異世界大家族〜お母さんは大変です

メタボ戦士

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第203話 子供視点16⑤

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   時は少し遡る。

〈ボォ~〉

? 「いいよペンタ。」

ペンタ 「ありがとうございます。レオーネ先生」

レオーネ 「次アーニム。」

アーニム 「はい!火球ファイヤーボール

〈ブゥウォ~〉

レオーネ 「やるじゃない♪ちゃんと精霊と仲良くしているのね。」

アーニム 「はい、そのお陰で使える魔力量が増えましたね。」

レオーネ 「流石ね!まぁそのまま研鑽を積みなさい。」

アーニム 「はい。」

ペンタ 「いいな~アーニム。」

アーニム 「まぁねwでもペンタも魔力は5人の男兄弟の中では真ん中じゃん。」  

ペンタ 「そうだけど、いまいち特徴がないから嫌だな。」

アーニム 「そっか·····どんまいw」

ペンタ 「やな奴w」

レオーネ 「君達、私語は慎んでね。」

ペンタ&アーニム 「すみません。」

レオーネ 「わかってくれたならいいわ。さて次のステップに入るけど、君達は家や学校できょうだいで対戦をしたことがある?」

ペンタ 「学校ではないですけど、家では喧嘩をするときに魔法や肉弾戦を繰り広げてますね。」

レオーネ 「そうなのね。」

アーニム 「はい。」

レオーネ 「じゃあ問題はないわね。今から君達には魔法なしで戦ってもらうわ。」

ペンタ&アーニム 「えっ····身体強化なしで·····」

レオーネ 「もちろんw」

ペンタ 「しょうもない戦いになりますよ。」

アーニム 「おいら達はアインスと違って鍛えていないしね。」

レオーネ 「問題ないわ。はじめからそういうことは期待していないから。」

ペンタ&アーニム 「そうなんですか。」

レオーネ 「そうよ。まぁ始めて。」

ペンタ&アーニム 「はい。」

ペンタ 「やぁ~〈ペタン〉」

アーニム 「たぁ~〈ペタン〉」

レオーネ 「君達、真面目にやってる?」

ペンタ&アーニム 「もちろん。アインスじゃないから身体強化がないとこんなものですよ。」

レオーネ 「そうなのね。じゃあ一旦やめて。」

ペンタ&アーニム 「はい。」

レオーネ 「君達には実践は早かったのね。しょうがない·····初等部の校庭を10周走ってきて。」

ペンタ&アーニム 「身体強化なしで?」

レオーネ 「もちろん♪」

ペンタ&アーニム 「死んじゃうよ。」

レオーネ 「大丈夫大丈夫·····頑張って♪」

ペンタ&アーニム 「はい····」

 ·······逆らえないな。
 
 笑顔だけど殺気が·····
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