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第3話 早朝忙し
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お店が開店したらいつもの常連さん達がこぞって来た。
「お菊ちゃん来たよ~あれ、そこにいる無愛想な男は旦那かい?」
「違いますよ松之助さん。今日からこの店の用心棒として雇った菊太郎です。」
「用心棒?強そうに見えないな。なぁみんなもそう思うだろ。」
「まぁ確かに。」「弱そう。」「それに小汚い。」
そう言われてから菊太郎のこめかみに青筋が·····
これは不味いと思い「でも昔は凄かったそうですよ菊太郎。」とフォローした。
「こいつが、ワッハハ」と松之助さんが笑ったら他の常連さんもつられて笑っていた。
····やばい青筋が大きくなっている。
菊太郎が爆発する前にこの話は終わらせねば。
「菊太郎を茶化すのもそれぐらいにして何か頼んでくださいよ。」
「まずはいつもの酒を」
「同じく」×3
「にごり酒ね。肴はどうします。」
「今日のおすすめは?」
「今日は菊太郎さんが荷物持ちしてくれたから野菜も魚も良いものが手に入ったよ。おすすめは鯵の干物、芋の煮ころばし、きらず汁、田楽、どじょう汁だね。」
「じゃあ芋の煮ころばし」
「田楽」「鯵の干物」「きらず汁」
「少々お待ちください。」
大忙し。
1人で大変なので菊太郎にお願いして酒だけ運んでもらった。
頼んだメニューは鯵の干物以外は温めるだけなのですぐに提供した。
鯵も開店前から七輪で焼いていたので少しの時間差で提供できた。
「お待たせしました。芋の煮ころばし、田楽、鯵の干物、きらず汁です。」
「お菊ちゃんお手製の芋の煮ころばし酒がすすむ。」
「田楽も美味しい、味噌がいい。」「鯵の干物も最高。」
「きらず汁も二日酔いにちょうどいい。」
「それは良かったです。じゃんじゃん食べて金を落としてくださいね。」
「よっ!商売上手。」
「もう松之助さんにそんなこと言われると照れますよ。」
「へっへっ」
常連さんといつものノリをしていたらいつの間にか客が増えてきた。
匂いにつられて増えたのかもしれない。
これだとさばききれないので接客は菊太郎にまかして料理をどんどん作った。
常連さん達は気を使ってお金を払って帰っていった。
しばらくてんてこ舞いで大忙し。
菊太郎の手伝いもあり無事に営業を最後までやり遂げた。
作ったものが少ししか残らないほど売れた。
残りは私と菊太郎の夕餉として食べることにした。
今回菊太郎には用心棒以外も大活躍だったので多めに給金を払った。
金をもらったらウキウキと賭博場がある方に走って行った。
私は居酒屋の後片付けをして長屋に帰った。
帰ったときには夕方だった。
夕餉の準備をして菊太郎を待った。
しかし帰って来ないので1人で食べて寝た。
そして時間が経過して朝になった。
寝て起きたらいつの間にか菊太郎が帰っていて何故か私が寝ている布団で私に抱きついて一緒に眠っていた。
菊太郎の方の布団もあったのに。
····まぁ間違えのだろうと思うことにして冷静に手を引っ剥がして脱出した。
····さて朝餉を作るか。
今日もいつもと同じ雑炊だが味を変えて塩味ではなく味噌味にした。
朝餉の匂いで菊太郎は目覚めた。
「ん·····いい匂いがする。」
「目覚めましたか、おはようございます。」
「おはよう。」
「今日も雑炊です。でもいつもの塩味ではなく今日は味噌味です。」
「へーそうか、いただこう。」
「召し上がれ。」
食べ終わった。
「お菊ちゃん来たよ~あれ、そこにいる無愛想な男は旦那かい?」
「違いますよ松之助さん。今日からこの店の用心棒として雇った菊太郎です。」
「用心棒?強そうに見えないな。なぁみんなもそう思うだろ。」
「まぁ確かに。」「弱そう。」「それに小汚い。」
そう言われてから菊太郎のこめかみに青筋が·····
これは不味いと思い「でも昔は凄かったそうですよ菊太郎。」とフォローした。
「こいつが、ワッハハ」と松之助さんが笑ったら他の常連さんもつられて笑っていた。
····やばい青筋が大きくなっている。
菊太郎が爆発する前にこの話は終わらせねば。
「菊太郎を茶化すのもそれぐらいにして何か頼んでくださいよ。」
「まずはいつもの酒を」
「同じく」×3
「にごり酒ね。肴はどうします。」
「今日のおすすめは?」
「今日は菊太郎さんが荷物持ちしてくれたから野菜も魚も良いものが手に入ったよ。おすすめは鯵の干物、芋の煮ころばし、きらず汁、田楽、どじょう汁だね。」
「じゃあ芋の煮ころばし」
「田楽」「鯵の干物」「きらず汁」
「少々お待ちください。」
大忙し。
1人で大変なので菊太郎にお願いして酒だけ運んでもらった。
頼んだメニューは鯵の干物以外は温めるだけなのですぐに提供した。
鯵も開店前から七輪で焼いていたので少しの時間差で提供できた。
「お待たせしました。芋の煮ころばし、田楽、鯵の干物、きらず汁です。」
「お菊ちゃんお手製の芋の煮ころばし酒がすすむ。」
「田楽も美味しい、味噌がいい。」「鯵の干物も最高。」
「きらず汁も二日酔いにちょうどいい。」
「それは良かったです。じゃんじゃん食べて金を落としてくださいね。」
「よっ!商売上手。」
「もう松之助さんにそんなこと言われると照れますよ。」
「へっへっ」
常連さんといつものノリをしていたらいつの間にか客が増えてきた。
匂いにつられて増えたのかもしれない。
これだとさばききれないので接客は菊太郎にまかして料理をどんどん作った。
常連さん達は気を使ってお金を払って帰っていった。
しばらくてんてこ舞いで大忙し。
菊太郎の手伝いもあり無事に営業を最後までやり遂げた。
作ったものが少ししか残らないほど売れた。
残りは私と菊太郎の夕餉として食べることにした。
今回菊太郎には用心棒以外も大活躍だったので多めに給金を払った。
金をもらったらウキウキと賭博場がある方に走って行った。
私は居酒屋の後片付けをして長屋に帰った。
帰ったときには夕方だった。
夕餉の準備をして菊太郎を待った。
しかし帰って来ないので1人で食べて寝た。
そして時間が経過して朝になった。
寝て起きたらいつの間にか菊太郎が帰っていて何故か私が寝ている布団で私に抱きついて一緒に眠っていた。
菊太郎の方の布団もあったのに。
····まぁ間違えのだろうと思うことにして冷静に手を引っ剥がして脱出した。
····さて朝餉を作るか。
今日もいつもと同じ雑炊だが味を変えて塩味ではなく味噌味にした。
朝餉の匂いで菊太郎は目覚めた。
「ん·····いい匂いがする。」
「目覚めましたか、おはようございます。」
「おはよう。」
「今日も雑炊です。でもいつもの塩味ではなく今日は味噌味です。」
「へーそうか、いただこう。」
「召し上がれ。」
食べ終わった。
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