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187ショートコント カップ数
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〈カキカキ………バサッ……カキカキ……バサッ…〉
……はぁ…勉強楽しい…この誰にも干渉されない静かな環境でやれるのが自習室の強みね……さてあと5ページ、頑張ろう。
〈ガラガラ…〉
「菜乃葉いる?」
「何…富司?わざわざ自習室まで訪ねて来て、テスト勉強中の私になんか用?」
……せっかく集中してたのにうるさいやつが…
「あのさ…お前の胸って食べ物で例えるとどれくらいあるの?どうしても知りたくて。」
「……キ…モ……言うわけないでしょ!ていうかなんでそんなに知りたいのよ!」
……自習室にそぐわない下品な発言…キモすぎ。
「いや…昼休みのときに男友達とそういう話になって。ふと…菜乃葉はどれくらいなのかな…って思って。」
「しょうもな!絶対言わない。」
……あ…もう…他の人達が私達を見てる…恥ずかしい。
「何だよ~触るわけじゃないんだから教えろよ。」
「アンタ頭おかしいんじゃないの?今すぐ消えて…Getout!」
……テスト勉強の邪魔でしかない。
「酷いな~幼馴染に言うことかよ。」
「その言葉そのまま返すわ。デリカシーという言葉を100回ノートに書いて出直して来なさい。」
「ケチ……あっわかった♪…お前貧乳だから言いたくないんだろ?だからか…」
「違うわよ!わりとあるし…」
「じゃあどれくらい?ミニトマト?」
「肉まんぐらいは…あっ今の忘れなさい。」
……くそ…ついペースにのせられて。
「へぇ…肉まんw意外とあるじゃん。」
「黙って!Getout!」
「はいはい…じゃあね~Cカップ女w」
「馬鹿!変態!!」
〈シュ!シュッ!〉
「ちょっ…筆記用具を俺の頭付近目掛けて投げてくんなよ痛…昭和のの教師か!…胸はCなのに行動はDangerousのDだな。」
「うるさい!アンタなんてもう嫌い…大嫌い!!」
……富司のせいでこんなに恥をかかされてもう嫌…
「でも俺は菜乃葉のこと好きだよ。」
「えっ……ホント?」
「うん、からかいがいがあってw」
「最…低…アンタのそういうとこホント嫌い……ぅ゙ぅ……。」
「ごめん…そんな泣くなって……俺が悪かったよ。からかってホント悪かった。」
「じゃあ私のこと『好き』って言って…抱き締めてよ。」
「わかった。」
〈ギュッ〉
「………」
「菜乃葉のこと好きだよ。本当に好き…大好き……これでいいか?」
「……うん、赦す。もう帰っていいよ。」
「え?それだけ?ここまでしたのに……菜乃葉は俺のことどう思ってるの?」
「好きだよ。からかいがいがあってw」
「……なんだよ…もしかしてさっきの嘘泣きかよ。信じちゃったじゃん。」
「富司って何故か…私の涙に弱いよねwチョロ~w」
「うっさいな………スキダカラダヨ。」
「なんて?」
「なんでもない。じゃあな。もう帰るわ。」
「バイバイ~」
……『スキダカラ』か…私もだよ富司。
終わり
……はぁ…勉強楽しい…この誰にも干渉されない静かな環境でやれるのが自習室の強みね……さてあと5ページ、頑張ろう。
〈ガラガラ…〉
「菜乃葉いる?」
「何…富司?わざわざ自習室まで訪ねて来て、テスト勉強中の私になんか用?」
……せっかく集中してたのにうるさいやつが…
「あのさ…お前の胸って食べ物で例えるとどれくらいあるの?どうしても知りたくて。」
「……キ…モ……言うわけないでしょ!ていうかなんでそんなに知りたいのよ!」
……自習室にそぐわない下品な発言…キモすぎ。
「いや…昼休みのときに男友達とそういう話になって。ふと…菜乃葉はどれくらいなのかな…って思って。」
「しょうもな!絶対言わない。」
……あ…もう…他の人達が私達を見てる…恥ずかしい。
「何だよ~触るわけじゃないんだから教えろよ。」
「アンタ頭おかしいんじゃないの?今すぐ消えて…Getout!」
……テスト勉強の邪魔でしかない。
「酷いな~幼馴染に言うことかよ。」
「その言葉そのまま返すわ。デリカシーという言葉を100回ノートに書いて出直して来なさい。」
「ケチ……あっわかった♪…お前貧乳だから言いたくないんだろ?だからか…」
「違うわよ!わりとあるし…」
「じゃあどれくらい?ミニトマト?」
「肉まんぐらいは…あっ今の忘れなさい。」
……くそ…ついペースにのせられて。
「へぇ…肉まんw意外とあるじゃん。」
「黙って!Getout!」
「はいはい…じゃあね~Cカップ女w」
「馬鹿!変態!!」
〈シュ!シュッ!〉
「ちょっ…筆記用具を俺の頭付近目掛けて投げてくんなよ痛…昭和のの教師か!…胸はCなのに行動はDangerousのDだな。」
「うるさい!アンタなんてもう嫌い…大嫌い!!」
……富司のせいでこんなに恥をかかされてもう嫌…
「でも俺は菜乃葉のこと好きだよ。」
「えっ……ホント?」
「うん、からかいがいがあってw」
「最…低…アンタのそういうとこホント嫌い……ぅ゙ぅ……。」
「ごめん…そんな泣くなって……俺が悪かったよ。からかってホント悪かった。」
「じゃあ私のこと『好き』って言って…抱き締めてよ。」
「わかった。」
〈ギュッ〉
「………」
「菜乃葉のこと好きだよ。本当に好き…大好き……これでいいか?」
「……うん、赦す。もう帰っていいよ。」
「え?それだけ?ここまでしたのに……菜乃葉は俺のことどう思ってるの?」
「好きだよ。からかいがいがあってw」
「……なんだよ…もしかしてさっきの嘘泣きかよ。信じちゃったじゃん。」
「富司って何故か…私の涙に弱いよねwチョロ~w」
「うっさいな………スキダカラダヨ。」
「なんて?」
「なんでもない。じゃあな。もう帰るわ。」
「バイバイ~」
……『スキダカラ』か…私もだよ富司。
終わり
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