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第7章:謎めく過去
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修学旅行が終わって数日経った。俺は前より潮尻と仲良くなった気がした。そして、潮尻の友達岩腰萌未と中学1・2年生で同じクラスであり、同じ出席番号だった厚毛都那(通称:剛毛メスゴリラ)とも仲良くなった。なんで、厚毛が剛毛メスゴリラなんて呼ばれているのかは、分からない。苗字に『毛』がついているからだろうか。厚毛は動物に例えるなら、ゴリラではなくて猫だ。
「なぁ侑介……」
麗樹が話しかけてきた。
「どうした? 麗樹」
俺は潮尻たちの楽しいガールズトークを眺めていた。
「侑介、最近マドンナや剛毛メスゴリラと、仲良いけどなんかあったのか?」
麗樹が問いかける。セックスしたからだろうか。
「うーん……俺と共に処女捨てさせたからかな?」
俺がボソッと呟くと
「え? 侑介……童貞卒業したの!」
麗樹が驚いた。
「ま、まぁな……」
俺は照れくさそうに返事した。
「誰とやったんだ? まさか、剛毛メスゴリラとしてねぇよな?」
麗樹は、モテたいなら厚毛のことを剛毛メスゴリラと呼ぶのはやめた方がいいと思う。
「いくら過去に振られた相手にはしないよ……潮尻としたんだよ」
実は、俺は中学時代に厚毛に何10回と告白された。嬉しかったけど、まだ付き合うとかあんまり考えられなかった。だから、告白を断った。考えさせてくれって言ったら、メンヘラ化しそうだったから。厚毛はそんな性格の女子だ。潮尻とヤったと答えると麗樹が俺の胸ぐらを掴んだ。
「侑介……お前いつヤった?」
麗樹が問いかける。
「修学旅行の2日目の深夜」
俺が時期を答える。すると、麗樹は胸ぐらから手を離した。
「俺も起きていれば良かった……」
すると、麗樹のズボンからグシャグシャに丸められた紙が落ちた。
「なんだこれ?」
俺が拾うと、麗樹に止められた。
「ちょっと、これは男子トイレで開いてくれ……」
俺は麗樹と男子トイレに連行された。一方、潮尻は
【潮尻side】
私は、修学旅行が終わった日から謎の非通知電話に悩まされていた。無言電話やネットミームの音だけ流す人、そしてとても多かったのは私とセックスしたい変態たちだった。私は怖くて、侑介に聞いた。
屋上。
ーーブー……ブー……
私のスマホからバイブレーションがなる。
「また非通知……」
私は電話を拒否した。
「最近……潮尻の電話多くないか?」
侑介が聞く。
「最近……変な電話ばっかりで……どうすればいい?」
私は着信履歴の画面を見せる。侑介は目を丸くしていた。
「スマホ変えよう……そして、電話番号も変えよう!」
侑介は機種変を提案してくれた。
「分かった、ありがとう……でも、なんでこんなことに……」
私が悩んでいると
「もしかしたら、これかも知んねぇな」
侑介はグシャグシャに丸められた紙を広げる。そこには
『私と体のお付き合いを、しませんか?』
と。書いてあって、私のフルネームと電話番号そして裏には私の顔写真が載せられていた。
「この字体に見覚えある?」
侑介が聞くと
「え? なんか……都那ちゃんのに似てる」
私は友達の都那ちゃんの字がそのポスターに書かれている字と同じだと分かった。
「やっぱりか……」
侑介は納得したみたいだ。
「これどこで拾ったの?」
私が聞くと
「麗樹が日課のジョギング中によく通るパチンコ店にあったから破いて持ってきたって」
侑介は友達の足永くんから貰ったみたい。
「でも、これ都那ちゃんがやったって確証は……」
私は都那ちゃんの字に似ているとは言え、犯人になる証拠がない。
「俺の過去の話が証拠になる」
侑介が言う。
「俺が中学時代に何回も厚毛に告白されたけど、断った」
侑介は続けて
「これが動かぬ証言」
侑介は紙を丸める。
「潮尻……放課後、麗樹と会議するから来てくれ……」
侑介は、例の丸めたポスターを私に渡した。
「捨ててもいいから」
侑介は教室に戻る。
【侑介side】
放課後。
「麗樹、何か策はあるのか?」
俺は、潮尻と麗樹の3人で月読茶舗でカフェを飲みながら作戦会議をした。
「オレが架空請求になろうか?」
麗樹が案を出す。
「え? でも、声でバレるんじゃ……」
潮尻が反論する。
「ボイスチェンジャーあるから、これで犯罪者のような低い声でやればいいんじゃない?」
麗樹の家は、最先端のテクノロジーでもあるのだろうか。
「でも、何を請求するんだ? さすがにギャグは無理だろうし……」
俺は悩む。
「侑介……剛毛メスゴリラがパパ活してた噂を聞いたことあるか?」
麗樹の口から『パパ活』と言う言葉が出た。
「え? 13歳の頃に聞いたことがあるが……あれマジなの?」
俺は麗樹に聞いた。
「いや、俺も噂程度だから鵜呑みにしてないんだが……使えるんじゃないか?」
麗樹が厚毛の根も葉もない噂を架空請求に使おうと提案する。
「目撃者も何人かいることにして、莫大な請求額にするんだ」
