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魔法と能力①
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声が出るようになったのは、私の光属性の魔法のおかげらしい。
今まで、毎日ジョナサンさんに治癒魔法をかけた後、MPポーションのような薬を飲んで魔力回復をしていたが、あまり効果は顕著には見られなかった。
急遽、ジョナサンさんが呼ばれて、検査してもらったところ、魔力量の回復力が早くなっているとの事だった。
どうやら一気に大量の魔力を使った時についた喉の奥の傷を治す為に、自身の魔力を消費していたから、なかなか魔力量が増えてくれなかったのではないかと。
それで、今回自分の治癒魔法を内側から発した事で、外側からはなかなか届かなかった所まで身体の中から治したから、声を発する事ができたのではと思われる。
私はもちろん治って嬉しかったし、周りもすごく喜んでくれた。
その中でも、いつも私の警護をしてくれている騎士の人達がものすごく喜んでくれた。
演習場で声が出た事を皆に報告すると、雄叫びを上げたり、涙を流して喜んでくれて。
でもその騒ぎの所為で、魔法騎士団の人達が何事かと駆けつけて来てしまい、迷惑をおかけしてしまった。
ユーエン様がすぐに収めて下さったけれど。
今は、ユーエン様の執務室にある応接間で、ジョナサンさんの診察を受け終わったところだ。
これから、先程の検査結果を説明してもらう。
先程まで居なかった近衛騎士団長のアンドレ様がいらしていた。
真也の親になったギャボット侯爵の名代だそうだ。
「それでは先程の検査結果を説明します。
この紙には3人の現在の能力と可能性値が記されています。」
お父様が私達を見回して、先程の検査の紙を掲げた。
「可能性値?」
「ええ。確実に修得出来ると思われるに値する能力です。」
「確実なのに、思われるなんですか?」
「似たような能力の重複や、反発する能力、本人の意思による絶対拒否などで修得できない場合があります。」
拒否したくなるような能力って何だろう?
『盗撮』とか?
そんなの書いてあったら、めちゃくちゃ恥ずかしい。
「まあ大抵は、面倒くさいので拒否なんてしませんけど。知らないうちに修得しちゃってたりする物もあるので。
何に使えるか分からない能力でも、持っていて損はないと思いますし。」
まあ、困った時には何が役に立つかわからない。
だけど、『地獄耳』なんて持ってたら、情報を得るには良いかもだけど、皆に忌避されそう。
「では、1人1人、検査結果から発表します。」
お父様が、紙に書かれている内容を読み上げた。
『シンヤ=フジカワ=デル=ギャボット
14歳
体力:1750
魔力:160
属性:火・風・(雷)
能力:物理忍耐・精神異常耐性・気配察知・動体視力・(雷耐性)』
『ヤスヒト=アンドー=エス=ロードリン
14歳
体力:1580
魔力:340
属性:水・土・風・転・(光)
能力:状態異常耐性・気配察知・状態察知・動体視力・(魔法感知)・(闇耐性)』
『ヒロミ=ヒメノコージ=ライ=ベルローズ
14歳
体力:720
魔力:1875
属性:水・光・空・聖・(天)
能力:毒耐性・魅了防御・状態察知・魅了・料理・(魔法感知)・(雷耐性)・(闇耐性)』
以上が紙に書いてある内容だ。
カッコになっている物が、可能性値のある能力で、書かれていない物でも努力すれば修得できたりするそうだ。
ただ魔法は、持ってない属性は威力が劣るらしい。
「さて、魔法があちらの言葉で発動する事ができると分かりましたが、ヒロミは声がでないにも関わらず発動しました。
3人共、発動する時にどのようにしたか振り返ってみてくれますか?」
私達は顔を見合わせた。
それぞれが、自分の行動を思い返してみる。
「・・・俺は、ユーエン様がやった様に手の上に炎が乗ってるイメージでやったみたいな?」
真也が首を傾げながら、確信を持てない曖昧な感じで言葉を濁す。
「俺は、噴水をイメージして。
真也みたいにいきなり大量に出たら大変だと思ったので、上に出せば水圧で吹き飛ばされないだろうと、手を上に向けました。」
康人は、冷静に分析するように言った。
「私は、心の中で願いました。
『皆の傷が治りますように』って。」
私は魔法を発動した時の様に、手を胸の前で組んだ。
「やはり、言葉は発動のスイッチに過ぎず、3人共イメージによって魔法を発動させている様ですね。
特にヒロミは話せなかった分、イメージと動作で発動させているようだ。」
お父様が言うには、こちらの人達が魔法を使う時は、呪文を身体から吐き出して発動する感じなんだそうだ。
慣れてくると、声に出さなくても身体から呪文を呼び出すように発動するらしい。
だからイメージではなく、まず呪文を覚えないと使えないそうなのだ。
「それに、あなた方の魔法は威力が大きいようだ。呪文でない分、初級だ中級だと決めつける事が出来ないが、イメージの規模や強さによって、魔法の大きさが決まってくるらしい。」
