9 / 9
9.非実存
しおりを挟む
「え? でもさっきオナニーは毎日するもんでもないって言ってなかった?」
ぽんこつのくせに変なところで記憶力がいい。
俺は美琴の真正面から向き合った。
「美琴、俺はな、初体験でちゃんとかの女を気持ちよくさせられた、っていう体験をしたいんだ」
自分の要望をわかりやすく伝えることは必要だろう。特に美琴みたいな単細胞にも伝わるように言葉を砕く。
「おおう」
「美琴が毎日アナニーしてイキやすい身体になってきてくれれば俺の初体験のやり直しはうまくいく可能性が高い」
「……初体験のやり直し……」
美琴は先ほどの俺と美琴のやりとりを思い出したように言葉を反芻している。
早く入れて、入れるぞ、いたーあぃ!
要約するとこれだもんな。夢も色気もへったくれもない。
「……まぁ、無理ならいいや。この話は無かったことにしよう」
生真面目な顔して美琴の裸体を見つめながら、言ってるうちに俺の言ってることもそこそこに頭がおかしいなと気づいてしまい、俺は日和った。
無理強いは良くない。
童貞じゃなくなったとて、初体験がはちゃめちゃだったと言うだけのことだ。
この先童貞でいたとして、好きすきダイスッキでえっちに突入出来る確証もなかったんだし、玄人のおねぇさんにお客さんとして童貞卒業おめでとう、される可能性だってあったんだし……
なにより美琴に言われてちんちん挿入すると決めたのは自分だ。死なれるのは寝覚が悪いし万が一、億が一でもセックスしなかったがために目の前で知り合いが死ぬ事態は避けたいものだ。
美琴が断って、「疲れてるからそんな訳のわからないこと言うんだからね」などと言って家に帰ってぐっすり寝ることにしてくれないかなと思い始める。
ここは童貞喪失キャンセル界隈……
俺は目を瞑る。
なんか急にめちゃくちゃ眠くなってきた。
出したからか……
「わかった……」
美琴のぼそっとした声が聞こえて、眠かったはずなのにでかめの声が出た。
「え!? やんの!?」
「なによ、命の恩人の願いなんだし……がんばってみる……」
確かにそう考えれば? 命の恩人とも言えるわけかり
俺はにまにまと笑顔になった。
「じゃぁそういうことで」
俺は眠気に身を任せることにする。
「シャワー勝手に使ってくれていいからな……もう俺眠くて……」
布団に潜り込むとすぐに寝た。
さて一ヶ月後のやり直しがうまく行ったかはここでは省略としておく。
ぽんこつのくせに変なところで記憶力がいい。
俺は美琴の真正面から向き合った。
「美琴、俺はな、初体験でちゃんとかの女を気持ちよくさせられた、っていう体験をしたいんだ」
自分の要望をわかりやすく伝えることは必要だろう。特に美琴みたいな単細胞にも伝わるように言葉を砕く。
「おおう」
「美琴が毎日アナニーしてイキやすい身体になってきてくれれば俺の初体験のやり直しはうまくいく可能性が高い」
「……初体験のやり直し……」
美琴は先ほどの俺と美琴のやりとりを思い出したように言葉を反芻している。
早く入れて、入れるぞ、いたーあぃ!
要約するとこれだもんな。夢も色気もへったくれもない。
「……まぁ、無理ならいいや。この話は無かったことにしよう」
生真面目な顔して美琴の裸体を見つめながら、言ってるうちに俺の言ってることもそこそこに頭がおかしいなと気づいてしまい、俺は日和った。
無理強いは良くない。
童貞じゃなくなったとて、初体験がはちゃめちゃだったと言うだけのことだ。
この先童貞でいたとして、好きすきダイスッキでえっちに突入出来る確証もなかったんだし、玄人のおねぇさんにお客さんとして童貞卒業おめでとう、される可能性だってあったんだし……
なにより美琴に言われてちんちん挿入すると決めたのは自分だ。死なれるのは寝覚が悪いし万が一、億が一でもセックスしなかったがために目の前で知り合いが死ぬ事態は避けたいものだ。
美琴が断って、「疲れてるからそんな訳のわからないこと言うんだからね」などと言って家に帰ってぐっすり寝ることにしてくれないかなと思い始める。
ここは童貞喪失キャンセル界隈……
俺は目を瞑る。
なんか急にめちゃくちゃ眠くなってきた。
出したからか……
「わかった……」
美琴のぼそっとした声が聞こえて、眠かったはずなのにでかめの声が出た。
「え!? やんの!?」
「なによ、命の恩人の願いなんだし……がんばってみる……」
確かにそう考えれば? 命の恩人とも言えるわけかり
俺はにまにまと笑顔になった。
「じゃぁそういうことで」
俺は眠気に身を任せることにする。
「シャワー勝手に使ってくれていいからな……もう俺眠くて……」
布団に潜り込むとすぐに寝た。
さて一ヶ月後のやり直しがうまく行ったかはここでは省略としておく。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
幼馴染みのメッセージに打ち間違い返信したらとんでもないことに
家紋武範
恋愛
となりに住む、幼馴染みの夕夏のことが好きだが、その思いを伝えられずにいた。
ある日、夕夏のメッセージに返信しようとしたら、間違ってとんでもない言葉を送ってしまったのだった。
年上女は年下上司に愛される。
國樹田 樹
恋愛
「先輩! 年上の女性を落とすにはどうしたらいいですか!?」と切羽詰った様子で迫ってきたのは後輩、沢渡 啓志。
「あーやっぱ頼りがいのある男とかに弱いんじゃない?」と軽ーく返した私に、彼は元気に返事して。――いつの間にか、先を越されていた。
あれ……あいついつの間に私の上司になった? とかそんな話。
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
田舎に帰ったら従妹が驚くほど積極的になってた話
神谷 愛
恋愛
久しぶりに帰った田舎には暫くあっていない従妹がいるはずだった。数年ぶりに帰るとそこにいたのは驚くほど可愛く、そして積極的に成長した従妹の姿だった。昔の従妹では考えられないほどの色気で迫ってくる従妹との数日の話。
二話毎六話完結。だいたい10時か22時更新、たぶん。
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜
桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。
上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。
「私も……私も交配したい」
太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる