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汚れ③
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「ようこそ。テルニアへ。」
これといって華美では無い、その辺の兵に羽が生えたくらいの違いしかない防具姿の若い男性は、アラン達を見ると、笑顔で両手を広げた。
「兄上、お連れしました。」
リストルードは、ふらつく身体を膝に手を置いて倒れないようにしながら、その男性に話しかけた。
「何だ、リスト。フラフラじゃあないか。」
「そりゃ、そうですよ。何なんですか!あの魔力量は!
私は兵を迎えに行って来ますから、よろしくお願いしますよ、兄上。」
リストルードは、アラン達に一礼すると、その場から消えた。
「さて、エンダールからのお客人。
はじめまして。私はクロッシェント=リード=オブ=テルニア。
テルニアの王を務めている。」
アラン達は、左手を胸に置き、膝を曲げ頭を下げた。
「ご尊顔を賜り、恐縮至極でございます。
まさか、本当に戦線まで出ていられるとは、思ってもみませんでした。」
1番年長のヴィルエノール前辺境伯のマークライドが、挨拶をし、エンダール側を紹介した。
「ほう。『薔薇姫』の兄君に、『聖女の甥』か。
では先に、『薔薇姫』に会わせた方が良いだろうか?」
「「ヒロミ(裕美)は、ここに居るんですか⁈」」
アランと康人、そして騎士の2人が、身体を前に乗り出した。
「ああ。ただちょっと、変わった事になっていてね。」
クロッシェントがそう言うと、騎士の1人が足を踏み出し、声を発した。
「まさか、ヒロミ様を傷つけたりなど・・・!」
「控えよ。ヴィンセント!」
すぐにアランが注意すると、手を握り締めて頭を垂れた。
「無事だ。誰にも傷つけられてはいない。
というより、傷つけられない。」
「いったい、どういう・・・?」
アラン達は首を傾げた。
「まあ、会いに行けば、分かる事だ。」
クロッシェントは、ニコリと笑った。
「これは・・・⁈」
「「⁈」」
姫小路裕美の元に案内された7人は、異様な光景に息を飲んだ。
白く蠢く特殊な模様の籠の様な物の中で、姫小路裕美が眠っている。
「これは何だ!檻のつもりか!ヒロミ様を解放しろ!」
ヴィンセントが、クロッシェントを怒鳴りつけ、姫小路裕美に駆け寄り、白い膜に触ろうとした。
「あ。触っては駄目だ!」
クロッシェントが慌てて叫んだが、ヴィンセントの指が触れると、弾かれたように身体が後ろに倒れて、仰向けのまま、床にドスンと転んだ。
「ヴィンセント!」
騎士のキーランが駆け寄って見ると、ヴィンセントは眠っているようだった。
「・・・え。寝てる?」
「ああー。だから駄目って言ったのに!」
クロッシェントは、額に手を当て、首を横に振っている。
「テルニア王陛下、これはいったいどういう事でしょうか?」
マークライドが、クロッシェントに尋ねた。
「『薔薇姫』が自分を守る為に防御魔法をかけているのだ。眠ったままね。」
「眠ったまま・・・。」
「こちらに連れて来られる前からずっと、眠ったままらしい。
そうだな?」
クロッシェントは、部屋の壁際で控えている神官に確認の声をかけた。
「は、はい。イノウエとシオン様がお連れした時からずっと、眠っておられます。」
神官は、ビクッと姿勢を正して、クロッシェントに答えた。
「・・・この神官は、教皇側の人間でしょう?信用できるのですか?」
マークライドが、クロッシェントに尋ねると、クロッシェントはキョトンとした後、カッカッカッと高笑いをした。
「ああ、大丈夫だ。神聖タニア教徒というより、今は『薔薇姫』信教者だからな!」
エンダールの6人は、神官をジッと見た。
「私は、『薔薇姫様』をイノウエからお守り出来ませんでした。
シオン様に『薔薇姫様』を守り、お世話するように言われていたのに!」
シオンは神官に姫小路裕美の監視と世話を命じた筈なのだが、シオンへの信頼と姫小路裕美への信奉で、物の見方が変わっていた。
