女装男子と私

メタボ戦士

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90話 誕生日当日③

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〈パンッ〉
  
「ご馳走様でした。」

「お粗末様〈ナデナデ····〉」
 
「何で作っていないのになんで亜樹が言うのよw?」

「なんとなくw」

「なんとなくばっかねwまぁいいわ、後片付けして来る〈ガチャ〉」

「手伝うよ。」

「いい······そこで今日の予定でも考えておいて。」

「それはもう決まってるよ。」

「何?」

「美月とべったりお家デート♡」

「え~せっかくわざわざ県外から来たのに家?何処か出掛けた方が楽しくない?」

「別に家でゲームしたり映画をみたりするだけで十分だけど。」

「そんなの普通すぎない?」  

「そこまでいうなら何処がいいの?」

「そうだな······猫カフェとか?」

「猫カフェか······」

「何?嫌なの?」

「猫に気を取られて僕のこと構ってくれなそうだと思って······」

「まぁ猫が主役だからね。嫌なら他の場所にするけど。」

「それならプラネタリウムをみに行かない?」

「プラネタリウム?何で?」

「あそこならゆったりカップル席でイチャイチャ出来るから。」

「わかった、じゃあプラネタリウムいいよ。でも付き合ってもいないのにカップル席ってどうなの?」

「いいじゃん。保留はギリ付き合ってるようなものだから変じゃないよ。」

「じゃあいいか。何時に行く?」

「今9時だから10時30分なんてどう?」

「それでいいよ。それまでに身支度終わらせるね。」

「わかった。」

 
 しばらくして。

「美月、準備出来た?」
 
〈ガチャ〉

「出来たよ。」

「可愛い〈ギュッ〉」

「はいはい·····ありがとうね〈ナデナデ〉早く行こう。」

「あぁ·····」
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