異世界大家族〜お母さんは大変です

第123話 子供視点10⑦

〈ｶﾞﾁｬ〉
　
7つ子　「ただいま～」

ナーダ　「ｹ··アンタ達おかえり、夕食はもう出来てるわよ。」

7つ子　「お母さん、今『ケイ』って言いかけたでしょ？」

ナーダ　「別に·····そんなことないわよ。ケイがしばらく帰れないことはわかっているし。」

7つ子　「あっそ。」

ナーダ　「それよりさっさとお風呂に入りなさい。」

7つ子　「は～い。」

　
　数分後。　

〈····ドポンｯ〉

男連中　「ふぅ·······」

アインス　「お母さん、惚れ薬の効果がまだきれてなかったね。」

ドゥーエ　「まだ１日しか経過していないからしょうがないだろ。」

アインス　「·····そうだな。」　

ペンタ　「でも時間が経過すれば効果がきれるかはわからないけどな。」

アーニム　「確かに。『制作者が死ぬまで効果がきれない』とか『一定距離を離れないと効果がきれない』とかもあるかもしれないしね。」

ヘプタ　「そうかもな。」

アインス　「まぁどれも推測でしかないからしばらく様子見よう。」　　

アインス以外　「そうだな。」

ドゥーエ　「みんなごめん。話の途中だけど、アツいからもう出るわ。〈ｻﾞﾊﾟｯ····〉」

ペンタ　「早くね？さっき湯船に浸かったばっかりだろ？」

ドゥーエ　「よくわからないけど、この風呂いつもより熱くね？だから長居出来ないわ。」

ドゥーエ以外　「そう言われると確かに。」

アーニム　「わかった！」

アーニム以外　「何がわかったんだアーニム？」

アーニム　「いつも風呂に入らないフラムがおいら達の足元で寝てる。」

アーニム以外　「え！マジ？······あっホントだ。」

フラム　「···········zzz」

ヘプタ　「何でこんなとこにいたんだろう·····」

アインス　「　わからん。でもフラムの体温で俺達の足がこのままだと火傷することはわかるから出よう〈ｻﾞﾊﾟｯ····〉」
　
アインス以外　「そうだな〈ｻﾞﾊﾟｯ···〉」