「井上から守れなかったという事は、どういう事ですか⁈」
康人が、真剣な顔で神官に掴みかかった。
「外傷が無くとも、何かアイツにされたって事ですか?」
「い、いえ。『薔薇姫』様はご自分の魔法で、ご自身を守られました。」
クロッシェントは、パンと手を叩いて、自分に注目を集めた。
「そう。今も、こうやって自分を守っている。」
クロッシェントは、手で白い膜を指した。
「触れる物を弾き、触る者を眠らせる。」
「「『聖女の繭』・・・。」」
クロッシェントの言葉に、マークライドとアランが反応した。
キーランと騎士2人も、ハッとした表情をした。
康人は皆の様子に、首を傾げた。
「『聖女の繭』って?」
「『聖女タカコ=ヒメノコージ様』が、この世界にいらっしゃった時に発動した防御魔法だ。」
質問する康人に、アランが答えた。
「どんな魔法も、武器も通さず、触った者は眠ってしまう。最強で、全ての者に優しい防御魔法。
そのおかげで『聖女様』は死なずに済んだ。」
「優しいかどうかは状況によると思うが、自分を守る魔法では、最強クラスだろうね。」
アランの意見に、クロッシェントは反対と同意の意を示した。
「『聖女』が現れる前まで、『黒髪』は忌むべき存在だった。魔人か魔族に属する者の標だったからね。」
「テルニアでは、今もでしょう?」
「ああ。多くが小さい頃から、そう言われて育つからね。」
アランの嫌味な言葉を気にもせず、クロッシェントは淡々と答えた。
「裕美は何から自分を守ろうとしたのですか?
井上は裕美に何をしようとしたのです?」
康人の問いかけに、クロッシェントはチラッと神官を見てから、エンダールの6人にしっかりとした態度で向き直った。
「・・・無事だったからといって、謝っても許されない事だが。
まさか、こんな事になるとは思ってもおらず、砦の兵も『薔薇姫』を守ろうとしたのだ。犯人も捕らえ・・・。」
「いや、だから、何があったんです?」
煮え切らない態度のクロッシェントに、康人が突っ込んだ。
クロッシェントは、咳払いを2回すると、仕方ないといった感じで顔を俯き加減に答えた。
「イノウエに命じられた1人の兵士が、『薔薇姫』を犯そうとした。」
一瞬の静寂の後、怒号が部屋に鳴り響いた。
「警備の兵士や、そこの神官が抵抗し守ろうとしたが、イノウエの魔法で動きを止められ、ようやく部屋の中に入って見ると、犯人の兵士とイノウエは床に倒れて眠っており、『薔薇姫』は『聖女の繭』に包まれていたそうだ。
犯人の兵士は捕らえ、極刑に処した。」
クロッシェントは、必死に言い訳をする。
「・・・極刑って、どんな刑を執行したんです?」
簡単な刑だったらタダじゃ済ませないと、凄むように見る康人に、クロッシェントは事もなげに、
「麻酔せずに男性器を切断し、止血せずに荒野に放置した。」
そう言った。
クロッシェント以外が、刑の執行を知っているテルニアの兵士までもが、顔を青ざめた。
「それくらいの事をしたのだ。当然だろう。
運が良ければ、生きているかもだが、まあ、普通は死ぬだろうな。」
「「「・・・。」」」
その場にいる者の中には、怯えた顔で股間辺りを押さえている者もいる。
「死ぬといえば。このままでは『薔薇姫』は死んでしまうのだ。」
話を戻したクロッシェントに皆が視線を向けた。
「こちらに来てからは、眠っている『薔薇姫』に、この神官が水を飲ませていた。
『聖女の繭』を発動してからこの3日間、誰も近づけない。
水も飲まずに眠り続ければ、『薔薇姫』は死ぬ。」
部屋にいたクロッシェント以外の全員が、ハッとしたように姫小路裕美を見つめた。
これといって華美では無い、その辺の兵に羽が生えたくらいの違いしかない防具姿の若い男性は、アラン達を見ると、笑顔で両手を広げた。
「兄上、お連れしました。」
リストルードは、ふらつく身体を膝に手を置いて倒れないようにしながら、その男性に話しかけた。
「何だ、リスト。フラフラじゃあないか。」
「そりゃ、そうですよ。何なんですか!あの魔力量は!
