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第3章"入学式当日"
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入学式後、1年4組。俺は15番になった。俺の誕生日は、4月15日だ。陽子姉は35番だ。今は、各クラスに集められた。自己紹介をするのだろう。1番から。
「皆さん、初めまして……俺様は朝比奈悠斗です……以後、お見知りおきを」
悠斗がセオリー通りの自己紹介をした。数十分後、俺の番が来た。
「は! 初めまして! 俺は神楽谷明です……俺は占い師の家系で俺はタロット占いをしてます、お見せしましょう」
俺は担任の佐藤豪太を使い、占いを披露した。十数分後、陽子姉の自己紹介がする。
「皆さん……初めまして! 神楽谷陽子です……よろしくお願いします」
陽子姉もセオリー通りの自己紹介をした。
下校時。
「何でなんも占いの能力持ってないの?」
俺は陽子姉に聞く。
「祖父母の家で育ったからかな?」
陽子姉はそう答えた。俺は陽子姉と手を繋いでいる。姉弟なら普通のことだ。
「俺ら、双子の姉弟なのに全然似てないところがあるんだな」
俺らは手を繋いだまま、下校した。
翌日。朝、陽子姉と手を繋いで登校していると黒板に俺と陽子姉の名前で相合傘が書かれていた。
「誰だよ! 書いたやつ!」
俺は黒板消しを手に取り、消そうとすると男子生徒に捕まってしまい教室の後ろへ追いやられた。
「ホントなんだから認めろよ!」
男子生徒の1人が俺の長い髪を掴む。
「あ? 何の事だ?」
俺はコイツらが何を言っているのか分からない。
「お前が、陽子と付き合っている事だよ!」
もう1人の男子生徒が言う。
「そう言えば、苗字も一緒だよな? 結婚してんのか?」
髪掴んだ男子生徒は俺の顔を床に押し付け、肺を圧迫させる。
「俺は、結婚できる年齢じゃ……ない」
俺は否認する。全て事実だ。
「どれだけ否認する気だ? あぁ?」
髪掴んだ男子生徒は両足で俺の背中に乗り、本気で肺を圧迫させる。窒息死してしまう。
「やめてよ!」
陽子姉が止める。
「私は明と結婚はおろか、お付き合いもしてません! 姉弟です!」
陽子姉は姉弟と明かした。
ーー陽子姉! なんでバラすの!
俺は顔を床からあげ、アイコンタクトで陽子姉にテレパシーを送る。
ーー明がそれ言える状況じゃないでしょ!
陽子姉は正論である。確かに、今のままじゃ俺は死ぬ。
「へぇ、姉弟かぁ……じゃ! いたら邪魔だから殺すか!」
俺の背中に乗った男子生徒は俺の肺の圧迫を進める。多分、コイツ陽子姉を好きになったな。
「弟を窒息死させるようなら、殴るよ?」
陽子姉は拳を握りしめる。
「殴れるもんなら、殴ってみな?」
俺をいじめる男子生徒2名は
《女子のパンチなんて弱い!》
と。思っている。だが、俺らの家系は占い師。水晶玉を持てるぐらいの力は無いといけない。つまり、腕力は人並みはずれている。陽子姉は鍛えた腕力で男子生徒2名を1殴りで吹き飛ばした。俺は肺は圧迫しなくなり、呼吸できるようになった。その後、俺たちは実力テストを受けた。
放課後、神楽谷家。俺は陽子姉の胸に顔を埋め、泣いていた。陽子姉をそれを嫌がる事なく、俺の頭を撫でてくれる。
「明日、担任に相談するよ」
陽子姉は優しく慰めてくれる。
「今日は……陽子姉の膝枕で寝たい……」
俺は泣きながら、陽子姉に言った。
「仕方が無いなぁ……」
陽子姉は膝枕を了承してくれた。
「皆さん、初めまして……俺様は朝比奈悠斗です……以後、お見知りおきを」
悠斗がセオリー通りの自己紹介をした。数十分後、俺の番が来た。
「は! 初めまして! 俺は神楽谷明です……俺は占い師の家系で俺はタロット占いをしてます、お見せしましょう」
俺は担任の佐藤豪太を使い、占いを披露した。十数分後、陽子姉の自己紹介がする。
「皆さん……初めまして! 神楽谷陽子です……よろしくお願いします」
陽子姉もセオリー通りの自己紹介をした。
下校時。
「何でなんも占いの能力持ってないの?」
俺は陽子姉に聞く。
「祖父母の家で育ったからかな?」
陽子姉はそう答えた。俺は陽子姉と手を繋いでいる。姉弟なら普通のことだ。
「俺ら、双子の姉弟なのに全然似てないところがあるんだな」
俺らは手を繋いだまま、下校した。
翌日。朝、陽子姉と手を繋いで登校していると黒板に俺と陽子姉の名前で相合傘が書かれていた。
「誰だよ! 書いたやつ!」
俺は黒板消しを手に取り、消そうとすると男子生徒に捕まってしまい教室の後ろへ追いやられた。
「ホントなんだから認めろよ!」
男子生徒の1人が俺の長い髪を掴む。
「あ? 何の事だ?」
俺はコイツらが何を言っているのか分からない。
「お前が、陽子と付き合っている事だよ!」
もう1人の男子生徒が言う。
「そう言えば、苗字も一緒だよな? 結婚してんのか?」
髪掴んだ男子生徒は俺の顔を床に押し付け、肺を圧迫させる。
「俺は、結婚できる年齢じゃ……ない」
俺は否認する。全て事実だ。
「どれだけ否認する気だ? あぁ?」
髪掴んだ男子生徒は両足で俺の背中に乗り、本気で肺を圧迫させる。窒息死してしまう。
「やめてよ!」
陽子姉が止める。
「私は明と結婚はおろか、お付き合いもしてません! 姉弟です!」
陽子姉は姉弟と明かした。
ーー陽子姉! なんでバラすの!
俺は顔を床からあげ、アイコンタクトで陽子姉にテレパシーを送る。
ーー明がそれ言える状況じゃないでしょ!
陽子姉は正論である。確かに、今のままじゃ俺は死ぬ。
「へぇ、姉弟かぁ……じゃ! いたら邪魔だから殺すか!」
俺の背中に乗った男子生徒は俺の肺の圧迫を進める。多分、コイツ陽子姉を好きになったな。
「弟を窒息死させるようなら、殴るよ?」
陽子姉は拳を握りしめる。
「殴れるもんなら、殴ってみな?」
俺をいじめる男子生徒2名は
《女子のパンチなんて弱い!》
と。思っている。だが、俺らの家系は占い師。水晶玉を持てるぐらいの力は無いといけない。つまり、腕力は人並みはずれている。陽子姉は鍛えた腕力で男子生徒2名を1殴りで吹き飛ばした。俺は肺は圧迫しなくなり、呼吸できるようになった。その後、俺たちは実力テストを受けた。
放課後、神楽谷家。俺は陽子姉の胸に顔を埋め、泣いていた。陽子姉をそれを嫌がる事なく、俺の頭を撫でてくれる。
「明日、担任に相談するよ」
陽子姉は優しく慰めてくれる。
「今日は……陽子姉の膝枕で寝たい……」
俺は泣きながら、陽子姉に言った。
「仕方が無いなぁ……」
陽子姉は膝枕を了承してくれた。
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