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80話 朝帰り
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〈ガチャ〉
「ただいま~」
······流石に寝ているか。
まぁ都合が良いや。
自室に行こ·······
〈ダダダッ·····〉
······ん?足音·····誰か来る·····あっ!
「夏樹·····」
「·····母さん、ただい·····」
〈ペシッ〉
「痛······」
「馬鹿!ずっと帰って来ないから心配したんだからね〈ギュッ〉」
「ごめんなさい。」
「この時間まで何処にいたの?同じクラスの友達の家にかけても『いない』って言われたのに。」
「他クラスの友達の家。」
「そうだったのね。」
「うん。帰ろうと思ったんだけど、うっかり寝ちゃって朝だったんだ。」
「そっか、次からはそうならないように気をつけなさいね。」
「はい。」
〈ドタドタドタ······〉
「お母さん、大声で何喋っ····夏樹帰って来たのね。」
「姉さんただいま····」
「朝帰りなんてやるじゃんw女子とチョメチョメ気持ち良かった?」
「咲樹、夏樹はアンタじゃないんだからそんなわけないでしょ。あとチョメチョメは昭和すぎるわよ。」
「でも夏樹、ガールフレンドがいるよ。」
「言うなよ!姉さん。」
「ホントなの?夏樹?」
「うん。」
「絶対その子と一夜を共にしたんだよ。」
「違うし、男友達だよ。」
「そんなこと言っているけど、夏樹から女の子が使う香水の匂いがするんだけど。」
「香水は元々好きでつけてるし。」
「でもアンタいつもはこんな甘い系つけないじゃない。」
「複数あるの!」
「疑わしい。」
「ホントこういうときの姉さんはウザいな。」
「なんですって!」
「アンタ達喧嘩はやめなさい。」
「「はい。」」
「夏樹が『男友達の家に泊まった』って言ったんだからもうそれでいいじゃない。」
「でも本当はは女子で、妊娠させるような行為をもししていたなら後々困るよ。」
「女子だとしてもしないし。ていうか男だし。」
「咲樹、夏樹は頭が良いからそんなことしないわよ。」
「お母さんは夏樹に甘いな。」
「そんなことないわよ。ちゃんと平等に接しているわよ。」
「ホントかな····」
「ホントホント·····」
「それより母さん達·····」
「「何?」」
「朝の身支度をしたいから部屋に戻っていい?」
「「いいわよ。」」
「ありがとう。じゃあ·····〈ダダダッ······〉
〈ガチャ〉〈バフッ〉
······疲れた。
朝帰りはもうこりごり。
「ただいま~」
······流石に寝ているか。
まぁ都合が良いや。
自室に行こ·······
〈ダダダッ·····〉
······ん?足音·····誰か来る·····あっ!
「夏樹·····」
「·····母さん、ただい·····」
〈ペシッ〉
「痛······」
「馬鹿!ずっと帰って来ないから心配したんだからね〈ギュッ〉」
「ごめんなさい。」
「この時間まで何処にいたの?同じクラスの友達の家にかけても『いない』って言われたのに。」
「他クラスの友達の家。」
「そうだったのね。」
「うん。帰ろうと思ったんだけど、うっかり寝ちゃって朝だったんだ。」
「そっか、次からはそうならないように気をつけなさいね。」
「はい。」
〈ドタドタドタ······〉
「お母さん、大声で何喋っ····夏樹帰って来たのね。」
「姉さんただいま····」
「朝帰りなんてやるじゃんw女子とチョメチョメ気持ち良かった?」
「咲樹、夏樹はアンタじゃないんだからそんなわけないでしょ。あとチョメチョメは昭和すぎるわよ。」
「でも夏樹、ガールフレンドがいるよ。」
「言うなよ!姉さん。」
「ホントなの?夏樹?」
「うん。」
「絶対その子と一夜を共にしたんだよ。」
「違うし、男友達だよ。」
「そんなこと言っているけど、夏樹から女の子が使う香水の匂いがするんだけど。」
「香水は元々好きでつけてるし。」
「でもアンタいつもはこんな甘い系つけないじゃない。」
「複数あるの!」
「疑わしい。」
「ホントこういうときの姉さんはウザいな。」
「なんですって!」
「アンタ達喧嘩はやめなさい。」
「「はい。」」
「夏樹が『男友達の家に泊まった』って言ったんだからもうそれでいいじゃない。」
「でも本当はは女子で、妊娠させるような行為をもししていたなら後々困るよ。」
「女子だとしてもしないし。ていうか男だし。」
「咲樹、夏樹は頭が良いからそんなことしないわよ。」
「お母さんは夏樹に甘いな。」
「そんなことないわよ。ちゃんと平等に接しているわよ。」
「ホントかな····」
「ホントホント·····」
「それより母さん達·····」
「「何?」」
「朝の身支度をしたいから部屋に戻っていい?」
「「いいわよ。」」
「ありがとう。じゃあ·····〈ダダダッ······〉
〈ガチャ〉〈バフッ〉
······疲れた。
朝帰りはもうこりごり。
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