私は兵を迎えに行って来ますから、よろしくお願いしますよ、兄上。」
リストルードは、アラン達に一礼すると、その場から消えた。
「さて、エンダールからのお客人。
はじめまして。私はクロッシェント=リード=オブ=テルニア。
テルニアの王を務めている。」
アラン達は、左手を胸に置き、膝を曲げ頭を下げた。
「ご尊顔を賜り、恐縮至極でございます。
まさか、本当に戦線まで出ていられるとは、思ってもみませんでした。」
1番年長のヴィルエノール前辺境伯のマークライドが、挨拶をし、エンダール側を紹介した。
「ほう。『薔薇姫』の兄君に、『聖女の甥』か。
では先に、『薔薇姫』に会わせた方が良いだろうか?」
「「ヒロミ(裕美)は、ここに居るんですか⁈」」
アランと康人、そして騎士の2人が、身体を前に乗り出した。
「ああ。ただちょっと、変わった事になっていてね。」
クロッシェントがそう言うと、騎士の1人が足を踏み出し、声を発した。
「まさか、ヒロミ様を傷つけたりなど・・・!」
「控えよ。ヴィンセント!」
すぐにアランが注意すると、手を握り締めて頭を垂れた。
「無事だ。誰にも傷つけられてはいない。
というより、傷つけられない。」
「いったい、どういう・・・?」
アラン達は首を傾げた。
「まあ、会いに行けば、分かる事だ。」
クロッシェントは、ニコリと笑った。
「これは・・・⁈」
「「⁈」」
姫小路裕美の元に案内された7人は、異様な光景に息を飲んだ。
白く蠢く特殊な模様の籠の様な物の中で、姫小路裕美が眠っている。
「これは何だ!檻のつもりか!ヒロミ様を解放しろ!」
ヴィンセントが、クロッシェントを怒鳴りつけ、姫小路裕美に駆け寄り、白い膜に触ろうとした。
「あ。触っては駄目だ!」
クロッシェントが慌てて叫んだが、ヴィンセントの指が触れると、弾かれたように身体が後ろに倒れて、仰向けのまま、床にドスンと転んだ。
「ヴィンセント!」
騎士のキーランが駆け寄って見ると、ヴィンセントは眠っているようだった。
「・・・え。寝てる?」
「ああー。だから駄目って言ったのに!」
クロッシェントは、額に手を当て、首を横に振っている。
「テルニア王陛下、これはいったいどういう事でしょうか?」
マークライドが、クロッシェントに尋ねた。
「『薔薇姫』が自分を守る為に防御魔法をかけているのだ。眠ったままね。」
「眠ったまま・・・。」
「こちらに連れて来られる前からずっと、眠ったままらしい。
そうだな?」
クロッシェントは、部屋の壁際で控えている神官に確認の声をかけた。
「は、はい。イノウエとシオン様がお連れした時からずっと、眠っておられます。」
神官は、ビクッと姿勢を正して、クロッシェントに答えた。
「・・・この神官は、教皇側の人間でしょう?信用できるのですか?」
マークライドが、クロッシェントに尋ねると、クロッシェントはキョトンとした後、カッカッカッと高笑いをした。
「ああ、大丈夫だ。神聖タニア教徒というより、今は『薔薇姫』信教者だからな!」
エンダールの6人は、神官をジッと見た。
「私は、『薔薇姫様』をイノウエからお守り出来ませんでした。
シオン様に『薔薇姫様』を守り、お世話するように言われていたのに!」
シオンは神官に姫小路裕美の監視と世話を命じた筈なのだが、シオンへの信頼と姫小路裕美への信奉で、物の見方が変わっていた。
「井上から守れなかったという事は、どういう事ですか⁈」
康人が、真剣な顔で神官に掴みかかった。