「だから、実際に魔法で炎が出るところを見た真也が、大きな炎を出したって事ですか?」
「たぶんだけどね。」
康人の質問に、お父様が自信無さげに答えた。
今まで、毎日ジョナサンさんに治癒魔法をかけた後、MPポーションのような薬を飲んで魔力回復をしていたが、あまり効果は顕著には見られなかった。
急遽、ジョナサンさんが呼ばれて、検査してもらったところ、魔力量の回復力が早くなっているとの事だった。
どうやら一気に大量の魔力を使った時についた喉の奥の傷を治す為に、自身の魔力を消費していたから、なかなか魔力量が増えてくれなかったのではないかと。
それで、今回自分の治癒魔法を内側から発した事で、外側からはなかなか届かなかった所まで身体の中から治したから、声を発する事ができたのではと思われる。
私はもちろん治って嬉しかったし、周りもすごく喜んでくれた。
その中でも、いつも私の警護をしてくれている騎士の人達がものすごく喜んでくれた。
演習場で声が出た事を皆に報告すると、雄叫びを上げたり、涙を流して喜んでくれて。
でもその騒ぎの所為で、魔法騎士団の人達が何事かと駆けつけて来てしまい、迷惑をおかけしてしまった。
ユーエン様がすぐに収めて下さったけれど。
今は、ユーエン様の執務室にある応接間で、ジョナサンさんの診察を受け終わったところだ。
これから、先程の検査結果を説明してもらう。
先程まで居なかった近衛騎士団長のアンドレ様がいらしていた。
真也の親になったギャボット侯爵の名代だそうだ。
「それでは先程の検査結果を説明します。
この紙には3人の現在の能力と可能性値が記されています。」
お父様が私達を見回して、先程の検査の紙を掲げた。
「可能性値?」
「ええ。確実に修得出来ると思われるに値する能力です。」
「確実なのに、思われるなんですか?」
「似たような能力の重複や、反発する能力、本人の意思による絶対拒否などで修得できない場合があります。」
拒否したくなるような能力って何だろう?
『盗撮』とか?
そんなの書いてあったら、めちゃくちゃ恥ずかしい。
「まあ大抵は、面倒くさいので拒否なんてしませんけど。知らないうちに修得しちゃってたりする物もあるので。
何に使えるか分からない能力でも、持っていて損はないと思いますし。」
まあ、困った時には何が役に立つかわからない。
だけど、『地獄耳』なんて持ってたら、情報を得るには良いかもだけど、皆に忌避されそう。
「では、1人1人、検査結果から発表します。」
お父様が、紙に書かれている内容を読み上げた。
『シンヤ=フジカワ=デル=ギャボット
14歳
体力:1750
魔力:160
属性:火・風・(雷)
能力:物理忍耐・精神異常耐性・気配察知・動体視力・(雷耐性)』
『ヤスヒト=アンドー=エス=ロードリン
14歳
体力:1580
魔力:340
属性:水・土・風・転・(光)
能力:状態異常耐性・気配察知・状態察知・動体視力・(魔法感知)・(闇耐性)』
『ヒロミ=ヒメノコージ=ライ=ベルローズ
14歳
体力:720
魔力:1875
属性:水・光・空・聖・(天)
能力:毒耐性・魅了防御・状態察知・魅了・料理・(魔法感知)・(雷耐性)・(闇耐性)』
以上が紙に書いてある内容だ。
カッコになっている物が、可能性値のある能力で、書かれていない物でも努力すれば修得できたりするそうだ。
ただ魔法は、持ってない属性は威力が劣るらしい。
「さて、魔法があちらの言葉で発動する事ができると分かりましたが、ヒロミは声がでないにも関わらず発動しました。
3人共、発動する時にどのようにしたか振り返ってみてくれますか?」
私達は顔を見合わせた。
それぞれが、自分の行動を思い返してみる。
「・・・俺は、ユーエン様がやった様に手の上に炎が乗ってるイメージでやったみたいな?」
真也が首を傾げながら、確信を持てない曖昧な感じで言葉を濁す。
「俺は、噴水をイメージして。
真也みたいにいきなり大量に出たら大変だと思ったので、上に出せば水圧で吹き飛ばされないだろうと、手を上に向けました。」
康人は、冷静に分析するように言った。
「私は、心の中で願いました。
『皆の傷が治りますように』って。」
私は魔法を発動した時の様に、手を胸の前で組んだ。
「やはり、言葉は発動のスイッチに過ぎず、3人共イメージによって魔法を発動させている様ですね。
特にヒロミは話せなかった分、イメージと動作で発動させているようだ。」
お父様が言うには、こちらの人達が魔法を使う時は、呪文を身体から吐き出して発動する感じなんだそうだ。
慣れてくると、声に出さなくても身体から呪文を呼び出すように発動するらしい。
だからイメージではなく、まず呪文を覚えないと使えないそうなのだ。
「それに、あなた方の魔法は威力が大きいようだ。呪文でない分、初級だ中級だと決めつける事が出来ないが、イメージの規模や強さによって、魔法の大きさが決まってくるらしい。」
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