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タリアテリーヌ
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『聖女』。
その言葉は、物心つく前から私に向けて発せられてきた。
『タリアテリーヌ』と同じくらい、私にとっては名前同然だった。
教皇様だとて、幼い私に、頭を垂れるくらいだった。
私がその言葉に疑問を持ったのは、8歳になった頃だった。
マナーの授業を抜け出し、侍女や家庭教師から逃げる為、普段なら行く事の無い使用人達の居住区を徘徊していた時、話し声がする部屋が気になって、覗いてみた。
中には、見知っているハウスメイドに、見慣れない若いメイドが指導されている様だった。
「こちらのお邸では、お嬢様の事は『聖女様』とお呼びするように。」
何を当たり前の事を言っているのかしらと思いながら、私が覗いていると、ハウスメイドにそう言われた若いメイドは、ポカンと不思議そうにしている。
「『聖女様』ですか?
でも、お嬢様は聖女様では無いのに、なんで・・・。」
「いいから!こちらで働きたいなら、そうお呼びしなさい。」
『聖女』では無い?
私は、その日の夕食の席で、家族に尋ねた。
「私は、『聖女』では無いの?」
両親は一瞬固まり、その後すぐに、お祖父様が私に問いかけた。
「どうしてだい?誰かにそう言われたのか?」
お祖父様は優しく、笑顔で聞いてきたので、私は何とも思わずに、
「メイドがそう言っていたわ。」
そう答えた。
「そうか。どのメイドがそう言っていたんだい?」
部屋にいるメイドの中に、その若いメイドは居なかった。
「ここには居ないわ。
でも、あのメイドと、そう話していたの。」
私は、若いメイドを指導していたハウスメイドを見つけ、指を指した。
「そうか、あのメイドとね。」
お祖父様の顔が少し怖くなった気がしたが、笑顔だったので、それ程気にしなかった。
「昔、『聖女』と呼ばれた女が居たが、それは間違いだったんだ。
『聖女は唯1人』。教皇様もお前が正式な『聖女』だと、おっしゃっていただろう。」
それ以来、その若いメイドは全く見なかったし、そのハウスメイドも会う事はなかった。
だが、その若いメイドの言葉は、私の中で燻り続けるようになる。
王城で開かれた建国記念のパーティーに、子供の私が参加する事が出来たのも、その歳だ。
その席で、また疑問が膨らむ事を聞いた。
陛下の演説に出てくる『聖女』は、私では無い。
乾杯で捧げられる『聖女』は、私では無い。
すれ違いざまに聞こえる、大人達の会話に出てくる『聖女』は、私では無い。
間違いだった『聖女』の事なのだろう。
何故、皆、間違いを正さないのだろう。
祖父母と両親と共に、王族への挨拶に向かうと、今度は遠巻きにジロジロ見られた。
やっぱり、私が『聖女』だから、皆、畏れ多いのだと思っていると、『偽物』だの『偽聖女』だのと聞こえてきた。
なんだ、皆、以前に呼ばれた『聖女』が偽物で、私が本当の『聖女』だと分かっているんじゃない。
幼い私は、そう勘違いをしていた。
今なら分かる。
私が『偽物』だと言われていたのだと!
勘違いをした私は、王族への挨拶の後、傲慢にもお祖父様にお願いをした。
「お祖父様、私、ジルベルト様と結婚したいわ!
一目で好きになってしまったの。」
「ほう。それは、それは。」
「『聖女』なのだもの、陛下だって許してくれる筈よ!」
お祖父様の目が鋭くなった気がしたが、浮かれた私は、気に留めなかった。
それからしばらくして、私がジルベルト殿下の婚約者候補だと、噂が広がり始める。
私自身も、お茶会やパーティーで、私に聞いてくる人達には、いつも「私が未来の王妃よ」と答えていた。
だって私は『聖女』なのだから、王妃になるべきなのだ!
12歳で学園に入ると、すぐにでも殿下に会えると思っていたのに、殿下はまだ入学していなかった。
私はそれまでと同じく、『私がジルベルト殿下の婚約者』だと、辺り憚らず吹聴しまくった。
お祖父様は伯爵筆頭だったし、私にかしずく伯爵位以下の令息、令嬢がいたので、周りの同級生達に遠巻きにされても、高貴な私に遠慮しているとしか思っていなかった。
この国の歴史を学ぶ授業で『聖女』が出てきても、「いつ『偽物』とバレて、私が『聖女』だと言われるのか」と、疑いもせずに授業に参加していた。
しかし、夏季休暇が始まるという頃、私と私の家の事情が一変する。
お祖父様が不正を行なっていたと糾弾されたのだ。
テルニアとの癒着や、貴族達への『私がジルベルト殿下の婚約者』という根回しの為の賄賂などの証拠が次々に暴かれ、我が家は爵位を落とす事になってしまった。
「『聖女』がいるのだから、考慮されて不問にされても良いだろう」と私が憤っていると、おとなしくしていなければ爵位剥奪もあり得ると怯えたお母様に、
「あなたは、この国では『聖女』と認められていないのよ。」
と言われた。
「あなたが『聖女』なのは、テルニアと神皇国だけ。それも、『聖女候補』でしかないの。
我が国や多くの国で『聖女』と言ったら、先代大皇妃様の事。
あなたは、ただの貴族令嬢に過ぎないのよ。」
私の今までは何だったのか?
