジェン様が時間を稼いで追いついてきたジークハルトとロイスも参戦して粉々にしているでしょう。」
そういうことですよと、ノルンは微笑む。
どうやら、僕らと離れている間にノルン達で計画を立てていたらしい。
なら、僕が突っ込む必要あったのかと思うけれど。
「は…何…おかしいよ。ジークハルトとロイスが外に出てきたなら僕がわからないはずない。」
ノルンはにっこりと微笑む。
「ジークハルトとロイスは…エスターとラスティ様と同じ存在になった。欠片の番になったものは、他の番に操られることはありません。」
ノーマは、はっとなってノルンを見る。
ノルンは、まっすぐにノーマを見た。
「…罪は償うものです。欠片もそれは変わらない。貴方は命を…世界を弄びすぎた。」
ノーマはがっくりと水の中に膝をついた。
「ここにいるなら…僕は…僕は何をしていたの…君に会いたくて…いや…君だとわからなかったなんて…」
ノルンにそういうと、ノーマは剣を持ったままの僕を見た。
「…いいよ…僕を殺しなよ。そうしたら…この世界は自由になる。陰のやつが引き受けてくれるというなら…僕はもう疲れた。帰りたい。」
僕はノーマから顔を逸らしてノルンを見る。
「ノルンは…ん…まぁいいか…ノルンはノルンだものね。」
ノルンは…まぁノルンだなと納得する。
ノルンに生まれる前の何かを僕が言えるわけがない。
僕は、まぁ…その辺の社会人だったわけだが…今は見た目は美青年だが、中身は…おっさんだからな。
「…で…どうする?」
マールに問われて僕は剣を振り上げる。
ノーマは、ぎゅっと目をつぶった。
が、そのノーマを庇うようにエスターが前にでた。
その瞳に少し光が戻っている。
「あ……」
ノーマは目を見開いてエスターを見た。
エスターは、ぼんやりと僕を見ている。
たぶん操られたままだ。
前に出たのも自分の意志かどうかわからない。
けれども…。
僕は剣を仕舞う。
「裁くのは陛下でしょ。でもノーマ…君はもう何回もやってしまっているし、今回のことは大きい。覚悟はしておっくのだね。」
僕がそういうとマールが、捕縛の魔法を使ってエスターとノーマを一緒にぐるぐる巻きにしてしまう。
「…これで…おわったの?」
僕の言葉にノルンは苦笑する。
「一つが終わってもまた始まるものですよ。」
0
あなたにおすすめの小説
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない
砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。
自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。
ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。
とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。
恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。
ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。
落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!?
最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。
12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
* ゆるゆ
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが、びっくりして憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
ノィユとヴィルの動画を作ってみました!(笑)
インスタ @yuruyu0
Youtube @BL小説動画 です!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったらお話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
ヴィル×ノィユのお話です。
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけのお話を更新するかもです。
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
ユィリと皆の動画つくりました! お話にあわせて、ちょこちょこあがる予定です。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
この世界は僕に甘すぎる 〜ちんまい僕(もふもふぬいぐるみ付き)が溺愛される物語〜
COCO
BL
「ミミルがいないの……?」
涙目でそうつぶやいた僕を見て、
騎士団も、魔法団も、王宮も──全員が本気を出した。
前世は政治家の家に生まれたけど、
愛されるどころか、身体目当ての大人ばかり。
最後はストーカーの担任に殺された。
でも今世では……
「ルカは、僕らの宝物だよ」
目を覚ました僕は、
最強の父と美しい母に全力で愛されていた。
全員190cm超えの“男しかいない世界”で、
小柄で可愛い僕(とウサギのぬいぐるみ)は、今日も溺愛されてます。
魔法全属性持ち? 知識チート? でも一番すごいのは──
「ルカ様、可愛すぎて息ができません……!!」
これは、世界一ちんまい天使が、世界一愛されるお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる