〜Years Of Love〜

Episode.２

１学期後半【光行side】

　１０月２日、組体操後。
「次は女子だな……」
俺は３年生の休憩場に、戻ろうとすると
「松本？　おーい？　石川、松本どうしたんだ？」
俺は松本の友達、石川に尋ねる。
「たぶん、瞑想？」
石川が答える。
「次、出番だって言うのに……」
俺は考え込んだ。
《うーん……そうだ！　あれなら、覚めるかな？　リスク大きいけど……》
俺は松本の目の前にしゃがみ、松本と唇を重ねる。
「起きねぇ……」
俺は松本の頬を１回叩き、その後去った。松本は目が覚めたみたいだ。
　ペンション、深夜。俺は他の男子がうるさくて水位の変わる湖に行く。あそこなら、静寂で綺麗な星空が見えるから。
《俺に彼女が居れば、もっと綺麗に見えるだろうなぁ》
俺は星空を眺めながら、そんなことを思っていた。そして、湖に着いて下に降りる。かなり水位が下がっている。すると、俺は足を滑らせ転んでしまった。すると、ライトで照らされた。
「岡本くん！」
女子の声。俺は携帯のライトを照らすと、松本がいた。
《２人きりだな……》
俺は、その後松本と話し……告白し、付き合った。俺は１０月２日に郁江にフラれた。だが、俺はそれほどショックでは無かった。誕生日を祝ってくれない彼女なんて彼女じゃないから。そして、８日から俺は松本に恋をした。しかし、俺は松本と２人きりになる時間が無かった。だが、今回のペンションで２人きりになれた。そこで、告白した。松本は俺と付き合うことをOKしてくれた。こうして、俺はまつも……いや、ゆっきーと付き合う事が出来た。