頭が真っ白になり、虚無とも絶望ともいえる混然とした感情のまま、日々を過ごした。
今までの寮から、下位貴族の寮に移され、侍女も護衛を兼ねた2人に減らされた。
蔑む視線や中傷などがあっただろうが、周りを気にする事は、ほぼ無かった。
私にとって、あまりにも衝撃的過ぎて、それからの私は『無』だった。
何処に居るのか、何をしているのか、ただ毎日を彷徨うだけ。
私の耳に、声が入ってくるようになったのは、2年も過ぎた最近の事だ。
再従姉妹のシャロンが発した言葉だった。
「・・・何?今、何て言ったの?」
久々に反応した私に「驚いた」と、シャロンが目を見開いた。
「『聖女様の姪』が召喚されたそうよ。
昨日の光の雨は、その方の治癒魔法なんだって。」
シャロンは、「きっとタリアテリーヌが話すようになったのも、その方のおかげだわ」と続けた。
今までも何回か、私に話しかけていたらしい。
『聖女様の姪』が入学すると分かると、シャロンは「お礼を言いに行きましょう」と言い出した。
私は、どう反応していいのか、分からなかった。
とりあえず、シャロンに連れられて挨拶したものの、気が付くと寮の自室にいた。
いつの間にか、帰っていたらしい。
侍女が、お祖父様から明日邸に来るように言付かっていると伝えてきた。
お祖父様が隠居してから、ずっと会っていないのに何用だろう?
なので翌日外出しようとしたのが、何か問題があり、外に出られないという。
仕方ないので、お祖父様へお詫びの連絡をするよう、侍女を先に部屋に帰すと、散歩がてらゆっくりと寮に戻る。
途中で庭で集まっている集団を見かけた。
寮に戻る道筋なので、だんだんと近づいていく。
どうやらピクニックをしているようだが、している人達の顔が人では無い。
「・・・キ、キャー⁈バ、バ、バケモノ⁈」
動物や魔獣の顔をした人型のバケモノが、一斉に私を睨んだ。
「ひっ!」
咄嗟に逃げようとしたが、足がもつれて尻もちをついてしまった。
目の前に、ドラゴン人とユニコーン人を従えた猫人が迫って来る。
猫人が、私に手を突き出した。
身体を反らせて避けたが、次に攻撃されたら、逃げられないだろう。
殺される!きっと・・・、
「猫に付き従う、ドラゴンとユニコーン・・・。」
に!
私の目の前は、真っ暗になった。
その言葉は、物心つく前から私に向けて発せられてきた。
『タリアテリーヌ』と同じくらい、私にとっては名前同然だった。
教皇様だとて、幼い私に、頭を垂れるくらいだった。
私がその言葉に疑問を持ったのは、8歳になった頃だった。
マナーの授業を抜け出し、侍女や家庭教師から逃げる為、普段なら行く事の無い使用人達の居住区を徘徊していた時、話し声がする部屋が気になって、覗いてみた。
中には、見知っているハウスメイドに、見慣れない若いメイドが指導されている様だった。
「こちらのお邸では、お嬢様の事は『聖女様』とお呼びするように。」
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「『聖女様』ですか?
でも、お嬢様は聖女様では無いのに、なんで・・・。」
「いいから!こちらで働きたいなら、そうお呼びしなさい。」
『聖女』では無い?
私は、その日の夕食の席で、家族に尋ねた。
「私は、『聖女』では無いの?」
両親は一瞬固まり、その後すぐに、お祖父様が私に問いかけた。
「どうしてだい?誰かにそう言われたのか?」
お祖父様は優しく、笑顔で聞いてきたので、私は何とも思わずに、
「メイドがそう言っていたわ。」
そう答えた。
「そうか。どのメイドがそう言っていたんだい?」
部屋にいるメイドの中に、その若いメイドは居なかった。
「ここには居ないわ。
でも、あのメイドと、そう話していたの。」
私は、若いメイドを指導していたハウスメイドを見つけ、指を指した。
「そうか、あのメイドとね。」
お祖父様の顔が少し怖くなった気がしたが、笑顔だったので、それ程気にしなかった。
「昔、『聖女』と呼ばれた女が居たが、それは間違いだったんだ。
『聖女は唯1人』。教皇様もお前が正式な『聖女』だと、おっしゃっていただろう。」
それ以来、その若いメイドは全く見なかったし、そのハウスメイドも会う事はなかった。
だが、その若いメイドの言葉は、私の中で燻り続けるようになる。
王城で開かれた建国記念のパーティーに、子供の私が参加する事が出来たのも、その歳だ。
その席で、また疑問が膨らむ事を聞いた。
陛下の演説に出てくる『聖女』は、私では無い。
乾杯で捧げられる『聖女』は、私では無い。
すれ違いざまに聞こえる、大人達の会話に出てくる『聖女』は、私では無い。
間違いだった『聖女』の事なのだろう。
何故、皆、間違いを正さないのだろう。
祖父母と両親と共に、王族への挨拶に向かうと、今度は遠巻きにジロジロ見られた。
やっぱり、私が『聖女』だから、皆、畏れ多いのだと思っていると、『偽物』だの『偽聖女』だのと聞こえてきた。
なんだ、皆、以前に呼ばれた『聖女』が偽物で、私が本当の『聖女』だと分かっているんじゃない。
幼い私は、そう勘違いをしていた。
今なら分かる。
私が『偽物』だと言われていたのだと!
