〜実姉弟の恋⁉︎〜 改編

第６章＂共に歩む日々＂

　デート当日。今日、俺は堕悪と初デートをする。待ち合わせは橘坂市にある喫茶店だ。俺は陽子姉に
「ちょっと出掛けてく！」
と。だけ言った。俺は待ち合わせの２時間前に家を出た。
　喫茶店、橘坂。わずか１時間で到着した。俺は外の席に腰を下ろし、アイスティーを飲んで待っていた。
　待ち合わせ時間から１０分経過。待ち合わせから１０分経った。堕悪はまだ来ていない。俺は
ーーデートに選ぶ服でも、迷っているのかな？
と。思い待つ事にした。
　待ち合わせから１時間経過。１時間が経った。堕悪はまだ来ない。ＬＥＡＤや通話を繋げたりしたが、未読無視で着信拒否。どうしたんだろうか。
　待ち合わせから３時間経過。３時間経った。堕悪はまだ来ない。
「１０分ならまだ分かるよ……だけど、３時間は流石にないだろ！」
俺は、アイスティーの料金だけ払って帰った。
　神楽谷家。俺は暗い気持ちで帰ってきた。
「おかえり、明……どこ行ってたの？」
陽子姉が出迎えてくれた。俺は陽子姉に抱きつく。
「ど、どうしたの？　明」
陽子姉は俺に問いかける。
「陽子姉、今日嫌なことあったから膝枕で寝たい」
俺は嫌な日があった時は、陽子姉の膝枕で寝ている。
「明はシスコンだねぇ」
陽子姉は、俺の背中を優しくさする。