麗樹の作戦が完璧すぎる。会議するまでもない。
「麗樹の作戦に賛同する……潮尻は異論は?」
俺は潮尻を見る。
「私も一応、肖像権の侵害を受けた被害者だし……賛同する」
俺たちは、厚毛を成敗することにした。
「なぁ侑介……」
麗樹が話しかけてきた。
「どうした? 麗樹」
俺は潮尻たちの楽しいガールズトークを眺めていた。
「侑介、最近マドンナや剛毛メスゴリラと、仲良いけどなんかあったのか?」
麗樹が問いかける。セックスしたからだろうか。
「うーん……俺と共に処女捨てさせたからかな?」
俺がボソッと呟くと
「え? 侑介……童貞卒業したの!」
麗樹が驚いた。
「ま、まぁな……」
俺は照れくさそうに返事した。
「誰とやったんだ? まさか、剛毛メスゴリラとしてねぇよな?」
麗樹は、モテたいなら厚毛のことを剛毛メスゴリラと呼ぶのはやめた方がいいと思う。
「いくら過去に振られた相手にはしないよ……潮尻としたんだよ」
実は、俺は中学時代に厚毛に何10回と告白された。嬉しかったけど、まだ付き合うとかあんまり考えられなかった。だから、告白を断った。考えさせてくれって言ったら、メンヘラ化しそうだったから。厚毛はそんな性格の女子だ。潮尻とヤったと答えると麗樹が俺の胸ぐらを掴んだ。
「侑介……お前いつヤった?」
麗樹が問いかける。
「修学旅行の2日目の深夜」
俺が時期を答える。すると、麗樹は胸ぐらから手を離した。
「俺も起きていれば良かった……」
すると、麗樹のズボンからグシャグシャに丸められた紙が落ちた。
「なんだこれ?」
俺が拾うと、麗樹に止められた。
「ちょっと、これは男子トイレで開いてくれ……」
俺は麗樹と男子トイレに連行された。一方、潮尻は
【潮尻side】
私は、修学旅行が終わった日から謎の非通知電話に悩まされていた。無言電話やネットミームの音だけ流す人、そしてとても多かったのは私とセックスしたい変態たちだった。私は怖くて、侑介に聞いた。
屋上。
ーーブー……ブー……
私のスマホからバイブレーションがなる。
「また非通知……」
私は電話を拒否した。
「最近……潮尻の電話多くないか?」
侑介が聞く。
「最近……変な電話ばっかりで……どうすればいい?」
私は着信履歴の画面を見せる。侑介は目を丸くしていた。
「スマホ変えよう……そして、電話番号も変えよう!」
侑介は機種変を提案してくれた。
「分かった、ありがとう……でも、なんでこんなことに……」
私が悩んでいると
「もしかしたら、これかも知んねぇな」
侑介はグシャグシャに丸められた紙を広げる。そこには
『私と体のお付き合いを、しませんか?』
と。書いてあって、私のフルネームと電話番号そして裏には私の顔写真が載せられていた。
「この字体に見覚えある?」
侑介が聞くと
「え? なんか……都那ちゃんのに似てる」
私は友達の都那ちゃんの字がそのポスターに書かれている字と同じだと分かった。
「やっぱりか……」
侑介は納得したみたいだ。
「これどこで拾ったの?」
私が聞くと
「麗樹が日課のジョギング中によく通るパチンコ店にあったから破いて持ってきたって」
侑介は友達の足永くんから貰ったみたい。
「でも、これ都那ちゃんがやったって確証は……」
私は都那ちゃんの字に似ているとは言え、犯人になる証拠がない。
「俺の過去の話が証拠になる」
侑介が言う。
「俺が中学時代に何回も厚毛に告白されたけど、断った」
侑介は続けて
「これが動かぬ証言」
侑介は紙を丸める。
「潮尻……放課後、麗樹と会議するから来てくれ……」
侑介は、例の丸めたポスターを私に渡した。
「捨ててもいいから」
侑介は教室に戻る。
【侑介side】
放課後。
「麗樹、何か策はあるのか?」
俺は、潮尻と麗樹の3人で月読茶舗でカフェを飲みながら作戦会議をした。
「オレが架空請求になろうか?」
麗樹が案を出す。
「え? でも、声でバレるんじゃ……」
潮尻が反論する。
「ボイスチェンジャーあるから、これで犯罪者のような低い声でやればいいんじゃない?」
麗樹の家は、最先端のテクノロジーでもあるのだろうか。
「でも、何を請求するんだ? さすがにギャグは無理だろうし……」
俺は悩む。
「侑介……剛毛メスゴリラがパパ活してた噂を聞いたことあるか?」
麗樹の口から『パパ活』と言う言葉が出た。
「え? 13歳の頃に聞いたことがあるが……あれマジなの?」
俺は麗樹に聞いた。
「いや、俺も噂程度だから鵜呑みにしてないんだが……使えるんじゃないか?」
麗樹が厚毛の根も葉もない噂を架空請求に使おうと提案する。
「目撃者も何人かいることにして、莫大な請求額にするんだ」
麗樹の作戦が完璧すぎる。会議するまでもない。
「麗樹の作戦に賛同する……潮尻は異論は?」
俺は潮尻を見る。
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俺たちは、厚毛を成敗することにした。
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