死神さんのお仕事

哀子ちゃん。お仕事開始！

休憩時間。陽気な笑い声が飛び交う教室。そんな中一人の少女が机にうつ伏せに寝ていた。

「うるせーなガキども。私をよそにガヤガヤ叫びやがって。粛清してやろうか。」

小さな声でつぶやく。。

するとウサギの人形がどこからともなく現れた。

「だめだめ。死神が人間界で目立つことしたら。」

動き、喋るぬいぐるみ。だが教室にいる周りの生徒はまるで見えてないかのように変わらずいつものようだった。

少女はうつ伏せの状態から少し睨むようにぬいぐるみのほうを見た。

「わかってるわよ。周りの馬鹿どもは私が神であることに感謝することね。私が普通の人間だったらこの教室は血に染まってたわ」

「君がそんな見下した、人間からみたら厨二発言を連発するから友達できなかったんでしょ。」

ういぐるみは手を口にあて、今にも笑い吹きそうだった。

「あんた、殺すわよ？」

「はいはい、んじゃ学校頑張ってね。せいぜい楽しい学校せいかつを！ぷひゃあああｗ」

ぬいぐるみは壁をすり抜け消えていった。

「あいつ、、、主従関係がなってないわね。一体どこで教育を誤ったのかしら。。」



休憩が終わり授業が始まったが少女は相変わらずうつぶせの状態だった。

午後になり下校の時間になった。
「はぁ、、、今日もあの使い魔と話しただけ。私って本当に、、、」

周りはグループになってみんな誰かと帰っていた。

「まぁいいけど。どうせ何もかも私は違いすぎるもの。。。」

少女は独り、教室を後にした。

家に帰ると、そこは真っ暗で誰もいないさみしい空間だった。

「はてさて、、今日も頑張りますか。パグ！おいで」

少女はパソコンを立ち上げ何かを調べているようだった。