勘違いをした私は、王族への挨拶の後、傲慢にもお祖父様にお願いをした。
「お祖父様、私、ジルベルト様と結婚したいわ!
一目で好きになってしまったの。」
「ほう。それは、それは。」
「『聖女』なのだもの、陛下だって許してくれる筈よ!」
お祖父様の目が鋭くなった気がしたが、浮かれた私は、気に留めなかった。
それからしばらくして、私がジルベルト殿下の婚約者候補だと、噂が広がり始める。
私自身も、お茶会やパーティーで、私に聞いてくる人達には、いつも「私が未来の王妃よ」と答えていた。
だって私は『聖女』なのだから、王妃になるべきなのだ!
12歳で学園に入ると、すぐにでも殿下に会えると思っていたのに、殿下はまだ入学していなかった。
私はそれまでと同じく、『私がジルベルト殿下の婚約者』だと、辺り憚らず吹聴しまくった。
お祖父様は伯爵筆頭だったし、私にかしずく伯爵位以下の令息、令嬢がいたので、周りの同級生達に遠巻きにされても、高貴な私に遠慮しているとしか思っていなかった。
この国の歴史を学ぶ授業で『聖女』が出てきても、「いつ『偽物』とバレて、私が『聖女』だと言われるのか」と、疑いもせずに授業に参加していた。
しかし、夏季休暇が始まるという頃、私と私の家の事情が一変する。
お祖父様が不正を行なっていたと糾弾されたのだ。
テルニアとの癒着や、貴族達への『私がジルベルト殿下の婚約者』という根回しの為の賄賂などの証拠が次々に暴かれ、我が家は爵位を落とす事になってしまった。
「『聖女』がいるのだから、考慮されて不問にされても良いだろう」と私が憤っていると、おとなしくしていなければ爵位剥奪もあり得ると怯えたお母様に、
「あなたは、この国では『聖女』と認められていないのよ。」
と言われた。
「あなたが『聖女』なのは、テルニアと神皇国だけ。それも、『聖女候補』でしかないの。
我が国や多くの国で『聖女』と言ったら、先代大皇妃様の事。
あなたは、ただの貴族令嬢に過ぎないのよ。」
私の今までは何だったのか?
頭が真っ白になり、虚無とも絶望ともいえる混然とした感情のまま、日々を過ごした。
今までの寮から、下位貴族の寮に移され、侍女も護衛を兼ねた2人に減らされた。
蔑む視線や中傷などがあっただろうが、周りを気にする事は、ほぼ無かった。
私にとって、あまりにも衝撃的過ぎて、それからの私は『無』だった。
何処に居るのか、何をしているのか、ただ毎日を彷徨うだけ。
私の耳に、声が入ってくるようになったのは、2年も過ぎた最近の事だ。
再従姉妹のシャロンが発した言葉だった。
「・・・何?今、何て言ったの?」
久々に反応した私に「驚いた」と、シャロンが目を見開いた。
「『聖女様の姪』が召喚されたそうよ。
昨日の光の雨は、その方の治癒魔法なんだって。」
シャロンは、「きっとタリアテリーヌが話すようになったのも、その方のおかげだわ」と続けた。
今までも何回か、私に話しかけていたらしい。
『聖女様の姪』が入学すると分かると、シャロンは「お礼を言いに行きましょう」と言い出した。
私は、どう反応していいのか、分からなかった。
とりあえず、シャロンに連れられて挨拶したものの、気が付くと寮の自室にいた。
いつの間にか、帰っていたらしい。
侍女が、お祖父様から明日邸に来るように言付かっていると伝えてきた。
お祖父様が隠居してから、ずっと会っていないのに何用だろう?
なので翌日外出しようとしたのが、何か問題があり、外に出られないという。
仕方ないので、お祖父様へお詫びの連絡をするよう、侍女を先に部屋に帰すと、散歩がてらゆっくりと寮に戻る。
途中で庭で集まっている集団を見かけた。
寮に戻る道筋なので、だんだんと近づいていく。
どうやらピクニックをしているようだが、している人達の顔が人では無い。
「・・・キ、キャー⁈バ、バ、バケモノ⁈」
動物や魔獣の顔をした人型のバケモノが、一斉に私を睨んだ。
「ひっ!」
咄嗟に逃げようとしたが、足がもつれて尻もちをついてしまった。
目の前に、ドラゴン人とユニコーン人を従えた猫人が迫って来る。
猫人が、私に手を突き出した。
身体を反らせて避けたが、次に攻撃されたら、逃げられないだろう。
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