「外傷が無くとも、何かアイツにされたって事ですか?」
「い、いえ。『薔薇姫』様はご自分の魔法で、ご自身を守られました。」
クロッシェントは、パンと手を叩いて、自分に注目を集めた。
「そう。今も、こうやって自分を守っている。」
クロッシェントは、手で白い膜を指した。
「触れる物を弾き、触る者を眠らせる。」
「「『聖女の繭』・・・。」」
クロッシェントの言葉に、マークライドとアランが反応した。
キーランと騎士2人も、ハッとした表情をした。
康人は皆の様子に、首を傾げた。
「『聖女の繭』って?」
「『聖女タカコ=ヒメノコージ様』が、この世界にいらっしゃった時に発動した防御魔法だ。」
質問する康人に、アランが答えた。
「どんな魔法も、武器も通さず、触った者は眠ってしまう。最強で、全ての者に優しい防御魔法。
そのおかげで『聖女様』は死なずに済んだ。」
「優しいかどうかは状況によると思うが、自分を守る魔法では、最強クラスだろうね。」
アランの意見に、クロッシェントは反対と同意の意を示した。
「『聖女』が現れる前まで、『黒髪』は忌むべき存在だった。魔人か魔族に属する者の標だったからね。」
「テルニアでは、今もでしょう?」
「ああ。多くが小さい頃から、そう言われて育つからね。」
アランの嫌味な言葉を気にもせず、クロッシェントは淡々と答えた。
「裕美は何から自分を守ろうとしたのですか?
井上は裕美に何をしようとしたのです?」
康人の問いかけに、クロッシェントはチラッと神官を見てから、エンダールの6人にしっかりとした態度で向き直った。
「・・・無事だったからといって、謝っても許されない事だが。
まさか、こんな事になるとは思ってもおらず、砦の兵も『薔薇姫』を守ろうとしたのだ。犯人も捕らえ・・・。」
「いや、だから、何があったんです?」
煮え切らない態度のクロッシェントに、康人が突っ込んだ。
クロッシェントは、咳払いを2回すると、仕方ないといった感じで顔を俯き加減に答えた。
「イノウエに命じられた1人の兵士が、『薔薇姫』を犯そうとした。」
一瞬の静寂の後、怒号が部屋に鳴り響いた。
「警備の兵士や、そこの神官が抵抗し守ろうとしたが、イノウエの魔法で動きを止められ、ようやく部屋の中に入って見ると、犯人の兵士とイノウエは床に倒れて眠っており、『薔薇姫』は『聖女の繭』に包まれていたそうだ。
犯人の兵士は捕らえ、極刑に処した。」
クロッシェントは、必死に言い訳をする。
「・・・極刑って、どんな刑を執行したんです?」
簡単な刑だったらタダじゃ済ませないと、凄むように見る康人に、クロッシェントは事もなげに、
「麻酔せずに男性器を切断し、止血せずに荒野に放置した。」
そう言った。
クロッシェント以外が、刑の執行を知っているテルニアの兵士までもが、顔を青ざめた。
「それくらいの事をしたのだ。当然だろう。
運が良ければ、生きているかもだが、まあ、普通は死ぬだろうな。」
「「「・・・。」」」
その場にいる者の中には、怯えた顔で股間辺りを押さえている者もいる。
「死ぬといえば。このままでは『薔薇姫』は死んでしまうのだ。」
話を戻したクロッシェントに皆が視線を向けた。
「こちらに来てからは、眠っている『薔薇姫』に、この神官が水を飲ませていた。
『聖女の繭』を発動してからこの3日間、誰も近づけない。
水も飲まずに眠り続ければ、『薔薇姫』は死ぬ。」
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