102 / 164
102話 思わせぶり
しおりを挟む
〈ガチャ〉
「遊びに来たよ。」
「夏樹~〈ギュッ〉」
「ちょっ······どうした?」
「嬉しくて。」
「そっか。あっプレゼントしたやつ早速つけてるね。」
「似合う?」
「うん、似合うよ。俺の見立て通り、いや····それ以上だわ。」
「良かった。それより何処に行くの?」
「何処って?」
「だって女装しているから、撮影がしたいんでしょ?」
「察しが良いな。」
「何処?」
「ここ。」
「私んち!?映えるのないけど····」
「あるよ。美月の部屋とか。」
「私の部屋?」
「うん。本物の女子の部屋で撮影したらリアリティが出ると思って·····駄目?」
「いいけど、恥ずかしいから少しだけね。」
「ありがとう。」
「あらあらやけに賑やかだと思ったら友達と談笑?」
「お母さん。」
「お邪魔してます。」
「スタイルがいい子ね。名前は?」
「夏美です。」
「夏美ちゃんね、なんか誰かに似ている気がするのだけど·····誰かしらね······夏······夏·······」
「気の所為だよ。行こう夏美。」
「うん。」
〈ガチャ〉
「焦った~」
「夏美は安直すぎない?私達の名前を一文字かけ合わせだけだよね。」
「咄嗟だったからごめん。」
「いいけど夏美は恥ずいから。」
「何でw?」
「だって私達の子供みたいじゃない。夏樹の『夏』に私の『美』で。」
「へぇー···意識してんの?」
「まぁ多少ね。」
「じゃあいつか結婚して女の子が生まれたら『夏美』ってつけようかな。」
「『結婚』って誰と?」
「ご想像にお任せしますw」
「そう······」
·······まぁ『美』がつく人なんて世の中にいっぱいいるだろうしね。
「美月·····お~い」
「何?」
「ぼ~っとしてるから。早く撮って。」
「はいはい······じゃあまずはベッドに寝転んで。」
「わかった。」
「遊びに来たよ。」
「夏樹~〈ギュッ〉」
「ちょっ······どうした?」
「嬉しくて。」
「そっか。あっプレゼントしたやつ早速つけてるね。」
「似合う?」
「うん、似合うよ。俺の見立て通り、いや····それ以上だわ。」
「良かった。それより何処に行くの?」
「何処って?」
「だって女装しているから、撮影がしたいんでしょ?」
「察しが良いな。」
「何処?」
「ここ。」
「私んち!?映えるのないけど····」
「あるよ。美月の部屋とか。」
「私の部屋?」
「うん。本物の女子の部屋で撮影したらリアリティが出ると思って·····駄目?」
「いいけど、恥ずかしいから少しだけね。」
「ありがとう。」
「あらあらやけに賑やかだと思ったら友達と談笑?」
「お母さん。」
「お邪魔してます。」
「スタイルがいい子ね。名前は?」
「夏美です。」
「夏美ちゃんね、なんか誰かに似ている気がするのだけど·····誰かしらね······夏······夏·······」
「気の所為だよ。行こう夏美。」
「うん。」
〈ガチャ〉
「焦った~」
「夏美は安直すぎない?私達の名前を一文字かけ合わせだけだよね。」
「咄嗟だったからごめん。」
「いいけど夏美は恥ずいから。」
「何でw?」
「だって私達の子供みたいじゃない。夏樹の『夏』に私の『美』で。」
「へぇー···意識してんの?」
「まぁ多少ね。」
「じゃあいつか結婚して女の子が生まれたら『夏美』ってつけようかな。」
「『結婚』って誰と?」
「ご想像にお任せしますw」
「そう······」
·······まぁ『美』がつく人なんて世の中にいっぱいいるだろうしね。
「美月·····お~い」
「何?」
「ぼ~っとしてるから。早く撮って。」
「はいはい······じゃあまずはベッドに寝転んで。」
「わかった。」
10
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
友達の妹が、入浴してる。
つきのはい
恋愛
「交換してみない?」
冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。
それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。
鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。
冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。
そんなラブコメディです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる