女神スキル転生〜知らない間に無双します〜

悠任 蓮

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3章 主人公夏休み編

32話 なんでそうなちゃった

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翌日俺は昨日の店に来ていた。
                 
「おー来たか!あ、そういえば自己紹介を忘れていたな。私がラーサ・ジェシーだ。ジェシーとでも呼んでくれ。それでこいつは、私の弟子で見習いのラダー・フックだ。」
                 
「よろしくな。」
                 
「よろしくお願いします。」
                 
「剣は完成してるぞ。ただ金貨1枚だからと張り切って1日と言ってしまったが普段は5日程度掛かるものでな。もしかしたら不備があるかもしれないんだ。そうしたらちゃんと修理するから許してくれないか?あ!もちろん無料だ。」
                 
無料で修理してくれるならいいか。それより剣が見たいな。本物の剣は持ったこと無いし。
                 
「大丈夫ですよ。それより剣見せてもらえますか?」
                 
「ありがとう。剣は今もってくるから待ってな。」
                 
そう言ってジェシーさんは店の奥に入っていった。
                 
数分後ジェシーさんは店の奥から剣を持って出てきた。
                 
「どうだ。」
                 
そういってジェシーさんは剣を見せてくれた。

すごい

俺は思わずそう呟いてしまった。俺は剣を鑑定したわけではない。なぜすごいと呟いてしまったのかというとその剣は太陽のように輝いていたからである。またその光の反射は多分鏡にだって劣らないであろうといえるほどすごかった。多分すごさはゴブリンでも理解できるであろう。
                 
「本当にいいんですか。」
                 
「なにがだ?」
                 
「いえ、この剣売ってもらって。」
                 
「もちろんだ。だって金貨1枚で買ってくれるんだろ。」
                 
「はい。そうですけど。」
                 
「まさか金貨1枚用意できなかったのか?薄々はそんな感じしたけどな。」
                 
「違うんです。金貨1枚は用意出来たんです。」
                 
「ということは気に入らなかったのか?悪いがうちではこれ以上の性能は多分作れないな。じゃああきらめてもらうしかないな。」
                 
「違います。」
                 
そう言って俺は金貨1枚をジェシーさんに渡した。
                 
「毎度あり!」
                 
ジェシーさんから剣が渡される。
                 
「ありがとうございます。」
                 
「こちらこそ。また機会があれば来てくれよな!」
                 
「はい!」
                 
買ってしまった・・・本当にあれは対等な取引だったのだろうか。なんかこういうと悪い取引みたいだけど、本当にとてもいい取引だった。てか、あれを1日ってチートかよ。そうだ、鑑定と。

〈名前〉神刀神雷
〈レアリティ〉LR
〈レベル〉1
〈体力〉2315/2315
〈魔力〉0/0
                  
                  
〈固有スキル〉
《絶対切断
                  
                  
〈スキル〉
《成長Lv.1》
                  
〈パッシブスキル〉
                  
                  
〈称号〉
[業物][神剣][絶対切断]
                  
                  
                  
いやチートじゃないすか。もはや1日で作ってるのに神剣扱いじゃん。

よし、検証は明日にして今日はもう寝よう。なんか現実味がないな。
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